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2017年1月

つまみも食事も炒米粉 … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

炒米粉


 久しぶりの「第一亭」。

 定番の「ホルモン炒め」(600円)などをいただいたあと、最後に注文したのは、つまみと〆の食事を兼ねた一品、「炒米粉ビーフン」(750円)だ。

 カウンター席のとなりに座っているおじさんが注文した「チャーハン」(スープ付き、600円)も美味しそうで、ちょっと迷ったんだけれど、やっぱりビーフンにひかれた。

 具がたっぷりと入っていて、とてもいいつまみになるのと、ビーフンならではの麺の食感が好きなんだ。

 ボリュームたっぷりなのもいいね。

 日曜日の今日は、野毛近くのホテルで目覚め、しばらく野毛の街を散策したあと、開店時刻の午前11時半に、口開けの客として「第一亭」に入ったのだった。

 お店のみなさんに、遅ればせながらの新年のごあいさつをさせていただき、カウンター席の一角に腰を下ろした。

 まずは瓶ビール(キリンラガービール中瓶550円)をもらって、つまみは大好物の「ホルモン炒め」からスタートした。

 ホルモン炒めは、ひと口大にカットしたシロ(豚の腸)を中華鍋でゴォ~ッと炒め、自家製の味噌ダレで味付けしたもの。

 シロというと、下ゆでしたものを使うのが一般的だが、ホルモン炒めに使われるシロは、下ゆでしていない「生」のシロである。これがこの料理の大きな特徴で、できあがったシロのプリップリの弾力感は、「生」から炒めたものならでは。

 こうやって、「生」のシロを使うには、臭みが出ないようにするために、徹底的に洗浄する必要があるんだそうな。最後はビールで洗うんだって!

 調理はあっという間だけれど、その前の準備段階にかかる手間ひまが半端じゃない。だからこれだけうまいんだろうな。

 ちなみにここ「第一亭」には、より一般的な「下ゆでしたシロ」を炒めた、「もつ炒め」(600円)という料理もある。ぜひ「ホルモン炒め」と「もつ炒め」の両者を食べ比べてみてください。

 シロそのものもさることながら、その味噌ダレがまたいい。

 『この味噌ダレを、ぜ~んぶ食べきる方法がないだろうか』と考えて、「冷奴」(300円)をもらうことにした。

 冷奴には、かつお節と刻みネギがトッピングされているが、それらも一緒にホルモン炒めの味噌ダレの中に投入して、たっぷりとタレをまぶしていただく。よしっ。予想どおりだ。豆腐って、なんにでも合うなあ。

 飲みものは、すでに焼酎のウーロン割り(500円)に移行している。

 そのウーロン割りをおかわりして、おつまみ兼、〆の食事として炒米粉を注文したのだった。

 開店直後こそ、客も私ひとりで静かにスタートしたものの、30分もしないうちに、すっかり満席。

 今もなお、「孤独のグルメ」の影響が強いのか、「チート(豚胃)のしょうが炒め」(600円)や「パターン(オリジナルのニンニク醤油冷麺)」(スープ付き、600円)の注文が多い。

 パターンなんて、もともと店員さんの「まかない」用だったので、今でもメニューには載っていない。いわゆる「裏メニュー」である。なのに、ほとんどの人が注文してるのが面白いね。

 ゆっくりと2時間近くおじゃまして、今日のお勘定は3,200円なり。どうもごちそうさんでした。

 お店のみなさんのお元気そうな姿にも安心いたしました。

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台湾料理「第一亭」 / 店頭のショーケース / まずは中瓶ビール

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メニュー / ホルモン炒め / 焼酎のウーロン割り

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ホルモン炒めの味噌ダレに / 冷奴を / からめていただく!

店情報前回

《平成29(2017)年1月22日(日)の記録》

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ハマに開いてもう5年 … BAR「野毛ハイボール」(日ノ出町)

ハイボール


 「ホッピー仙人」を出て、同じ都橋商店街の2階を、6軒ほど海側へと進むと、208号室で営業しているのが「野毛ハイボール」だ。

 「野毛ハイボール」は、深夜0時までの営業。時間的には、まだ大丈夫だ。

 しかし問題は席が空いているかどうかだ。

 なにしろ店内は、カウンター8席程度のみと、定員がとても少ない。

 「どうかな?」と思いながら扉を開けると、カウンターの奥のほうのベンチシート部分に空きがあった。よしっ、これでひと安心だ。

 いちばん奥の席に座り、まずは店名にもなっているハイボール(800円)を注文する。

 この店のハイボールは、『神戸スタイル』と呼ばれている、氷なしのウイスキーハイボール。飲み始めから、飲み終わりまで、味(特にアルコール度数)が変わらないのが大きな特徴だ。

 「野毛ハイボール」の店主、ハルさんこと、佐野晴彦(さの・はるひこ)さんは、かつては我われと同じサラリーマン。野毛のご自宅から、銀座の職場へと通勤されていた。

 ハルさんは、これまた我われと同じく『居酒屋ブロガー』でもあって、通勤中に飲み歩かれた酒場の情報を、ご自身のブログ、「銀座とハマで飲んでます。」にも記録されていたのだ。

 当時は横浜の酒場の情報はあまりなくて、ハルさんのブログには、ずいぶんお世話になったものだった。

 当時のハルさんの、銀座での行きつけの店が「ロックフィッシュ」だった。

 「ロックフィッシュ」で神戸スタイルのハイボールに出会い、ついには脱サラして、ご自身で神戸スタイルのハイボールの店、「野毛ハイボール」を開店するに至ったのでした。

 それが平成23(2011)年12月2日のことだったので、先月で創業5年。今は開業6年めに入り、店もすっかり安定・定着している。

 定番のお通し(サービス)である、カレー風味の「えびせん」を、ポリポリとかじりながらハイボールをいただいていると、入口扉が開いて入ってきたのは、さっき「ホッピー仙人」でもお会いしたK井さんだ。みんな考えることは同じだなあ(笑)。

 こちら「野毛ハイボール」でも、となり同士になり、私は2杯めの飲みものとして、モスコミュール(900円)をもらう。

 看板に「Ice-Less Highball & Moscow Mule」と書かれているとおり、ハイボールとモスコミュールは、この店の2大看板メニューなのだ。

 ゆっくりと2時間ほどの酒場浴。今夜のお勘定は1,700円なり。

 どうもごちそうさま。K井さん、他の常連のみなさん、お先に!

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「野毛ハイボール」 / モスコミュール / 店の看板

店情報前回

《平成29(2017)年1月21日(土)の記録》

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都橋商店街の2階中央 … 「ホッピー仙人」(日ノ出町)

都橋商店街


 「有吉ジャポン」での「京急線沿線の煮込みの店」の収録を終えて、そのまま東京へ戻るロケ隊のみなさんとは別れて、私は電車で日ノ出町駅へ。

 今年に入って初めてやってきた横浜なので、顔を出してごあいさつをしておきたい店があるのだ。

 そのうちの1軒は「ホッピー仙人」なんだけど、日ノ出町駅に到着した時点で、すでに閉店時刻である午後10時過ぎ。大丈夫か!

 少なくとも後片づけ中であれば、仙人(=店主)に直接ごあいさつをすることができるんだけどなあ。

 スタスタ、スタスタと、できる限りの早足で「ホッピー仙人」のある都橋みやこばし商店街へと向かう。

 商店街というと、道路の両側にたくさんの商店がずらりと並んでいる様子を想像する方が多いと思うのだが、都橋商店街は、それとはちょっと違う。

 横浜市内を流れる大岡川が、横浜湾へと流れ込む少し手前。川がを描いて曲がっているその岸に、川と同じく弧を描いて建てられた2階建てのビル。このビル1棟丸ごとが都橋商店街なのだ。

 ビルの中は均等に九尺二間くしゃくにけん(2.7m×3.6m、3坪、約6畳)ごとに切り分けられていて、1階に30店、2階に30店の、合計60店舗が営業をしている。

 かつては雑貨屋さんが多かったらしいのだが、今はほとんどが飲食店だ。

 都橋商店街は、昭和39(1964)年の東京オリンピック開催に当たって、近隣の露天商を立ち退かせたときに、彼らに商売の場所を用意するために、横浜市が建築した。

 その外観から「ハモニカ横丁」とも呼ばれ、レトロな雰囲気と相まって、横浜観光の目玉にもなっている。

 それでいて家賃も安い(1階が35,000円/月、2階が30,000円/月ぐらいらしい)ので、野毛への出店を目指す若者たちにも大人気で、一般公募だと2年以上待たないといけないぐらいの状況らしい。

 「ホッピー仙人」は、そんな都橋商店街の2階中央部(214号)にある。

 そしてもう完全に店頭の灯りは消えている。

 「まだいるかな?」と思いながら、入口の扉に顔を近づけると、店内で話している人たちの声が聞こえてきた。よしっ!

「こんばんは。閉店後にすみません。今年もよろしくお願いします」

 と店内に入ると、仙人と、何人かの常連さんたちが後片づけをしているところ。

 今日使ったホッピーの空き瓶をカウンターの外の箱に入れ、逆にカウンターの外の新しいホッピーを、1本ずつきれいに拭きながら、店内の冷蔵庫へと整列させていく。このずらりと並ぶ瓶入りホッピーが、明日の営業で使われるのだ。

 これら瓶のホッピー(白・黒、1杯500円)に加えて、サーバーのホッピー(樽詰めホッピー、白・黒・ハーフ&ハーフ、1杯500円)も出るんだから、全体としてはものすごい量だ。

 日本で一番ホッピーが売れている個人店は、ここ「ホッピー仙人」に違いないと、私はいつも思っている。

 ちょっとごあいさつだけして帰ろうと思っていたのに、仙人がホッピー(サーバーの白)を1杯、作ってくれた。うわぁ、ありがとうございます。

 きっちりと、ホッピービバレッジ株式会社が推奨する分量で作られた、正統派3冷ホッピー。

『ホッピーの開発者がねらった味は、この味なんだな!』

 というホッピー本来の味を、改めて感じることができるホッピーなのだ。

 とはいうものの、もう閉店時刻を過ぎているので、できるだけ大急ぎでググゥ~ッといただいて、今年初めての「ホッピー仙人」をあとにした。

 遅い時間にすみませんでした。どうもごちそうさま。

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ホッピーを作ってくれる仙人 / サーバーの白 / 昼間の都橋商店街

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《平成29(2017)年1月21日(土)の記録》

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〔お知らせ〕テレビ番組放送のご案内「有吉ジャポン」(2月3日(金))

有吉ジャポン


 2月3日(金)の深夜、24:20~24:50に放送予定の、TBS「有吉ジャポン」の中で流れるVTRに、ちょこっと登場する予定です。

 今回、番組で取り上げるのは、京急線沿線の「もつ煮込み」が美味しいお店。題して『京急もつ煮ライン』とのこと。

 各店の「もつ煮込み」を味わっていただくのは、このところ大ブレーク中の人気ファッション誌JJの専属モデル・滝沢カレンさん。実際にお会いすると、ものすっごい美人で驚いた!

