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たっすいがは、いかん … 高知名物「一軒家(いっけんや)」(高知)

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 去年、高知の街を歩いていて、「一軒家」という酒場の外観に引かれた。

 その創業は昭和26(1951)年頃というから、創業70年近い老舗酒場である。

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 「高知名物 一軒家」と書かれた大きな黄色い看板の下には、左右に2枚ののれんが出されていて、左側ののれんの奥が店の入口。右側ののれんの奥は小さな通路になっていて、その通路の左側も入口になっている。

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 店内は、その両方の入口に面するようにL字カウンター12席。

 この空間を、年配の女性ふたりが切り盛りされている。

 その一角に座り、まずは「ビール(大ビン)」(750円)。キリンとアサヒが選べるところを、キリンをいただいた。

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 なぜキリンかというと、さっき店の外で見たキリンのポスターに引かれたから。

 「たっすいがは、いかん!」というのは、「弱々しい、手応えのないのはダメ」ということ。つまり「みずっぽい、飲み応えのないビールはダメだ!」ってことを言っているのだ。

 コクと苦みが特徴の「キリンラガー」を前面に打ち出したポスターなんですね。

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 さて、つまみ。

 店内には定番メニューらしい短冊メニューと、日替りの品らしいホワイトボードメニューの両方がある。

 定番メニューのほうには値段が明記されているが、ホワイトボードメニューには値段は書かれていない。

 大瓶ビールが750円、焼酎や日本酒が450円、焼き鳥が5本600円、お茶漬けも600円というあたりで考えてみると、『大衆酒場』と言えるほどの安さではないようだ。

 焼き鳥が、各種それぞれ5本ずつが1人前になってるのが、ちょっと残念だなぁ。各種盛り合わせて5本、なんてのを作ってくれるといいのに。

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 ホワイトボードメニューの一部に、高知ならではの料理名が並んでいるのも面白い。

 「マグロハランボ」のハランボというのは、マグロのお腹の最下部の、脂がのってるあたりの身のこと。

 「フカ鉄干し」は、まるで分らなかったので、その場でスマホで検索したところ、フカ(=サメ)の身を天日干しした、高知を代表する昔ながらの珍味なんだそうな。

 「ニロギ」は、ヒイラギ(オキヒイラギ)という小魚のこと。これも干したものを炙っていただく。

 「沖ウルメ」はニギスという深海魚で、「ホタレ」はカタクチイワシ。松山のほうでは「ホウタレイワシ」と呼ぶんだけど、同じ四国でも呼び名が違いますねぇ。

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 何をもらおうかと迷ったが、ちょうどカウンター内におでん鍋が置かれていたので、ひとまずそのおでんをもらうことにした。

 店のおばちゃんに、おでん鍋の中の具材を指差しながら、「焼き豆腐と牛すじと、あと、これはフキ?」、「そうです。フキですよ」、「じゃ、そのフキをください」と3品、取ってもらった。

 値段は書かれていないが、のちのお勘定額から逆算すると、この3品で500円だったようだ。安くはないけど、高くもない。

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 昨夜は地元在住の方に、この近くの土佐料理「こうちや」(→食べログ)に連れて行ってもらった。

 ここでまずいただいた「さば焼き寿司」が旨かった。

 酢めしに焼き鯖をのせた料理なんだけど、下の酢めしも炙られていることがポイントなのだ。

 この「鯖焼き寿司」(800円)は、皿鉢料理に盛り込まれていることも多いんだそうで、ごはん物なんだけど、まず最初にいただくつまみとして好まれているそうだ。

 もうひとつ、この店で面白いのが「四万十青のり天」(550円)。四万十川でとれた青のりの天ぷらだ。

 他の店では、青のりだけをカリッと揚げたものが多いのだが、ここは小麦粉をつなぎに入れて、ねっとり餅々とした食感に仕上げられているのである。

 カウンター席もあって、ひとりでも楽しめそう。ぜひまた行ってみたいです。

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 今日は今日とて、まずは一昨日も行った「葉牡丹」に向かったわけだが、ここで初めて水曜日が定休日になっていることに気がついた次第です。

 あとで店の公式サイトで確認したところ、去年(2019年)10月から、それまでの年中無休の営業から、水曜定休に変更したそうだ。

 もし入れたら、まず「キリンビール(小瓶)」(290円)でのどをうるおしつつ、「ホルモン煮込み」(200円)に「鰹ハランボ塩焼」(380円)をいただいて、一昨日、となりの常連さんが飲んでいた日本酒「松翁」(200円)の燗酒に移行。

 その後、「鯖寿司」(428円)、「どろめ」(380円)、「酒盗」(238円)などをいただきながら、日本酒に飽きたら栗焼酎「ダバダ火振」(380円)か、高知の純米吟醸焼酎「仙頭」(270円)も飲んでみたいなぁ、なんてことを思っていただけに残念なり。

 そんなわけで、「もし『葉牡丹』がいっぱいで入れなかったら、その次はここ」と決めていた「一軒家」にやって来たのでした。

 実はもう1軒、行ってみたい酒場があるので、そっちにも行ってみましょうかね。

 さっくりと45分ほどの滞在。「一軒家」のお勘定は1,250円でした。どうもごちそうさま。

店情報

《令和2(2020)年3月11日(水)の記録》

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