熱々たっぷりの湯豆腐 … 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(今治)

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 昨日、三人連れのお客さんが注文していて、とても美味しそうだった「湯豆腐」(620円)。

 しかしながら、それがけっこうなボリュームだったので、昨日は諦めて、代わりに「焼豆腐」(430円)をいただいたのだった。

 今夜は絶対にその「湯豆腐」を食べようと、気合を込めてやってきたのでした。

 目の前のコンロの上に置かれた湯豆腐は、小さめの金属鍋に盛りつけられていて、鍋の真ん中にはタレも置かれている。

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 鍋の手前の方には豆腐がずらりと並んでいるが、奥側には蒲鉾やツクネ、白菜や春菊なども入っている。

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 湯豆腐の話になるとよくご紹介させていただいているとおり、マイ三大湯豆腐は、呉(広島県)の「森田食堂」、新開地(神戸市)の「赤ひげ姉妹店」、そして川崎の「天下」のものである。

 いずれも湯豆腐と言いながらも、実はスープ豆腐系で、美味しい出汁で豆腐が煮込まれているのが特徴。豆腐のみならず、出汁ツユまでもがつまみになるタイプなのである。

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 ここ「養老乃瀧 今治店」と同様に、鍋の真ん中にタレが置かれたタイプの湯豆腐というと、横浜への単身赴任時代にたくさんかよった、杉田(磯子区)の「はまや食堂」の湯豆腐を思い出す。

 「はまや食堂」は残念ながら2015年(平成27年)4月に閉店してしまったのだが、ひとり用の土鍋で出される湯豆腐(当時280円)は、タレにもカツオ節がたっぷりと入っていて、旨みがすばらしかったよなぁ。

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 さあ、湯豆腐もグツグツとできあがってきた。

 湯豆腐と一緒に出されていた小鉢に、穴あきオタマで湯豆腐を取り分け…。

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 レンゲで鍋の中央のタレをすくって、取り分けた豆腐にかける。

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 こうなると、自分の大好きなスープ豆腐系の湯豆腐と同じ感じになる。

 そしてトゥルンとまず一口。

 おぉ~~っ、この店は「鳥かわ焼」のタレも美味しいけれど、「湯豆腐」のタレも美味しいねぇ!

 タレも鍋の中で温められているから、豆腐の熱々感がそのまま保たれるのもいい。

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 木曜日の今日、昨日に続いてやって来たのは、この地で創業して53年となる老舗酒場、「養老乃瀧 今治店」。

 全国に展開している居酒屋チェーン店なんだけれど、その店内は完全に個人店の風情なのである。

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 店に入ったのは午後5時半。

 今日は「湯豆腐」を注文する気、満々なので、カウンター席の中の、コンロが置かれた席の前に座り、まずは「生ビール大」(890円)からスタートだ。

 ちなみにコンロがない席に座った場合でも、鍋物を注文すると、その席にコンロを移動させてくれるのでご安心あれ。

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 1品めのつまみとして、当然のようにこの店の一大名物料理、「鳥かわ焼」(430円)を、「ニンニクも入れてください」と注文すると、すぐに出されるサービスのお通しは、タレかけのキャベツである。このタレが旨いんだ。

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 さらには、おろし生姜添えの「もずく酢」も出してくれた。

 このすっきりとした海藻の旨みが、呑み始めの舌に心地良いよねぇ。

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 さぁ来た。「鳥かわ焼」だ。

 今治名物の鶏皮焼きなんだけれど、ここのは皮だけじゃなくて、身の部分も含まれている上に、プレス焼きしないので、軟らかい仕上がりになっていて、独自のタレと相まって、感動的に旨いのだ。

 ご常連さんたちも、毎回、必ず注文してるよねぇ。

 店主によると、おかわりして3人前ぐらい食べる常連さんもいるそうだ。

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 「これもどうぞ」と出してくれたのは、「シシトウ天ぷら」。

 このでっかいシシトウ2本は今治市玉川町で作られたもの。もう1個はシイタケだ。

 「マヨネーズで食べてみて」とオススメいただいたので、そうしてみると、これまた美味しいこと! ししとうとマヨネーズがよく合うねぇ。

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 重くてでっかい「生ビール大」を飲み干して、昨日ボトルキープした「黒よかいち」を、「Ribbon タンサン(190ml瓶)」(150円)で割って、麦焼酎ソーダ割りでいただく。

 そして満を持して注文したのが、冒頭でご紹介した「湯豆腐」(620円)だったのだ。

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 この「湯豆腐」が、見た目のとおりボリュームたっぷりで、チビチビとつまみながら飲んでるうちに、半分ぐらい残っていた麦焼酎のボトルも飲みきってしまい、2本目となる「黒よかいちボトル」(720ml瓶、2,900円)をもらう。

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 そろそろ「湯豆腐」も食べ終えるというタイミングで、女将さんが「おにぎり」を出してくれた。

 このふりかけたっぷりの「おにぎり」が、ハートの形をしているのも嬉しいではありませんか。

 添えられている昆布佃煮とキュウリ漬物もいいつまみになるよねぇ。

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 ゆっくりとたっぷりと2時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は5,140円でした。どうもごちそうさま。

 2本目の麦焼酎キープボトルは、まだたっぷりと残っているぞ!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年12月19日(木)の記録》

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麦焼酎をボトルキープ … 「養老乃瀧(ようろうのたき)」(今治)

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 このところ出張でやって来ることが多い今治で、すっかりはまりつつある酒場が、1971年(昭和46年)創業の老舗酒場、「養老乃瀧 今治店」である。

 ここは店頭の看板にもあるとおり、養老乃瀧グループの第795号の加盟店で、養老乃瀧株式会社の公式noteでも、「加盟店レジェンド列伝」の連載第1回めに登場したり、代表取締役・矢満田敏之やまだ・としゆき氏のコラム「代表よもやま話」に採りあげられているほどの名店なのだ。

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 ところが!

