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全部のせ豪華〆ごはん … 「肉山(にくやま)」(吉祥寺)

全部のせ豪華〆ごはん

 去年の7月に宇ち中さんが予約してくれた「肉山」の日がやってきた。

 半年後の予約がやっと取れるかどうかだもんねぇ。相変わらずものすごい人気店だ。

 この店のメニューは、ひとり5千円の「お任せコース」のみ。

 これでスタートの「キムチ」から始まって、「色んな肉」、「焼野菜」が次々に出され、最後に「〆ごはん」(玉子かけごはん or カレー)で締めくくる。

 この「お任せコース」で出される肉が、とても5千円とは思えないほどの質と量なのが大人気の理由なんだろうな。

 なにしろいつも予約で満席なので、無駄のない仕入れをすることができる。それがこの値段で、いいものをたっぷりと提供できることにつながってるんだと思う。

 そのことがさらにまた大勢の客を呼びと、まさに好循環スパイラルなのである。

 以前はプラス5千円(食べ物と合計するとひとり1万円になる)で飲み放題も選べたが、今回のメニューを見ると、飲み放題はなくなったようだ。

 今回のメンバーは、宇ち中さんと、「古典酒場」編集長の倉嶋紀和子さん、そして私の3人。

 開店時刻の正午に店に入ると、入口左側にあるL字カウンターの短辺部分に案内された。この席に座るのは初めてだ。

 席に着くと、すでに前菜の「キムチ」と「プチトマト」、そして今後出される「色んな肉」用の「3種の薬味」(粒マスタード、柚子胡椒、辛味噌)が置かれている。

 まずは「生ビール(ザ・プレミアムモルツ)」(600円)を3つもらって乾杯すると、肉の1品め(12時17分)は、定番の冷製、「お肉のパテ」である。

 このパテをつまみに、あっという間に生ビールを飲み干して、目の前にずらりと並んでいるワインボトルの中から、ラベルにタコの絵が描かれた赤ワイン「アムネスティ」をボトル(3,500円)でもらう。

 肉の2品め(12時26分)は「豚ロース」。長時間かけて、じっくりと焼き上げたという豚ロースは、肉全体が均質な仕上がりになっていて驚くほどうまい。やるなぁ。

 続いて出てきた3品め(12時37分)は「焼野菜」。見事な「深谷ねぎ」である。

 超熱々に仕上がっているネギを、中の芯が飛び出さないように慎重にかじる。うぉ~っ。ネギの自然な甘みがすばらしい。

 続いて出てきた素晴らしい赤身肉(4品め、12時43分)は、「熊本県産赤牛のソトモモ肉」だそうな。本当に上手に焼き上げてるよねぇ。見るからに、うまそうだもん。

 このL字短辺の席からは、厨房の様子がよく見える。

 牛肉は材料の段階からとても美しい。それが木製の箱から出されて、焼き台の上に並び、順次、焼き上げられていくのだ。

 5品め(12時58分)は、これも来るたびに出される定番料理、「エリンギと短角牛ソーセージ」だ。

 短角牛ソーセージのコクもさることながら、エリンギの食感が好き。大きいエリンギは、輪切り方向にカットされていて、プリッとした噛みごたえがたまらないのだ。

 ここで1本めの赤ワインがなくなり、2本めは「29」と書かれた、この店の赤ワインを、これまたボトル(3,500円)でもらう。

 そして出された6品め(13時10分)は「トンカツ」だ。ウスターソースをまとったトンカツは、とてもやわらかい。定食のおかずにしても美味いだろうなぁ。

 7品め(13時20分)は「カメノコ」。これは牛のウチモモ肉の付け根の、シンタマ(芯玉)と呼ばれる部位の一部で、「亀の甲羅」の形に似てるからカメノコと呼ぶらしい。

 ブラジルにいるときに、アルゼンチン牛の赤身肉にはまりまくってたんだけど、ここ「肉山」の赤身は、それよりもはるかに丁寧に仕上げられていて、感動を覚えるほどの味わいと食感だ。

 倉嶋さんと宇ち中さんは、ブラジルにも呑みに来てくれたので、そのときに一緒にいただいた牛肉の話にも花が咲く。

 氷のついたボトルを高~く持ち上げて、グラスいっぱいまでピシャリと注いでくれるのが面白かったね。

 8品め(13時32分)も、これまた見事な赤身の「北海道産赤牛肉のトウガラシ」。トウガラシというのは、牛の肩から前足にかかる肩甲骨あたりの、唐辛子に似た形状の希少部位なんだって。連続的に希少部位が出てくるのもすごいことだよね。

 追いかけるようにやってきた9品め(13時37分)は、とっても新鮮な「みそきゅうり」。パキッといただくと、口の中がすっきりとリセットされる。

 そして出てきた10品め(13時43分)は、「黒毛和牛のイチボ肉」。ブラジルで言うところのピッカーニャだ。

 これは牛のお尻のえくぼあたりの肉で、これまた希少部位。やわらかさと赤身の旨さのバランスがすばらしい。あぁ~、幸せ。

 そしてこのイチボで、「色んな肉」と「焼野菜」のすべてが終わり、あとは「〆ごはん」だけである。

「玉子かけごはんとカレー、どちらにしますか?」

 と聞かれ、『どっちにしようかなぁ。本当は両方とも食べたいんだけどなぁ』と思っていたら、

「カレーに玉子をかけてもらえますか?」

 と宇ち中さん。倉嶋さんも私も、「私も!」「私も!」とその注文に従った。

 13時51分、美味しそうな「カレー+生卵」がやってきた。

 その上に、これまでに出された肉や野菜を1つずつトッピングしていく宇ち中さん。

 ここの肉や野菜は、ひとり当たり2~3切れずつが、盛り付けられていて、必ず人数で割り切ることができる。

 宇ち中さんは、そのひとり分の割り当ての1つずつを、最後の「〆ごはん」に向けて、別皿にストックしていたのだ。

 そのトッピングを終えた「〆ごはん」(冒頭の写真)が豪華なこと!

 今日、出してくれたすべての料理を、この1杯で振り返ることができますね。

 「〆ごはん」も完食し、2本めの赤ワインも飲み切って、午後2時半まで2時間半の「肉山」登頂。

 お勘定は3人で23,800円(ひとり当たり7,933円)でした。どうもごちそうさま。

 うぅ~~~っ、満足、満腹。

 店を出て地上に降りると、1階の「肉山の一階」(17:00~23:00の営業)も開店準備が進んでいる。こっちの店にも、ぜひ来てみたいなぁ。

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2階が「肉山」 / メニュー / キムチ、プチトマト、三種の薬味

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生ビール / お肉のパテ / 赤ワイン1本め

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豚ロース / 深谷ネギ / 熊本県産赤牛のソトモモ肉

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調理前の肉も美しい! / 短角牛のソーセージ(奥)とエリンギ / 赤ワイン2本め

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トンカツ / カメノコ(シンタマ) / 北海道産赤牛肉のトウガラシ

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みそきゅうり / 黒毛和牛のイチボ / 〆のカレー(生卵かけ)

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すべての具をトッピングして / スペシャル丼完成! / 下は「肉山の一階」

店情報前回

《平成31(2019)年2月9日(土)の記録》

(次回)19.12.01 いろんな肉を少しずつ … 「肉山(にくやま)」(吉祥寺)

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