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鴨と葱とでシンプルに … 鴨すき「とりなご」(恵比寿)

鴨すき


 恵比寿に『鴨すき』がものすごく美味い店があるということで、食べ好き、飲み好きのメンバー8人でやってきた。

 といっても、急に思い立ってやってきたわけではない。

 なにしろ大人気で、予約もなかなか取れないようなお店なので、今日のメンバーでもあり、この店の常連さんでもあるUさんが、3ヶ月も前に予約を入れてくれて、やっと今日のこの日を迎えることができたのでした。

「『鴨すき』は予約していますが、それ以外の料理と飲みものは、この場での注文になります。あまり注文しすぎると、『鴨すき』が入らなくなりますから、気をつけてくださいね」とUさん。

 まずは生ビール(500円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯すると、すぐに出されるお通しは「鶏とワカメの酢の物」だ。

 みんなでメニューを見ながら相談した結果、鍋前としていただく料理は、「炙り造り盛り合わせ(もも・むね・ささみ)」(1,300円)、「とぼし(鶏ささみ干物)」(600円)、Uさんオススメの「ユーリンチー(油淋鶏)」(600円)、そしてブラジルから帰国したメンバーが大好きな「ポテトフライ」(300円)。

 くっついた4人用のテーブル2卓を囲んでいるので、鍋前の料理も、それぞれ2人前ずつ注文した。

 ここ「とりなご」の本店は福知山(京都府)にある。

 「とりなご」という店名のもとになっている「鳥名子となご」というのは、伊勢神宮に奉仕して雑役に従う童女や、伊勢神宮に奉納する『鳥名子舞となごまい』を舞う童男・童女のことを指す言葉なんだそうな。

 生ビールに続いては、福知山の地酒「福知三萬二千石・純米酒」(500円)を、まず冷酒でいただいて、その後、燗酒もいただいた。この燗酒がうまいっ。

 鍋前のつまみが残りわずかになったところで、『鴨すき』用の鍋が登場した。

 銀色の鍋の中には、いかにも旨そうな黄金色のスープ(だし)がなみなみと入っている。

 これがテーブルに埋め込まれたコンロ上に置かれ、火がつけられた。

 しばらくして、だしが沸騰したところで、店員さんが大皿に盛られた「鴨肉」、「鴨団子」、そして別の大皿に山盛りにされた「ねぎ」を持って現れた。

 店員さんは、まず「鴨団子」をスプーンで一口サイズに丸めながら鍋に投入していく。この「鴨団子」の中の鴨肉や生姜の味が、だしのコクをさらに増すのである。

 「鴨団子」をすべて鍋に投入し終えたら、店員さんが各人用の小鉢に、鍋のだしを取り分けて配ってくれる。

 ここから先、「鴨肉」や「ねぎ」を鍋に投入したら、あっという間にできあがるので、先にだしを取り分けておくことが重要なのだ。

 店員さんは、大皿から参加メンバーが一気に食べられるぐらいの枚数(人数分+α程度)の鴨肉を鍋に入れてほぐし、そこに細長~くカットされた「ねぎ」を、わさっと投入する。

「ねぎは9秒、鴨肉は15秒ほどで食べごろになるので、すぐにお召し上がりください。鍋の中に放っておくと、火が通りすぎて鴨肉が固くなりますから、食べる分だけ、順に入れるようにしてくださいね」

 これはもう、ゆっくりしてなんていられない。

 「ねぎ」と「鴨肉」を大急ぎで各自の小鉢に取り、ワッシワッシとほおばる。

 これはうまいっ。

 すぐに次の「鴨肉」と「ねぎ」を投入して、また大急ぎでいただく。

 みんな無言で、大皿から鍋へ、鍋から小鉢へと、せっせ、せっせと箸を運んでいる。

 お酒に手を伸ばす余裕もないほどだ。

 一所懸命、カニに取り組んでるときと似たような光景だなぁ。

 丸皿に盛られた「鴨肉」や「ねぎ」が、残り3分の1ぐらいになったところで、やっと「ふぅ~っ」と、ひと息ついた。

「美味しいねぇ」

「だしが素晴らしいね」

「鴨肉とネギだけというシンプルさがいいんだろうなぁ」

「こりゃ、いくらでも食べられるよ」

 参加したメンバーからの称賛の声があふれ出る。

 そして再びお酒も進み始めた。

 さらに「鴨肉」や「ねぎ」を追加するという選択肢もあるんだけど、そっちを選ぶとこのスープを使った、〆の食事ものまでたどり着きそうにない。

 そこで、今日は「和そば」(1人前350円)と「雑炊」(1人前450円)のダブル〆で、このスープを残さずいただくという道を選んだ。(〆として他にも、ラーメン、うどんが選べます。)

 まずは「和そば」から。

 「和そば」は大皿に盛られた状態で出されるので、沸騰しただしの中に、これを一気に投入しかき混ぜる。

 あっという間にできあがるので、これを各自で小鉢に取ってすすり込む。

 んん~~っ。やっぱり、このだしが旨い!

 「和そば」を食べ終えたら、今度は「雑炊」だ。こっちは店員さんが作ってくれる。

 まず鍋のだしの量を調整し、「雑炊」にちょうどいい量にする。取っただしは丼に入れてくれるので、あとでスープとしていただくことができる。

 ごはんを入れてかき混ぜ、溶き卵をツツゥ~~ッと入れたらできあがり。

 お好みで、一緒に出される刻み海苔をトッピングしていただく。

 うぅ~っ。大満足じゃ。

 ゆっくりと3時間ちょっと楽しんで、お勘定は8人で63,610円(ひとり当たり7,950円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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「とりなご」 / 表の看板 / お通し(鶏とワカメの酢の物)

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炙り造り盛り合わせ / とぼし(鶏ささみ干物) / ポテトフライ

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ユーリンチー(油淋鶏) / 鴨すきの鍋が出される / 大量のネギが登場

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だしが沸いてきた / 鴨肉も登場 / 赤身の鴨肉が美しい

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まず鴨団子を投入 / おだしを小鉢に取って / 各人の前へ

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一気に食べられる枚数を / 鍋に投入して / くっつかないようにほぐす

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ネギをわさっと入れる / ほんの10秒ほどでできあがる / 小鉢に取っていただきます

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このネギがうまいんだ / 〆の第一弾、和そば / ささっと混ぜる

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汁がうまいね / 〆の第二弾は雑炊 / ごはんを投入

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サラサラっと混ぜて / 溶き卵を入れると / 雑炊の完成だ

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雑炊にはお好みで刻み海苔をトッピング / 本日のメンバー

店情報

《平成30(2018)年2月16日(金)の記録》

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