 店内に入ってそのメニューを見ると、養老乃瀧のグランドメニューの片りんは一つも感じられない。完全にこの店独自のメニューになっているのだ。

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 飲み物メニューに「養老ビール(中瓶)」(580円)が並んでいるところに、かろうじて養老乃瀧の存在を感じることができる程度。

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 今宵はその「養老ビール(中瓶)」からスタートした。

 この「養老ビール」は、サッポロビールのOEM商品のようだ。

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 追いかけるように出されたサービスのお通しは「もずく酢」。

 おろし生姜も載せられていて、もずく自体がとっても細くて短いのが特徴だ。

 器ごと持ち上げて、そのフチからズズッと、ちょっとずつすすり込むのがいいよね。

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 そして! 「養老乃瀧 今治店」に来ると、絶対に注文すべき逸品が「鳥かわ焼」(430円)だ。

 この店にやって来る常連さんたちも、ほぼ100%の確率で「鳥かわ焼」を注文している。

 焼いている途中で、店主が「ニンニクは入れますか?」と聞いてくれる。

 よほどのことがない限り、ニンニクは絶対に入れてもらったほうがいい。

 ボンジリに近い部分を使っているという鶏皮そのものはもちろんのこと、仕上げにかけてくれるタレが、とにかく絶品なのである。

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 「養老ビール」を飲みきったところで、「黒よかいちボトル」(2,900円)をもらって、炭酸割りにする。

 今回は、あと数日は今治にいる予定なので、ボトルキープしても飲みきれるだろうと思っているのだ。

 ボトルのキープ期間は6ヶ月。炭酸水はポッカサッポロ業務用の「Ribbon タンサン(190ml瓶)」(150円)だ。

 氷入りのグラスを出してくれながら、「スダチいる?」と聞いてくれたので、スダチも一切れ入れてもらった。

 メニューには「黒よかいち」と書かれているが、正式な銘柄は「麦よかいち」のようだ。

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 カウンターの中には大きなメニューボードも掲げられているが、そこに書かれている内容は、手元のメニューにも載っているものだ。

 とそこへ、いかにも常連さんらしき男性客が入ってきて、私のとなりに座るなり、女将さんから、「レンコン食べる?」という問いかけがあった。

 さらに「鳥かわ焼」は、注文していないけど自動的に出された。これぞ常連さんといった感じである。

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 その「レンコン」(430円)がとても美味しそうなので、私もいただくことにした。

 レンコンの穴にツクネを詰めて焼いて仕上げたものを、ポン酢醤油でいただく。

 これまた旨いねぇ。

 このところ、レンコンやゴボウといった根菜類の、自然な甘みと旨みにすっかりハマっています。

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 麦焼酎のソーダ割りのおかわりを作っていたら、「氷を足そうね」と大きな氷をコロンと入れてくれた。

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 食べ終えた「鳥かわ焼」のお皿には、「キャベツを3枚ほど入れたげよう!」と言いつつ、3枚どころか、たっぷりのキャベツを入れてくれて、美味しいタレも追加してくれた。

 うわぁ~~っ、このところキャベツもすごく高いのに、申し訳ありません。

 でもこのタレのかかったキャベツが本当に美味しいです。

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 3杯めの麦ソーダを作りつつ注文したのは「焼豆腐」(430円)。

 近くに座っている三人連れが注文した「湯豆腐」(620円)も美味しそうだったのだが、けっこうボリュームもたっぷりなので、今回は諦めて「焼豆腐」にした次第。

 焼豆腐は、ネギとカツオ節がトッピングされていて、ポン酢醤油でいただくもの。

 ネギとカツオ節の下には、大根おろし、生姜おろし、ニンニクおろしも添えられていて、豆腐の下面の黒く焼けたところがとにかく旨い!

 これは湯豆腐とはまた違う美味しさだね。

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 2本目の「Ribbon タンサン(190ml瓶)」(150円)をもらって、さすがに今日一日で焼酎の720mlボトルを飲みきることはできないので、ボトルキープ用にボトルに名前を書かせていただいた。

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 最初はお箸でいただいていた焼豆腐だけれど、豆腐がちょっと崩れてきたところで、添えられているレンゲですくうようにして、ポン酢醤油と一緒にいただくと、これまた美味しいですねぇ。

 この食べ方のほうが正解かもしれない。

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 ゆっくりとたっぷりと2時間半ほど過ごさせてもらって、養老ビールのあとの麦ソーダは6杯。

 今宵のお勘定は5,070円でした。どうもごちそうさま、

 料理もお酒も、すべて美味しかったなぁ。幸せじゃ。

 焼酎のボトルは半分ぐらい残っているので、早くも次回(明日?)が楽しみだ。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年12月18日(水)の記録》

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懐かしのブラジル料理 … 「ビッグビーフ(Big Beef)」(西小泉)

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 日曜日の朝10時、やって来たのは群馬県内では最も人口の多い町であり、かつ外国人人口の比率も県内一という群馬県大泉町にあるブラジル料理の店、「ビッグビーフ」だ。

 店はなんと、朝9時から夜9時までの12時間営業で、基本的に年中無休という、呑兵衛にとって、とてもありがたい営業形態である。

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 店頭に置かれた、串がグルグルと回る機械で、鶏の丸焼きが作られているのもいいではありませんか。

