今治焼き鳥の大人気店 … やき鳥「鳥林(とりばやし)」(今治)

Dsc08734a_20250517105601

 今治に到着し、駅近くのホテルにチェックインした後、午後5時の開店時刻を目指して、『今治焼き鳥』の大人気店、「鳥林」にやって来た。

Dsc08741a

 先客は小上がり座卓の若い男性3人組と、カウンターの一番奥の年配男性ひとり客。

 「ひとりです」と入った私は、カウンター奥の男性ひとり客のとなりを1席空けて、奥から3番めの席に案内された。

Dsc08739a

 店に入る前から、最初の注文は決まっている。「瓶ビール 大瓶」(660円)と「皮焼」(352円)である。

Dsc08742a_20250517105601

 すぐに出されたお手拭きと瓶ビールに続いて、お通し(サービス)の生キャベツもやって来た。

Dsc08744a

 待つこと5分ほど。「皮焼」も焼き上がってきた。

 焼き鳥を、一般的な直火焼きではなくて、お好み焼きや焼肉を焼くような鉄板を使って、さらにプレスと呼ばれる持ち手つきの小さな鉄板も使って、上からも押し付けながら焼きあげるのが『今治焼き鳥』の大きな特徴。

 鉄板上で焼くことで、鶏肉から出る脂で揚げ焼きのようになり、さらにプレスすることにより蒸されもするため、火の通りが早く、素早く提供することができるのである。

 そんな『今治焼き鳥』の中でも、ほとんどの客が注文する、「超」が付くほどの名物部位が、この「皮焼」なのでした。

Dsc08746a

 「皮焼」をいただきつつ、追加注文したのは「レンコン」(352円)だ。

 「レンコン」は、厚さ1センチほどにスライスした蓮根の穴に、ツクネを詰めて焼き上げたもの。

 これまたこの店も含む、今治で焼き鳥を提供する店では定番の人気料理なのだ。

Dsc08750a_20250517105601

 大瓶ビールを飲みきったところで、今治の地酒、「山丹政宗」(1合385円)を熱燗で注文すると、まずコップが出され、それに表面張力まですり切りいっぱいで燗酒を注いでくれた。

 注ぎ方、上手ですねぇ!

Dsc08753a

 この地元のお酒に合わせようと、「たこ天」(440円)を注文したんだけれど、残念ながら本日はタコの入荷はなし。代わりに「えび天」(440円)をもらった。

 出てきた「えび天」は、エビ唐揚げとエビ天ぷらの中間的な感じで、エビのまわりにうっすらと衣がついている。

 パリッと塩味で、川エビ唐揚げ風に楽しめました。

Dsc08755a_20250517105701

 さらに「きも焼」(352円)も注文して、燗酒に続く飲み物として「麦焼酎」(385円)をロックでもらうと、なんと! 麦ロックはジョッキでやって来た。

 ックゥ~~~ッ。さすがロック、効くねぇ!

Dsc08756a

 「きも焼」も焼き上がってきた。

 なるほどなぁ。部位によっては、こうして串に刺した状態で鉄板上で焼き上げてくれるんですね。

Dsc08757a_20250517105701

 でも結局、串からばらしていただきます。

 ちなみに「きも焼」は、鶏レバと鶏ハツ。他に「もつ焼」(352円)もあって、そちらは砂肝です。

Dsc08737a

 2時間近く楽しんで、今宵のお勘定は2,920円(支払いは現金のみ)でした。どうもごちそうさま。

Dsc08738a

 私にとって、「鳥林」の唯一の残念な点は、料理(全24品)の大部分が、焼き鳥を中心とした『焼き物』(16品)と、「せんざんぎ」(484円)や先ほどいただいた「えび天」などの『揚げ物』(5品)という、いわゆる『主役級のつまみ』に特化していることにある。

 それ以外の、『その他』のジャンルのところにやっと、「冷や奴」(297円)、「たこわさび」(352円)といった『ちょっと脇役風のつまみ』が2品と、「ご飯」(242円)が並んでいるのです。

 もう少し『ちょっと脇役風のつまみ』も充実すると、より『主役級のつまみ』が引き立つのではないかと思うのですが、三人で切り盛りされている店内は今でも大忙し。

 メニューのバラエティーが増えて、これ以上の人気になると、入れないお客さんもより多くなって困るんだろうなぁ。

Dsc08759a_20250517105701

 そんなわけで「鳥林」を出た後、うどんやラーメンなどを食べに行ったりすることもあるのだが、今夜は大丈夫。

Dsc08764a

 なぜなら宿泊先のホテル(クラウンヒルズ今治駅前)に『本日のお夜食』(19:00~料理がなくなるまで)という、夜7時からの無料サービスがあるばかりか、『ウェルカムドリンクサービス』(15:00~22:00)の中にアルコール飲料(サワー、ハイボール)まであるので、ホテルに戻ってから、自分の部屋で軽く〆ることができるのだ。

Dsc08764aa

 『「じゃこ天」「たこ飯」「鯛めし」など愛媛県の郷土料理をご用意しております。小腹が空いたときなど是非お召し上がりください』と書かれている『本日のお夜食』。

Dsc08765a_20250517105701

 今夜の郷土料理は、大好物の「鯛めし」でした。

 もちろん『ウェルカムドリンクサービス』の「酎ハイ」もいただきます。

 これは嬉しいサービスですねぇ。どうもありがとうございます。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年12月16日(月)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

豚を食べて麺を食べて … 「豚の味珍(まいちん)」(横浜)他

Dsc04815a

 仕事仲間と3人で、横浜駅きた西口のすぐ近く、狸小路の中にある「豚の味珍」にやって来た。

 狸小路を挟むようにして本店(1階のみ)と新店(1階と2階)が向かい合っているが、今日は3人なので、テーブル席がある新店2階を、事前に予約しておいたのだ。

Dsc04814a

 まずは「生ビール」(600円)を3杯もらって乾杯である。

 私以外のお二人は、初めての「味珍」なので、私のオススメの品を一気に何品か注文させていただいた。

Dsc04816a

 すぐに出てきたのは「辣白菜ラーパーサイ(白菜の漬物)」(310円)と「ハチノスのからし酢みそあえ」(550円)、そして「豚の舌」(720円)の3品だ。

 これら3品は、「モツ料理はあまり好きじゃない」という人であっても、まず問題なく食べることができる、とても無難な品々なのだ。

Dsc04817a

 続いては「豚の尾」(720円)。

 私がこの店に来るたびに必ず注文しているお気に入りの一品なんだけど、どうかな?