 しかもカレンさん、もともとホルモンが大好きで、なかでも『ギアラ(牛の第4胃、赤センマイ)がいちばん好き』という本格派である。

 「もつでは何が好き?」と聞かれて、「ギアラが1番!」って答えられる女子。なかなかいませんぜ。

 私はそのカレンさんに、『もつマニア』という立場で、京急沿線にある人気店の「もつ煮」の特徴や楽しみ方を指南する役目。

 ぜひご笑覧いただけるとありがたいです。

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閉店時刻までの1時間 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

しょうがみょうが


 仕事関係の飲み会を終えて、西武新宿線・野方駅に着いたのは午後11時ちょっと前。

『よしっ。「すっぴん酒場」の閉店時刻まで、まだ1時間ほどある。降りよう!』

 自宅最寄り駅は、数駅先だが、ここで途中下車した。

 野方駅南口の階段を降りて、そのまま直進気味に交番と薬局の間の路地(ときわ通り)に入る。少し先、左手にある「きさぶろうのやきとり」や「第三秋元屋」の前を通過し、突き当たり(左手前角がダイニングバー「野方インター」)を左折する。

 右手、お好み焼「ぱある」の先にある、パチンコ屋の角を右に折れて小さな坂を上ると、左側にあるのが「野方笑い地蔵尊」だ。

 この小さな地蔵堂は、戦後すぐの昭和22(1947)年に建立。以降、野方の街はこの笑い地蔵とともに発展してきたそうだ。

 そして突き当りを右に曲がると、「すっぴん酒場」の前に出る。

 野方駅からは、おそらくこのルートがもっとも近い。

 このルートで行った場合、駅からの距離は200mちょっと。歩いて4分かかるかどうかといったところだ。

 11時の店内は、さすがに客もそれほど多くはない。

 外は寒かったけれど、今日もやっぱり黒ホッピー(450円)だ。ちなみに、この店のホッピーは「黒」しかなくて、氷がたっぷりと入ったジョッキの焼酎と一緒に出してくれる。

 ナカ(おかわり焼酎、250円)をもらうたびに、ジョッキのふちまでホッピーをついでも、ソト1に対して、ナカ4ぐらいになる。ナカは目分量で入れてくれるが、けっこう濃いのだ。

 今日は残り時間も少ない(閉店まで1時間しかない)ので、飲んでできた空間に、時々ホッピーをつぎ足しながら、ソト1・ナカ2のペースを目指すことにする。

 キャッシュ・オン・デリバリー(商品と引き換え払い)の立ち飲み屋としては珍しく、この店ではお通し(100円)が出される。たいていは自家製のお新香(キュウリと大根の盛り合わせ)なんだけど、そのお新香が品切れになっている場合には、ミニ盛りのポテトサラダが出される。

 焼きものはいつも、レバ、シロ、チレ(各100円)から入るのだが、時間が遅いこともあって、今日はすでにチレが売り切れている。レバとシロだけをお願いした。

 この店では、焼きものの味付け(塩、タレなど)を指定する人は少ない。常連さんたちは、ほぼ指定しない。基本的に店主におまかせなのである。

 そうすると、レバとシロはタレで出してくれる。(ちなみにチレは塩焼きとなる。)

 まず最初にレバが出てきて、その安定的なうまさに「ん~~、今日もうまいっ」とうなったところへ、一番人気のシロがやってくる。

 サクッと焼けた表面にタレがからみ、内側はチュルンとやわらかい。この食感が絶妙なんだなあ。シロを何本も注文する人がいるのも、十分に納得できる。

 ナカをもらって、焼きものは「しょうがみょうが」(200円)と「チーズつくね」(150円)を注文する。

 「しょうがみょうが」は、店主が考案したオリジナル商品。その名の通り、生姜しょうが茗荷みょうがを豚肉で細巻きにしたものを、1串にずらりと6個並べて刺して焼き上げたもの。

 カリッと脂っこい豚肉を噛みしめると、なかからホワンと生姜・茗荷の香りが口中に広がるのだ。

 今は他のもつ焼き屋さんにも、「肉巻しょうが」とか、「紅ショウガ肉巻き」といったメニューが並ぶようになっている。うれしい限りである。

 最後に「チーズつくね」。チーズをツクネでくるんで焼き上げたもので、ツクネの中から、チーズがとろりと出てくるのがいいんだね。コクを感じる一品である。

 予定どおり、ソト1・ナカ2で飲み終えて、現在の時刻は午後11時58分。結果的に、すばらしい時間配分となった。

 そして今夜の支払い総額は1,350円なり。どうもごちそうさま!

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やきとん「すっぴん酒場」 / お通しと黒ホッピー / れば

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しろ / しょうがみょうが / チーズつくね

店情報前回

《平成29(2017)年1月20日(金)の記録》

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〔お知らせ〕「酒場人 Vol.3」(1月31日発売)

酒場人 Vol.3


 1月31日に「酒場人 Vol.3」(オークラ出版、1,180円+税)が発売になります。

 私も、この中の「酒場人的 名酒場案内」という特集で、呉(広島県)の酒場を紹介させていただいています。

 あ!

 今回の記事については、改めて取材させていただくことなく書かせていただきました。事後のご承諾を、よろしくお願いいたします。>呉の酒場のみなさま

 本全体の内容は次のとおりです。


■巻頭特集
ふらり、日帰り、酒の旅
~ほろ酔い気分で楽しくぶらぶら。大人の遠足にでかけよう~

・ユザーンさん(タブラ奏者)と川越
・原田ちあきさん(漫画家)と奈良
・つちもちしんじ(イラストレーター)さんと青梅
・YMCKみどりさん(ミュージシャン)と横須賀
・酒の穴(パリッコ×スズキナオ)と高尾山


■特集
酒場人的 名酒場案内
~極私的におススメしたい、逆に好き過ぎてあんまり教えたくない名店たちを大紹介! ~

・相原景子/北海道旭川&美瑛
・ナンセンス イザワ/山形
塩見なゆ/銀座
・甲斐みのり/静岡&名古屋
・セクメトまゆみママ/京都
・スズキナオ/大阪
浜田信郎/広島呉
・常盤響/福岡
・MCウクタダとMCiknow/那覇


■酒場人インタビュー

・しりあがり寿(漫画家)
・もえのあずき(アイドル)
・立川吉笑(落語家)
・小宮山雄飛(ミュージシャン)


■連載・コラム執筆陣
豪華すぎるラインアップ! !

・ルノアール兄弟「ストリート系メンズファッ酒ンのすすめ」
・スズキナオ「今夜もはぐれ酒」
・信濃川日出雄「山と酒」
・玉置豊「酒の『肴』を捕まえる」
・スケラッコ「しょうゆさしの今日ものみたい気分」
・大木テングー「銭湯発酒場行き」
・かせきさいだぁ「旅ゆけば飲み歩き」
・とみさわ昭仁「酔っぱらうことはなんてかっこ悪いんだろう」
・安田理央「オトナのひとり酒」
・金原みわ「酒と旅」
・ラズウェル細木「酒場の隅隅」
・本橋隆司「立ち食いそばで楽しむ一杯」
・刈部山本「ギャンブルイーターが行く」
・ミドリカワ書房「もつやき玄ちゃん」
・パリッコ「酔太郎電鉄」
・清野とおる「清野とおるが"赤"以外の街で飲む! 【目黒編】」
・谷口菜津子「怠惰つまみ」


■みんな大好き! キンミヤ焼酎物語
今や大人気の「キンミヤ焼酎」その知られざるエピソードに迫る!

■えるえふると晩酌 銀紋
今一番熱い「ニューウェーブ大衆酒場」ってなんだ?

■天国酒場FILE/井の頭公園・井泉
vol.2で大反響だった「天国酒場」。今回も紹介します!

■酒の穴通信

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懐かしのピッカーニャ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ピッカーニャ


本日のメンバー ブラジルに一緒に赴任していたメンバー2人と一緒に、日比谷は帝劇ビルの地下2階にあるブラジル料理屋、「カフェ・ド・セントロ」にやってきた。

 懐かしのピッカーニャ(牛イチボ肉)をハーフサイズ(250g、2,052円)で注文すると、焼きあがったピッカーニャのお供に、なんとファロッファとヴィナグレッチが付いてきた。

 どっひゃぁ~っ!

 ピッカーニャもさることながら、ファロッファとヴィナグレッチのほうがもっと懐かしいぞ。

 日本に帰国して、はじめて見た。というか、日本にもあるんだねえ!

 ファロッファ(Farofa)というのは、キャッサバ芋をすりおろして乾燥させた粉を炒めたもの。ザラザラ、カリカリとした食感で、味はほとんどない。

 ヴィナグレッチ(Vinagrete)は、トマト、タマネギ、ピーマン、コリアンダーなどの野菜をみじん切りにして、お酢でまとめたもの。お酢はうっすらと効いている程度で、それほど酸っぱくはない。

 食べ方としては、ファロッファは肉にまぶして一緒に食べ、ヴィナグレッチは肉の合いの手にちょこちょこつまむ。ヴィナグレッチも肉にかける人もいる。

 ブラジルでは、肉を焼くときに、かなり大量の岩塩で味付けするので、できあがった肉もかなりしょっぱい。これにファロッファをまぶすと、舌に感じる塩っ気がマイルドになって食べやすいのだ。

 でも「食べやすい」だけで、けっして塩分濃度が減っているわけではない。

 その意味で、肉とファロッファの関係は、焼酎と梅シロップの関係に似ているかもしれない。梅シロップは焼酎を飲みやすくしてくれるけど、けっしてアルコール度数を下げてるわけではないもんね。

 そしてヴィナグレッチは、肉を食べる合い間、合い間に添えられたスプーンですくっていただく。ミニミニサラダみたいな感じかなあ。

 主役のピッカーニャは、とってもやわらかくて、ブラジルのピッカーニャほどしょっぱくない。このままで十分に美味しい。

 だから本来はファロッファをかける必要もないぐらいなんだけど、懐かしさに打ち震えながら、ファロッファをかけていただいた。

 そして飲みものはもちろん、ブラジルを代表するカクテル、カイピリーニャ(Caipirinha)だ。

 カクテルと言っても、8つぐらいに切り分けたライム(あればブラジルレモン)を、小さなすりこぎ状の棒でつぶして、砂糖を加え、カシャーサ(サトウキビから造った蒸留酒)と混ぜて、クラッシュドアイスをたっぷりと入れたロックグラスに入れたらできあがるという簡単なもの。この作り方から砂糖を抜くと、より呑兵衛向けになる。

「たくさん飲むんなら、ボトルを入れたほうが安いよ」

 前回、そう教えてもらったので、今回は最初からカシャーサのボトル(1リットル瓶が3,024円)と、カットライム(378円)をもらって、自分たちでカイピリーニャを作った。