 ブラジルに単身赴任していたときによくかよっていた「ガレート・ペキン」を思い出すなぁ。

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 「ひとりです」と入った店内には先客は無し。

 「どこでもどうぞ」と言われたので、右手壁際のテーブル席のひとつに座らせてもらった。

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 各テーブルには写真付きで全16ページある立派なメニューが置かれている。

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 まずは「瓶ビール」(中瓶517円)をアサヒでもらって、それを飲みながら、ゆっくりとメニューを選ぶことにした。

 注文が決まったらテーブル上のボタンを押して知らせる仕組み。

 「瓶ビール」はキリン一番搾りも選べるが、アサヒ・スーパードライの方がブラジルのビールに近い感じがして、アサヒを注文した次第。

 よく冷えたグラスと一緒に出してくれるのもブラジル流だねぇ!

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 料理メニューの主役は「ア・ラ・カルト」と書かれた、いわゆる『定食メニュー』のようだ。

 自分の好きな一品を選んで注文すると、ご飯、豆の煮込み(フェイジョン)、サラダは食べ放題となる。

 その筆頭に載っている店名と同じ「ビッグ・ビーフ」(2,145円)は、牛ランプステーキ(ビッフィ・ジ・アウカトラ)、鶏肉ささみ、豚肉のソーセージ(リングイッサ)、目玉焼き、ポテトフライがワンプレートに盛り合されたもの。

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 『定食メニュー』は次のページにも続いていて、こちらには私も大好きな「ドブラジーニャ(牛ハチノスの煮込み)」(1,848円)や「フェイジョアーダ」(1,584円)も載っている。

 これらが千円台後半の価格というのは、パッと見た目には高いような気もするが、なにしろフェイジョンやサラダが食べ放題ですからねぇ。

 どれか一品を注文したら、それでお酒のつまみから〆の料理まで完結すると思えば、とってもリーズナブルな値段だろうと思います。

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 ただし! とっても残念なことに『定食メニュー(ア・ラ・カルト)』が注文できるのは午前11時からとのこと。

 それでこの時間帯は、店は開いてるけどお客さんは少ない(というか私ひとり)なのか。

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 「ア・ラ・カルト」が4ページ続いた後のページが「単品」のページで、その右側には、なんとブラジル風の丼物が7種類ほど。

 なるほどなぁ。ブラジルの社員食堂でも、ワンプレートに、ご飯やフェイジョン、サラダ、主菜と、一緒くたに盛り上げていたもんなぁ。

 そのうつわがワンプレートではなくて、丼になっただけってことか。

 でも器が変わっただけで、なんだか美味しそうに見えるから不思議だよねぇ。

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 次のページが「LANCHES(ランシス)」と書かれた『サンドイッチ』のページで、20種類ほどのバーガー型のサンドイッチが並んでいる。

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 その次の「SALGADOS(サウガードス)」は『ブラジル風コロッケ」のページ。

 こちらにはコシーニャやボリーニョの他、パステルも。

 これらもまた、いいつまみになるんだよなぁ。

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 ページをめくると、ドカーンと「ハバーダ(牛テールの柔らか煮)」(定食2,310円、単品1,727円)が現れて、その右側がいよいよ「おつまみ」だ。

 定番の「ポテトフライ(バタタフリッタ)」(462円)の他に、「キャッサバ芋フライ(マンジョッカフリッタ)」(682円)もあるのが、うれしいではありませんか。

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 さらに「おつまみ」のページは続き、ここにはカップの「フェイジョアーダ」(979円)なども並んでいる。

 その下が「食べ放題(ライス、フェイジョン、サラダ)」で、これが1,320円。

 「ア・ラ・カルト」のところで主菜を選ばずに、この「食べ放題」だけを注文することもできるんですね。

 さらにその下がデザートで、右のページはソフトドリンク。「インカコーラ」(355ml缶220円)や、各種ガラナなどがあるようだ。

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 そして最後のページが、ソフトドリンクの続きとアルコール飲料。

 アルコール飲料は「カイピリーニャ」(748円)、「瓶ビール」(中瓶517円)、「生ビール」(S350ml・473円、M500ml・517円、L700ml・979円)の3種類しかないんだなぁ。

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 そう思いながら、横のポスターを見てみると、ここに「ブラックニッカ樽詰めハイボール」(420円)を発見。アルコール飲料は全部で4種類ってことだ。

 ブラジルではとっても安い「カイピリーニャ」が、日本だとどこで飲んでも高いのがとっても残念です。

 日本ではもとになるカシャーサそのものが高いから、仕方ないよねぇ。

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 じっくりとメニューを確認してから注文したのは、ブラジルでも定番の「ポテトフライ(バタタフリッタ)」(462円)である。

 前述の「ガレート・ペキン」では、まずこの『バタタフリッタ』が、無料のお通しとして出されてたよなぁ。

 ブラジルのどこの酒場にも、たいてい『バタタフリッタ』は置かれていて、最初のつまみとしてよく食べたものだった。

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 その『バタタフリッタ』で1本目の瓶ビールを飲み干して、2本目としてキリン一番搾りをもらった。

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 2本目のビールに合わせるつまみとして、サンドイッチメニューの中から「ホットミックス」(418円)と書かれた『Misto Quente(ハムとチーズ)』を注文した。

 ブラジルにいるとき、社員食堂の朝食で、この「ミストケンチ」か「モルタデーラ」(写真右上、517円)がよく出されていて、それをうちに持ち帰って酒のつまみにしたりしていたのだ。懐かしいなぁ!