 この尻尾は中心の骨ごと調理されていて、注文を受けてから切り分けて出してくれる。

 これをチュルンといただいて、残った骨を、それ専用のお皿にコロンと捨てるのです。

Dsc04818a

 乾杯の「生ビール」を飲み干したあとは、この店では『ヤカン』という符丁で呼ばれている「焼酎」(450円)を、缶の「ウーロン茶」(160円)とセットでもらう。

 高ぁ~いところから、ヤカン状の専用酒器でツツゥ~~~ッと注いでくれるから、『ヤカン』と呼ばれるようになったんですね。

 初めてのお二人も、興味津々の表情でその様子を注視している。

Dsc04821a

 こちらは「豚の胃」(720円)。

 「味珍」で食べることのできる豚の珍味は頭、耳、舌、胃、足、尾の6種類(各720円)。

 創業者は横浜中華街で修業をしたんだけれど、「この味は日本人の口には合わない」という思いから、現在のような醤油をベースとした独自の味付けの豚料理を考案したんだそうな。

Dsc04822a

 ここで「腐乳(発酵豆腐)」(160円)も追加注文した。

Dsc04824a

 「腐乳」だけをつまみにしても、もちろん美味しいんだけれど、これをちょっと小皿にとって、酢も入れてかき混ぜたものに、「豚の胃」をつけて、絡ませていただくのが絶品なのだ。

 ックゥ~~~~ッ、間違いなく旨いよねぇ。

Dsc04826a

 『ヤカン(焼酎)』のおかわりは、今度は「炭酸水」(160円)とのセットでいただいた。

Dsc04823a

 さらには「牛すじ」(460円)も追加注文。

Dsc04828a

 2時間ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は3人で9,260円(ひとり当たり3,087円)でした。どうもごちそうさま。

・「豚の味珍」の店情報前回

◆ ◆ ◆

Dsc04831b

 「豚の味珍」での一次会を終えて、「シメタン(〆の炭水化物)でもいただきましょうか」ということでやって来たのは、「豚の味珍」から歩いて1分(85m)、「一軒め酒場 横浜西口店」である。

 今日の『二軒め』なんだけど、「『一軒め』酒場」というのも面白いよね(笑)。

Dsc04832b

 午後8時過ぎの店内は、大勢のお客さんたちで大にぎわい。

 我われ3人は、店の奥のほうの1卓に案内され、私以外のお二人は「レモンサワー」(209円)を、私はプレーンな「酎ハイ」(209円)をもらって、本日2度めの乾杯である。

Dsc04834b

 注文したのは、『仕上げに、旨みたっぷりの特製鯛塩をふりかけました!』と書かれている「〆の旨塩焼そば」(352円)。

Dsc04835b

 さらには『焼きそばは食事? いえ、最高の「つまみ」です! しっかりと焼き上げることで、モチッとした麺にカリカリ感をプラス。食事から「つまみ」へと昇華させました。ほんのり焦げたソースの香りが懐かしく、食欲をそそります。』とある「酒場のソース焼そば」(385円)。

Dsc04836b

 そして、徳島県つるぎ町半田の『半田手延べそうめん』を使った「肉南蛮そうめん」(319円)である。

Dsc04837b

 これら3品を一気に注文して、各自のお皿に取り分けながらいただく。

 「一軒め酒場」には何度も来たことがあるんだけれど、一人で来ると〆の麺類はどうしても1品だけということになってしまう。

 こうして3品同時に食べ比べることができるなんて、本当にうれしいよねぇ。

Dsc04838b

 それら3品を食べ終えても、まだみなさん、お腹には余裕があるようだ。

 そこでレモンサワーや酎ハイをおかわりして、改めて「たたきごぼう」(308円)も追加注文。

 ゴボウの自然な甘さと旨みに、すっかりハマっています。

Dsc04840b

 とどめは「手包み肉汁たっぷり一軒め焼売」(319円)。

 これは一皿(一人前)が2個だったので、3人とも食べることができるように、二皿(二人前)を注文した。

 各店舗で店のスタッフが包んでいるから『手包み』なんだそうで、これを刻んだキャベツが入った中華スープと一緒に出してくれる。

 この提供スタイルも、汁好きの呑兵衛にはたまりませんね。

Dsc04841b

 1時間半ほどの〆タイム。お勘定は3人で3,256円(ひとり当たり1,085円)でした。

 どうもごちそうさま。

・「一軒め酒場 横浜西口店」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年5月27日(月)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

よか得セットで昼呑み … 立ち呑み酒場「よかたい マイング店」(博多)

Dsc07881b

 博多駅に着いて、昼食を兼ねた昼呑みにやって来たのは北改札口の裏手にある、「立ち呑み酒場 よかたい マイング店」だ。

 店に着いたのは午後1時前。

 ここ「よかたい マイング店」は年中無休で、朝10時から夜11時までの13時間営業。

 早朝の時間帯以外であれば、ほぼいつでも飲めるのがありがたいよねぇ。

 店名の頭に『立ち呑み酒場』という肩書きが付いているけれど、どっちかというと普通に座って飲むのが主流。『なんなら立って飲むこともできますよ』という程度の『立ち呑み酒場』なのである。

 今日は入口を入ってすぐ左手の、L字カウンターの入口側角のあたり(レジの近く)に座らせてもらった。

Dsc07883b

 座るとすぐに目を引かれたのが、大きな文字でアピールされている「よか得セット」のメニュー。

 「メガハイボール」(単品715円)、「手羽先唐揚げ2本」(単品286円)、「酢もつ」(単品308円)の3点で、単品合計なら1,309円になるところが、このセットだと1,100円。

 なんと16%(209円)もお得になるセットなのだ。こりゃ注文するしかないよねぇ!