 ちなみにこの店のカイピリーニャは1杯648円。みんなで6杯以上飲むようであれば、ボトルを入れたほうが安くつくのだ。

 つまみのほうは、まずはポテトフライ(Batata Frita、410円)に、干し鱈のコロッケ(Bolinho de Bacalhau、540円)、そして冒頭でご紹介したピッカーニャグリル・ハーフをもらってひとしきり飲んだあと、フェイジョアーダ(Feijoada、大1,814円)とブラジルソーセージ(Calabresa Acebolada、626円)、キャッサバ芋のフライ(Mandioca Frita、626円)を追加注文。

 フェイジョアーダは豚の足、耳、皮などの部位や、ブラジルソーセージ、牛肉などを黒豆と一緒に煮込んだブラジル伝統の料理なんだけど、この店で食べると洗練されてて上品だねえ。いくらでも食べられそうだ。

 最後の〆は、やっぱりムケッカ(Moqueca Baiana、大2,678円)だ。

 これは魚介類を、パーム油とココナッツミルクで煮込んだもの。これもさっきのフェイジョアーダと同じように、ごはんにかけていただく。

 今まで食べたムケッカの中では、この店のムケッカがもっとも美味しいと思っている。

 ただし私自身は、残念ながら日本ではここでしかムケッカを食べたことがないし、ブラジルに単身赴任していたときも、せいぜい4~5軒の店でしかムケッカは食べていない。

 だから、「もっとも美味しい」といっても、5~6軒の中での話です(大爆笑)。

 おぉ~っ。やばいっ。気がつけばもう午後10時半。4時間半も居座っちゃったぜい。そろそろ帰らなきゃ。

 カシャーサのボトル(1リットル瓶)も、残りはもう、ほんのわずかだ。

 お勘定は3人で15,496円(ひとり当たり5,200円弱)。すっかり酔っ払って、満腹になって家路についた。

 どうもごちそうさま。近いうちに、きっとまた来ます!

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ブラジルビールで乾杯 / 紙ナプキンもブラジル風 / バタタ・フリッタ(ポテトフライ)

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干し鱈(バカリャウ)のコロッケ / カシャーサをボトルでもらい / カイピリーニャを作る

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ピッカーニャ(イチボ) / ヴィナグレッチとファロッファを / 肉にまぶして

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ブラジルソーセージの玉ねぎ炒め / フェイジョアーダは / ごはんと一緒に

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マンジョッカ・フリッタ / ムケッカ・バイアーナも / ごはんと一緒にいただく

店情報前回

《平成29(2017)年1月19日(木)の記録》

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酒好きよりも酒場好き … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

みんなで盛り上がる


 ほとんどのサラリーマンがそうであるように、私もお酒を飲むときは職場の近くか、自宅の近くで飲むことが多い。

 仕事の仲間たちと行くときは、圧倒的に職場の近くが、自分ひとりのときは自宅の近くが多いのである。

 あらためて仕事帰りのサラリーマンを観察してみると、本当の酒好きは、ひとりでも職場の近くで飲んでることが多いようだ。

 仕事を終えて、家まで帰りつくのが待てないぐらい、お酒を欲してるんだろうな。

 このタイプの人たちは、酒場に行きたいわけではなくて、とにかくお酒がほしい。

 だからコンビニでお酒を買って、そこに設置されてるテーブルで飲んだり、駅の売店で缶ビールやカップ酒を買って、立ったままキューッとやったりしている。

 しかもみんな、飲むのが早い。カップ酒なんか一気に飲みきってしまう。

 「お酒を味わう」のではなくて、「アルコールの補給」って感じ。

 こういう様子を見ていると、自分はやっぱり「好き」というよりは「酒場好き」なんだろうなあと再認識する。

 そして今日も、自宅近くの野方のがた駅で途中下車して、「すっぴん酒場」へと向かうのであった。

 店に着いたのは午後7時過ぎ。

 今日も店内では、Sさんをはじめ、多くの常連さんたちが立ち飲んでいる。みんな、ほぼ毎日のように、この店にやってきてるんだそうな。

 私もいつものようにホッピー(黒のみ、450円)と、レバ、シロ、チレ(各100円)を注文し、お通し(100円)のお新香をつまみながら焼き上がりを待つ。

 そしてみんなでワイワイと盛り上がる。

 特段の話題があるわけではない。カウンターを囲んでの、男たちの(女もいるが)井戸端会議である。

 お酒を飲んで、みんなで大笑いすることで、気分がパァーッと高揚するんだなあ。

 このことが「酒好き」よりも「酒場好き」になった理由のひとつなんだと思う。

 ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、250円)をもらって、煮込み(400円)を注文する。

 ほとんどの店は、煮込みは店内の大なべに、煮込み続けている状態でスタンバイされていて、注文するとすぐにそれを小鉢についでくれる。だからとっても出るのが早くて、1品めのつまみとしてちょうどいい。

 ところが、ここ「すっぴん酒場」の煮込みはそうではない。

 ある程度まで煮込んだものを、容器に入れて冷蔵保存していて、注文を受けてから、そこからひとり分を小鍋に取り、豆腐を追加して、あらためて煮込んでいく。

 グツグツ、グツグツとしばらく煮込んでから、小鉢によそい、刻みネギをトッピングしたらできあがり。

 うまいんだなあ、これが。

 ほとんどのもつ焼き店で、煮込みは年中いつでも食べられるが、暑さの夏よりは、やっぱり寒さの冬のほうが美味しく感じるよね。

 ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ4での支払い総額は、ちょうど2,000円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / お通し(お新香)と黒ホッピー / れば

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ちれ / しろ / 煮込み

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《平成29(2017)年1月18日(水)の記録》

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煮込みの汁で冷やっこ … もつ焼「ホルモン」(沼袋)

煮込みの汁で冷やっこ


 最近、もつ焼き店が増殖中の沼袋。

 今日はその中の最古参、昭和39(1964)年創業の「ホルモン」にやってきた。

 飲みものは焼酎(250円)をもらい、つまみにはお新香(120円)と煮込み(350円)を注文する。

 なにしろ今日は寒かったからねえ。さっと出てきてあったかい煮込みは、とてもうれしいのだ。

 ここの煮込みは豚もつ100%。豚もつじゃないのは、トッピングの刻みネギだけである。

 その豚もつの種類は多く、しかも比較的小さく切り刻まれているため、チマチマといろんな味、いろんな食感を楽しむことができるのが大きな特長だ。

 飲みものとしてもらった焼酎の銘柄は「サッポロ☆焼酎」。むかしの「万上焼酎」(キッコーマン)である。

 平成18(2006)年にキッコーマンからサッポロビールに焼酎事業が譲渡されたときに、「万上」のブランドは、酒類調味料製造のためにキッコーマンが保有することになったため、「サッポロ☆焼酎」に名称変更したもの。

 ここ「ホルモン」では、「万上焼酎」時代から、焼酎は一貫してこれである。だから名前は変わったけど、味は変わっていない。

 焼酎と一緒に出してくれる梅シロップをちょっと垂らしていただくと、とっても飲みやすくなる。(でも、飲みやすくなるだけで、けっしてアルコール度数が低くなるわけではないのでご注意を!)

 焼酎をおかわりして、つまみに「やっこ」(270円)をもらう。

 前に煮込みをいただいたときに、店主から「豆腐(やっこ)を注文して、残った煮汁の中に入れるお客さんもいますよ」という話を聞いて、「それはぜひやってみなきゃ」と思っていたのだ。

 ここの豆腐は、すぐ近所にある明治30(1897)年創業の「尾張屋豆腐店」の手造り豆腐。だから、そもそも豆腐自体がとってもうまい。

 その豆腐を、もつ煮込みの煮汁にからめるんだから、うまくないわけがない。

 3杯めとなる焼酎をもらって、もつ焼きは、アブラ、オッパイ、カシラを1本ずつ(各120円)、塩で焼いてもらう。

 この店のアブラは、内臓の周りにある脂を串にさして焼いたもの。頭肉の中の脂肪の部分を使う店も多いが、それとは異なる食感と味わいなのだ。

 ゆっくりと2時間弱の酒場浴。今夜のお勘定は1,850円だった。どうもごちそうさま。

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もつ焼「ホルモン」 / 焼酎 / 煮込み

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おしんこ / やっこ / 煮込みの汁で冷やっこ

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あぶら、オッパイ、かしら / たんもと、はつもと、卵付きコブクロ / 3杯めの焼酎

店情報前回

《平成29(2017)年1月17日(火)の記録》

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サクッと7本、30分 … うなぎ「カブト」(新宿)

うなぎ串焼き


 久しぶりの新宿、久しぶりの思い出横丁で、やってきたのは鰻串焼きの「カブト」である。

 入口に扉はなくて、まるで屋台のような店内は、横に長いコの字カウンター15席のみ。

 その1席に腰をおろすと、すぐに店のおにいさんから「飲みものは?」と声がかかる。

 「焼酎(370円)をお願いします」と返事すると、

 「焼くのは一通りでいいですか?」とおにいさん。

 コクンとうなずくと、これですべての注文が終了である。

 メニューに並んでいる「うなぎ串焼き」は、「えり焼」(2本340円)、「ひれ焼」(2本340円)、「きも焼」(1本300円)、「一口蒲焼」(1本330円)、「れば焼」(1本300円)の5種類。

 この5種類すべてを、一通り焼いてもらうのが「うなぎ串焼き一通り」(5種7本で1,610円)。さっきおにいさんが聞いた「一通りでいいですか?」というのは、このことなのだ。

 一通りにしたからといって割引価格になるわけではなくて、単に注文が楽なだけである。

 もちろん一通りにせずに、1品ごとに注文することも可能である。1品ずつ注文すると、自分のペースで飲み食いすることができるので、そうしている常連さんも多い。(ただし「れば焼」は、単品で注文することはできない。)

 すぐに出されるお通し(サービス)のキャベツ漬けと、キンミヤ焼酎。

 カウンター上に置かれた醤油刺しに梅シロップが入っているので、これを好みで追加する。(間違えないように、醤油刺しには「梅シロップ」と書かれたシールが貼ってある。)

 その焼酎をひと口飲んだところで、あっという間に1品めの「えり焼」が焼けてきた。

 「えり焼」は、うなぎの首周りの肉を焼いたもの。カブトという名前で出してくれる店も多い。ここは店の名前は「カブト」なんだけど、カブトとは呼ばずに「えり焼」と呼ぶのだ。

 続いては「ひれ焼」。これはうなぎの背びれ、胸びれを集めて、串に巻いて焼いたもの。うなぎの串焼きの中では、私は「ひれ焼」がいちばん好きだなあ。

 「きも焼」は、ずらりとつながった、うなぎの内臓一式を焼いたもの。ほろりと苦いのと、内臓らしい弾力感がいい。焼酎がすすむ一品だ。

 「カブト」の創業は昭和23(1948)年。今年で創業69年を迎える老舗酒場である。

 そして出てきた「一口蒲焼」は、うなぎの身をひと口大にカットして、串に刺して蒲焼きにしたもの。うなぎの蒲焼きの串焼き版だ。ただし、蒸さずに焼き上げるので、うなぎの脂分も楽しめるのがいい。

 「かば塩」といって、同じものを塩焼きにしてもらうこともできる。こちらはうなぎの白焼きの串焼き版といったところか。

 そして最後に出されるのが「れば焼」だ。これは、うなぎの肝臓(レバー)を串焼きにしたもの。この1串に、なんと13尾分ものうなぎの肝が使われている。だから単品での注文ができないし、売り切れるのが早いのだ。

 「れば焼」が売り切れたあとは、「れば焼」抜きの一通りとなり、値段も4種6本分(1,310円)となる。

 今回もまた、さっくりと30分ほどの酒場浴。とにかく回転が速いのがこの店の特徴だ。だからいつも満席なんだけど、ちょっと待てば入れる。

 一通りと焼酎1杯で、お勘定は1,980円なり。どうもごちそうさま。

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お通しのキャベツ漬けと焼酎 / えり焼 / ひれ焼

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きも焼 / 一口蒲焼 / れば焼

店情報前回

《平成29(2017)年1月17日(火)の記録》

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牛煮込みの甘みと旨み … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

煮込みとホッピー


 立会川の「鳥勝」にやってきた。

 店の前までは何度も何度もやってきてるんだけど、いつも満席。入れたことがない。

『月曜日の早い時間なら大丈夫なんじゃないか?』

 と思って、仕事が終わると同時にやってきた次第。現在の時刻は午後6時半。

 さあ、どうだ!