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 その「ホットミックス」は、英字新聞風のバーガー袋に包まれてやって来た。

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 バーガー袋の一端を持ち上げて中を見ると…、あららぁ、ほんわりと温かくて美味しそう。

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 このパンは、ブラジルでは「パォン・フランセース」と言って、直訳すると「フランスパン」。

 しかしながらその実態は日本のコッペパンのような感じで、パンの表面は硬くないのです。大きさもコッペパンぐらいですね。

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 ガブッとかじると、中にはたっぷりのハム。これがいいつまみになるんです。

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 とろぉ~りチーズも現れた。

 「ミストケンチ」や「モルタデーラ」などの、ブラジルでは朝食の定番のようなパンも、日本だとブラジル料理店に行かないと食べられないですよねぇ。

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 10時半を過ぎるとお客さんも増えてきたが、日系ブラジル人や外国の方が多くて、完全なる日本人は私だけのようだ。

 店員さんも日本語は話せるものの日系ブラジル人らしく、店内にはポルトガル語が飛び交っている。

 いやぁ、ブラジルにいるような感覚におちいりますねぇ。

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 最後にもう一品、『土・日のみ』と書かれた単品メニューの中から、「牛串刺し」の小さいほう(写真左、440円)をもらって、砂糖抜きの「カイピリーニャ」(748円)で締め括ろうと思ってたんだけれど、残念ながら今日は「牛串刺し」の大きいほう(写真右、737円)しかないとのこと。

 こちらのほうが、大きさ的にはブラジルでよく行ってた屋台のシュハスキーニョ(焼肉串)には近いんだけど、残念ながら、もうそんなに食べられそうにないので、今日はここまでとした。

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 正午前まで、2時間近く楽しんで、今日のお勘定は1,914円でした。どうもごちそうさま。

 次に来たときには「ア・ラ・カルト」でガッツリといきたいですね!

店情報YouTube動画

《令和6(2024)年2月18日(日)の記録》

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店情報: 「ビッグビーフ(Big Beef)」(西小泉)

  • Big Beef 店名: Restaurant Big Beef
  • 電話: 0276-55-1264
  • 住所: 370-0532 群馬県邑楽郡大泉町坂田2-16-1
  • 営業: 09:00-21:00、無休
  • 場所: 東武小泉線・西小泉駅から徒歩3分(246m)
  • メモ: 2017年(平成29年)創業のブラジル料理店。店内に置かれているメニューブックには料理の写真と詳細説明あり。公式メニューサイトあり。
    〔料理〕
    《定食(ご飯、豆の煮込み、サラダ食べ放題)》ビッグ・ビーフ2,145、ミックス焼肉2,145、牛イチボ肉ステーキ(オニオン又はガーリック)2,310、ブラジリアンビーフジャーキーライス1,958、スモークソーセージ1,452、牛リブオーブン焼き1,848、豚リブオーブン焼き1,738、牛リブオーブン焼きオニオン入り1,694、豚リブオーブン焼きオニオン入り1,584、牛肉パルメジャーノ1,848、鶏肉ササミパルメジャーノ1,540、牛肉ステーキかつ1,694、鶏肉ささみステーキかつ1,430、牛・コメルシアール1,694、ポーク・コメルシアール1,584、チキン・コメルシアール1,584、鶏肉焼き1,518、ハバーダ(牛テール煮込み)2,310、ドブラジーニャ(牛ハチノスの煮込み)1,848、牛リブとキャッサバ芋の煮込み1,958、フェイジョアーダ1,584、パンケッカとミックス串1,584、牛リブ・ジャガイモ・ニンジン・トマトの煮込み1,694、野菜入り卵焼き&鶏肉ささみステーキ1,518、魚フライ(スズキ)1,694、ラザニア(パスタ又はナス)1,584。〈土日のみ〉牛イチボ炭火焼セット2,310、ミックス炭火焼きセット1,925、ニョッキーイタリアン料理&串刺し1,584。
    《単品(土日のみ)》牛串刺し737・(小)440、キーベ・クリームチーズ入り957、焼きチーズ737、シュラスコチーズ737、ニョッキーイタリアン料理979。
    《丼物》シュラスコ・チーズ丼1,078、牛リブオーブン焼き丼1,078、豚リブオーブン焼き丼935、牛&ソーセージ丼979、チキン&ソーセージ丼935、魚フライ丼979、牛ステーキかつパルメジャーノ丼1,078。
    《サンドイッチ》チーズビッグビーフ1,408、ダブルベーコンバーガー1,287、チーズサラミ957、チーズツード1,045、チーズみじん切りチキン924、チーズみじん切り牛ステーキ1,012、チーズバーベキュー1,210、チーズカツバーガー924、チーズベーコン935、チーズソーセージ814、チーズパイン814、チーズサラダ792、チーズエッグ869、チーズチキン792、牛リブサンド704、豚リブサンド594、豚ロースサンド594、ブラジルハムモルタデーラ517、ホットミックス418、ウインガラナ・フライドポテト308。
    《ブラジル風コロッケ》キーベ385、チキンコロッケ(ジャガ芋)385、チキンコロッケ(キャッサバ芋)385、ピザコロッケ385、牛ひき肉入りコロッケ385、牛リゾレス385、バカリアウコロッケ484、ミニバカリアウコロッケ(8個)1,254、ミニチキンコロッケ(8個)1,210、3種類のミニコロッケ(9個)1,210、4種のミニコロッケ(12個)1,628、牛引き肉とゆで卵入りコロッケ385、ミニチーズコロッケ(6個)429、エスフィーハ(牛ひき肉入りオーブン焼き)385。
    《パステル》パステルスペシャル737、牛ひき肉パステル462、牛ひき肉とチーズパステル528、とろけるチーズ入りパステル462、ピザ風パステル462、刻みチキンとクリームチーズパステル528、ヤシの実と刻みチキンパステル594、牛リブオーブン焼き・オニオン・チーズパステル682、デザートパステル528。
    《単品・おつまみ》ハバーダ(牛テール煮込み)1,727、ドブラジーニャ(牛ハチノスの煮込み)1,265、ポークリブオーブン焼き1,364、牛リブオーブン焼き1,617、牛イチボ肉とオニオン炒め1,617、牛リブ・キャッサバ芋・トマトの煮込み1,397、スモークソーセージとオニオン炒め858、牛リブ・ジャガ芋・ニンジンのトマト煮込み979、ポテトフライ462、ミックス肉かつ串刺し462、ポレンタ(コーン料理)フライ539、キャッサバ芋フライ682、バナナカツフライ462、ブラジリアンビーフジャーキーライス1,298、豚の皮748、パンケッカ407、魚フライ1,210、ラザニア(パスタ又はナス)979、フェイジョン352、フェイジョアーダ979、サラダ単品407、サラダ食べ放題704、食べ放題(ライス、フェイジョン、サラダ)1,320。
    《ブラジル風デザート》カラフルジェラチン330、コンデンスミルクプリン308、ホワイトカスタードプリン330、タピオカ(チーズ・サラミ | ココナツ・コンデンスミルク | フレッシュチーズ・グアバ | ピザ)539、チュロス(1本)308・(5本)1,210。
    〔飲物〕
    《ソフトドリンク》ウインガラナ(350ml)121・(2L)429、アンタルチカガラナ(350ml)143、フナダガラナ(600ml)264・(2L)506、スプライト(350ml)132、ファンタ(350ml)132、ココナッツジュース(350ml)209・(520ml)275、インカコーラ(355ml)220、コーラ(350ml)143・(500ml)176・(700ml)220、おーいお茶(500ml)143、マグアリーネクター(パッションフルーツ | カジュー | グアバ | マンゴー)(1L)429、生ジュース(パッションフルーツ | カジュー | グアバ)363・(クプアス | アサイー)539、ナチュラルジュース(レモン | パイナップル)429、アボカドジュース539、ホットコーヒー121、カフェラッテ242。
    《アルコール》カイピリーニャ748、瓶ビール(アサヒ | キリン)(中瓶)517、生ビール(S350ml)473・(M500ml)517・(L700ml)979、ブラックニッカ樽詰めハイボール420。
    (2024年2月調べ)

