« 店情報: 食堂「モンキー」(本庄) | トップページ | 本庄から戻ってイカ刺 … 立呑み「やきや」(荻窪) »

食堂であり酒場であり … 食堂「モンキー」(本庄)

Dsc02704a

 明日の仕事に備えて、日曜日の夕方、本庄(埼玉県)にやって来た。

 同行のAさんと、前泊のホテルで落ち合って、事前打ち合わせも兼ねた夕食に出かけた先は、JR本庄駅から徒歩5分(350m)ほどのところにある食堂「モンキー」である。

Dsc02705a

 初めてやってきた本庄。食堂「モンキー」のことも、事前に知っていたわけではない。

 ネットを使って、まずは本庄駅周辺の居酒屋情報を調べてみたが、ピンと来るところが見当たらなかった。

 そこで、つぎに食堂を調べてみたところ、ここ食堂「モンキー」に出会ったのでした。

 ポイントはメニュー。つまみとなりそうな料理が多いかどうかが、酒場としても良さそうな店かどうかの決め手になるのだ。

Dsc02708a

 この店の場合、メニューに『単品・おつまみ』というところがあって、基本的なつまみが並んでいる。

Dsc02712a

 さらにカウンターの中の壁にも、ずらりと単品料理のメニューが貼り出されているのだ。

 これは明らかに飲めそうでしょう!?

 呉(広島県)もそうだったけど、地方都市の場合には、大衆食堂が大衆酒場を兼ねていることが多いのだ。

Dsc02707a

 店内はカウンター6席と、その背後に4人用テーブルが3卓。

 我われ二人が店に入ったのは午後5時半。店内は7~8割りの入りで、ほとんどが近所の常連さんたちのようだ。

 その時点で、カウンターは満席で、3卓のテーブルも、それぞれ1~2名のお客さんがいたのだが、そのうち1卓のお客さんが、知り合いが座っている他のテーブルに移ってくれて、我われは真ん中の1卓に座ることができた。

 常連さんが多い酒場ならではの席の譲り方で、ありがたい限りである。

 まずは「生ビール」(550円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯した。

Dsc02710a

 追いかけるように出されたお通し(たぶんサービス)は、大根とキュウリの浅漬け。

 店は店主夫妻と、その息子さんの3人で切り盛りされている。

Dsc02711a

 つまみの1品めは「もつ煮込み」(450円)。これはひとり1個ずつ注文した。

 北関東では「もつ煮込み」は旨いところが多いと聞く。

 だから埼玉県の北西部に位置する本庄でも、「もつ煮込み」は旨いに違いないと思って注文したら、その考えに間違いはなかった。

Dsc02715a

 乾杯の生ビールを飲み干したあと、Aさんがメニューに『地物との酒屋特製!!』と特記された日本酒「本庄宿ほんじょうじゅく」(1杯500円)を注文すると、「本庄宿」はその1杯でちょうど売り切れた。