Dsc07884b

 すぐに「メガハイボール」と「酢もつ」がやって来た。

 「酢もつ」の小鉢が小さく見えるんだけれど、この小鉢は普通の大きさ。

 「メガハイボール」のジョッキが、とにかくでっかくて重いのである。

Dsc07885b

 「酢もつ」は、新鮮なモツを湯通しして細く刻み、ポン酢で和えた、博多発祥の博多名物料理。

 博多の酒場の定番料理と言ってもいいぐらいのもので、店ごとに、その店ならではの「酢もつ」を出してくれるのである。

 出てくるのも早いので、ここ「よかたい マイング店」のような「お通し」のない酒場だと、最初のつまみとしてちょうどいいよね!

Dsc07892b

 揚げたて熱々の「手羽先唐揚げ2本」もやって来た。

 メニューには「手羽先唐揚げ」(1本143円)と書かれていて、1本から注文することができる。

Dsc07888b

 メニューのジャンルとしては『よかたい名物』というところで、「博多一口餃子」(6個297円)、「よかたいとり皮」(1本198円)、「やみつき豚バラ焼」(495円)、「もつ煮込み」(385円)と一緒に載っている。

Dsc07882b

 「酢もつ」も「手羽先唐揚げ」も、とても美味しくて、あっという間に食べてしまった。

 もう1品なにか注文しようと、『本日のおすすめ』メニューを見ていて、「焼き丸天おろし」(308円)というのが気になったので、これを注文した。

Dsc07893b

 ほぉ~~~っ! こうきましたか。

 うどんのトッピングとしても使われる、まん丸い揚げ蒲鉾(すり身揚げ)を、焼いてからスライスし、大根おろしと刻みネギがトッピングされている。

 こりゃもう、見ただけでわかる『旨いつまみ』だ。

 大根おろしの上に、ちょいと醤油をかけていただきます。

Dsc07895b

 「メガハイボール」も残り少なくなってきたので、お店のライン公式アカウントに登録するとプレゼントされる、『初回登録特典:生ビール、ハイボール、レモンサワーのどれか1杯』の中から、ハイボールをいただくことにした。

 どうですか! このジョッキの大きさの違い!

 メガジョッキがいかに大きいかがわかりますよねぇ。

Dsc07898b

 さっくりと1時間ほどの昼呑みタイム。お勘定は1,298円でした。どうもごちそうさま。

 自分が思ってたよりも安かったので、改めてレシートを確認してみたところ、なんと! 「よか得セット」はさらに100円引きの990円となっていました!

 ということは、前述の16%(209円)お得なんてものではなくて、実に24%(319円)もお得なセットだったんですね。ありがたいことです。

 改めてネット情報等も確認してみたところ、このちょっと前まで「よか得セット さらに100円引き!」といったキャンペーンをやっていたらしく、私が訪問したこの日もまだ、その『さらに100円引き』が適用されていたんですね。

 参考情報ですが、2025年2月頃のメニュー写真では「よか得セット」は1,210円となっているようでした。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年11月5日(火)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

定番料理でたっぷりと … 中華料理「相一軒(あいいちけん)」(神戸)

Dsc07768a

 昨夜の「赤ひげ姉妹店」での『ひとり呑み』に続いて、神戸での二夜目は、同行のAさんと二人で、事前に予約しての「相一軒」である。

Dsc07769a

 開店時刻の午後5時半に店に着くと、なんと入口引き戸にはすでに「満」の張り紙が出ているではありませんか。

 予約してて良かった。危うく入れないところでした。

Dsc07771a

 我われ二人はカウンター席に案内され、まずはいつものように「生ビール(大)」(800円)をもらって乾杯である。

Dsc07773a

 最初のつまみとして、完全に我われの定番となっていて、毎回必ず注文している「ザーサイ」(300円)、「エビせん」(300円)、「腸」(400円)の3品を一気に注文した。

 まっ先に出される「ザーサイ」は、「畑のアワビ」と呼ばれることもあるほどの素晴らしい弾力感と、ほどよい旨み。他のつまみが出されるのを待つ間のつまみとして最適なのである。

Dsc07774a

 揚げたて熱々で出してくれる「エビせん」(300円)は、サクッとした軽い食感と、海老の風味や旨みが最大の魅力で、生ビールとの相性も抜群なのだ。

Dsc07776a

 そして「腸」(400円)。これは豚の腸で、ピリ辛のタレがいい。

 毎回注文してるんだけど、飽きることなく旨いよねぇ。他の店ではお目にかかったことがない逸品だ。

Dsc07777a

 「生ビール(大)」を飲み干したところで、飲み物を「焼酎(麦)」(400円)の水割りに移行する。

Dsc07778a

 「腸」の具材が減ってきたところで、残ったピリ辛ダレの中に、細かく割った「エビせん」を投入して、その「エビせん」にタレを吸い込ませながらいただく。

 これがまた旨いんだ!