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100カメを100年食堂で … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

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 呉の焼き鳥屋の元祖、1951年(昭和26年)創業の「本家 鳥好」を出て、やって来たのは、本日2度めとなる「森田食堂」だ。

 今夜は、NHKの「100カメ」で、『100年食堂』が放送される日なので、もし入れたら、みんなと一緒に「森田食堂」で見たいのだ。

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 幸いにもまだ数席分の空席が残っていたので、そのひとつに座らせてもらって、まず注文したのは「むぎ焼酎(水割)」(500円)である。

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 つまみとして「親子丼」(600円)を注文すると、ほとんど待つこともなくやって来た。

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 どうですか、この「親子丼」! 「森田食堂」は丼物も美味しいのです!

 現在の時刻は19:43。番組はこの後、19:57~20:42の45分間の予定なので、「親子丼」をチマチマとつまみながら飲んでいたら、放送中につまみを追加注文する必要はないだろうと考えて、この「親子丼」を注文した次第です。

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 さぁ始まりました『100年食堂』。

 お店の人も含めて、店内の全員が入口近くに置かれたTV画面に注目である。(上の画像は、放送当日にハルコさんがXに投稿してくださっていたものです。)

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 番組の冒頭から、いきなり『ポンッ』という、「森田食堂」でのビールの栓抜きのシーンが登場し、店内のみんなも大喜びだ。

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 番組では、『兵庫の中華そば屋』、『広島の大衆食堂』、『青森のそば屋』、『香川のうどん屋』、『東京の洋食屋』の5軒が紹介され、『広島の大衆食堂』としての「森田食堂」の出番は、『兵庫の中華そば屋』に続く2番めにやって来た。

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 お店側の登場人物は、お店を切り盛りしている3人の女性。

 店主のスズコさんと、店主の義妹のノリコさん、そして店主の娘のハルコさんである。

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 「100カメ」というだけあって、店内のあちこちにカメラが設置され、普段は見ることができない、朝6時半からの調理の様子も拝見することができました。

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 入口横の冷蔵陳列ケースに並ぶ手作りの家庭料理は20種類以上。

 全部で200人前の料理を作るんだそうです。改めてすごいことですよねぇ!

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 店は朝8時半に開店! のれんを出しているところも初めて見たなぁ。

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 さらに番組では『老舗の商売道具』として、「森田食堂」の3つの道具も紹介されました。

 その1が、『ポンッ』という心地良い抜栓音を響かせる栓抜き。

 栓抜きの先端がギュッと曲がっているのがポイントです。

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 その2がそろばん。見慣れてて当たり前のように感じてたけど、このそろばん、70年も使い続けてるんですねぇ。

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 その3は、これまでまったく知らなかった46年モノの氷冷式冷蔵庫の存在。

 上の段に入れた板氷で、下側の冷蔵庫内を冷やすもので、ナスやニンジン、漬物などの野菜類は、基本的にここで冷やしているそうだ。

 毎日、氷入れの左端に新しい板氷を1枚ずつ追加していくことで、庫内の温度が一定に保たれている。

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 店の人気メニューももちろん紹介されており、一番人気は、店頭にも『名物』として掲示されているとおり、なんといっても「湯豆腐」(300円)である。

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 そして、こちらは私も初めて知ったんだけれど、入口横の冷蔵陳列ケースに並んでいる『選べるおかず』の中での一番人気は、「たまご焼き」(150円)なんですって!