 横方向に2枚が連結されて、横長~くなっている暖簾のれんをくぐり、入口引き戸をガラリと開けて店内へと入る。

 いつものように「ひとりです」と口にするよりも前に、カウンター席に4~5席(カウンター席全体の半分ぐらい)の空席があるのが目に飛び込んできた。

「ひとりですけど、カウンター、どこに座ってもいいんでしょうか?」

 入口横の焼き台で、もつ焼きを焼いている店主に、そう声をかけると、「どこでもどうぞ」とのこと。一番奥の席に腰を下ろした。

 やぁ良かった。やっと「鳥勝」に入ることができた。

 店内は入口を入ってすぐに9席ほどのカウンター席があり、その奥に4人がけのテーブル席が5卓ほどならんでいる造り。全体では30人近く入れる計算になる。

 この店内を店主夫妻が二人で切り盛りしている。

 カウンター席にはまだ空きがあるものの、テーブル席はすでに、すべての卓に客が入っている状態。さすが人気店だ。

 まずはホッピー(360円)と煮込み(490円)を注文する。

 氷入りのホッピージョッキの半分ぐらいの高さまで焼酎が注がれ、それとは別にびんのホッピー(ソト)が出される。自分で割っていただく仕組みだ。

 カウンターの一番奥の席に座ると、ちょうど目の前が煮込み鍋。煮込みはその鍋から小鉢についで、刻みネギをトッピングして出してくれる。

 このスピード感がいいね。

 もつ焼き屋では、お通しは出ないことが多い。だからパッと出てくる煮込みやお新香(220円)は、お通し代わりの最初の1品として、ちょうどいいのである。

 ど~れどれ。

 ほう。煮込みの具材は牛シロだけ。

 その牛シロにはたっぷりと脂肪分がついてて、甘みも旨みも濃厚なんだけど、けっしてくどくはない。

 口の中いっぱいに牛シロの甘みと旨みが広がったところで、ホッピーをグイッといく。

 これで口の中の甘みと旨みがリセットされたところへ、また牛シロを投入する。

 っくぅ~っ。いいねえ。牛シロとホッピーの無限ループが止まらない。

 この感覚、どこかで味わったことがある。そう、木場の「河本」だ。

 「河本」も、甘みと旨みが濃厚な牛シロの煮込みとホッピーの組み合わせが絶妙だった。

 営業を一時休止した後、女将の義妹いもうとさんが営業を再開してくれているが、いまだ煮込みは復活していない。

 あの煮込みとホッピーのバランスは、しばらく味わえないのかと残念に思っていたものだが、ここ「鳥勝」で、その「うれし懐かし」の組み合わせに遭遇できた。

 煮込みをつつきながら、この店の看板メニューである「やきとり」(=もつ焼き)も注文する。

 先にも書いたとおり、大人気の店内を、ご夫婦二人だけで切り盛りされているので、注文は店内のそこここに置かれている小さな紙に記入して、お二人のどちらかに手渡す仕組み。このやり方だと、注文の聞き違いが少なくていいよね。

 レバーとシロをタレで、ガツとテッポウを醤油で、それぞれ1本ずつ注文した。

 毎朝、品川の食肉市場から仕入れてくるという「やきとり」は、なんと1本80円という安さである!

 アルバイト店員さんに入ってもらうと、どうしてもその費用を料金に転嫁せざるを得ない。なんとか低価格で抑えようと、忙しくてもご夫婦二人でやってるんだそうな。なんともありがたい話である。

 口で言うのは簡単だけれど、実はもつ焼き屋の労働時間は長い。

 朝5時から仕入れを行い、夕方の営業開始に向けてコツコツと仕込みをする。牛煮込みも早くから煮込み始める。あっという間に午後4時半の営業開始時刻を迎える。9時までの営業が終わったら後片付けを行って、やっと眠れたと思ったら、もう翌朝の5時がやってくる。

 これをぜ~んぶ二人でやるんだから大変だ。

 みんなが低価格で楽しめる裏には、店主夫妻のものすごい努力が隠れているのである。

「会社でも家でも、ずっと身を縮めるようにして過ごすしかないんだけど、唯一、この店だけはゆっくりできて居心地がいいんだよ。だから毎日のように来てしまうんだなあ」

 となりで飲んでる常連さんが、目を細めながらそんな話を聞かせてくれる。

 この店の常連さんたちは、ほぼ全員がダイヤ焼酎の一升瓶をキープしている。この一升瓶が目の前に立っているかどうかで、常連さんかどうかがすぐわかるのだ。

 キープボトル(一升瓶)の数が多くなり過ぎて、今や店主夫妻の枕元まで一升瓶で埋めつくされるほど。だから数回通ったぐらいでは、このキープはさせてもらえないらしい。

 だから、この店で一升瓶のキープができるようになったら、常連さんとして認められたってことなんだね。

 店のメニュー構成は、やきとり(もつ焼き)や焼き肉などが主なんだけど、生野菜や冷奴、お新香などの一般的なおつまみの他、アジ開き、スルメ、カキバターなどの魚介類もある。

 3杯め(ソト1・ナカ3)となるナカ(ホッピーのおかわり焼酎、200円)をもらって、つまみにはアジ開き(360円)をもらってみた。

 少し待って出てきたアジ開きもいいねえ。きっと焼き台の炭火で炙ってくれたに違いない。やきとり屋で焼いてもらう焼き魚にはハズレがないのだ。

 1時間40分ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,930円なり。

 どうもごちそうさま。噂にたがわぬ名酒場でした。

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煮込(牛) / レバー、シロ、ガツ、テッポウ / あじ開き

店情報

《平成29(2017)年1月16日(月)の記録》

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店情報: やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

    鳥勝
  • 店名: 鳥勝
  • 電話: 03-3766-6349(予約不可)
  • 住所: 140-0013 東京都品川区南大井4-4-2
  • 営業: 16:30-21:00、日祝休
  • 場所: 京急・立会川駅から徒歩3分(130m)ほど。立会川駅の改札を出て、右の階段、もしくは左のエスカレーターで地上に降りて、商店街を右へ。大通り(第一京浜)を渡って左へ。すぐ先の小さい橋を渡って右へ。少し先、川沿い左手の赤ちょうちんのある店が「鳥勝」。
  • メモ: 昭和57(1982)年創業。店内はカウンター10席ほど+テーブル20席ほど。全体では31席。メニューの一部は次のとおり。
    〔飲みもの〕ホッピー360、レモンハイ340、ウーロンハイ340、青リンゴ340、酎ハイ340、梅サワー340、しそサワー340、生ビール500、ビール大470、酒1合240、生酒580、ウイスキー270、コーラ200、サイダー200。
    〔やきとり〕テッポウ80、ガツ80、上ミノ160、あぶら80、ナンコツ80、カシラ80、ハツ80、タン80、レバー80、パイ80、シロ80、ししとう80、ピーマン80、ネギ80。
    〔肉刺〕ミノ290、ガツ240、コブクロ240、センマイ240。
    〔一品〕生野菜(ダブル)470・(シングル)270、納豆おろし220、しらすおろし220、冷奴220、酢の物270、DX納豆270、キムチ270、ニンニク焼1本200、おしんこ220、ミックスナッツ320、キムチ納豆270、厚揚270、ハラミステーキ450、ハラミみそ炒450、タンステーキ350、タンワイン焼350、牛肉たたき440、牛肉みそ炒450、生姜焼き320、ガツ甘辛煮240、むし肉270、センマイ炒め240、煮込(牛)490、豚足250、レバーステーキ280、レバーブロック280。
    〔鍋物(夏季休み)〕かき570、たらちり570、湯豆腐570、煮込豆腐980。
    〔焼肉〕上ミノ630、ハラミ900、牛タン700、コメカミ480、センマイ480、レバー480、ガツ480、シロ480。
    〔魚介類〕スルメ420、みりん干し320、ししゃも370、あじ開き360、カキバター、カキ塩焼、など(2017年2月調べ)

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軽~くひとりゼロ次会 … 立ち飲み「いこい本店」(赤羽)

肉豆腐でビール


 正午からの赤羽での飲み会に備えて、少し早めに家を出発したら、赤羽駅に到着したのは午前11時。

 う~む。あと1時間ありますか。

 でも赤羽ならば大丈夫。すでにいろんな酒場が営業を開始している。

 軽く「ひとりゼロ次会」をしに向かうのは、久しぶりとなる「いこい本店」。

 「いこい本店」は午前11時開店なので、ちょうど開店したばかり。予想どおり、お客が入り始めたところで、ゆったりと、どこにでも立てるぐらいの余裕で入ることができた。(このあと30分ほどで、店内はほぼ満員状態になった。さすがである。)

 正午からのお店は酔っ払ってると入れないので、ここは軽く瓶ビール(サッポロラガー大瓶、410円)にしておく。

 つまみは、ちょうど目の前で煮込まれている肉豆腐(150円)をもらった。

 今では「晩杯屋」グループのような、『安い・うまい・早い』の立ち飲み屋も増えているが、ここ「いこい」はその元祖といっても言いような立ち飲み店だ。

 たとえば酎ハイは190円、日本酒(正一合)が200円。つまみも、煮込みや肉じゃが、やっこ、スパサラ、ポテサラ、お新香、おひたしなどが、それぞれ110円。マグロ刺身や〆サバだって130円なんだから、うれしいよねえ。

 店は昭和30(1955)年に酒屋として創業したあと、昭和45(1970)年に立ち飲みスペースを設けて、立ち飲みができるようになった。その後、老朽化した建物を建て替えて、平成24(2012)年1月にリニューアルオープン。現在に至っている。