Dsc07781a

 この「腸」の旨さに導かれるように、「蒸し豚」(400円)も追加注文した。

 「蒸し豚」というのは豚耳のことで、「腸」と同じくピリ辛のタレがかけられる。

 これまたいいよねぇ。

 豚モツ系で言うと、他にも「タン」(450円)と「豚足」(600円)がある。

Dsc07787a

 これにももちろん割った「エビせん」を投入である。

Dsc07788a

 最後は添えられた千切りキャベツにからめて、残ったタレまできっちりとつまみとしていただきました。

Dsc07790a

 麦焼酎の水割りもおかわりしながら、「相一軒」の名物料理でもある人気の逸品、「あさり炒め」(600円)を注文。

 これまたアサリはもちろん、それと一緒にお皿にたっぷりと入っているスープが旨いんだなぁ。

 このスープは、けっこうしょっぱいので、後に残して飲むのではなくて、アサリを1個食べるごとに、その殻ですくって、ちょっとずつ舐めるように飲みながら食べ進めると、とってもいいつまみになります。

Dsc07794a

 さらに麦焼酎の水割りをおかわりして、〆とつまみを兼ねて「焼きめし」(500円)と「ギョーザ」(6個350円)を一つずつと、「小スープ」(50円)を二つ注文した。

Dsc07795a

 ラーメンのスープを、お椀にちょっとついでくれるような「小スープ」が50円というのもありがたいよね。

Dsc07791a

 なお店内のメニューには、「野菜スープ」(350円)、「卵スープ」(350円)、「肉スープ」(350円)、「ワンタン」(450円)、「ニラ玉スープ」(400円)といった本格的なスープも並んでいる。

Dsc07798a

 この店に来る殆どのお客さんが注文する「ギョーザ」も焼き上がってきた。

Dsc07800a

 前回と同様に「ギョーザ」を「小スープ」にトプンと入れて、簡易版のスープ餃子としていただきつつ、最後にもう1杯、4杯めとなる麦焼酎の水割りもおかわりである。

Dsc07811a

 ゆっくりとたっぷりと3時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は二人で8,050円(ひとり当たり4,025円)でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年10月23日(水)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

ちょい飲みうどん酒場 … 「マタタビ饂飩店(うどんてん)」(丸亀)

Dsc01719a

 2024年(令和6年)2月9日に、丸亀駅のすぐ近くにオープンした、「マタタビ饂飩店」にやって来た。

 店に着いたのは開店時刻の午後6時。

 店頭で開店を待っていた男性ひとり客のあとに続いて、本日、二人目の客として入店。

Dsc01727a

 店内はカウンター5席とテーブル12席の全17席。

 先客がカウンター席の一番手前に座ったので、私は同じカウンター席の一番奥に座らせてもらった。

Dsc01724a

 なにはともあれ、まずはアサヒ、キリン、サッポロが選べる「瓶ビール」(中瓶600円)を、サッポロ(ラガー赤星)でもらうと、キンキンに冷えたグラスと一緒に出してくれた。

Dsc01725a

 この店のキャッチフレーズは『ちょい飲みうどん酒場』。

 うどん店なんだけど、おつまみもいろいろとそろっていて、丸亀のうどん店にしては珍しく、夜だけ(18:00~22:00)営業しているのである。

Dsc01738a_20250503170201

 クイッと最初の一杯を飲み干して、ノドを潤してから席を立ち、入口近くに置かれているおでん鍋のところへ向かう。

 香川県のうどん店には、セルフスタイルのおでんがあるのが当たり前。

 この店にも、もちろんおでんはあって、たまご、だいこん、こんにゃく、讃岐白天、焼き豆腐が、それぞれ140円。牛すじと日替わりおでんが、それぞれ170円だ。

 今日の日替わりおでんは「ウインナー」と、観音寺で明治40年に創業した『路地裏のかまぼこ屋』こと山地やまぢ蒲鉾の「しゅうまい天」である。

Dsc01739a

 そのおでんにつけるのが、おでん鍋の横に置かれている「赤みそ」と「白みそ」。

 どちらも、地元のみそに、当店のかけ出汁などを混ぜて作った、店主こだわりのオリジナルみそなんだそうな。

Dsc01741a_20250503170201

 取ってきたのは「こんにゃく」(140円)と「焼き豆腐」(140円)。

 「赤みそ」「白みそ」も、もちろん添えさせてもらった。

 このみそが絶品! 赤みそは生姜も効いていて、白みそはフワッと甘みがある。

 呑兵衛には、特に「赤みそ」だなぁ。これだけで無限に飲めそうな感じだ。

Dsc01742a_20250503170201

 店主の藤原清隆さんは、脱サラして職業訓練学校で技術を身につけた後、昨年、48歳のときに念願だったこのお店をオープンした。

 『マタタビ』という店名には、店主が猫好きということに加えて、ご常連さんたちには『また度々たびたび来てください』、観光客のみなさんには『丸亀にまた旅に来てください』という想いが込められているのだ。

Dsc01749a

 またカウンター席やテーブル席のあちこちに書籍が置かれているのも、『本でも読みながらゆっくりと過ごしてね』という想いからなんでしょうね。

Dsc01754a_20250503170401

 中瓶ビールを飲みきって、次にもらったのは「麦焼酎 水割り」(450円)。

Dsc01734a_20250503170401

 焼酎の銘柄は、麦・芋ともに、福岡県久留米市の鷹正宗「ごりょんさん」である。

Dsc01755a_20250503170401

 その「麦焼酎 水割り」に合わせるつまみは「伊吹イリコの素揚げ」(300円)。

 注文を受けてから揚げて出してくれるイリコが美味しいこと。

 ゴマが振り掛けられてるのもいいよね。旨みがグンとアップだ!

 ちなみに『伊吹イリコ』というのは、観音寺沖の伊吹島で獲れたカタクチイワシを、伊吹島で加工した煮干魚類のことを言うんだそうな。

Dsc01762a_20250503170401

 すぐに「麦焼酎 水割り」(450円)もおかわりだ。

Dsc01761a_20250503170401

 そしてつまみは「親鶏の皮酢」(450円)。

 揚げ冷ました皮に、注文を受けてからおろし生姜と刻みネギをトッピングし、ポン酢醤油をかけて出してくれるようで、あっという間に出てきた。

 親鶏の皮、しっかりとした食感で、これまた旨いねぇ。

Dsc01767a_20250503170401

 さらに「エビちくわ天」(200円)も注文。

 メニューには『瀬戸内のエビのすり身と搾り豆腐を、昔ながらの製法で練り上げて焼いた、観音寺名物の焼き竹輪です』という説明書きがある。

 ほんわりと軟らかい竹輪は、初めての食感。これも旨みが強くていいねぇ。

 瀬戸内海の名物料理は、なにしろ旨みだね!

