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ブラジル組でハバーダ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ハバーダ


 「ハバーダ(Rabada)」(1,706円)は、ブラジル風の牛テール煮込み。

 鍋の中には、ドーンと大きくカットした牛テールが2個。骨のまわりには、ふるふると軟らかくなるまで煮込まれた肉がたっぷりと付いている。

 ブラジルの煮込み料理は、圧力鍋を使って煮込まれるので、豆(フェイジョン)だって、肉だって、とても軟らかく仕上がるのだ。

 その大きな骨を、トングでつかみ、まわりの肉をナイフで鍋の中に切り落としていく。

 肉が残っている骨も、やっぱり鍋の中に戻す。このちょっと肉が付いた骨を、最後に手づかみでしゃぶるのがうまいんだ。

「ハバーダと一緒に、パン(1個300円)かごはん(300円)をお出ししますか?」

 店のおねえさんにそう聞かれて、パンをお願いしたら、このパンがまた良かった。

 このパンは、ブラジル人がもっとも好む「ポン・フランセース(Pao Frances)」。直訳するとフランスパンなんだけど、フランスや日本で売っている「本当のフランスパン(?)」とは別ものなのだ。

 本当のフランスパンほど硬くなく、塩っ気があっておいしい。大きさもコッペパンぐらいしかない。

 ブラジルにいるとき、社員食堂での朝食に、このブラジル風フランスパンが毎朝必ず2個ずつ付いてきた。このパンの中には、1日おきに、チーズかハム(モルタデーラ)が入ってる。

 日本の朝食に置き換えてみると、毎朝の食事に、おにぎりが2個ずつ付いてくて、そ

の中身が、1日おきに梅干しになったり、鮭(しゃけ)になったりするようなものだろうか。

 梅干しや鮭が、おにぎりの具の定番であるように、チーズやモルタデーラは、ブラジルのパンの中身の定番なのである。

 それと比べると、ここ「カフェ・ド・セントロ」のブラジル風フランスパンは、ものすごく上品だ。しかも温めて出してくれることもあって、パン全体がものすごく軟らかい。

 あっという間に1個を完食し、思わずもう1個、パンをおかわりしちゃいましたねえ。

 今宵は倉嶋編集長宇ち中さんと一緒に、帝劇ビルの地下にあるブラジル料理の店、「カフェ・ド・セントロ」にやってきた。

 このお二人は、私がブラジルに単身赴任しているときにも、わざわざブラジルまで遊びに(飲みに?)来てくれた。(そのときのブラジルブログの記事はこちら→「酒友が日本から来てくれた!!」、「朝からアキ・アゴーラ!」、「ノルデスチ名物・山羊もつ煮込み」、「リゾートビーチで乾杯!」、「ブラジルで誕生日おめでとう!」)

 今日はそのブラジル組で「ブラジルでの思い出に浸りながら飲もう」という会なのである。

 我われ呑兵衛の基本形は、「すきあらば飲む!」(by 倉嶋さん)。店に到着した順に、他の人の到着を待たずに飲み始めるのが暗黙のルールだ。

 今日、まっさきに到着されたのは倉嶋さん。ブルガル・レモンサワー(518円)に、「さっぱりピクルス」(410円)、「ミナスチーズ」(540円)で飲み始めた。「ブルガル」というのはドミニカ産のドライラムである。

 遅れて私が到着し、生ビール(プレミアムモルツ、540円)を注文。そして宇ち中さんも到着し、同じく生ビールを注文。3人そろって、改めて乾杯である。

「ミナスチーズは、ミナスジェライス州のチーズってことですか?」

 と宇ち中さん。すごいっ。よくご存じで。

 ブラジルの中央部にあるミナスジェライス州は、カシャーサの産地であり、ブラジルを代表する食や音楽の発信地としても知られている。

 ミナスチーズは、もともとブラジルの各家庭で作られる簡単なフレッシュチーズ。ミナスジェライス州のものが美味しかったことから、ミナスチーズとして知られるようになったそうだ。