 さらにそのリニューアルの過程で、平成22(2010)年10月から使われていた仮店舗が、今も引き続き「いこい支店」として営業を続けている。

 元々の営業時間は「いこい支店」側が引き継いでおり、早朝7時から夜10時まで、15時間の営業で、年中無休(ただし日曜は午後1時閉店)。こちら「いこい本店」は昼前11時から夜10時までの11時間営業で、月曜定休だ。

 肉豆腐を食べ終えて、2品めのつまみを検討する。正午からの飲み会でたっぷりと食べる予定なので、食べものも軽めにしておかないといけない。

 となると、おから(110円)ぐらいがちょうどいいかなあ。ダシの旨みを吸い込んだおからは、本来の甘みとも相まって、とてもいいつまみになるのである。

 1時間弱の立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの支払い総額は670円でした。どうもごちそうさま。

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「いこい」本店 / 肉豆腐 / おから

店情報前回

《平成28(2016)年12月29日(木)の記録》

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土日だけのハンバーグ … 「丸千葉(まるちば)」(南千住)

土日だけのハンバーグ


 ハンバーグ(700円)は土日限定の人気メニュー。

 ふっくらとできあがったハンバーグに、たっぷりのソースが実にうまい。

 グイグイとお酒が進む一品だ。

 土日しかないのは、それだけ手間ひまがかかるからなんだろうな。

 今日は「丸千葉」常連のOさんが予約を取ってくれて、これまた常連のMさんに、酒朋・宇ち中さんと、4人での新年会である。

 まずはサッポロ大生(750円)で乾杯し、つまみはMさんおすすのエビフライ(3本750円)やイカフライ(600円)、ポテト・マカロニサラダ(450円)、そしてハンバーグ(700円)をもらってスタートだ。

 漫画家のMさんは、千住大橋にお住まい。ここまでトコトコと歩いてこれる距離なんだそうだ。

 「丸千葉」から南千住駅までと同じぐらいの距離を、南千住駅からさらに北上するともう隅田川。その隅田川の向こうが千住大橋だから、距離でいうと2キロ弱。ゆっくりと歩いても30分ぐらいだろうか。

 続いて、Oさんおすすめの、しめさば(600円)や、あぶりとろ(500円)をもらって、飲みものを焼酎のお茶割りに切り替える。

 ちなみに単品で焼酎のお茶割りというメニューはないんだけれど、キンミヤ焼酎をボトル(2,100円)でもらって、その割りものとしてお茶をもらうと、焼酎のお茶割りを作ることができるのである。

あんこう鍋


 そしていよいよ冬場の名物、あんこう鍋(1人前2,300円)を注文する。

 接客担当のやっちゃんに、「何人前がいい?」と相談すると、「2人前でいいんじゃないの。足りなかったら、あとで具材を追加すればいいよ」とのことで、2人前をもらった。

 目の前で、クツクツ、クツクツと煮えていくのが楽しみなんだなあ。

 さあできあがった。前回記事にも書いたけど、あんこうはもちろん、そのダシがよくしみこんだ白菜が爆発的にうまいんだ。

 けっきょく今日は、追加の具材はいらなかった。やっちゃんのアドバイスは実に適切である。

 鍋の最後は雑炊にしてもらって〆。

 ゆ~っくりと3時間ほど楽しんで、今日のお勘定は4人で16,350円(ひとり当たり4,100円弱)だった。どうもごちそうさま。

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「丸千葉」 / 生ビールで乾杯 / ポテト・マカロニサラダ

Img_8121a Img_8122a Img_8129a
イカフライ / エビフライ / レッドアイを作るOさん

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しめさば / あぶりとろ / 焼酎お茶割り

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あんこう鍋 / ツユがしみた白菜も旨い / 最後は雑炊で〆

店情報前回

《平成29(2017)年1月7日(土)の記録》

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今夜の〆はガラスープ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

ガラスープ


 仕事関係の飲み会を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後10時。

 ある程度飲んだあとではあるが、この店に来たら、この店の流れがある。いつものように黒ホッピー(450円)をもらって、レバ、シロ、チレ(各100円)を注文するところから始まる。

 そして今日もカウンター席には、いつもの常連さんたちがいる。

 2015年末にブラジルから帰ってきて以来、ここ「すっぴん酒場」に来ることが多い。

 前にも書いたとおり、ここのもつ焼きは、わりと「よく焼き」気味。

 実はブラジルに行く前は、生のもつ(=もつの刺身)や、もつ焼きだと「若焼き」のほうが好きだった。というか、「よく焼き」のものは、ほとんど食べたことがなかった。

 ところが!

 ブラジル人は「よく焼き」が大好き。というよりも、「よく焼き」しか食べない。

 しかも脂身はあまりなくて、ほぼ赤身だ。

 もちろん、高級なステーキハウスでは、レアなどの焼き方もしてくれるのだが、普通の食堂やシュラスコ屋(シュハスカリア)では、「よく焼き」の肉しか出ない。

シュラスコ

 たとえばシュラスコ。客席を回りながら、表面のよく焼けた部分だけをお客さんたちに切り分けていく。

 表面のよく焼けた部分がなくなると、また焼き台のところに戻って、表面を焼き直してから、また客先を回るのだ。

 焼けていない部分を出すことは、まずない。

串焼き(シュハスキーニョ)

 屋台の串焼き(シュハスキーニョ)もそう。肉の内部までしっかりと火が通っている。

 最初のうちこそ「硬いなあ」と思いながら食べてたんだけれど、慣れるにつれて、このほうが肉の旨みがよくわかる感じがしてきたのでした。

 「すっぴん酒場」のもつ焼きもそう。やや「よく焼き」なのが、ブラジルの串焼き(シュハスキーニョ)に近い食感を与えてくれるのだ。

 ナカ(おかわり焼酎、250円)をもらって、アブラニンニクとハラミナンコツ(各100円)、さらにはハツとサガリ(各100円)を追加注文する。

 ブラジルの串焼きは2本も食べれば、もう満腹になったもんだけれど、日本のもつ焼きでならば、10本ぐらいなら食べることができるのがありがたい。それだけ、いろんな種類を楽しむことができるもんね。

 4杯めとなるナカをもらって、つまみにはガラスープ(300円)をもらう。

 ガラスープは、スープのうま味ももちろんなのだが、少量の麺が入っているので、〆の一品も兼ねたつまみとなるのである。熱々のスープでお腹があったまるのもいいよね。

 閉店時刻の午前0時まで、ちょうど2時間の立ち飲みタイム。今宵は初めて、「すっぴん酒場」の最後の客になっちゃったぜい。

 キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は2,300円。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / お通しと黒ホッピー / れば

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ちれ、しろ / あぶらにんにく / ナカ(2杯め)

Img_8271a Img_8273a Img_8276a
ハラミナンコツ / はつ / さがり

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ナカ(4杯め) / ガラスープ / 午前0時に閉店

店情報前回

《平成29(2017)年1月13日(金)の記録》

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今夜は魚が食べたくて … やきとり「錦山(きんざん)」(中井)

お刺身ちょっと盛り


 しばらく「もつ焼き」が続いたので、今日は刺身が食べたい気分。

 そうすると、「竹よし」か、それとも「錦山」か。

 「錦山」は満員で入れないことが多いから、まずは中井駅で降りて「錦山」をのぞいてみて、もし入れなかったら「竹よし」に向かうことにしよう。

 そんなわけで、「錦山」に到着したのは午後7時半。

 「どうかなぁ~?」と思いながらのぞき込んだ店内は、テーブル席はびっしりと埋まっているものの、カウンター席はすべて空いている。これは珍しい!

 でも、予約が入ってるってこともあるので、念のため、「ひとりです」と聞いてみると、「カウンターのお好きなところへどうぞ」とのこと。良かった良かった。

 そのカウンター席に座り、まずは燗酒を注文すると、

「お酒は大、中、小、どれにしましょう? 大は1合半、中は1合、小は0.7合ぐらいの量です」

 と大将。前回までは「大」と「小」しかなかったのに、「中」が増えたんですね。改めてメニューを見ると、全体的に値段もちょっと上がってる。

「じゃ、中でお願いします」

 飲んでる間に燗酒が冷めないように、中間サイズを選択した。

 ちなみに「大」は450円、「中」は380円、「小」は230円。いま改めて、1合当たりの換算値段を出してみると「大」は300円/合、「中」は380円/合、「小」は400円/合となる。たくさん飲む人は、大きいほうがお得ってことですね。

 燗酒と一緒に出されたお通し(200円)は、ほうれん草の煮びたしだ。

 そして刺身は「お刺身ちょっと盛り」(720円)を注文した。

 この店の刺身は定番の「まぐろぶつ」(380円)のほか、日替わりの「おさしみ三品」(今日はマグロ、タコ、エビで520円)、そしてさっき注文した「お刺身ちょっと盛り」の3種類がある。

 今日のちょっと盛りはマグロ、ネギトロ、ブリ、タイ、イワシ、タコ、エビの7点盛り。内容的には決して「ちょっと」ではないのである。

 「貝ざんまい」(920円)という、貝刺身の盛り合わせもあって、今日は赤貝、とり貝、姫サザエ、ツブ貝、カキの5点盛り。

 あんきも、白子、カキの「冬の珍味三品」(480円)や、山うど、たらのめ、ふきのとう、姫竹の「春の山菜天ぷら」(480円)もいいね。

 目の前の「お刺身ちょっと盛り」を美味しくいただきながらも、目はカウンター上部にずらりと張り出されたメニューに吸いつけられて、次に注文すべき料理を探してる。

 あれやこれやと迷いに迷って、最後は「魚あら煮」(380円)と「ハムサラダ」(380円)という、方向性が異なる2品に絞られてきた。

 う~む。どうするかなあ。

 魚あら煮は食べたことがあるから、初めてとなるハムサラダにしてみよう。

 普通のサラダ風のものが出されるのか、それとも渋谷「富士屋本店」のハムキャ別のようなものが出されるのか。期待しながら待っていると、野菜もたっぷりの普通のサラダ風のハムサラダが登場した。

 こうなると飲み物もさっぱり系がいいな。レモンサワー(280円)にしよう。

 気がつくと、すでのカウンター席も満席で、新たに入ってくるお客さんは、ひとり客でも「ごめんなさい。満席です」と断られている。さすが大人気店だ。

 ゆっくりと1時間半ほどの酒場浴。今日のお勘定は1,980円でした。どうもごちそうさま。

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「錦山」 / 本日のおすすめ / お通しと燗酒

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お刺身ちょっと盛り / ハムサラダ / レモンサワー

店情報前回

《平成29(2017)年1月12日(木)の記録》

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店主はもうすぐ88歳 … もつ焼「高松屋(たかまつや)」(雑司が谷)

レバ、シロ、ナンコツ(タレ)


