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さすが元祖の混み具合 … 立ち飲み「いこい本店」(赤羽)

「いこい」にて


 土曜日、午後5時過ぎの「いこい本店」は、びっしりと満員。

 5分ほど先行で入店した宇ち中さんが、かろうじて空いていた壁ぎわの2人用立ち飲みテーブルを押さえてくれていて、なんとか無事に入店。

 サッポロ赤星大瓶(410円)をもらって乾杯し、つまみを注文しようとするが、これが簡単にはいかない。とにかくお客さんが多すぎて、注文が通せないのだ。

 ごくたまに、人ひとり通れないぐらいの狭い通路を、飲み物や料理を持った店のおねえさんが行き来する。その瞬間をつかまえて、「料理の注文、いいですか?」と声をかけると、「ちょっと待ってね」と言いながら行き過ぎていった。

 ビールを飲みながら待つことしばし。さっきのおねえさんが、「はい、何にしましょう」とやってきてくれた。

「もやしナムル(110円)と、まぐろ刺身(130円)をください」

 と注文すると、あっという間に出てきたのは、もやしナムル。

 ところが、まぐろ刺身がなかなか出てこない。やっと出てきたのは、ちょうど大瓶のビールがなくなる頃合い。

「焼酎ハイボール(190円)を2杯、お願いします」

 飲みものも追加注文した。この値段、書き間違いじゃありません。焼酎ハイボールは本当にジョッキ1杯が190円なのだ。

 ここ「いこい」は、いま大流行中の、安い立ち飲み酒場の元祖のような店。

 ここで修業をした人が、新橋の「こひなた」を開いたり、各所にチェーン展開中の「晩杯屋」グループをおこしたり、さらにそこから「きど藤」グループも出てきた。これらを総称して「いこい」系というらしい。

 「いこい」の原点は、戦後すぐ(昭和24~5年ごろ)に、この地に創業した「アサヌマ酒店」。昭和44(1969)年に酒屋の一部が移転したのをきっかけに、店内の3分の1ほどを区切って、立ち飲みコーナーとして独立。さらに平成に入ってから、残っていた酒屋も全部移転して、完全に現在のスタイルの立ち飲み屋に転身。その後、改築して、平成24(2012)年に現在の新店舗になりました。

 元の酒店から数えると67~8年、立ち飲みコーナーになってからでも48年の歴史を持つ老舗立ち飲み店である。

 いっぽう、新橋「こひなた」の創業は平成13(2001)年、「晩杯屋」1号店(武蔵小山)は平成21(2009)年、「きど藤」1号店(高円寺)は平成24(2012)年と、これらの中では古い「こひなた」でも、今世紀に入ってからの創業。それでこれだけのブームを作り上げたんだからすごいよなあ。

 実は私自身はまだ「晩杯屋」に行ったことがない。これからの課題店のひとつなのだ。

 さっくりと40分ほど立ち飲んで、今日のお勘定は二人で1,030円(ひとり当たり515円)でした。

 どうもごちそうさま。

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もやしナムル、サッポロ赤星大瓶 / まぐろ刺身 / 焼酎ハイボール

店情報前回

《平成29(2017)年4月22日(土)の記録》

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コメント

晩杯屋もいこいで修行された方なんですね!

投稿: uchidaholic | 2017.05.05 08:27

そうなんです。「晩杯屋」を経営する、株式会社アクティブソース代表取締役の金子源氏が、「フードスタジアム」のインタビューに、以下のように答えています。
http://food-stadium.com/interview/12770/

『7年間勤務した自衛隊を辞めた後、25歳でレインズインターナショナルさん(「牛角」等を運営する会社)に入社したのですが、当時からもし自分が独立するなら、美味しくて、安くて、サッと一人で入ってサッと帰れる店にしたいと思っていました。それで、立ち飲みの最高峰の一つと言われる赤羽の「いこい」さんに頼み込んで修行させてもらいました』

金子さんは、築地でもサプライヤーとして働いたりして、『仕入れ力、いわゆる「買う力」が、飲食店経営の要である』ということに気付いたんだそうです。

まだお若い(1976年生)のに、すばらしい着眼力と実現力・実行力ですよねえ!

投稿: 浜田信郎 | 2017.05.05 10:28

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