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店主はもうすぐ88歳 … もつ焼「高松屋(たかまつや)」(雑司が谷)

レバ、シロ、ナンコツ(タレ)


 鏡開きの今日は、都内某所での仕事を終えて、雑司ヶ谷にやってきた。目指すは、もつ焼きの老舗、「高松屋」である。

 午後6時の店内には、先客は5人ほど。

 「高松屋」にしては珍しいなあと思ったら、なんと今日が新年の初営業日なんだって。

「2週間お休みをいただいたんですが、その半分ぐらいは店の掃除の時間でした」と、こうちゃん(二代目)。

 焼き台周りの、ステンレスの部分の油汚れが、拭いても拭いても、なかなかきれいにならなかったんだそうな。

 私から見るとこの店は、年中、いつでも掃除が行き届いている印象なんだけどなあ。それでも、真剣に拭き掃除をすると、そんなに汚れているものなんですね。

 ビール(大瓶、550円)をキリンでもらうと、お通し(サービス)の塩豆と一緒に出してくれたビール瓶にはラベルがない。

「うちのビールは、冷水で冷やしてるんですけどね。お出しする前にビール瓶を布きんで拭くと、少し前から、ラベルがはがれてしまうようになったんですよ。ラベルを張り付けてるのりが変わったんですかねえ」

 なるほど。回収して、再利用するときに、洗浄前のラベルはがしが楽になるようにしたのかなあ。

「焼きものも、次、いけますよ」

 塩豆をつまむ間もなく、こうちゃんから声がかかる。

 この店では、ひと組ずつ順番に、注文を聞いては焼いてくれる。次が自分の順番になると、こうちゃんが声をかけてくれるのだ。

 逆にいうと、「次いけますよ」と声がかかるまでは、焼きものは注文してはいけないということだ。

 1巡めは、ほうっておいても、こうちゃんが声をかけてくれる。さらに追加注文をしたい場合には、こうちゃんに「焼きものを注文したいので、注文できるようになったら教えてください」と申告しておけば、注文できるタイミングで声をかけてくれます。

 ここのもつ焼きは、レバ、タン、ハツ、カシラ、シロ、ナンコツの6種類。メニューには「5本600円」と書かれているがで、1本120円で、何本で注文してもOKだ。(この6種類のほかに、隠れメニューの「アブラ」というのがあるが、これはカシラのアブラの多い部分なのかな?)

 この店のもつ焼きは、1本が、普通の店の2本分ぐらい大きい(幅が広い)。これが1本120円というのは、ものすごく安いと言えるだろう。

 まずはレバ、シロ、ナンコツを1本ずつ、タレで注文すると、これでシロが売り切れた。

「今日のシロは、使える部分が少なくて、本数が少なかったんですよ」

 なるほど。シロは、ほとんどの客が注文する一番人気の品である。それなのに元の仕込み量が少なかったから、この時間で売り切れちゃったんですね。

 なお、焼きもの以外の料理や飲み物の注文は、いつでも可能。

 壁の短冊メニューには、もつ焼き以外の料理はアツアゲ(450円)しか出ていないが、トマト(400円)やキュウリ(400円)もある。焼きのもの注文待ちが長そうな場合には、それらを先にもらうのもいいだろう。

 ビールのあとは燗酒(350円)に切りかえる。日本酒の銘柄は、信州の「神渡みわたり」だ。

 その後、タンも売り切れたので、追加注文はカシラとハツ。これらは塩で焼いてもらう。

 塩焼きのもつ焼きを注文すると、つけダレを入れた小皿を出してくれる。これはタレ焼き用のタレとは違って、甘みはない。これをちょっとつけて食べると、味にパンチが出るのである。

 最後に、シャーベット状に凍った冷酒(400円)をもらってビシッと締めくくる。

 1時間40分ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,900円なり。どうもごちそうさま。

 そうそう。店主はこの2月に88歳の誕生日を迎えるそうだ。「足(関節)が痛いんだよ」とおっしゃるものの、きわめてお元気なのがうれしいですね。

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「高松屋」 / 塩豆とビール / 燗酒

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カシラ、ハツ(塩) / つけダレをつけていただく / 冷酒

店情報前回

《平成29(2017)年1月11日(水)の記録》

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