 今まで食べたことがなかった気がするなぁ。ぜひ食べてみなければ!

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 もちろん『呉のすずさん』のことも紹介されてましたよ。

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 それにしても、この店のことが紹介されている番組を、この店の店内で、みんなで一緒に見るというのは、とっても盛り上がって面白いね。

 何台もの小さなカメラが、店内のあちこちでずっと回り続けているから、店の人たちもお客さんたちも、カメラを意識することなく、ものすごく自然体で映っているのもいい。

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 番組が一段落したところで、最後にもう1杯、「むぎ焼酎(水割)」(500円)のおかわりをもらって締めくくる。

 食堂や酒場において、100年を超えるほどの老舗であるということは、それだけでとても素晴らしいことなんですね。

 大勢のお客さんたちからの信頼を得続けられない限り、長続きする店にはならないですもんねぇ。

 そんなことを改めて認識させてくれた番組でした。

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 そろそろ閉店時刻という、午後9時前まで過ごさせてもらって、今宵のお勘定は1,600円でした。

 いやぁ楽しかった。いい番組を作っていただき、ありがとうございました。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年1月14日(火)の記録》

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音戸の牡蠣に音戸の酒 … 本家「鳥好(とりよし)」(呉)

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 1913年(大正2年)創業の老舗大衆食堂「森田食堂」での昼呑みを終えて、駅前のホテルにチェックインし、夕方5時半の開店時刻を目指して向かったのは、呉の焼き鳥屋の元祖、1951年(昭和26年)創業の「本家 鳥好」だ。

 前回来たのが、ブラジルから一時帰国していた2014年(平成26年)11月20日のことだったので、実に10年ぶりである!

 なかなか来れなくてごめんなさい。

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 カウンター席の一角に座り、最初の注文は決まっている。

 「生ビール(中)」(600円)と「みそだき」(1本200円)である。

 「みそだき」は2本いただいた。

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 この店が元祖で、呉の名物でもある「みそだき」は、鶏皮をグツグツと煮込んだもの。

 店が創業した頃は、まだ戦後の復興期の真っ最中。

 ブロイラーなどはまだない時代で、卵を産まなくなった親鶏などが主役だったそうだ。

 その親鶏の硬い皮を、なんとか捨てずに食べる方法はないかと、試行錯誤して生まれたのが、この「みそだき」だったのだ。(詳しくは過去記事をご参照ください。)

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 あっという間に生ビールを飲み干して、続いては、昼呑みのときにもいただいた、呉は音戸の地酒、「華鳩はなはと」(600円)だ。

 昼は特純冷酒で、今回は上撰の熱燗である。

 熱燗にしたのには理由わけがある。

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 この店自慢の「かき串焼」(2本700円)をもらって、牡蛎酒を楽しむためである。

 この牡蠣が、これまた音戸産で、真水ではなくて海水で洗っているのが大きな特長。このため牡蠣が『水ぶくれ』しないし、旨みも逃げないのだ。

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 ここ「本家 鳥好」では、この音戸の牡蠣を、今いただいている「かき串焼」の他、「かき造り」(1,200円)や「かき天ぷら」(1,200円)、「かきフライ」(1,200円)、「酢かき」(700円)、そして事前予約が必要だが「かきなべ」といった料理で楽しめる。

 特に「かき造り」と「かき天ぷら」は、音戸産の牡蠣ならではの濃厚な旨みが、思いっきり堪能できる逸品なのである。

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 すぐに「華鳩」(600円)の熱燗もおかわりだ。

 音戸の牡蠣に音戸の地酒。合わないはずがない!

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 続いていただいたのは、呉の焼き鳥屋ならではの串類である。

 写真の左から順に、「串焼(たれ)」(1本200円)、「串かつ」(1本200円)、「串天」(1本200円)。

 いずれも素材としては『鶏ねぎま』で、焼くと「串焼」になり、衣をつけて揚げると、「串かつ」になったり、「串天」になったりする。

 同じ素材でも、調理法によって味わいと食感が変わってくるのが面白いよねぇ。

 これもここ「本家 鳥好」が元祖だが、呉の焼き鳥屋のほとんどで、さらには全国各地にある「鳥好」で、この食べ方を楽しむことができる。

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 せっかくなので「串かつ」に、「みそだき」の残りダレをからめていただいてみたのだが、これもまた旨し! ぜひお試しください。

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 店は現在、創業者の長尾一良ながお・かずよしさんから数えると三代目となる上瀬正智かみせ・まさとしさんが、奥様の寛子ひろこさんとお二人で切り盛りされている。

 10年前に来たときは二代目ご夫妻(上瀬弘和かみせ・ひろかずさん、久美ひさみさん)と三代目ご夫妻の4人で切り盛りされていたが、7年ほど前にバトンタッチされたそうだ。

 たいへん残念なことに、お母さん(久美さん)は2年前に、お父さん(弘和さん)は昨年(2024年)の11月に亡くなられたとのことです。

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 最後は、燗酒の中に旨みをたっぷりと出してくれた牡蠣を、箸でつまみ上げていただく。

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 お酒の色が変わるほどに旨みが出ているのが実に美味しいではありませんか!