Dsc01769a_20250503170401

 この「エビちくわ天」の旨さに引かれて、もう一度おでん鍋のところに行って、「やまぢの白天」(140円)を取ってきた。

 メニューには「讃岐白天」とある。

 もともと真っ白な蒲鉾だけど、おでん鍋で煮込んでいるうちに、うっすらと色がついてくるんだそうな。

 それにしても「赤みそ」、やっぱり旨いよねぇ。ものすごくいい酒の肴だ。

Dsc01771a

 「麦焼酎 水割り」を2杯いただいた後は、「芋焼酎ロック」(450円)。

 初めていただいた「ごりょんさん」。麦も美味しかったけど、芋もいいねぇ。こんな焼酎があったんだ。

Dsc01776a

 合わせるつまみは、〆も兼ねての「きつね布団うどん」(600円)。

 ここの麺は、讃岐うどんのために開発された香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」をベースに、その日の温度や湿度に応じて3~4種類の小麦粉をブレンドして作った自家製麺なんだそうな。

Dsc01778a_20250503170401

 そのきつねの布団をそっとめくってみると、布団の下には薄切りのちくわを枕にしたイリコが眠っていました(笑)

Dsc01779a_20250503170601

 添えられた刻みネギと、おろし生姜を投入して、ちょっとずついただきながら、「芋焼酎ロック」もちびりちびり。

 うどんも焼酎も美味しいねぇ!

Dsc01783a_20250503170601

 麺と具材を食べ終えても、丼に残っている出汁ツユがこれまたいいつまみになる。

Dsc01785a_20250503170601

 途中で卓上に置かれている揚げ玉やゴマを投入し、旨みをアップ。汁好きにはたまらんね。

 出汁ツユの熱さと旨み、芋ロックの冷たさとすっきり感の無限ループにおちいりそうだ。

Dsc01782a_20250503170601

 2時間半ほど、ゆっくりと楽しませてもらって、今宵のお勘定は3,920円。

 PayPayで支払って店を出た。

Dsc01788a_20250503170601

 いやぁ、いただいた料理もお酒も、すべてが美味しかった。

 心地良く酔って、超満腹である。どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和7(2025)年4月13日(日)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

店情報: 「マタタビ饂飩店(うどんてん)」(丸亀)

  • マタタビ饂飩店 店名: ちょい飲みうどん酒場 マタタビ饂飩店
  • 電話: 090-2741-1010
  • 住所: 763-0022 香川県丸亀市浜町322 アチーブ浜町丸亀駅ビル1F
  • 営業: 18:00-22:00(21:30LO)、水休
  • 場所: 丸亀駅を海側に出て右(宇多津・高松方向)へ、鉄道高架沿いに歩くこと2分(150m)。「骨付鳥 一鶴 丸亀本店」の手前。
  • メモ: 2024年(令和6年)2月9日開業。カウンター5席とテーブル12席(4人用2卓、2人用2卓)の合計17席。駐車場なし。現金・クレジット(VISA/MasterCard)・QRコード決済(PayPay/au PAY)。公式インスタグラムあり。
    〔料理〕
    《おつまみ》讃岐の味 醤油豆300、伊吹イリコの素揚げ300、アミエビキムチ300、ぶっかけ出汁の冷奴300、エッグポテサラ300、オクラの天ぷら(5本)350、ナスのはさみ揚げ(2個)400、エビと豆腐のすり身天400、ぶっかけ出汁の揚げ豆腐400、親鶏の皮酢450、味付レンコンとすり身の揚げ天450、さきいかの天ぷら500、一口イイダコ天500、一口えびぷり天500、甘エビのから揚げ(8尾)550・(ハーフサイズ)330、鶏ハラミ焼き(数量限定)550、親鶏のタタキ(数量限定)680、マタタビ天ぷら餃子(2個)330。
    《うどん(大2玉は+150)》肉まるうどん(温)930、かけうどん(温冷)430、きつね布団(うどん)(温冷)600、ぶっかけうどん(温冷)480、かしわ天ぶっかけうどん(温冷)640、ざるうどん(冷)480、かしわ天ざるうどん(冷)640、醤油うどん(温冷)450。〈うどんトッピング〉キムチ70、生たまご110、きつね(冷たいお揚げ)170。
    《てんぷら》ちくわ天150、半熟玉天150、エビちくわ天(観音寺名物)200、かしわ天(2個)160・(4個)320。
    《おでん(セルフ)》たまご140、だいこん140、こんにゃく140、讃岐白天140、焼き豆腐140、牛すじ170、※日替わりおでん170。
    《おにぎり》出汁にぎり150。
    《マタタビのおすすめ(手書きメニュー)》れんこんとすり身の揚げ天450、鶏ハラミ焼き550、たこやき天ぷら(2個)380、だし焼きおにぎり(1個)280・(かけだしをかけた かけだし茶づけ)350、いも天アイス500・(ハーフサイズ)280。
    〔飲物〕
    中瓶ビール(アサヒスーパードライ・キリンラガー・サッポロラガー赤星)600、角ハイボール550、こだわりレモンサワー470、完熟梅酒(ロック)500・(ソーダ割り)500、焼酎(麦・芋)(ロック)450・(水割り)450・(お湯割り)450・(炭酸割り)470、讃岐くらうでぃ(香川生まれ大人のカルピス、アルコール分6度)(グラス)630。
    《日本酒》〈燗酒〉桂月(けいげつ) 銀杯(高知県土佐町)(1合)550。〈冷酒〉桂月(けいげつ) 超辛口 特別純米酒60(高知県土佐町)(300ml瓶)1,300、川鶴(かわつる) 極びえ本醸造(香川県観音寺市)(300ml瓶)1,050。〈旬の日本酒〉綾菊(あやきく) 初しぼり無濾過生原酒(香川県綾川町)(グラス)650、酔鯨(すいげい) 純米吟醸しぼりたて生酒(高知県高知市)(グラス)650。
    《ノンアルコール/ソフトドリンク》アサヒドライゼロ450、ハイボール400、レモンサワー400、コカコーラ330、ウーロン茶330、ジンジャーエール330、オレンジジュース330。
    (2025年4月調べ)

