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ピッカーニャ500g … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ピッカーニャ500g


 ドォ~ンと出された肉の塊は、「ピッカーニャグリル(500g)」(3,456円)である。

 添えられたナイフで切り分けて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)とヴィナグレッチ(それぞれ小さく刻んだトマト、タマネギ、ピーマンなどの酢漬け)をかけていただく。

 ックゥ~ッ。脂身の部分がうまいねえ!

 ピッカーニャというのは、牛肉の部位の名前で、日本風に言うとイチボ。牛のお尻あたりの肉(=ランプ)の先端部にある、脂身と赤身がほどよく合わさった肉である。

 ブラジルでは、牛肉の脂身はほとんど食べないが、ピッカーニャだけは、ちゃんと脂身付きで出てくるのだ。

 なかでもアルゼンチン牛のピッカーニャは、肉(赤身)自体がとてもやわらかくて、旨みもすごく強かった。メニューに「ピッカーニャ・アルゼンチーナ」なんて書かれていたら、大喜びで注文したものだった。

 ここのピッカーニャは、アルゼンチン牛のものではないと思うけど、それでも十分に軟らかくて、旨みがある。ファロッファとヴィナグレッチもいいよね。

 今日は男4人でやってきたので、このサイズにしたが、少人数で来た場合にはハーフサイズ(250g、2,052円)もある。また、「500gでは足りない」という場合には、100g(691円)単位で「追加ピッカーニャ」を足すこともできる。

 赤身が中心のランプのステーキもあって、こちらは600g(2,354円)、300g(1,404円)、そして一人用の150g(1,069円)という、3つの大きさを選択することができる。

 多くのグループ客が、ピッカーニャ500gか、ランプ600gのどちらかを注文している。

 今日の4人は、同じ時期にブラジルに赴任していたメンバーだ。

 店に着くとまずブラジルビール「アマゾニア」(290ml瓶、810円)を、ひとり1本ずつもらって乾杯し、つまみも「ヤシの新芽(パウミット)と赤カブ(ベテハーバ)」(518円)、「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ジ・バカリャウ)」(6個540円)、「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(626円)、そして「ブラジルソーセージと玉ねぎソテー(カラブレーザ・アセボラーダ)」(626円)という、ブラジルらしい品々を選択する。

 ブラジルでは、どこのレストランに行っても、当たり前のように置いていた品々なんだけど、日本じゃなかなかお目にかからないんだよなあ。

 おもしろいのは「干し鱈のコロッケ」。

 本当のブラジル人がどう食べるのかはよく知らないが、私たちはいつも、お皿の上でコロッケをぺったんこにつぶして、それにピメンタという唐辛子ソース(タバスコみたいなの)を振りかけて食べていた。

 今日も、干し鱈のコロッケが出てくるなり、みんなで一斉に、自分のお皿の上でぺったんこにつぶし始めた。「干し鱈のコロッケは、こう食べなきゃ」というのが、しっかりと身にしみついちゃってるんですね(笑)。

 飲みものはカイピリーニャ(カシャーサのカクテル、648円)に移行する。

 キープしているカシャーサのボトルがあるので、カットライム(378円)をもらえば、自分たちでカイピリーニャを作ることができるのだが、最初の1杯は、キープボトルは使わずに、本格的に作ってもらうことにした。

 「カイピリーニャは、お砂糖は入れますか?」というおねえさんの質問に、「セン・アスーカ(砂糖抜き)で!」とみんなの声がそろったのにも笑ってしまった。

 ちなみに「砂糖入り」が欲しい場合には、「コン・アスーカ」と注文します。特に指定をしなければ、「砂糖入り」のほうが、カイピリーニャの標準形です。

 ひとしきり飲み食いしたところで、いよいよメインの「ピッカーニャグリル(500g)」を注文すると、すぐに固形燃料付きの卓上コンロが出された。

 カイピリーニャを飲みながら待つことしばし。

 ジュージューという、いかにも美味しそうな焼き音とともに、グリルパンにのったピッカーニャの登場だ。

「切り分けて、ファロッファとヴィナグレッチをかけてお召し上がりください。コンロに火を入れる必要はないと思います。もし肉が冷めてしまった場合には固形燃料に火をつけるようにしますから、呼んでくださいね」

 なるほど。そのために固形燃料が置かれてたんですね。

 しかし、そんな心配はまったく不要で、できたて熱々のうちに、500gのピッカーニャをサラッと完食した。

「どうしようか。肉を追加する? それとも煮込みにする?」

 煮込みは「フェイジョアーダ(肉と黒豆の煮込み)」、「ムケッカ(魚介のココナッツミルク煮込み)」、「フェイジョン(豆の煮込み)」の3種類がある。

 そして今日もやっぱり「ムケッカ(大)」(2,678円)で〆ることにした。

 この店のムケッカが、ブラジルで食べるよりも、はるかに上品で、はるかに美味しいのは、日本のほうが食材となる魚介類の鮮度がよくて、美味しいからに違いない。

 今夜もまた、たっぷりと3時間半のブラジル浴。お勘定は4人で17,482円(ひとり4,370円)でした。

 大満足、大満腹。そして大いに酔いました。どうもごちそうさま。

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「カフェ・ド・セントロ」 / アマゾニア / ヤシの新芽と赤カブ

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干し鱈のコロッケ / つぶしてピメンタをかけて / タピオカ芋のカリカリフライ

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カラブレーザソテー / ガラナ / カイピリーニャ

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プロシュートとキノコのサラダ / 固形燃料付きの卓上コンロ / ピッカーニャグリル

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ヴィナグレッチとファロッファ / ピッカーニャを切り分ける / カシャーサ

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ムケッカ(大) / ポテトフライ / カイピリーニャで〆

店情報前回

《平成29(2017)年2月22日(水)の記録》

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 「ハバーダ(Rabada)」(1,706円)は、ブラジル風の牛テール煮込み。  鍋の中には、ドーンと大きくカットした牛テールが2個。骨のまわりには、ふるふると軟らかくなるまで煮込まれた肉がたっぷりと付いている。  ブラジルの煮込み料理は、圧力鍋を使って煮込まれるので、豆(フェイジョン)だって、肉だって、とても軟らかく仕上がるのだ。  その大きな骨を、トングでつかみ、まわりの肉をナイフで鍋の中に切... [続きを読む]

受信: 2017.03.18 11:46

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