開店前から並んで入店 … 「やきや」(荻窪)

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 東京駅近くでの仕事が午後3時ごろに終わり、荻窪「やきや」の前に到着したのは、開店時刻の5分前の午後3時55分。

 開店前に行列ができているかと思いきや、なんと誰もいない。

 「あれれ? いつも開店前から並んでいたご常連さんたちはどうしたんだろうな?」と思いつつ、店の向かい側で写真を撮っていたら、向こうのほうから、いつものご常連さんたちのうちのお二人がやってきた。

 そのお二人が店の前に並んだので、私もその後ろに接続すると、すぐに路地の反対側から他のご常連さんたち3人もやって来て、開店待ち行列は6人となった。

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 前の店舗のときは、「やきや」の入口前から、荻窪駅から離れる方向へと、まっすぐに待ち行列が伸びていたのだが、新しい店舗ではその両側が、開店時刻は「やきや」より遅いものの、営業している店舗なので、お店の人たちの出入りに支障がないように、まず2~3人が、入口から「煮込みや まる。」方向に向かって並んだあと、折り返して今度は「酒蔵 つば磯」方向に向かって並ぶという並び方に変わったようだ。

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 ほとんど待つこともなく、午後4時ちょうどに「やきや」開店。

 並んでいた順に、L字の立ち飲みカウンターの奥から順に並んでいくのも、新たな店舗での不文律のようだ。

 ちなみに入口はL字の左上。店の奥のほうで左に折れて、L字の横の辺になる。

 そのL字のさらに奥に、ドラム缶を再利用した立ち飲みテーブルも2つあるのだが、これはL字カウンターが満員になってから使われるようだ。

 そんな観察をしていたら、だれも一言も注文していないのに、全員にまずは「ホッピー」(380円)が出された。

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 女将さんも、そのお孫さんのカイト(海都)くんも、ご常連さんたちの好みの飲み物を、しっかりと把握していて、注文しないでもスッと出してくれるのだ。

 ということはつまり、開店と同時に店に入った8人全員の好みの飲み物が、「ホッピー」だったってことですね。

 ちなみに今日は女将さんは用事があってお休み。カイトくんひとりのワンオペ営業なんだそうな。

 「普通の日も、女将さんはいつも午後6時ごろには帰るので、その後はカイトくんのワンオペになるんだよ。だからいつもとあまり変わらない」と教えてくれるご常連のAさん。

 なるほど。前の店舗より狭くなったので、前は午後6時から手伝いに入っていたヨーコさんもいなくなったのか。それがちょっと残念ですね。

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 店の奥から順に全員分のつまみの注文を聞いてくれた後、カイトくんが手際よくそれらの料理を作って出してくれる。

 私は「いかみみ刺身」(360円)を、「生姜(しょうが)で」と注文した。

 「いか刺身」(360円)や「いかみみ刺身」を普通に注文すると、ワサビを添えて出してくれるのだが、「生姜で」とお願いすると、ワサビの代わりに、おろし生姜を添えて出してくれるのだ。

 ワサビも生姜もどっちも美味しいので、その時の気分で選ぶようにしています。

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 すぐに2杯めとなる「焼酎おかわり(ナカ)」(180円)をもらう。

 私はいつも氷入りでもらっているが、氷を足さずに出してもらうことも可能である。

 焼酎は、それ専用の小さなグラスで、毎回、計量してから出してくれるので、焼酎の量にブレがないのだ。

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 新しい「やきや」に来るのは、2週間ぶり2度めなので、前回とは違うものを注文しようと、2品めのつまみは「いかなんこつ焼き」(360円)にした。

 「いかなんこつ(イカ軟骨)」というのは、イカの口(カラストンビ)の部分を覆っている軟骨のこと。

 イカの口あたりが、イカの頭部にあたるため、脳や目などを衝撃から守る役割をしているんだそうな。

 「なんこつ(軟骨)」とはいうものの、まったく骨っぽくはなくて、弾力感の強い独特の歯ごたえが大きな特徴。

 しばらく食べないと、食べたくて仕方なくなる料理のひとつなのでした。

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 すぐに3杯めとなるナカに突入だ。

 今日は右どなりが大常連のAさん。左どなりは、古典酒場・倉嶋編集長の「古典酒場部」に参加されているというEさん。

 「やきや」の新店舗開店に向けた情報も、Eさんがいろいろと教えてくださったのだが、お会いするのは今日が初めて。その節は本当にありがとうございました。

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 3品めのつまみは、ものすごく久しぶりとなる「いかしょうが棒」(360円)。

 「いかしょうが棒」は、イカの身を練り込んだ棒状のさつま揚げを、注文を受けてから焼いて仕上げてくれるもので、添えられているおろし生姜に、ちょいと醤油をかけていただきます。

 っかぁ~~っ。これもやっぱり旨いのぉ!

 これまた、他の店ではお目にかかったことがない一品なのだ。

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 4杯めとなるナカで、ソトもなくなった。今日もソト1ナカ4ですね。

 このソト1ナカ4(最初のセット+ナカ3杯)の合計が920円なので、1杯あたり230円。すばらしいコストパフォーマンスである。

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 入口近くの焼き台に向かっているカイトくんが、「いか太郎」のTシャツを着ているのもおもしろい。

 国内にいろんな「いか太郎」があるようなんだけど、このTシャツの「いか太郎」は、北海道小樽市の、いか太郎本舗株式会社の商品のイラスト。

 近年不漁が続いていたスルメイカ漁も、今年は資源回復のために設定された漁獲枠を早くも超えてしまうほどの豊漁とのこと。

 この豊漁が長く続いて、以前のように安くて美味しいつまみの代表格のような存在に戻ってくれることを祈るばかりです。

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 午後6時まで、2時間ほどの立ち飲みタイム。

 今宵のお勘定は、ちょうど2千円でした。

 やぁ、美味しかった、楽しかった。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年10月20日(月)の記録》

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金曜夜は営業してた! … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)

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 よーし! 今日は開いてるぞ! せんべろ酒場「やまじゅう」だ!