» 続きを読む

| | | コメント (0)

横浜から全国へと展開 … 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(桜木町)

Dsc04509a

 先週の小山出張に続いて、今週は横浜。

 やってきたのは野毛小路の中にある「養老乃瀧 野毛店」だ。

 となりのpapa johnパパジョンや、向かいの焼き鳥「末広すえひろには来たことがあるが、「養老乃瀧 野毛店」には来たことがない。今回が初訪問である。

Dsc04518a

 店に着いたのは午後5時前。

 「ひとりです」と入ると、「お好きなところへどうぞ」と案内された。

 左手には不定形なテーブル席が何卓か並び、右手の厨房前には4席ほどの小さなカウンター席がある。

 そのカウンター席の一番奥に座ろうとすると、「ひとつ隣のほうがいいですよ」と、奥から二番目の席におしぼりを置いてくれた。

Dsc04526a

 後でわかったことだが、カウンターの一番奥は、ちょうど料理が出たり、受けた注文を厨房とやり取りしたりするための場所になっている。

 そういう場所だと、お客が落ち着けないので、その手前に座らせてくれたんですね。

Dsc04515a

 席に着いてまずは「酎ハイ」(385円)を注文すると、すぐに「お通し」(320円)の野菜煮も出してくれた。

Dsc04521a

 「養老乃瀧」のいいところは、チェーン居酒屋ならではのグランドメニューに加えて、各店舗独自のメニューもあるところ。

 ここ野毛店にも「日替わり大サービス200えん」、「びっくり価格100えん」、「店長のおすすめ」といった独自メニューが用意されている。

Dsc04525a

 今日は火曜日なので、さっそく「日替わり大サービス200えん」の中の火曜日の品、「まぐろカツ」(200円)をいただいた。

Dsc04519a

 横浜にやって来て、まず真っ先にこの店に来たのには訳がある。

 養老乃瀧グループの企業情報サイト「はまれぽ」の記事によると、1956年(昭和31年)に「養老乃瀧」の第1号店ができたのが、ここ横浜(現在の曙町)だったのだ。

(ちなみに看板等にかかれている『創業昭和13年』というのは、創業者が長野県松本市で「富士食堂」という大衆食堂を開業した年のこと。)

Dsc04540a_20250429140801

 その曙町(伊勢佐木町~坂東橋駅あたり)の第1号店に続いて、花咲町(桜木町駅の西側)に2号店が、そして3号店としてできたのがここ野毛店だったのだ。

 さらに5号店は川崎に、7、8号店は鶴見にと、京急線や京浜東北線に沿って上京していく形で店舗が展開されていった。

Dsc04539a_20250429140801

 1号店は1980年(昭和55年)に閉店したが、2号店は「だんまや水産」から「一軒め酒場」へと業務形態を変えて現在に至っている。この「一軒め酒場 桜木町店」には、私も何度も伺っている

Dsc04535a

 そしてここ3号店は、養老乃瀧の社員として直営店の店長を歴任されてきた小林さんが、1987年(昭和62年)に定年退職されたのを機に、独立してフランチャイズ契約したことで、これまでの店舗の歴史を引き継ぐ形でフランチャイズ店になったのでした。

Dsc04529a

 そういう経緯を知ってから、「養老乃瀧」という店名のまま継続している店舗としては、もっとも歴史のあるここ野毛店に、ぜひ来てみたいと思っていたのでした。

 「酎ハイ」を2杯いただいたあと、「白鶴(大徳利)」(495円)を、熱燗でもらった。

Dsc04530a

 合わせるつまみは「あじひらき」(350円)。

 メニューに『数量限定、大』と注記があったので注文してみたのだが、本当にでっかい!

Dsc04540a_20250429140801

 店に入ったときに、入口を入ってすぐ左側のテーブル(上の写真で、テレビの下にあるテーブル)に先客が二人、…と思っていたんだけど、実はひとりは店主で、もうひとりが常連のお客さんだったことが判明。

 このテーブルにはノートPCも置かれていて、お店の人が事務作業をしたり、まかないを食べたりする場所にもなっているようだ。

 そのことを知ってる常連さんが、あえてこのテーブルに相席して、店主や店員さんとの会話を楽しんでいるんですねぇ。

Dsc04522a

 大きな「あじひらき」を食べ終えても、大徳利の熱燗がもうちょっと残っているので、「びっくり価格100えん」のメニューから、「らっきょう」(100円)を注文した。

Dsc04532a

 この「らっきょう」で締めくくって、今宵のお勘定は2,235円のところ、10円未満は切り捨てで2,230円。PayPayで支払って店を出た。

Dsc04544a_20250429140801

 現存しているなかでは最も古い「養老乃瀧」に来ることができて本当に良かった。

 どうもごちそうさま。

店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年5月14日(火)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

店情報: 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(桜木町)

  • 養老乃瀧 野毛店 店名: 養老乃瀧 野毛店
  • 電話: 045-253-2485
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-49
  • 営業: 12:00-23:00、月休(月曜日が祝日の場合は翌日)
  • 場所: JR桜木町駅・西口または新南口から歩6分(400m)、地下鉄桜木町駅(野毛ちかみち)南2B口から歩3分(240m)、京急・日ノ出町駅から歩6分(400m)。
  • メモ: 全席喫煙可。20歳未満は入店不可。ホール(カウンター&テーブル)44席と座敷16席の計60席。PayPay払い可。店内は大型テレビ完備(競馬、スポーツ等)公式サイト公式食べログあり。グランドメニューに加え、以下の野毛店ならではのメニューもあり。
    《びっくり価格100えん》チキンカツ100、らっきょう100、ハムカツ100、コロッケ100。
    《日替わり大サービス200えん》(火)まぐろカツ200、(水)イカ唐揚200、(木)一本漬200、(金)まぐろタコ ブツブツ大勝200、(土日)枝豆。
    《店長のおすすめ》ニンニク揚200、えびせん200、豚キムチ炒350、白菜漬キムチ200、鶏皮ポン280、鶏皮せんべい280、なすみそ炒380、厚揚げ焼き280、うなぎ串270、鰻きも串240、イカ唐揚300、韓国のり150、ハムチーズ焼380、らっきょう漬100、まぐろカツ280、馬刺し680、三目小僧300、イカ納豆380、ロースカツ480、うま煮カツ580、きのこバタ250、海老フライ350、穴子天ぷら350、きす天ぷら300、にら玉400、葱チャーシュー300、カキチーズ焼380、豚かしら串180、豚レバー串180、シュウマイ180、ピザ一人用330、わかさぎ天300、ナンカレー380、もち磯辺280。
    《超お得な飲み放題(2時間)》(火水木)2,200、(金土日)2,400、(延長30分)500。
    (2024年5月調べ)