 鏡開きの今日は、都内某所での仕事を終えて、雑司ヶ谷にやってきた。目指すは、もつ焼きの老舗、「高松屋」である。

 午後6時の店内には、先客は5人ほど。

 「高松屋」にしては珍しいなあと思ったら、なんと今日が新年の初営業日なんだって。

「2週間お休みをいただいたんですが、その半分ぐらいは店の掃除の時間でした」と、こうちゃん(二代目)。

 焼き台周りの、ステンレスの部分の油汚れが、拭いても拭いても、なかなかきれいにならなかったんだそうな。

 私から見るとこの店は、年中、いつでも掃除が行き届いている印象なんだけどなあ。それでも、真剣に拭き掃除をすると、そんなに汚れているものなんですね。

 ビール(大瓶、550円)をキリンでもらうと、お通し(サービス)の塩豆と一緒に出してくれたビール瓶にはラベルがない。

「うちのビールは、冷水で冷やしてるんですけどね。お出しする前にビール瓶を布きんで拭くと、少し前から、ラベルがはがれてしまうようになったんですよ。ラベルを張り付けてるのりが変わったんですかねえ」

 なるほど。回収して、再利用するときに、洗浄前のラベルはがしが楽になるようにしたのかなあ。

「焼きものも、次、いけますよ」

 塩豆をつまむ間もなく、こうちゃんから声がかかる。

 この店では、ひと組ずつ順番に、注文を聞いては焼いてくれる。次が自分の順番になると、こうちゃんが声をかけてくれるのだ。

 逆にいうと、「次いけますよ」と声がかかるまでは、焼きものは注文してはいけないということだ。

 1巡めは、ほうっておいても、こうちゃんが声をかけてくれる。さらに追加注文をしたい場合には、こうちゃんに「焼きものを注文したいので、注文できるようになったら教えてください」と申告しておけば、注文できるタイミングで声をかけてくれます。

 ここのもつ焼きは、レバ、タン、ハツ、カシラ、シロ、ナンコツの6種類。メニューには「5本600円」と書かれているがで、1本120円で、何本で注文してもOKだ。(この6種類のほかに、隠れメニューの「アブラ」というのがあるが、これはカシラのアブラの多い部分なのかな?)

 この店のもつ焼きは、1本が、普通の店の2本分ぐらい大きい(幅が広い)。これが1本120円というのは、ものすごく安いと言えるだろう。

 まずはレバ、シロ、ナンコツを1本ずつ、タレで注文すると、これでシロが売り切れた。

「今日のシロは、使える部分が少なくて、本数が少なかったんですよ」

 なるほど。シロは、ほとんどの客が注文する一番人気の品である。それなのに元の仕込み量が少なかったから、この時間で売り切れちゃったんですね。

 なお、焼きもの以外の料理や飲み物の注文は、いつでも可能。

 壁の短冊メニューには、もつ焼き以外の料理はアツアゲ(450円)しか出ていないが、トマト(400円)やキュウリ(400円)もある。焼きのもの注文待ちが長そうな場合には、それらを先にもらうのもいいだろう。

 ビールのあとは燗酒(350円)に切りかえる。日本酒の銘柄は、信州の「神渡みわたり」だ。

 その後、タンも売り切れたので、追加注文はカシラとハツ。これらは塩で焼いてもらう。

 塩焼きのもつ焼きを注文すると、つけダレを入れた小皿を出してくれる。これはタレ焼き用のタレとは違って、甘みはない。これをちょっとつけて食べると、味にパンチが出るのである。

 最後に、シャーベット状に凍った冷酒(400円)をもらってビシッと締めくくる。

 1時間40分ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,900円なり。どうもごちそうさま。

 そうそう。店主はこの2月に88歳の誕生日を迎えるそうだ。「足(関節)が痛いんだよ」とおっしゃるものの、きわめてお元気なのがうれしいですね。

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「高松屋」 / 塩豆とビール / 燗酒

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カシラ、ハツ(塩) / つけダレをつけていただく / 冷酒

店情報前回

《平成29(2017)年1月11日(水)の記録》

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久しぶりの豚皮に感激 … やきとん「たつや」(沼袋)

豚バラ皮酢みそ


 っくぅ~っ。この豚の皮のグイッと硬い弾力感。久しぶりだなあ!

 呉にいるとき、広の「あわもり」(現在の「かわすじ」)で出してくれる豚の皮のおでんが大好物だった。でも、他の店で豚の皮がメニューに載っているのは見たことがなかった。

 豚足や豚の耳がある店はわりと多いんだけど、それと豚の皮とはまた違うんだよなあ。

 ところが!

 今日の沼袋「たつや」の日替わりメニュー(=「本日のもつやすめ」)に、「豚バラ皮酢みそ」(250円)というのがあるのを発見。さっそく注文したのだった。

 いつもあるメニューではないというのが残念だ。

 三連休明け、火曜日の今日は、会社帰りに沼袋で途中下車して、今年初めてとなる「たつや」にやってきた。

 まずは黒ホッピーセット(400円)と、冷製の盛り合わせ(500円)を注文すると、今日の盛り合わせは、レバ、コブクロ、ガツの3点盛り。特にレバがすばらしい。

 ナカ(250円)をもらって、冒頭でご紹介した豚バラ皮酢みそ(250円)に感動したあと、シロ、テッポウ、ハラミ(各110円)を、味付けはおまかせで注文すると、シロはタレ、テッポウとハラミは味噌で焼いてくれた。

 そのもつ焼きに舌鼓を打ちながら、3杯めとなるナカをもらう。「たつや」のホッピーは、ソト1・ナカ3がちょうどいいバランスだな。

 そして今日の〆の1本は、季節の金柑串(200円)を焼いてもらう。

 これは金柑を3個、串に刺して、炭火で焼きあげたもの。「熱いので、気をつけてくださいね」と言いながら出してくれた。

 中までよく火が通った金柑は、確かに熱い!

 表面の皮をチビチビとかじりながら、金柑の内部へと食べ進んでいく。

 金柑って、生でサワーにしたり、カクテルにしたりしても美味しいけれど、こうして、しっかりと焼いても美味しいんですね。

 1時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,920円。どうもごちそうさま!

 正月休み明けの今月は、このあと休みなしで月末まで営業しているそうです。

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沼袋「たつや」 / 黒ホッピーセット / 本日のもつやすめ

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冷製の盛り合わせ / 冷製レバが絶品! / ナカおかわり

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豚バラ皮酢みそ / シロ、テッポウ、ハラミ / 金柑串

店情報前回

《平成29(2017)年1月10日(火)の記録》

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サンドでサンドイッチ … バー「サンド(SAND)」(野方)

カツサンド


 「第三秋元屋」で、ちょうど右どなりの席で飲んでいた常連さんが、「メシコレ」公認キュレーターであり、ブログ「焼きそば名店探訪録」でもおなじみの塩崎省吾さんだ。

 というか、私が「第三秋元屋」に入ったときに、すでにカウンターの奥のほうで塩崎さんが飲んでいたので、そのとなりに座らせてもらったのだった。

 そんな塩崎さんが、最近、行きつけにしているダイニングバーが、すぐ近くあるというので、「第三秋元屋」を出た足で、さっそく連れて行ってもらうことにした。

 いったん野方駅前に出て、「秋元屋」本店の前を通過し、突き当たり(環七通り)を右に曲がった先に、目指すダイニングバー「サンド(SAND)」があった。

 野方駅からは、歩いて4~5分といったところだろうか。

 カウンターは6席のみで、他にテーブル席とボックス席(ソファー席)が各1卓ずつと狭い店内を、店主がひとりで切り盛りしている。

 そのカウンター席に塩崎さんと並んで座り、まずは生レモンサワー(350円)をもらって乾杯する。

 先客もいるが、なにしろ狭い店内なので、すぐに打ち解けることができるのがいい。屋台で飲んでるのと同じような雰囲気だ。

 2杯めは、熟成焼酎「メローコヅル磨」をロックでもらう。

 そして、シメの一品も兼ねたつまみとして、カツサンド(500円)を注文する。

 店の名前が「サンド」だけに、メニューにはカツサンド以外にも、カツカレーサンド(600円)、サバサンド(650円)という、3種類のサンドイッチメニューが並んでいる。

 今回は定番らしきカツサンドにしたのだが、サバサンドというのも気になるよねえ。

 今日は3軒めだったので、あまり飲めなかったけど、今度またゆっくりとやって来なきゃね。

 たっぷりと楽しく過ごして、終電で帰宅。どうもごちそうさま。

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BAR SAND / 生レモンサワー / お通し

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メローコヅル磨 / カツサンド / 店内の様子

店情報

《平成29(2017)年1月6日(金)の記録》

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店情報: バー「サンド(SAND)」(野方)

    BAR SAND
  • 店名: BAR & DELI SAND(サンド)
  • 電話: 03-6318-0861
  • 住所: 165-0027 東京都中野区野方5-25-1 ツインビル1F
  • 営業: 12:00-15:00 & 18:00-24:00(23:00LO)、日・第1月休
  • 場所: 西武新宿線・野方駅の改札(1個所)を出て、左側の階段(南口)を降り、左方向へ。道なりに100mほど直進し、「ヤッホーROAD」とぶつかる四つ角(右手前角が「松屋」)を左へ。さらに100mほど道なりに直進し、環七を渡る橋の手前を左折したすぐ先、左手。駅からは徒歩4分(230m)ほど。
  • メモ: カウンター6席、テーブル1卓、ボックス1卓。
    〔BEER, Etc.〕サッポロ黒ラベル生450・(小)250、ハートランド500ml瓶650、レッドストライプ350ml瓶800、パンクIPA330ml缶650。ハイボール(デュワーズ)400、生レモンサワー350、ウーロンハイ300、シェリー酒(アモンティリャード)500。 〔SHOCHU〕芋「黒霧島」グラス350・ハーフボトル1,200、麦「二階堂」グラス350・ハーフボトル1,200、セット代(氷・水)300、角玉梅酒350。 〔WINE〕ハウスワイン(赤グラス)400・(白グラス)400・(ハーフボトル)1,100・(フルボトル)2,000、スパークリング(グラス)480、自家製サングリア450。 〔COCKTAIL 500~〕カシス、カンパリ、ディタ、ラム、ウォッカ、アマレット他。 〔SOFT DRINK〕自家製レモネード450、トマトジュース400、コーラ300、ジンジャエール辛口300、ウーロン茶250、オレンジジュース250、グレープフルーツ250、ペリエ400、エルダーフラワー450、サッポロプレミアムアルコールフリー450。
    〔SAND〕カツサンド500、サバサンド650、カツカレーサンド600。 〔SALAD〕グリーンサラダ550、パクチーサラダ600、ポテトサラダ350。 〔MEAT〕ハンバーグ(ブラックアンガス牛)750、ポークソテー(きのこバターソース)700、よだれ鶏(よだれが出るほどうまい!)650。 〔TAPAS〕ピクルス300、自家製イワシのマリネ300、アンチョビポテトフライ450、ポテトフライ400、人参のラペ300、ガーリックシュリンプ600、チーズ盛り合わせ700、ソーセージ盛り合わせ650、オリーブ300、イベリコチョリソー400、エビのアヒージョ650、アンチョビオリーブのフリット450、カニクリームコロッケ350、タコス450、餃子450、バケット200。 〔RICE DISH〕チキンカリー600、そぼろ丼(レモン風味)500、肉高菜ごはん550、〆ラーメン300。 〔PASTA〕ナスとベーコンのパスタ(トマトソース)900、キャベツとアンチョビのパスタ(ガーリック)800、ナポリタン800。 〔SNACK〕ミックスナッツ350、パリパリ干しぶどう300。 〔TAKE OUT〕カツサンド(フレンチフライ付)600、そぼろ丼600、サバサンド700。他にも手書きメニューあり。(2017年1月調べ)