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 日曜日に八戸に着いて、まず真っ先にここ「やまじゅう」にやって来たんだけれど、今日と同じく『本日ワンオペの為……』という張り紙が出ていたものの、残念ながら営業はしていなかったのだ。

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 翌、月曜日にも店の前まで来てみると、張り紙が『本日ランチ営業のみの為……』となっていて、我われが到着した午後5時過ぎには、すでに閉店していた。

 しかしながら、張り紙が変わっていたことで、休業はしていないということが確認できたので、それからも、火、水、木と、毎日毎日、店の前まで確認しに来ていたんだけれど、張り紙が変わることはなくて、午後5時以降に店が開いている日はなかったのでした。

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 そうやって店の前までやって来ては、ふられて他の店に行くということを繰り返して六日目。

 今回の八戸出張の最終夜となった今日になってやっと、提灯の明かりが煌々と灯っている「やまじゅう」に出会うことができたのでした。

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 店頭の立て看板に掲示されているメニューを見てみると、料理も飲物も、去年来たときよりも少しずつ値上がりしているようだが、それでもまだ安いよねぇ。

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 入口横には、午後7時までの「せんべろセット」(1,100円)の掲示もあって、こちらは値段は変わっていないようだ。

 『もしかすると選べる内容が変わっているのかもしれないなぁ』なんて思いながら、同行のYさんと二人で店内へ。

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 ワンオペで頑張っている店員さんに、「こちらにどうぞ」と案内される席に着いて、まずはいつもの「せんべろセット」を注文すると…

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 「今は新しい用紙がないのですが、内容はこれと同じですので、この中から選んで口頭で注文してください」と、使用済み(誰かが記入済み)の用紙を渡してくれた。

 ということは! 「せんべろセット」は値段はもちろん内容も、前とちっとも変わっていないということですね! やったね!

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 Yさんも私も、その「せんべろセット」の中から、ドリンク3杯と、おつまみ2品が選べる「超せんべろコース」を選び、最初のドリンクとして、私は麦焼酎「白水(はくすい)」のソーダ割り(単品418円)を、Yさんはウイスキーの「超炭酸ハイボール」(単品363円)を注文した。

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 なるほど。よーく見てみると、去年までは「超高級レモンサワー」(当時も今も473円)を除く、すべての飲物(当時は363円均一)の中からドリンクが選べたのだが、今は『生ビール(418円)・日本酒(473円)・超高級レモンサワーを除く』となっていて、「超せんべろコース」から除外される飲物が増えたんですね。

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 「超せんべろコース」の料理は、単品198円のものを中心としたAグループ6品の中から1品、単品242円のものを中心としたBグループ15品の中から1品の、合わせて2品を選ぶようになっている。

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 私は「うずくん串」(単品198円)と「明太ポテサラ」(単品264円)を、Yさんは「オニオンスライス」(単品198円)と「枝豆」(単品242円)を選んだ。

 ワンオペで切り盛りされているおにいさんに状況を聞いてみると、月~木の夜は来れないので昼営業だけにしているとのこと。

 その上で、金・土だけ夜も営業して、日はお休みされてるんですね。

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 すぐに1杯めのドリンクは飲み終わり、2杯めは二人とも麦焼酎「白水」のソーダ割り(単品418円)をもらった。

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 『ひとり1本限り』という制限付きの「こんにゃく田楽」(33円)と「とうふ田楽」(33円)の2品は、圧倒的に安いその価格も据え置きのまま。

 もちろん2人分、注文するよねぇ。

 これにかけられている、青森ならではの、おでん用の『生姜みそ』が、これまた旨いんだ。

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 「超せんべろコース」のラスト1杯、3杯めのドリンクも、二人とも麦焼酎「白水」のソーダ割り(単品418円)にした。

 このところ本格焼酎(麦焼酎や芋焼酎)のソーダ割りにすっかりはまってしまっている。

 炭酸の刺激と爽快感によって、焼酎本来の風味や甘みが引き立って、軽快で飲みやすい味わいになるのである。

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 「超せんべろコース」の3杯のドリンクに続いて、Yさんが追加注文したのは八戸のすぐ北側、おいらせ町の地酒、「桃川 辛口ねぶた」(473円)の冷酒。

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 その「桃川」に合わせるつまみは「ハムカツ」(286円)だ。

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 「ハムカツ」は、厚切りのハムに衣をつけて揚げたタイプと、薄切りのハムをミルフィーユ状に重ねて揚げたタイプとがあるが、ここのは後者のようだ。

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 私のほうは八戸の地酒、「八鶴 夢物語」(473円)の燗酒をもらって、合わせるつまみは「いか塩辛」(198円)だ。

 イカもまた八戸だもんねぇ。

 行きつけの荻窪「やきや」のイカもまた八戸産なのである。

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 Yさんはさらに五戸町の地酒、「如空」(473円)の燗酒。

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 つまみに注文した「大盛りもやし炒め」(198円)の、あまりの『大盛り』度合いにもびっくりだ。