» 続きを読む

| | | コメント (0)

小山に来たら焼きそば … 大衆酒場「いごっそ」(小山)他

五目焼そば@野楽炉大関

 小山おやま出張の初日、野楽炉「大関」で「宝焼酎」の一升瓶(2,640円)をボトルキープして、生ホルモン炒めや焼きとりでグイグイ呑んで、最後は二人で一つの「五目焼そば」(550円)をもらって締めくくったことはすでにご紹介しました

◆ ◆ ◆

Dsc04410a

 出張二日目の夜は、やきとり「ほろに」。

 宇都宮出身のご主人が小樽で仕事をされているときに、幌似ほろに出身の女将さんと出会い、1976年(昭和51年)に、ここ小山に「ほろに」を開店した。

Dsc04401a

 まずは「生ビール」(550円)で乾杯したあと、店名のラベルが貼られた本格焼酎「酔神の心 芋」の四合瓶(3,300円)をもらってお湯割りでいただきつつ、つまみは「お通し」(330円)の「山菜煮込み」から始まって、「もつ煮込」(473円)、「ホルモン焼」(495円)、「ちくわ天」(385円)。

Dsc04407a

 芋焼酎の四合瓶が空いたところで、「角ハイボール」(440円)と「レモンサワー」(495円)をもらって、〆の「焼きそば」(495円)を注文した。

Dsc04403a

 ゆっくりと3時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は二人で8,316円(ひとり当たり4,158円)でした。

・やきとり「ほろに」の店情報前回

◆ ◆ ◆

Dsc04441a

 三日目は初日にも来た、野楽炉「大関」を再訪。なにしろ一升瓶のキープボトルが半分ぐらい残ってますからねぇ。

Dsc04419a_20250426162401

 「氷」(300円)と「ホッピー」(そと360円)をもらって、つまみは「お通し」(319円)の「こごみ」のあと、「御刺身三品盛」(550円)、「極上もつ煮込」(550円)、「イカメンチ」(550円)、「まぐろ竜田」(550円)。

Dsc04434a

 そして〆はもちろん「五目焼そば」(550円)である。

 今宵もゆっくりと3時間半ほど楽しんで、一升瓶もきっちりと飲みきってのお勘定は二人で5,160円(ひとり当たり2,580円)でした。

 キープボトルがあると安くつくよね。

・野楽炉「大関」の店情報前回

◆ ◆ ◆

Dsc04495a

 小山での最終夜(四日目)は、予約必須の人気大衆酒場「いごっそ」である。

Dsc04455a_20250426162501

 まずは「ホッピー」(セット500円、なか250円)と「ひとり2品のお通し」(560円)からスタートした。

Dsc04457a

 「春菊のおひたし」(320円)、「レバカツ」(320円)、「オニオンスライス」(320円)、「カツヲタタキ」(480円)をつまみに、ホッピーをグイグイと飲み進める。

Dsc04475a_20250426162501

 さらには「チューリップ」(1個120円)、「焼きそら豆」(420円)、「酒盗+クリームチーズ」(430円)、「栃木名物イモフライ」(320円)。

 店名が「いごっそ」だけに、栃木名物のみならず、高知の料理もあるんですねぇ。

Dsc04489a_20250426162601

 そして最後はやっぱり「ソース焼きそば」(550円)で締めくくった。

 小山での仕事も終わった今夜はたっぷりと5時間もの長丁場。ホッピーは二人合わせてソト6・ナカ16(ひとり当たりソト3・ナカ8)もいただいてのお勘定は、二人で10,260円(ひとり当たり5,130円)でした。

 どうもごちそうさま。今回もとってもよく呑んで、とってもよく食べた小山出張となりました。

・大衆酒場「いごっそ」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年5月7日(火)~10日(金)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

熱燗二合が止まらない … 秋田料理「太平山酒蔵(たいへいざんさかぐら)」(四ツ谷)

Dsc01271a_20250420204501

 仕事仲間と4人で席だけ予約して、四ツ谷しんみち通りにある、東京にいながら本場の秋田料理が味わえる居酒屋、「太平山酒蔵」にやって来た。

 1966年(昭和41年)創業、今年で創業59年という老舗人気店である。

Dsc01284a_20250420204501

 席に着くとすぐにおしぼりと取り皿、割箸、そして「お通し」(319円)の魚卵煮が出された。

Dsc01287a_20250420204501

 最初の飲み物は各人の好みで、「サッポロ生(大)」(935円)を2つに、「サッポロ生(小)」(495円)と「かぼちこサワー」(506円)を注文して乾杯である。

 電話で予約したときに、対応してくれたお店の方が、『4人だとテーブル席も、座敷の掘りごたつ席も選ぶことができます。高齢の方が多いようだと、背もたれ付きの椅子があるテーブル席のほうが楽かもしれません』と丁寧に教えてくれた。