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熱々ベーコンチーズ串 … やきとん「第三秋元屋(だいさんあきもとや)」(野方)

ベーコンチーズ串


 野方での2軒めは「第三秋元屋」である。

 その名のとおり、「秋元屋」、「秋元屋桜台店」に続く、「秋元屋」直営の第3号店として、平成26(2014)年12月に野方(本店の近く)にオープン。開店2年を過ぎ、3年めに入った。

 「秋元屋」(2004年創業)と「すっぴん酒場」(2006年創業)という、2軒の名もつ焼き店がそろっているのが、野方のすばらしいところでもある。だからついこの駅で途中下車してしまう。

 年初の今日、本店のほうに行かずに「第三秋元屋」にやって来たのには理由わけがある。

 前に来たときに、初めて「コーヒー焼酎豆乳割り」(400円)をいただいた。だけど、この飲み物とうまく合う料理を見つけきれなかったのだ。

 そこで今回は、前回とは別の料理と組み合わせてみようと思って、やって来たのでした。

 ちなみに「秋元屋」本店には、豆乳割り(400円)はあるけれど、コーヒー焼酎豆乳割りはない。「秋元屋」と「第三秋元屋」のメニューは、少し違うのだ。

 そのコーヒー焼酎豆乳割りをもらって、まずは白金豚はっきんとんロース(1本250円)を焼いてもらう。

 白金豚というのは、岩手県花巻市の穀類加工会社、高源精麦が生産しているブランド豚の名称で、プラチナポークとも呼ばれているそうだ。

 ウィキペディアによると、レストラン専用の肉で、小売店での販売はしておらず、内臓肉の販売も行われていないんだそうだ。

 だから、「第三秋元屋」のメニューに並んでいるのも、「白金豚ロース」と「白金豚バラ」(1本150円)の2種類だけで、残念ながら白金豚の豚もつはない。

 ちなみにこの白金豚も、「第三秋元屋」のメニューで、本店にはありません。

 さあ、そして出てきた白金豚ロースは、これはもうミニ・ポークソテーとも言っていいぐらいの、とっても肉厚な豚ロース。

 ックゥ~ッ。豚肉の味が濃い!

 これはうまいなあ。でも、コーヒーの味とはちょっと合わないなあ。白ワインか冷酒、あるいはプレーンな酎ハイか麦焼酎あたりが合いそうだ。

 続いてはベーコンチーズ串(1人前300円)を注文する。

 短冊状のチーズ3個に、それぞれベーコンを巻いて、2本の串を平行に打ったものを炭火にのせる。それが焼きあがってから、2本の串の中央を縦に2つにカットし、2串分にして出してくれる。(これも「第三秋元屋」のみ。)

 おぉ~っ。これはけっこう合うかもね。熱々のチーズがいいんだ。

 そんなことをきっかけに、近くに座っている常連さんたちと、「コーヒー焼酎豆乳割りには何が合うのか」という話をしていたら、焼き台の店長が、

「料理を食べるときは、他の飲みものを飲んで、最後につまみなしの状態でコーヒー焼酎豆乳割りを楽しまれる方が多いようですよ」と教えてくれた。

 なるほど。豆乳割り(400円)やトマト割り(400円)と同じように、つまみと一体化された飲み物と考えればいいのか。

 コーヒー焼酎豆乳割りの場合は、豆乳割りに比べてさらにコーヒーまで入ってるから、「つまみ(豆乳)」+「アルコール飲料」+「食後のコーヒー」が三位一体になった飲み物とも言えるだろうな。

 閉店時刻まで1時間20分ほどの酒場浴。今夜のお勘定は1,050円でした。

 どうもごちそうさま。

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「第三秋元屋」 / コーヒー焼酎豆乳割り / 白金豚ロース

店情報前回

《平成29(2017)年1月6日(金)の記録》

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振る舞い酒をまず1杯 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

沢の鶴 角樽


 2017年、初仕事のあと、野方の「すっぴん酒場」で、もつ焼きである。

 元日に、「川名」「ふみ屋」で、豚のもつ焼きを食べたあと、しばらく松山の実家に帰省していたので、もつ焼きをいただくのは5日ぶり。すっごく間があいたような気がするなあ。

 いつものようにホッピー(黒のみ、セットで450円)を注文すると、今日はその前に、新年の振る舞い酒を1杯、出してくれた。今年もよろしくお願いします!

 お通し(100円)のポテトサラダに続き、焼きものは今年もレバ、チレ、シロ(各100円)から。この店に来て、この3本は絶対に外せません。

 ここのもつ焼きは、秋元系に比べると、かなり「よく焼き」になっているのが大きな特徴。

 どちらもそれぞれに違う方向の美味しさが楽しめるので、ぜひ両方のタイプを味わってみてほしいと思います。

 ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、250円)をもらって、タン、ハツ、カシラ(各100円)を追加注文。さっきのレバ、チレ、シロがめっぽう内臓系だったのに対して、タン、ハツ、カシラは肉系。

 もつ焼きは1本ずつが少量なので、この店のように1本ずつ注文することができる店であれば、ひとりで来てもいろんな種類を楽しむことができるのがいいのだ。

 この店の定休日は、毎月店内の壁に張り出されるのだが、基本的には毎月、第1日曜日と最終日曜日以外の日曜日が定休日だ。例外は月曜が祝日の場合。このときは日曜が営業日で、祝日の月曜日が休みになるようだ。

 1月でいうと、1~4日の正月休みに加えて、9日(月祝)、15日(日)、22日(日)の3回が定休日。

 正式発表はまだだけど、2月の定休日は12日(日)、19日(日)の2回。3月の定休日は12日(日)、20日(月祝)の2回になるんだろうと思ってる。

 3杯めとなるナカをもらって、もつ焼きはハツミミとハラミナンコツ(各100円)である。

 ハツミミというのは、ハツのフチのほうの部分。ネギやピーマンを間に挟んで焼き上げてくれる。ハラミナンコツは、その名のとおりハラミとナンコツなんだけど、中間に軟骨入りのツクネも挟まれているのがおもしろい。

 カウンターの背後に、袋菓子(各100円?)がずらりとぶら下がっていて、好きなものを取って食べることができる。ただし、「お菓子もらったよ」と自己申告することを忘れずに!

 カウンターの端っこのほうには、缶詰(各200円?)も何種類か置かれていて、それも注文可能です。

 いよいよラスト、4杯めとなるナカをもらって、焼きものはツクネとコブクロ(各100円)。

 あとアブラニンニク(100円)を食べると、この店の100円串が全品制覇できるところだったのですが、今日はすでにアブラニンニクが売り切れ。残念でした。

 その代わりに、最後は厚揚げ(200円)で締めくくって、2時間20分ほどの立ち飲みタイム。

 キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は2,500円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのポテトサラダ

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れば / ちれ / 1月のお休み(このほか1~4日が正月休み)

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しろ / たん、はつ / かしら

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はつみみ / 袋菓子 / ハラミナンコツ

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つくね / こぶくろ / あつあげ

店情報前回

《平成29(2017)年1月6日(金)の記録》

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鰻串と豚串の2枚看板 … 「ふみ屋(ふみや)」(阿佐ヶ谷)

奥の座敷にて


 元日の2軒めは、「川名」と同じ通りを、阿佐ヶ谷駅に向かって進んだところにある、「ふみ屋」に初訪問。

 ここはちょうど私が帰国したころ(2015年12月)に開店した新しい店。創業1年を過ぎたばかりである。

 そしてこの店の大きな特徴は、うなぎ串焼きと、豚のもつ焼き(やきとん)の両方がメニューにそろっていること。さらにメニューには魚介類まで並んでる。

 いろんな居酒屋メニューの中に、うなぎの肝焼きがある店はこれまでにもあったけれど、うなぎ串焼きと、豚のもつ焼きが2枚看板というのは見たことがない。

 しかもこの店の店主は、うなぎ串焼きは荻窪「川勢」で、豚のもつ焼きは沼袋「たつや」で、それぞれ修業したあとに独立して、この店を開いたというから、2枚看板のどちらもが本格派だ。

 うなぎ串焼きは、クリカラ、キモ、エリ、ヒレなどが、それぞれ1本250円。短冊は300円。豚のもつ焼きは、それぞれ1本130円といったところ。

 もう何年も前のことだけれど、とある雑誌で串焼き特集をしたときに、そのジャンル分けについて、「もつ焼き、焼き鳥に加えて、うなぎ串焼きのジャンルも設けてはどうでしょう」という提案をしたことがあった。

「う~ん。うなぎ串焼きは、それほどメジャーじゃないから、それだけでジャンルを分けるのはむずかしいですねえ」

 というのが回答で、結局そのときは、うなぎ串焼きのジャンルは設けられなかった。

 当時は、新宿「カブト」、中野「川二郎」、荻窪「川勢」、自由が丘「ほさかや」、青物横丁「丸富」などをはじめとした、いわゆる老舗店しかなくて、『知る人ぞ知る』みたいな感じだったからなあ。

 しかし近年は、中野「味治」や、中井「くりから」なども新たに開店して、それぞれに人気を誇っている。今年3月には、東長崎に「くりから」の2号店、「今日が丑の日」もオープンするらしい。

 うなぎ串焼きは大好物なので、この状況はとてもうれしい。

 今度は、ひとりでじっくりと飲みに来てみたいお店です。どうもごちそうさま。

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お正月限定メニュー / 飲み物メニュー / 冬季限定メニュー

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鰻の骨せんべい(400円) / クリカラ(1本250円) / おしんこ(350円)

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味噌漬け(1本350円) / キモ(1本250円) / ホッピーセット(400円)

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カシラ(1本130円) / シロ(1本130円) / アブラ(1本130円)

店情報

《平成29(2017)年1月1日(日)の記録》

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店情報: 「ふみ屋(ふみや)」(阿佐ヶ谷)