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 私の燗酒2本めは「桃川 辛口ねぶた」(473円)。

 つまみはさっきの「いか塩辛」がまだ残っている。

 「いか塩辛」は長持ちするもんねぇ。

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 気がつくと入店から3時間。

 そろそろ終わりに向かおうかと、最後の1杯として、私は改めて麦焼酎「白水」のソーダ割り(418円)を、Yさんは八戸の「八鶴」(473円)の燗酒を注文。

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 それに合わせる〆を兼ねたつまみは、店に入る前から決まってる。

 おでんの「うどん」(132円)と、おでんの「さつま揚げ」(88円)だ。

 おでんの薬味には『からし』か『生姜みそ』が選べるところを、当然のように『生姜みそ』である。

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 この『生姜みそ』でいただくおでんの「うどん」が最高に旨いのだ。

 これはもう、ここでしか食べられないよねぇ。

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 ゆっくりと、たっぷりと、3時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は二人で6,237円(ひとり当たり3,119円)でした。どうもごちそうさま。

 八戸出張の最終夜に、なんとか「やまじゅう」で飲むことができて本当に良かった。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年8月22日(金)の記録》

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日曜はヨジカワからの … 居酒屋「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)他

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 カミさんがお出かけの日曜日。

 ここぞとばかりに『ヨジカワ』である。

 『ヨジカワ』というのは、開店時刻の午後4時から、阿佐ヶ谷の焼鳥「川名」で飲むこと。

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 今日もまずは「ホッピー」(セットで440円)をもらってスタートした。

 サービス(その代わり席料110円)で出されるお通しはオレンジ2切れ。

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 1品めのつまみとして「刺身9品盛」(660円)を注文すると、イカ、エビ、マグロ各部位、サーモン、タイ、ブリという9種の刺身1切れずつと、アンキモの盛り合わせがやって来た。

 1切れごとの刺身の味わいや食感の違いがよくわかるのも面白いし、量的にも一人だとこのくらいがちょうどいいよねぇ。

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 そんな刺身に舌鼓を売っていたら、「ほらこれも」と、赤いキウイも出してくれた。

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 「焼酎のみ(なか)」(396円)をもらうと、これでソト(瓶のホッピー)もなくなって、ソト1・ナカ2。

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 「川名」のホッピーは、生ビール用の大きなジョッキに、氷少なめで出してくれるので、焼酎の量も多いし、そこに入るソトの量も多いのだ。

 ホッピーの濃さとしては、このくらいの濃さが、ちょうどいいのかもね!

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 刺身に続くつまみとして注文したのは「ポテトサラダ」(484円)。

 カミさん不在の今日は、ちょっと野菜不足(果物不足?)気味だったこともあって、久しぶりに「川名」の「ポテトサラダ」を注文してみた次第。

 「川名」の「ポテトサラダ」には、ポテトサラダはもちろんのこと、葉野菜や果物類がたっぷりと添えられてくるのが大きな特長なのだ。

 今日の果物は、リンゴ、バナナ、パイナップルだ。

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 パイナップルが、中心部も含めたままカットされているのもいいよねぇ。こうして実際にいただいてみると中心部も美味しいのに、なぜそこをくり抜いて、周りの実(み)の部分だけが出されることが多いんでしょうね?

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 日曜日の今日はこの後、お子様連れの家族客の予約が多く入っているとのこと。

 店がますます忙しくなりそうなので、1時間半ほどで早めに退散することにした。

 今宵の「川名」のお勘定は2,090円。PayPayで支払って店を出た。

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 「川名」から歩くこと8分(600m)ほど。

 今日の2軒めは居酒屋「丸山」である。

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 入口を入ってすぐ左手のカウンター席に座り、まずは「酎ハイ」(270円)を注文した。

 グラスに「こだわり酒場 タコハイ プレーンサワー」と書かれているので、中身もそうなのかな?

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 すぐに出される「お通し」(300円)は、マカロニのクリーム煮。

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 今日のようにちょっと涼しめの日には、こういう温かいお通しが嬉しいよね。

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 ゆっくりと「酎ハイ」を飲みながら、カウンターのところに掲げられているホワイトボードの日替りメニューを確認する。

 おっ! その左側にずらっと並ぶ刺身の一番下に、「(特)1人刺盛り」(680円)というのがあるではないか。

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 「川名」でも「刺身9品盛」(660円)を食べてきたところだけど、「丸山」の「1人刺盛り」も気になったので、さっそく注文すると、ここも1種1切れずつの盛り合わせで、北海道カレイ刺、真鯛刺、イカ刺、信州サーモン刺、ネギトロという5種盛り。

 こっちのも素晴らしいねぇ!