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 ゆっくりと2時間ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は3,500円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年1月14日(火)の記録》

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新年初のひとり呑みは … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

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 新しい年、2025年(令和7年)が明けて初めての出張先は、呉(広島県)である!

 駅前のホテルに荷物を預けて、やって来たのは1913年(大正2年)創業の老舗大衆食堂、「森田食堂」だ。

 今年、初めての『ひとり呑み』です。

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 席に着くなり、まずはやっぱり「ビール大」(大瓶ビール、600円)である。

 この店独自の、先端が曲がった栓抜きで、シュポンッッッ! と景気よく栓を抜いてくれるのが大きな特長で、これが飲み始めの号砲となるのだ。

 あぁ、今年も「森田食堂」に来れたねぇ! 改めてそう感じさせてくれる瞬間である。

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 最初のつまみも決まっている。

 この店一番の名物料理である「湯豆腐」(300円)だ。

 イリコを丸ごと使ってとった出汁に、少量の薄口醤油を加え、弱火でじっくりと煮込むことで、「す」が立たず、おいしい湯豆腐ができあがる。

 これにたっぷりの刻みネギと、これまたたっぷりのとろろ昆布をトッピングし、一片の柚子の皮を添えて出してくれる。

 豆腐のみならず、出汁つゆまですべてがつまみとなる、とてもありがたい逸品なのだ。

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 店に入ったのは平日の午後1時半。

 それでも店内には何人かの先客がいて、それぞれチビチビとやっているのがいいよねぇ。

 「森田食堂」の営業時間は、朝8時半から、夜9時までの、12時間半!

 定休日の日曜日以外は、『思い立ったらいつでも飲める』と言える食堂なのだ。

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 私にしても、この時間帯に偶然この店に来たわけではなくて、『昼過ぎに呉に着くように移動して、まずは「森田食堂」での昼呑みを楽しもう!』と計画を立てて、朝8時に東京駅を出発する新幹線(のぞみ61号 広島行)に乗ってやって来た次第。

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 湯豆腐をつまみに、大瓶ビールも飲み終えて、2品めのつまみを選びに、店頭近くの冷蔵陳列ケースを確認に行く。

 刺身各種(600円)の他、「だし巻たまご焼」(150円)、「さばの煮付」(250円)、「ひじき」(200円)、「煮しめ」(300円)、「ポテトサラダ」(300円)、「小いわしの煮付」(300円)などがずらりと並んでいる。

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 そんな中から、「鯛タタキ」(600円)を取って席に戻ってくると…。

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 ラップフィルムを外し、醤油皿にポン酢醤油を入れて仕上げてくれた。

 どぉ~れどれと、まず一口。

 おりょ! いいですねぇ、鯛タタキ。ちょっと炙っているだけで、鯛刺身とはまた違った味わいと食感になっている。

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 その鯛タタキに合わせていただいたのは、呉は音戸の地酒、「華鳩(はなはと)特純冷酒」(700円)だ。

 地元の魚に地元のお酒。絶対に合うよねぇ!

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 そして今夜は、NHKの「100カメ」という番組で、『100年食堂』が放送される予定日。

 ここ「森田食堂」をはじめ、全国5箇所の100年以上営業を続けている老舗飲食店が紹介されるそうだ。

 「ちょっとだけ出ます」と書かれているけれど、どんな仕上がりになっているのかは、お店の人たちもまったく知らないんだって(笑)

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 鯛タタキを食べ終えても、まだ冷酒が残っているので、カウンター上に置かれている「ゆでたまご」(70円)をひとつもらうことにした。

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 「生たまご」(70円)と間違えないようにするために、「ゆでたまご」のほうには『塩の帽子』を付けるようにしているんだそうな。

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 殻をむいた後の「ゆでたまご」には、ちょいと塩をつけて食べたいので、その点でも『塩の帽子』が付いてるのはいいよね。

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 店内には、呉のタウン誌「月刊くれえばん」に、私が「呉酒場礼賛」を連載させていただいていた時の、「森田食堂」の記事(2011年7月号)も掲示されている。

 あれからもう13年半も経ったんですねぇ。

 ずっと掲示し続けていただいて、本当にありがとうございます。

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 ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、お勘定は2,270円でした。どうもごちそうさま。

 家を出る前に録画予約もしてきたけれど、今夜の『100年食堂』が楽しみです!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年1月14日(火)の記録》

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行列ができる大人気店 … 「鳥貴族(とりきぞく)」(横浜)

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 午後5時の開店とほぼ同時にやって来たのは「鳥貴族 横浜鶴屋町店」。

 横浜駅・きた西口から徒歩2分ほどのところにある「リッチモンドホテル横浜駅前」の2階にあるこの「鳥貴族」は、いつも店の前に待ち行列ができている大人気店。

 座って待つための椅子が、開店と同時に用意されているのもすごいよね。

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 「ひとりです」と入ると、店員さんから「21:15まででよろしいですか?」と確認されて、カウンター31番席に通された。

 いくら『ゆっくり飲み食い』で『長っ尻(ながっちり)』の私でも、さすがに4時間もあれば十分だろう。

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 席に着くとすぐに「最初のご注文はお決まりですか?」と聞かれ、まずは口頭で「メガ金麦」(370円)と「キャベツ盛+ごま油」(370円)を注文した。

 「鳥貴族」での注文は、基本的には各席に置かれているタブレットからの注文になるのだが、席に着いての最初の注文は、口頭でも受け付けてくれるのだ。

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 若い店員さんが「キャベツ盛+ごま油」を持ってきてくれて、横についている先輩店員さんから、「今日入った新人です。よろしくお願いします」とご挨拶があった。

 なるほどなぁ。こうして先輩にくっついて、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で育成してもらうんですね。

 初々しくていいなぁ。がんばってね!