    ふみ屋
  • 店名: ふみ屋
  • 電話: 03-6885-5523
  • 住所: 166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-27-5
  • 営業: 17:00-24:00(日祝は -23:00)、木休
  • 場所: JR中央線・阿佐ヶ谷駅北口を出て、バスロータリーを渡り、バーガーキングの右横から、ビルの中を抜ける通路(北口アーケード街)を抜け、突き当りの「なか卯」を右に回り込んで、松山通り商店街を進むこと約100m、右手。駅からは徒歩5分(300m)ほど。
  • メモ: 平成27(2015)年12月17日に創業した、「うなぎ串」と「やきとん」の店。
    席料ひとり200円。混雑時は各テーブル2時間制。
    〔串物〕《鰻》短冊300、クリカラ300、キモ250、エリ250、ヒレ250。 《豚》カシラ130、ハツ130、タン130、レバー130、ハラミ130、ナンコツ130、テッポウ130、シロ130、ハツモト130。 《野菜》ねぎ150、里芋150、にんにくの芽150、その他季節の野菜。 《他の串物》ネギま(マグロとネギ)300、うずらたまご150、きつね200、ししゃも300、おまかせ5串650。
    〔一品物〕鰻の骨せんべい400、おしんこ350、長芋わさび漬け350、すじこ500、梅水晶400、本日の煮込み500。 〔揚げ物〕春巻き350、揚げじゃが380、鶏の軟骨揚げ400。 〔お刺身〕日替りメニューに表記。 〔サラダ〕ポテトサラダ400、オニオンサラダ350、冷やしトマト350。 〔〆〕うな飯980、お茶漬け450、ご飯、稲庭うどん550。
    〔お飲み物〕《麦酒》生(アサヒ)450、瓶(赤ぼし)580、瓶(黒・アサヒ)400。 《焼酎 各500》芋・伊佐美(鹿児島)、芋・さつま司(鹿児島)、麦・兼八(大分)、麦・一番札(東京)。 《ホッピー(金宮)》セット(白 or 黒)400、中250、外250。 《日本酒》日替りメニューに5~7種類(各500円)ほどが並ぶ。 《サワー 各380》レモン、バイス、かるぴす、梅干し、酎杯、豆乳、とまと、ウーロン、緑茶。 《生搾り 各450》レモン、グレープフルーツ、キウイ、いちご。 《その他》ハイボール400、梅酒450(ソーダ割り550)、ワイン(グラス)400・(ボトル)1,800~。 《ソフトドリンク 各300》コーラ、中野サイダー、オレンジ、ウーロン、緑茶。(2017年1月調べ)

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今年も呑み初めはここ … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

新年会


 今年も呑み初めは、「川名」での元日新年会。毎年、飲み仲間たちと、ここで新年を祝うのが楽しみなのだ。

 われわれ以外にも、そう思う常連さんは多いらしく、元日の「川名」の店内はいつも満席状態。年の初めから大にぎわいなのである。

 「川名」の定休日は月曜と火曜。これは、年末年始も、ゴールデン・ウィークも、お盆休みの期間も変わらない。

 その代わりに、年に数回、10日間ほどの連続休暇(バケーション)が設定されている。

 店主・川名茂(かわな・しげる)さんの趣味が、国際的なマラソン・イベントへの参加なので、たとえばホノルルマラソンなどの時期などにバケーションが設定されるのだ。

(2016年12月11日に開催された第44回ホノルルマラソンにも参加され、今回も無事に完走されたそうです。おめでとうございます。)

 思い返せば、初めて「川名」に入ったのは平成13(2001)年8月のこと。今から15年半ほど前だった。

 通勤経路上にある店だったので、店の前はよく通ってたんだけれど、とにかく間口が狭いので、かなり長いあいだ、店頭でお土産用の焼き鳥を販売している店という認識でしかなかったのだ。

 やっと酒場であることに気がついて、入ってみたところ、店内はウナギの寝床のように奥が深くて、しかも濃厚なホッピーを320円(当時)、マグロブツを280円(当時)で出しているような、すばらしい大衆酒場だったのである。

 まさに「灯台もと暗し」。

『大衆酒場の名店を求めて、都内のあちこちに出かけていかなくても、自分のすぐ近くにだっていい大衆酒場はあるんだ』

 ここ「川名」と、荻窪「やきや」、沼袋「ホルモン」、都立家政「竹よし」、そして今はなき鷺ノ宮「鳥芳」の5軒(いずれも初訪問は2001年)が、私が「地元の大衆酒場」に目覚める大きなきっかけとなった店だったのでした。

 そんな「川名」で、初めて元日に飲んだのは平成16(2004)年のこと。当時は元日に営業しているということがあまり知られていなかったからか、お客さんも少なかったなあ。

 それ以降、元日は「川名」で過ごすのが定番になってきた。

 だんだんと飲み仲間も増えてきて、今では事前に予約を入れての、完全なる「新年大宴会」である。これが年始の大きな楽しみなのだ。

 あぁ、それなのに……。

 なんと来年(2018年)と再来年(2019年)は、元日が「川名」の定休日に当たっているのである!

 来年と再来年の元日、どこでどう過ごそうか。今からそんな心配をしているところなのでした。

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刺身盛り合せ / トマトサラダ / 大ジョッキで乾杯

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元日のメニュー / しそ味大根漬 / 生グレープフルーツサワー

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紅鴨パストラミ / ジャガバター / 山芋ねぎチーズ

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マーボ豆腐 / トマト玉子焼 / 「朝しぼり」氷冷熟成酒

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チキンセット / ニュートンセット / アイスクリーム

店情報前回

《平成29(2017)年1月1日(日)の記録》

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牛スジを食べて東京へ … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

スジと燗酒


 『年末年始休業』という漠然とした情報しか得られなかった「自由軒」。営業しているかどうかドキドキしながら福山に到着すると、ちゃんと開いてましたねえ!

 店内(1階)はコの字型(片方だけが長いのでJ字型とも言える)のカウンター20席のみなので、店が開いているからといって、席が空いているとは限らない。

 のれんをくぐって店内へと入ると、かろうじて空いていたのは、おでん鍋前の1席のみ。ここがコの字カウンターのセンター・ポジションである。

 そこに入れてもらい、熱燗(天宝一、350円)と、おでんのスジ(300円)をもらう。

 東京から、故郷・松山に帰るルートは、基本的に3つ。

 1つめは羽田から松山に飛ぶというルート。2つめは新幹線で岡山まで行き、そこから特急しおかぜに乗り換えて電車で帰るルート。そして3つめが新幹線で福山まで行って、高速バス(しまなみライナー)で四国に渡るというルートである。

 今回、東京への帰路に3つめのルートを選択したのは、ひとえに、ここ福山「自由軒」に立ち寄りたかったから。

 店の看板メニューは洋食とおでん。

 洋食といっても、カツカレー(750円)、オムライス(630円)、ビフテキ(750円)、トンカツ(530円)などなどの、昔ながらの洋食だ。なかでもキモテキ(530円)は、この店ならではのメニューとして、メディアに取り上げられることが多い。

 おでんは1品150円。ロールキャベツ(250円)と、さっきもらったスジ(300円)だけが特別価格だ。

 串に刺した状態で出されることが多い牛スジだけど、ここのスジはひと口大にカットされたバラバラの状態で、おでん鍋で煮込まれている。

 注文が入ると、その牛スジを穴あきオタマで小鉢によそって、汁を切り、味噌ダレをかけて出してくれるのだ。

 この味噌ダレは、府中味噌をベースに、七味唐辛子の具材としても使われている、胡麻、陳皮、芥子、麻、山椒などを加えて作った、この店独自のもの。これがうまいんだ。

 夏であれば小イワシやネブトをもらうところだが、今は冬。ナマコ(400円)をもらうことにした。

 現在の時刻は午後1時過ぎ。店内は飲んでる客もいるが、お酒は飲まずに昼食を食べている客も多い。

 おじさんも多いが、女性客も多いというのが、この店の大きな特徴だろうな。

 燗酒をおかわりして、この店のもう一つの名物とも言える豆腐(150円)を注文。

 これは、おでん鍋の中でクツクツと煮込まれている、おでんの豆腐なんだけど、それを1個、皿に移しておでんツユを切ったあと、店のおねえさんが「味噌ですか?」と聞いてくれる。

「はい、味噌をかけてください」

 と答えると、さっき牛スジにもかけてくれたのと同じ味噌ダレを豆腐にかけてくれるのである。

 豆腐に限らず、大根などを注文しても、上に味噌ダレをかけてくれるのだ。

 ところで、おねえさんに「味噌ですか?」と聞かれたときの返事の仕方だが、味噌ダレでよければ「はい」と答えるだけでいい。そうでない場合は、「しょうが醤油でお願いします」というオプションがある。

 おでん鍋の横には、タレの容器が2つ置かれていて、ひとつが味噌ダレ、もうひとつがしょうが醤油なのである。

 今まで見たことはないけれど、きっと「かけないで」というオプションも選べるんだろうと思う。この場合は、シンプルにおでんツユの味でいただくか、卓上の醤油や七味唐辛子をかけていただくことになる。

 予定の新幹線の時間まで、1時間弱の酒場浴。燗酒2杯と3品で、お勘定は1,550円なり。

 大きなカバンを持っていたからか、店のおねえさんが、「ありがとうございました。行ってらっしゃい!」と送り出してくれた。

 どうもごちそうさま。

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「自由軒」 / なまこ / 豆腐(おでん)

店情報前回

《平成29(2017)年1月5日(木)の記録》

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〔コラム〕今年もよろしくお願いいたします

手羽焼き@ガレート・ペキン


 平成29(2017年)を迎えました。

 一昨年(2015年)末にブラジルから帰国すると同時に、14年間にわたった単身赴任生活を終えて、都内の自宅から、都内の職場への勤務となりました。

 通勤や仕事など、日々の生活のリズムもつかめてきた今年は、昨年にも増して都内のあちこちの酒場に、そして出張などで行く各地の酒場に出かけていって、『酒場浴』を楽しみたいと思っています。

 今年もよろしくお願いいたします。

161220t 161214t 161103t
つくね串焼き@とりかく / 月見つくね@秋元屋 / タレ盛合せ@鳥もと2号店

161009t 160918t 160909t
鶏チャーシュー@たつや / チキンセット@川名 / 焼鳥盛り合せ@かしま

160827t 160823t 160720t
とりかわ酢@武蔵 / レバテキ@ふもと赤鶏 / 手羽先唐揚@風来坊

160410t 160310t 160227t
ハツ@くしとも / 鳥とうふ@鳥久 / つくね+目玉焼き@よね田

151219t 151213t 151211t
だんご@鳥好 / ローストチキン@とりパニ / スパイシー焼鳥@やるき

151009t 150917t 141120t
怪しい焼き鳥@みちのくらさん / うずら、はつ@バイアーノ / みそだき@本家鳥好

140202t 140118t 131102t
鶏の水炊き鍋@鳥万本店 / とりもつなべ@鍵屋 / 若鳥唐揚@鳥房

130630t 130329t 130105t
北京ダック@中国茶房8 / 鶏もつ煮込み@赤津加 / やきとり@鳥竹

120724t 110514t 100306t
焼き鳥@鳥やす本店 / 鳥足骨付(親)@春駒 / 純レバ@三徳

090828t 081011t 071027t
手羽から揚@とよ田 / 鳥あみ焼@だるま / 鳥豆腐@三州屋(銀座)

(酉年にちなんで、鶏料理が自慢の酒場を並べてみました。)

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