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 もうひとつ、メニューを眺めていて気になっていたのが、◎が付けられている「あら煮」(330円)。

 これも大好物なんだよなぁ。

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 「酎ハイ」(270円)も2杯めに突入だ。

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 「丸山」でも1時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は1,850円。

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 これまたPayPayで支払って店を出た。どうもごちそうさま。

 我が家からの徒歩圏内にこういう酒場が何軒もあって嬉しい限り。もうちょっと足しげく来なきゃなぁ。反省、反省。

・「川名」の店情報前回) / 「丸山」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年6月1日(日)の記録》

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昼定食をつまみに呑む … 「神田屋食堂(かんだやしょくどう)」(三原)

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 JR三原駅に着いて、昼食も兼ねた昼呑みにやって来たのは、三原駅西口から歩いて4分ほどのところにある「神田屋食堂」だ。

 2023年(令和5年)7月に初めてきて以来、2年ぶり、2度目の訪問である。

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 店内は、カウンター8席、テーブル席が2卓10席の全18席。

 午後1時前の店内には先客はおらず、私は2卓あるテーブル席の内、小さいほう。4人掛けのテーブルに座ることにした。

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 カウンター上や、入口横の冷蔵陳列ケースに並んでいるおかずを取ってきて、それをつまみに飲むこともできるのが、いかにも大衆食堂ですよねぇ。

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 改めてカウンター席の上に張り出されているメニューも確認すると、ここにも定食や丼物、麺類などの他に、単品のつまみも並んでいる。

 おっ、今ならば、『15時まで限定』の「昼定食」(800円)も注文することができるのか。せっかくの機会なので、これにしてみよう!

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 その「昼定食」を注文しておいて、冷蔵陳列ケースから「瓶チュー(ドライ)」(450円)を取ってくると、氷入りの小さなジョッキを出してくれた。

 300ml入りの瓶なので、普通サイズの缶チューハイ(350ml缶)より、ちょっと少なめかな。

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 ここの地名は三原市港町1丁目。この店から三原港までも、駅からの距離とほぼ同じで、歩いて4分ほどなのである。

 現在は二代目店主の神田茂さん(80歳)が奥様と共にお二人で切り盛りされている。神田さんが経営している食堂だから「神田屋」なんですね。

 創業は1953年(昭和28年)というから、今年で創業72年となる老舗大衆食堂だ。

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 ほんの5~6分で、「お待たせしました」と「昼定食」ができあがってきた。

 小鉢料理が多いのが、呑兵衛には、とても嬉しいではありませんか。

 しかも、ヤングコーン、ゴボウ、切り干し大根とキクラゲと、野菜系の料理が多いのもいいよねぇ。

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 まずは味噌汁を一口すすって、ほんわりとした旨みを楽しんだあと、野菜系の小鉢から順に食べ進みながら呑む。

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 すぐに「瓶チュー」も2本目に突入だ。

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 「昼定食」の主菜は、アジフライとイカリング、そしてカニかまのフライ。

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 さっき入って来た年配のお客さんは、「生ビール」(550円)を飲みつつ、「おでん」(牛すじ150円、その他100円)を注文した。

 壁のメニューには「おでん」は載ってないけれど、おでん鍋がカウンター上にドンと置かれているもんねぇ。

 わざわざメニューに書くまでもないぐらい定番の料理になっているんだろうなぁ。

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 最後は残しておいたご飯とタクアンをつまみに締めくくる。

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 ゆっくりと1時間半ほどの昼呑みタイム。

 「昼定食」と「瓶チュー」2本でのお勘定は1,700円でした。

 やぁ、美味しかった。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年7月7日(月)の記録》

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昼も夜もハイデイ日高 … 大衆酒場「日高(ひだか)」(鶴見)他

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 今日のランチは、大衆酒場「日高」の「もりそば」(370円)。

 サラッとなんでもないような「もりそば」に見えるんだけれど、実は麺の量がかなり多い。

 これだけですっかり満腹になってしまうのである。

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 午後からの鶴見での仕事に向けて、今日は、いつもは夜の『ひとり呑み』で利用している大衆酒場「日高」でのランチにした。

 『大衆酒場』と言いつつも、この店の営業時間は午前11時から午後11時半までの12時間半営業。

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 メニューにはつまみだけではなくて、『お食事メニュー』もあって、ランチでの利用もできるのだ。

 なかでも、となりのおじさんが注文した「肉汁そば」(670円)が店の推しの一品でもあるらしく、「もりそば」と同じ麺に、丼に熱々の肉汁。これまたけっこうなボリュームだ。

 もちろん昼からゆっくりと呑んでるお客さんもいるのが、さすが『大衆酒場』ですね。

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 昼の「もりそば」を食べ終えてから4時間後。鶴見での仕事を終えて、再び「日高」にやってきた。

 まずは「ウォッカソーダ割り」(310円)をもらって、グイッと喉を潤す。

 今日は金曜日。今週の仕事もすべて予定どおりに終わり、無事に週末を迎えることができる安心感で、お酒もうまいよねぇ!

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 最初のつまみとして「オニオンスライス」(240円)を注文すると、あっという間にやってきた。

 シンプルなオニオンスライスに、少量の削り節がトッピングされ、横にはマヨネーズも添えられている。

 それとは別にポン酢醤油も出してくれた。

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 このポン酢醤油が、醤油にちょっとだけ柑橘系が加わった感じの独特なもので、オニオンスライスにとてもよく合う。

 これはいいねぇ!