 私は焼酎の「お茶割」(400円、上の写真)を注文した。

 焼酎の銘柄は「三楽」。いただいた「お茶割」の他、「水割」(350円)、「ウーロン茶割」(400円)、「ソーダ割」(400円)で飲むことができる。

Dsc02716a

 追加注文で「冷やっこ」(350円)をいただく。

Dsc02718a

 この「冷やっこ」を箸で切り崩しながら、「もつ煮込み」の残り汁に浸しながらいただくのが旨いのだ。

 「もつ煮込み」の味が、それほど濃くないので、最後の一滴まで、完全に飲み切ることができた。このコクのある汁自体が、とてもいいつまみである。

Dsc02719a

 焼酎の「お茶割」をおかわりしながら、「芝えびのからあげ」(400円)をもらう。

 Aさんは、群馬の清酒「赤城山あかぎさん」(1杯500円)である。

 本庄市の北側を流れる利根川を渡ると、もうそこは群馬県(伊勢崎市)。だから群馬のお酒もよく飲まれるんでしょうね。

Dsc02723a

 大衆食堂でのつまみの定番「ハムエッグ」(450円)は、この店にもありましたねぇ。

 キャベツの千切りもたっぷりと添えられていて、ひとりで飲みに来たら、これだけで長時間楽しめそうだ。

Dsc02727a

 「お茶割」をおかわりして「レバ焼」(400円)。牛レバーのバター焼きである。

 日ごろ、もつ焼き屋や焼鳥屋で、ほぼ豚レバ、ときどき鶏レバという食べ方をしているので、牛レバを食べたのは久しぶりかも。バターの風味とよく合ってますねぇ。

Dsc02733a

 こちらは「ごぼう天」(500円)。ごぼうの自然な甘みがうまいんだな。

 それぞれ一人客として入って来ていた常連さんたちが、午後7時を過ぎたころから、徐々に店を後にし始めて、「ごぼう天」をもらった7時半ごろには店内がすいてきた。

 「ごぼう天」を持ってきてくれた息子さんに話を伺ってみると、ここの常連さんたちは、ここでひとしきり飲み食いしたあと、近くのカラオケスナック「ミッキー」で歌いながら飲み、最後にこれまた近くのホルモン焼「空(そら)」で締めくくるのが、みなさんの定番のコースなんだそうな。

「若い人たちは、本庄駅の南口にできた新しい酒場に行ってるみたいですねぇ」

 と息子さん。本庄には早稲田大学本条キャンパスなどもあって、若者も多いそうだ。

Dsc02735a

 「ごぼう天」には、天つゆのような汁(つゆ)も添えられていて、これに大根おろしを投入して、ごぼう天を浸けて食べるのもうまい。

Dsc02736a

 飲むも食べるも、もう十分な状況ではあるが、せっかくお店の人たちと話ができる状態になったので、もう1杯、「お茶割」をもらって、つまみには「みょうがみそ」(350円)を注文した。

 この「みょうがみそ」は、おかあさんの創作料理。「家で作るときは、味噌と麺つゆで作るとうまくいきますよ」と教えてくれた。

 食堂「モンキー」が開業したのは47年前(1973年、昭和48年)のこと。

 おとうさんが申年(さるどし)生まれだったので、食堂「モンキー」とした。

「“さる”だと、お客さんが“去る”につながりそうなんでねぇ。それで“モンキー”にしたんですよ(笑)」

 その後、息子さんも店に入って今は3人で切り盛り中。お客さんも常連さんが多いので、お客さんまで含めて、みんながファミリーのようなゆるやかな空気なのがいいね。

Dsc02739a

 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は二人で8,195円(ひとり当たり4,098円)でした。どうもごちそうさま。

 店を出て2~3分歩いたところで、後ろから「お客さ~ん!」という声が聞こえてきた。

 振り返ると、食堂「モンキー」の息子さんが、一所懸命、自転車をこいでやって来た。

 「いただいた千円札が重なっていて、1枚多かったんですよ」と千円札を手渡してくれた。

 一見いちげんの、次はいつ来るかわからない客に対して見せてくれたこの誠意。そういう正直なお店だから、常連さんたちが居つくんだろうな。

Dsc02743a

 「どうもありがとうございます」と息子さんにお礼を言い、次の角を曲がると、すぐ目の前が、話題に上ったホルモン焼「空」だ。

 なるほど。カラオケスナック「ミッキー」で、ひとしきり歌い終わったら、またみんな、この店につどうのか!

 次に本庄に来る機会があれば、食堂「モンキー」への再訪はもちろんのこと、ここホルモン焼「空」にも来てみたいですね。

店情報

《令和2(2020)年3月1日(日)の記録》

|

« 店情報: 食堂「モンキー」(本庄) | トップページ | 本庄から戻ってイカ刺 … 立呑み「やきや」(荻窪) »

コメント

すんごい久しぶりにコメントさせて頂きます。
「へ~、本庄って地名が他所の県にもあるのか~」とタイトルを見た瞬間に思ってしまいました。
埼玉県北部在住ですが、本庄はあまり行かないので興味津々で読ませて頂きました。
良い店ですね。店構えからも伝わります。
さすがのアンテナですね!
これからも引き続き楽しみに拝見させて頂きます。
良き居酒屋浴ライフを~♪

投稿: kubota-kun | 2020.05.08 07:59

安くて、美味しくて、雰囲気もよく、とてもいいお店でした。
近いうちに大宮にも行ってみたいと思っています(^^)

投稿: 浜田信郎 | 2020.05.08 11:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 店情報: 食堂「モンキー」(本庄) | トップページ | 本庄から戻ってイカ刺 … 立呑み「やきや」(荻窪) »