 シンプルな味わいがいいですね。焼いたミナスチーズもうまいんだ。

 3人そろったところで、料理もあれこれと注文する。

 「ブラジルMIXサラダ」(734円)には、パウミット(ヤシの新芽)とベテハーバ(ビーツ)も盛り込まれている。

 「タピオカ芋(マンジョッカ)のカリカリフライ」(626円)に「干し鱈(バカリャウ)のコロッケ」(6個540円)。干し鱈のコロッケは扁平につぶして、ピメンタというピリ辛スパイスを振りかけていただくのがいい。

 飲みものはキープしているカシャーサのボトル(銘柄は「ベーリョバヘイロ・ゴールド(Belho Barreiro Gold)」、3,024円)に、カットライム(378円)とクラッシュドアイス(サービス)を出してもらって、自分たちでカイピリーニャにする。

 そしてメインディッシュの「ピッカーニャ(牛イチボ肉)グリル500g」(3,456円)がやってきた。

 ジュージューと美味しそうな香りをふりまいているステーキを、宇ち中さんが上手に切り分けてくれた。

 添えられているファロッファ(タピオカ芋の粉)とヴィナグレッチ(刻み野菜のマリネ)と一緒にいただくのがブラジル流。ヴィナグレッチ(単品108円)はすぐにおかわりだ。

 たっぷりのピッカーニャのあとは、〆の一品だ。

 「ムケッカ」(ブラジル風魚介鍋(大)2,678円)にするか、「フェイジョアーダ」(ブラジル風もつ鍋(大)1,814円)にするかと迷っていたら、店のおねえさんが、

「今日はハバーダなんていかがですか?」

 と、ハバーダをすすめてくれて、今夜はハバーダに決まったのでした。大正解だったなあ、このハバーダ。

大賀埜々さん(中央)

 そこへやって来られたのは、歌手で女優の大賀埜々(おおが・やや)さん。よそで飲んでいた帰り道に、Facebookの書き込みでこの飲み会のことを知って、わざわざ遠回りして立ち寄ってくれたのでした。ありがとうございます。

 カイピリーニャで乾杯し、「カラブレーザ(ブラジルソーセージ)ソテー」(626円)と「たっぷりポテトフライ(バタタ・フリッタ)」(410円)も追加。

 閉店時刻の午後10時半まで、たっぷりと4時間半も楽しんで、カシャーサのボトルも2本入れて、今宵のお勘定は19,340円なり。おおかたの時間は3人だったので、ひとり6千円ほどってところかな。

 いやあ、今夜もまた、満足、満腹! どうもごちそうさまでした。

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ブラジル組 / 「カフェ・ド・セントロ」 / 生ビールで乾杯

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ミナスチーズ / さっぱりピクルス / ブラジルMIXサラダ

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タピオカ芋のカリカリフライ / カイピリーニャ / 干し鱈のコロッケ

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ピッカーニャグリル500g / 食べやすくカットして / ファロッファをかける

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ブラジルバゲット / たっぷりポテトフライ / カラブレーザソテー

店情報前回

《平成29(2017)年3月3日(金)の記録》

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» 牛ランプをステーキで … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷) [居酒屋礼賛]
 ドカンと1枚、600グラムの牛ランプステーキである。  ランプというのは、牛の腰からお尻にかけての、大きな赤身肉。脂分が少なくて、やわらかくて、旨みもあるというクセのなさがブラジルでも大人気。  ポルトガル語ではアウカトラ(Alcatra)と呼ばれる部位ですね。  写真を見ていただいてわかるとおり、長さ方向にも、幅方向にも、ほぼ同じ長さ。30センチ×30センチぐらいの正方形に近い形で、ジュージュ... [続きを読む]

受信: 2017.03.23 21:18

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