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 さっぱりとした美味しさに、シャクシャク、シャクシャクと、あっという間に「オニオンスライス」を食べてしまい、「コリ旨!砂肝」(210円)を追加注文した。

 「コリ旨!砂肝」は、甘くはないタレ焼きの砂肝が5個。

 なんなら「オニオンスライス」のお皿に残っているポン酢醤油につけて食べようかと思っていたのだが、まったく不要。

 このままいただくのが一番おいしい。このタレ焼きもいいねぇ。

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 そして2杯めの「ウォッカソーダ割り」(310円)。

 午後5時を回って、店内のお客さんも徐々に増えてきた。

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 大好物の「とうもろこし香り揚げ」(270円)も注文。

 やっぱりこれは間違いなく旨いね。熱々なのもいい。

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 あっという間に3杯め。

 この店は『ひとり客』が多くて、静かに過ごせるのがいい。

 右どなりのにいさんが注文した「ホルモン炒め」は、豚シロとキャベツの炒めもの。これも見るからに美味しそうだった。

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 さらに4杯めとなる「ウォッカソーダ割り」を注文し、合わせるつまみは「うずら醤油煮」(260円)だ。

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 「イワシフライ(千葉産)」(280円)も注文した。

 まずは(調味料はかけず)そのままでいただいて、続いて中濃ソース、ポン酢醤油、醤油と、ちょっとずつかけながらいろいろ試してみて、多めのポン酢醤油が美味しいと言う結論にたどり着いた。

 ただしこのポン酢醤油、最初に「オニオンスライス」を注文したから出してくれているもので、通常の調味料置き場には置かれていない。

 「ポン酢醤油をください」と言えば出してくれるのかなぁ。

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 入店から2時間。グイグイと飲みが進んで、「ウォッカソーダ割り」は5杯めに突入だ。

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 〆も兼ねたつまみとして、今宵は「餃子(5個)」(260円)を注文。

 「餃子」も、まずは一口、そのまま食べてみると、あまり濃厚な味付けではない。

 こういう時は、『酢+ラー油+醤油だな』と、小皿にそれらを混ぜ合わせた。

 そこで気づいたんだけど、ここ「日高」にはラーメン類はないので、そもそも胡椒がない。

 もし「餃子」が濃い目の味付けだったとしても、『酢胡椒で』という選択肢は、ハナからできなかったんだね。

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 「餃子」を食べ終える頃になると、なんだか無性に『汁もの』が食べたい気分になり、もう1軒、軽く行ってみることにした。

 ゆっくりと3時間弱の酒場浴。今宵の「日高」は3,070円でした。

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 大衆酒場「日高」から歩いて3分(約200m)、やって来たのは、ちょい飲み中華食堂「日高屋 鶴見西口店」だ。

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 カウンター席の一角に腰を下ろし、さっきの「日高」と同じタブレット端末から、

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 なぜか「日高」より10円安い「ソーダ割り」(300円)と、

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 「半ラーメン」(240円)を注文すると、ほとんど待つこともなくその2品がやってきた。

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 大衆酒場「日高」にも、このサイズの麺類があるとありがたいんだけど、残念ながら今はないんだなぁ。

 でも、歩いてすぐのところに「日高屋」があって良かったよ。

 ちなみに普通サイズの「中華そば」は420円です。

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 20分ほどで、スープまですっかり完食。あぁ、美味しかった。

 そんなわけで、昼食の「もりそば」から始まって、夕方の『ひとり呑み』、そして〆の「半ラーメン」と、すっかり「ハイデイ日高」三昧の1日となったのでした。

 どうもごちそうさま。

・「日高」の店情報前回)/「日高屋」の店情報YouTube動画

《令和7(2025)年7月4日(金)の記録》

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店情報: 「日高屋(ひだかや)鶴見西口」(鶴見)

  • 日高屋 店名: 日高屋 鶴見西口店
  • 電話: 045-582-2703(予約不可)
  • 住所: 230-0062 神奈川県横浜市鶴見区豊岡町8-29
  • 営業: (月-金)10:15-23:00(22:30LO)、(土)10:30-23:00、(日祝)10:30-22:00、無休
  • 場所: JR鶴見駅・西口から徒歩2分(160m)。鶴見駅西口バスターミナルの向かい。
  • メモ: 2014年3月13日開店。予約不可、全42席(1階18席、2階24席)、全席禁煙(喫煙ブースあり)。カード可、電子マネー可、QRコード決済可。公式サイトあり。(2025年7月調べ)

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やまじゅうがお休みで … 居酒屋「鶏ヤロー!(とりやろう)」(八戸)

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 日曜日の今日は、八戸出張の前泊移動日。

 午後3時過ぎに八戸駅に到着し、八戸の中心街のホテルにチェックインした後、午後4時に同行者と二人でホテルを出発した。

 向かう先は、いつもの「せんべろ酒場 やまじゅう」なんだけれど、その途中にある「八戸まちなか広場 マチニワ」に「八戸三社大祭」(毎年7月31日から8月4日に開催)の豪華な山車(だし)が飾られていて、思わず見とれてしまった。

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 改めて「やまじゅう」に向かうと、なんと! 昼の11時半から、夜の11時まで、年中無休で営業しているはずの「やまじゅう」が閉まっているではないか!

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 店の入口のところに「本日ワンオペの為、ご提供、ご案内にお時間をいただきます。あらかじめご理解、ご協力をお願いいたします」という張り紙がある。

 もしかすると、ワンオペ状態が続いた後、閉店に追い込まれてしまったのかなぁ。

 ちょっと心配になったが、入口のガラス戸越しに薄っすらと見える店内は以前のままのようだし、店の外観にも変わりがないから、閉店ということはないんじゃないかなぁ…。

 今週はずっと八戸にいる予定なので、また来てみることにしよう。

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 さぁ、どうする。もうすっかり「やまじゅう」気分だったので、他の候補を検討してないぞ!

 すぐ近くの「南部もぐり」は日曜は定休日だしなぁ…。

 なんて思っていたら、その「南部もぐり」の1階に、とてもケバケバしい新しい居酒屋ができていることを発見。

 「居酒屋 魚と焼鳥 鶏ヤロー!」だって。なんて長い名前なんだ。

 しかもその店頭には『ハイボール80円、生中190円』なんて書いてある。

 これは安いぞ。試しにちょっと入ってみますか!