 今回のメンバーの中では、私が最も高齢者なので、『秋田料理』というお店の雰囲気に合いそうな座敷席を予約したのでした。

 この座敷席、ゆったりとした広さでいいよね。

Dsc01276a_20250420204501

 お通しの魚卵煮をつまみに、1杯めのお酒を飲みながら、全体で20ページほどもあるメニューブックから、注文する料理を選ぶ。

 ところが! 『本場の秋田料理が売り』というだけあって、メニューのほうも容赦ない。

 「ひろっこ酢みそ」、「大根のナタ割り漬け」、「みずの実の漬けもの」といった、名前だけでは何だかわからない料理も、ズラッと並んでいるのである。

Dsc01288a_20250420204501

 店員さんに「これってどんな料理なんですか?」と確認したりしながら、まずは数品を注文すると、まっ先に出てきたのが「ひろっこ酢みそ」(715円)。

 「ひろっこ」というのは、深く積もった雪の下から掘り出されるアサツキの若芽のことで、秋田県内では1月頃から早春の野菜として出まわりはじめるんだそうな。

Dsc01289a_20250420204501

 続いては「平目さしみ」(990円)。

 いろんな秋田料理を食べたいので、今日は単品の刺身にしたが、メニューには「さしみ盛合わせ」(1,782円)なども並んでいる。

Dsc01290a_20250420204601

 「鮭トバ」(627円)は、鮭を皮付きのまま縦に細かく切り、塩で味付けし乾燥させたもの。

 すべての呑兵衛に好まれる酒の肴である。

Dsc01293a

 続いて注文した3品の料理が一気に出てきたところで、いよいよ店名にもなっている日本酒「大平山」(二合726円)を熱燗でもらった。

Dsc01294a

 3品の料理のほうは1品めが「里芋天ぷら」(715円)。

Dsc01295a_20250420204501

 2品めが「いぶりがっこチーズ」(715円)。

Dsc01297a_20250420205601

 そして3品めが「ひろっこ天ぷら」(715円)である。

 最初に注文した「ひろっこ酢みそ」がとても美味しかったので、「ひろっこ天ぷら」のほうもいただいたのでした。天ぷらもいいねぇ!

Dsc01298a_20250420205601

 あっという間に熱燗二合もおかわりである。

 徳利には「とよ阿し原瑞穂乃國尓一の酒 太平山乃杯を阿く 酒徒放庵」と書かれている。

 これは画家で文人の小杉放庵の歌で、現代文に訳すと「美しい日本 この国で一番のうまい酒 太平山を呑みいい気分だ 酒飲み放庵」となるんだそうな。

 本当に、なんのクセもなく、すいすいと飲めてしまう、ある意味でとっても危ないお酒です(笑)

Dsc01300a

 4人いるから料理もどんどん追加する。

 「ハタハタコロッケ」(605円)は、コロッケというよりも、魚のすり身揚げなんかに近い食感。

 この記事を書くのにあたって調べてみたら、『秋田県で獲れるハタハタとタラを使い、揚げかまぼこ風に加工したコロッケのこと』なんだそうな。

 野菜サラダも添えられている。

Dsc01301a

 こちらは「比内地鶏手羽元大根煮」(759円)。

 八戸に出張に行くたびに、「出汁ツユが旨いなぁ」と思ってたんだけど、この煮物も素晴らしい旨みですねぇ。

 『東北の料理はしょっぱい』という通説は、もはや今は昔の物語なのかなぁ。

Dsc01302a_20250420205601

 「地鶏の唐揚げ」(4個1,012円)。

 こちらはいつでも食べることができる定番メニューの中の一品で、『比内地鶏使用』と書かれている。

 メニュー上の「地鶏の唐揚げ」(759円)は1皿3個の値段なんだそうで、注文したときに「4人だから、4個にしましょうか?」と確認してくれたのでそうしてもらった。

 これまたこの記事を書くのにあたってレシートを確認してみたところ、759円を3で割った253円分が追加された1,012円になってました。

 つまり何人で伺っても、1個253円×個数分で追加してもらえるんですね。なんとも良心的ですよねぇ!

 とはいえ1人前3個より少ない個数での注文は受け付けてくれないんじゃないかと思いますが…。(未確認です。)

Dsc01303a

 さらにこちらは「はたはたずし」(880円)。

 ハタハタを用いた発酵寿司で、これまた秋田県の郷土料理なんだそうな。

 メニューには「秋田伝統のはたはたずし」と書かれていて、「厳選された新鮮なはたはたの頭と腹を切り取り、一匹ずつ丁寧に漬け込んだ伝統の味わい」という注記も加えられている。

Dsc01306a_20250420205701

 さあそして! 〆の一品はなんといっても「稲庭うどん」(770円)だ。

 2人前を4人で分けて食べようと注文したら、つゆの小鉢は(追加料金なしで)4つ出してくれた。こんなところも良心的ですよねぇ。

 この「稲庭うどん」のメニューにも、「秋田の山村、稲庭で300年以上前から一子相伝の技として、綿々と受け継がれてきた稲庭うどん。日本一の干しうどんの名を不動の名にした稲庭うどんを是非お試しください」という注記がある。

Dsc01308a_20250420205601

 あれれ?

 〆の「稲庭うどん」はいただいたんだけれど、「大平山」の熱燗が美味しすぎて、さらに「秋田の漬けもの盛合せ」(957円)を追加注文して、熱燗もおかわりである。止まらない~~っ!

 ちなみに「秋田の漬けもの盛合せ」の内容は、「みずの実」、「大根のナタ割り漬け」、「いぶりがっこ」の3品でした。

Dsc01311a_20250420205701

 これこそ最後という一品が「えのきホイル焼き」(517円)。添えられたレモンを搾りかけていただきます。

Dsc01315a_20250420205601

 ゆっくりとたっぷりと、4時間も楽しませてもらって、「大平山」の燗酒は合計12合(1升2合)。

 それ以外に、乾杯のときの生ビールやサワー類などを、生ビール大も1杯としてカウントしても、計6杯もいただいたので、全体では相当なもんですね。恐ろしいメンバーだ(笑)

 大いに飲んで、大いに食べて、今宵のお勘定は20,977円(ひとり当たり5,244円)でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年3月17日(月)の記録》

» 続きを読む

| | | コメント (0)

«森田食堂からの呉屋台 … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉)他