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 そんなわけで、あまり考えることもなく店内に入ると、「お二人様こちらにどうぞ」と、入ってすぐ右手のテーブル席の1つに案内され、すぐに飲み物を聞かれたので、まずは店頭にデカデカと190円(税抜表記)と書いてあった「生ビール」(209円)を注文した。

 ジョッキに書かれている短い標語も面白いではありませんか。

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 注文しなくても1卓に1つやってくるのは「お通しキャベツ」(439円×人数)。

 この量のキャベツが439円×二人分って、爆発的に高いよねぇ!

 と思いきや、このキャベツはおかわりは無料なんだそうで、おかわりすればするだけお得になるってやつですね。

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 店の開店時刻は平日(月~金)は午後5時で、土日は午後4時。

 平日は開いていない午後5時前ということもあってか、今のところ店内の客は我われ二人のみである。

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 スマホで注文用のQRコードを読み取って、まず注文したのは「鶏皮ポン酢」(329円)と「枝豆」(329円)。

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 呑兵衛の定番のような2品ですね。

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 これら2品はメニューの「すぐのつまみ」の中から注文したもの。

 その名のとおり、ほとんど待つこともなく出されるのがありがたい。

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 「生ビール」に続く飲物はなににしようか。

 店頭にも掲示があったとおり、「トリスハイボール」は88円。

 さらに通常の「トリスハイボール」の2.5杯分という、1リットルジョッキの「トリス横綱ハイボール」は、なんと209円だ。

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 もちろん「トリス横綱ハイボール」をもらいましたねぇ。

 「生ビール」のジョッキと比べると、大きさの違いは歴然だ。

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 長い長い店名の「居酒屋 魚と焼鳥 鶏ヤロー! 青森八戸店」に含まれている『魚と焼鳥』、特に「まぐろ刺身」と「スタミナ焼き鳥」というのが、この店の二大看板メニューのようだ。

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 せっかくなのでそれらもいただいてみようと、「まぐろ刺身」のジャンルからは「マグロ盛り合わせ(1人前)」(659円)を注文。

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 そして、1本55円の「スタミナ焼き鳥」は6本、タレ塩が選べるところをタレで焼いてもらった。

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 さらに『おかわり無料』の「お通しキャベツ」も、もちろんおかわりである。

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 「明日から仕事だから、次は普通サイズにしておこう!」ということで、「トリス横綱ハイボール」を飲み切った後は、普通の「トリスハイボール」(88円)を注文した。

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 つまみには「ポテト ちょこっと(塩)」(109円)をもらう。

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 この「ポテト」。「メガ盛り」(1,099円)、「並盛」(549円)、「ちょこっと」(109円)の3種類が選べるんだけど、それぞれの差が大き過ぎるよねぇ!(笑)

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 普通サイズの「トリスハイボール」はあっという間になくなって、おかわりを注文すると、初めて二つとも同じ標語が書かれたジョッキがやってきた。

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 メニューには「〆飯・麺」や「デザート」のコーナーもあるんだけれど、今日はそこまではいらないかなぁ。

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 しかしながら、2杯めの「トリスハイボール」もサクッと飲み切ってしまい、「お通しキャベツ」をおかわりするとともに、「トリスハイボール」もおかわりだ。

 これで「トリスハイボール」は3杯め。こんなことなら「トリス横綱ハイボール」をおかわりしておいたほうがよかったかもね。

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 そんなこんなで、結局2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は二人で4,018円(ひとり当たり2,009円)でした。安っ!

 PayPayで支払って店を出た。どうもごちそうさま。

 我われ二人のように、あまり食べないでグイグイと飲むタイプの呑兵衛だと、とっても安くつくようだ。

 それにしても「せんべろ酒場 やまじゅう」が心配だなぁ…。

店情報YouTube動画

《令和7(2025)年8月17日(日)の記録》

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店情報: 居酒屋「鶏ヤロー!(とりやろう)」(八戸)

  • 鶏ヤロー! 店名: 居酒屋 魚と焼鳥 鶏ヤロー! 青森八戸店
  • 電話: 0178-38-3226(予約可)
  • 住所: 031-0033 青森県八戸市六日町8-1 やま正ビル(1F)
  • 営業: (月-金)17:00-01:00・(土日)16:00-01:00、無休
  • 場所: 本八戸駅から徒歩11分(830m)。
  • メモ: 2024年12月5日オープン。総席数100席、全席喫煙可。予約可。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済可。食べログホットペッパーグルメ。(2025年8月調べ)

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小さな歓迎会で長丁場 … 大衆スタンド「神田屋(かんだや)」(四ツ谷)

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 10月1日から新たに職場に加わったKさんの小さな歓迎会で、3人でやってきたのは四ツ谷駅のすぐ近くにある大衆スタンド「神田屋」だ。

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 まずは『神田屋 四谷店 限定』と書かれた「サッポロラガービール(赤星)大瓶」(539円)を2本もらって乾杯である。

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 ビールで喉を潤してから、改めて料理メニューを確認し、串焼きを何本かと、その焼き上がりを待つ間用のつまみとして魚料理を2品、注文した。

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 予想のとおり、魚料理はあっという間にやってきた。

 まず真っ先に出てきたのは「地だことわかめの酢味噌和え」(429円)。

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 追いかけるように「かつをたたき」(495円)も到着だ。

 ここ「神田屋」は「席料」(110円/人)は発生するんだけど、お通しは出ない。

 だからこういった魚料理や、メニューの中の「とりあえず・おつまみ」というコーナーにのっているような、早く出る料理も注文するようにしているのだ。

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 現在の時刻は午後5時。店内はまだ空(す)いていて、とっても広く感じるなぁ。

 店のもっとも入口側にあった立ち飲みテーブル席はなくなって、そこも座れるテーブル席になったようだ。

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 店のおにいさんに、「立ち飲み限定の『せんべろセット』はなくなったの?」と確認してみると、今は店の奥の、柱を取り巻くように作られたカウンター席限定で楽しむことができるそうだ。

 座って飲めるようになって、むしろ良かったかもね。

 ただし『せんべろセット』は1,320円となり、『60分以内』という時間制限も付いたそうだ。

 もちろん、『ひとり1日1回限り』、『二人以上でのシェア不可』という決まりも継続されている。

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 さぁ、串焼きも焼きあがってきた。

 神田屋名物「大きな塩つくね」(297円)1個と、「もも(塩)」(99円)、「すなぎも(塩)」(99円)、「神田屋のねぎま(塩)」(187円)がそれぞれ3本ずつ。

 メニューで見たときに「大きな塩つくね」がかなり大きそうに見えたので、とりあえず1個だけ注文したのだが、それほど大きくはなかったですねぇ。

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 大瓶ビール2本も残り少なくなってきたので、次なる飲物を検討する。

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 その結果、あまりお酒が強くないKさんは「ハイボール」(396円)を、ついグイグイと飲んでしまうYさんと私は「酎ハイ」(209円)を選んだのだが、スマホから注文しようとした時に、「濃い目」というのが選べることに気が付いた。

 「酎ハイ」の「焼酎濃い目」は+33円、「ハイボール」の「ハイボール濃い目」は+66円だ。せっかくなので、すべて「濃い目」でいただいた。

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 つまみの追加は「豆もやしナムル」(319円)。たっぷりと盛られているのが嬉しいよね。

 自分がこの職場に入った8年ぐらい前は、今日のような小さな歓迎会は、職場からも近い「テング酒場 麹町店」ですることが多かったのだが、新型コロナの影響もあってか、残念ながら2021年1月に閉店してしまったのだ。

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 こちらは「もつ煮込み」(495円)。

 実は今いる「神田屋」も、元は「テング酒場 四谷店」だったのだが、ここも2021年に業態変更して、現在の「大衆スタンド 神田屋 四谷店」になったのだ。

 さらにこのお店、平日の昼間(月~金の11:30~14:30)は、「湊や磯吉食堂 四谷店」として、ランチ営業もしているんだそうな。(残念ながらランチ時にはアルコール飲料の提供はないようだ。)

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 「鶏のたたき」(429円)ももらった。

 料理もお酒も、『むっちゃ安い』というわけではないが、『けっして高くはない』というのが「神田屋」の特徴なのかなぁ。

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 時間の縛りがないのも、ここ「神田屋」の大きな特徴。今日、この店を選んだ最も大きな理由もそこにある。

 最近、入店するなり「2時間でお願いします」と言われたりする店も多くて、自分たちのペースでゆっくりと飲むことができないのが困りものなのだ。

 とは言うものの、お酒がそれほど強くないKさんの歓迎会なので、2時間を過ぎたあたりで、〆も兼ねたつまみとして「上海風焼きそば」(539円)をもらった。

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 そして「これでラストねぇ!」と言いながら、Kさんは2杯めの「ハイボール(濃い目)」を、Yさんと私は4杯めとなる「酎ハイ(濃い目)」を注文した。

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 「上海風焼きそば」が美味しいは、いいつまみになるはで、あっという間になくなりそうな勢いだったので、「明太と大葉ペペロンチーノ」も追加注文。

 卓上のメニューには「明太と大葉ペペロンチーノ(ハーフ)」(352円)しか載っていないのだが、スマホのメニューだとフルサイズ(649円)も選べたので、フルサイズにした。

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 あれれ? さっき「これでラストねぇ!」と言ったはずなのに、Yさんも私も酎ハイを飲み切ってしまい、Kさんの2杯めの「ハイボール(濃い目)」がまだ半分以上残っていることを言い訳にしながら、それぞれ5杯めの「酎ハイ(濃い目)」に突入である。

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 「つまみも、もうちょっともらおう」ということで、「アンチョビマヨポテトフライ」(319円)を追加注文。飲むよねぇ、食べるよねぇ。

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 ということで、なんだかんだと言いながら、結果的には3時間半もの長丁場となってしまいました。

 これに懲りず、これからもよろしくお願いしますね。>Kさん

 お勘定は3人で9,878円(ひとり当たり3,293円)でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年10月9日(木)の記録》

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桜干しは店主の手作り … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)他

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 前回の記事で、居酒屋「桜」の刺身盛り合わせを紹介したが、もうひとつ、いやもう二つお勧めしたい、この店ならではの名物料理のひとつが「あじ桜干し」(418円)だ。

 『桜干し』というのは、醤油や砂糖、みりんなどを加えた甘めの調味液に魚を漬け込んで干した、いわゆる『みりん干し』のこと。

 長崎では、アジやイワシ、サバ、タイなど、さまざまな種類の魚が『桜干し』に加工されているそうだ。

 手開きにした魚が桜の花びらのように見えるから『桜干し』と呼ばれているというのも、なんとも風流でいいではありませんか。

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 裏返して身の側を見ると、白ゴマがたっぷりとまぶされているのもいいよねぇ。最高のつまみだ。

 この店の『桜干し』は店主の手作り。なんと店主は、子供の頃からアジやイワシの干物をご自宅で作っていたんだそうな。

 今やもう、熟練職人さんの域に達しているんだろうなぁ。まさに絶品である!

 そうそう、今日のメニューに並んでいるのは「あじ桜干し」だが、去年の11月に来たときは「いわし桜干し」(418円)だった。

 時季によって魚も変わるそうだが、どちらも美味しいよねぇ。

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 今日も事前に席の予約を入れた上で、開店時刻の午後6時ちょっと前に居酒屋「桜」へ。

 お客のみならず、近くにいる野良ネコたちも居酒屋「桜」の開店を待っているのが面白いところ。

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 ネコたちは、店主ご夫妻がちょっと出してくれる料理を楽しみにしているのだ。

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 人にもすごく慣れていて、足元にスリスリと寄ってくるのも可愛いよね。

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 店頭でのネコたちとの触れ合いも楽しんだ後、昨日と同じくカウンター席の一番奥の席に座って、今日も「生ビール中」(528円)からスタートだ。

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 同時に出される「お通し」(275円)は、今日は牛バラと茹で野菜の牛しゃぶ風(ゴマドレ)だ。

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 とそこへ大将から、「今日はハトシも用意しておきましたよ」と声をかけていただいたので、もちろんその「ハトシ」(528円)もいただいた。

 この「ハトシ」こそが、ぜひともお勧めしたい2品の内の、もう1品なのだ。

 「ハトシ」は、エビなどのすり身を食パンで挟み、油で揚げた、長崎の郷土料理。

 明治時代に中国から伝わり、もともとは卓袱(しっぽく)料理の一品だったそうな。

 中国語の「蝦多士(ハートーシー)」が語源で、「蝦=エビ」、「多士=トースト」という、そのまんまの語意である。

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 生ビールを飲み切った後は、そのジョッキを再利用して、ボトルキープしている「壱岐ゴールド」の水割りを作るのが、この店のご常連さんたちの流儀である。

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 この店の「ハトシ」は、もちろん店主の手作りで、冷凍保存の品ではないのが大きな特長。だからこそ、ここの「ハトシ」は旨いんだなぁ。

 逆に、冷凍保存しないので、いつもある料理ではないのが残念なところ。もしメニューに並んでいたら、必ず注文したい逸品なのだ。

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 そのあと「あじ桜干し」をいただいて、2時間ちょっとの酒場浴。今宵のお勘定は1,700円でした。どうもごちそうさま。

 となりのお客さんが注文した「串なし焼鳥」(638円)も、すごいボリュームで、すごくいい香りだったなぁ。

 この店の638円料理は、ボリュームたっぷりのものが多いようだ。

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 店の隣の駐車場でゴロゴロしているネコたちにも別れを告げて、路面電車で長崎駅前へ。

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 今日の2軒めとして、長崎駅前の立飲み処「紫羊 SHIYOU」にやってきた。

 2022年に居酒屋「桜」を知ってから、「桜」に行くことが多くなったが、それより前によく通っていたのがここ「紫羊」だったのだ。

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 ビル1階の奥のほうにある「紫羊」の店内は、U字の立ち飲みカウンター。

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 その一角に立って、ここでも麦焼酎「壱岐ゴールド」(370円)を水割りで注文し、つまみとして「焼きあご」(70円)を取ってきた。

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 麦焼酎は、焼酎と、氷入りのグラスが別々に出されるので、自分の好きな濃さで水割りを作ることができる。

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 ちなみに焼酎類はボトルキープすることもできて、「壱岐ゴールド」(720ml)の場合は2,600円だ。

 この店のご常連さんの多くはボトルキープしているようだ。

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 「焼きあご」などの小さな袋菓子系のつまみは、卓上に並ぶ容器の中に入っていて、そこから自分で取って、一人で切り盛りしている女将さんに申告する仕組み。

 この店は品物と引き換え払いのキャッシュ・オン・デリバリーなので、その場で清算してくれるのだ。

 この「焼きあご」。ガツッと硬いのがいいねぇ。

 小さいけどスルメより硬いぞ!

 これをクッチャクッチャと噛みしめているうちに身がほぐれてきて、口の中に「焼きあご」ならではの旨みが広がっていく。

 とっても小さいのに、長持ちするつまみだなぁ。呑兵衛には実に嬉しい硬さである。

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 卓上には、ほかにも大きな袋菓子や缶詰、カップ焼きそばなども並んでいる。

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 改めてメニューを眺めていると、「揚げかまぼこ(夏季)」(170円)があったので、何種類かから選べる「揚げかまぼこ」の中から、今日は「ちくわ」をもらった。

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 「おでん」の時は、ふっくらと大きくてやわらかい「ちくわ」なんだけど、そのネタである「ちくわ」そのものは、キュッと小さくしまっていて、弾力感が強い。

 これもいいねぇ! 旨みがギュッと凝縮されている。

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 いやいや、このちくわはマジで旨いよ。塩加減が実に呑兵衛向け。

 しかもこれまた硬めの食感なので、チビチビと時間をかけて食べ進めることができる。

 「焼きあご」に続いて、「ちくわ」も長持ちするツマミだなぁ!

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 さっくりと1時間近く楽しんで、現金と引き換え払いでの支払い合計は610円でした。

 どうもごちそうさま。

・「桜」の店情報前回) / 「紫羊」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年9月10日(水)の記録》

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