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 「キャベツ盛」をつまみ、「メガ金麦」をクイッと飲みながら、改めてタブレットから注文したのは「ホルモンねぎ盛ポン酢」(370円)。

 細かく刻んだ砂肝と鶏ハツをポン酢和えにして、刻みネギをトッピングしたもので、注文するとすぐに出てくることもあって、「キャベツ盛」と共に、最初の注文の定番的な存在になっているのだ。

 開店早々から賑わう店内は、ものすごく活気があっていいね!

 「お客様いらっしゃいました。ようこそーっ」と掛け声がかかると、店員さんたち全員で「トーリッキヘィ!」と唱和している。

 「なんて言ってるの?」と聞いてみると、実は「鳥貴族(とーりきぞく)ぇ~~っ!」と唱和してるんだそうな。何度も何度も唱和しているうちに、ちょこっと簡略化されたんだろうな(笑)

 開店から20分後の17:20ごろには、お勘定をして店を出るお客さんも現れてきた。なるほど、食事だけのお客さんもいるのか!

 メニュー(370円均一)には、「とり釜飯」や「こだわり醤油ラーメン」、「とり白湯(ぱいたん)めん」、「鳥たれかつ丼」、「とり雑炊」、「ご飯セット(温玉添え)」も並んでいるし、飲み物にはソフトドリンクもあるので、食事だけというのも十分に可能なんですね。

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 17:50。「ホルモンねぎ盛ポン酢」を食べ終えて追加注文したのは、これまた大好物の「ふんわり山芋の鉄板焼」(370円)だ。

 これも「鳥貴族」に来ると、必ずと言っていいぐらい注文している定番の一品だ。

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 ちょうど「メガ金麦」も飲み終えたので、今度は日本酒、「松竹梅 豪快 純米酒(カップ酒)」(370円)を燗でもらった。(飲み方は冷酒・冷や(常温)・燗が選べます。)

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 山芋と燗酒、予想どおり合うねぇ!

 入店以降、ほぼ1時間が経過したのだが、店内は予約席を除いてずっと満席状態が続いている。ほんとに大人気店だね。

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 18:15。ときどきチビチビとつまんでいた「キャベツ盛」がなくなったので、改めてタブレットから「キャベツ盛+ごま油」(おかわりは無料)を注文。

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 バリバリとキャベツばかりを食べるわけではないのだが、ズゥ~~ッと横に置かれていて、ときどき手を伸ばす、という食べ方をするのにちょうどいいつまみなのだ。

 しかも一度注文すると、その後のおかわりは無料というのがありがたいではありませんか!

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 18:25。満を持して「もも貴族焼(たれ)」(370円)と、合わせるお酒として麦焼酎「大隅」(370円)を水割で注文すると、麦焼酎の水割はあっという間にやって来た。

 「大隅」、いい香りのする麦焼酎ですねぇ。これはうれしい。

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 18:30。「もも貴族焼(たれ)」も焼き上がってきた。

 「鳥貴族」の焼鳥は、ボリュームがあっていいよねぇ。

 ブラジルにいたときに、公園の屋台でよく食べていたシュハスキーニョ(シュラスコの小さい版)のようだ。

 それでいて、肉がとてもやわらかいのもいいねぇ!(ブラジルで硬い肉の美味しさにも目覚めたのですが…。)

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 この「もも貴族焼(たれ)」には唐辛子も合うはずだと思いたって、タブレットの「薬味」(サービス)から、「一味」を注文。

 おぉ~っ、間違いなく合うよねぇ!

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 この「一味」の他に、タブレットの「薬味」(サービス)から選べるのは、「醤油」、「岩塩」、「山椒」、そして薬味ではないけど「爪楊枝」も選べます。

 ずっと前には卓上に置かれていたと思うんだけれど、回転寿司屋などで発生した迷惑行為への対応として、安全安心なこの形になったんでしょうね。

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 19:05。最後は「メガハイボール(ジムビーム)」にしようと思ってたんだけど、麦焼酎「大隅」の水割の美味しさが嬉しくて、それをおかわりした。いい出会いだなぁ。

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 大学に入ってすぐの、お酒の飲み初めが、キャベツが無料で出てくる博多の焼鳥屋だったからか、キャベツと焼鳥というのは、今でも自分の中ではベストマッチ。

 焼鳥をちょっとつまんで、キャベツをもりもりと食べる。そんな学生時代を思い出した。

 店員さんたちも賑やかだけど、お酒が入って盛り上がってきたお客さんたちも賑やか。

 手首に付けているApple Watchの騒音警告(80db以上)が、何度も鳴るほどである!

 グループ客が多い上に、店員さんたちが大きな声をかけ合うものだから、お客さんたちのテンションも上がっていくんだろうなぁ。ひとり客は自分だけかも!?

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 入店から2時間半(19:35)。完食完飲してのお勘定は2,960円でした。

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 お勘定を終えて、「どうもごちそうさま」と店を出ると、そこには空席待ちの行列ができてました。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年9月24日(火)の記録》

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まるで隠れ家のような … sake bar「北市屋(きたいちや)」(下関)

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 先週の八戸に続き、今週は下関。本州の北から南、東から西への大移動である。

 そんな下関での酒場は、ずいぶん前に古典酒場部の友紀さんにご紹介いただいていた「北市屋」。やっと来ることができました。

 それにしても、まるで隠れ家のようなこの外観。

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 店頭に置かれた立て看板がなければ、ここが営業中の酒場だとは気づかないだろう。

 周辺には他の酒場や店はなくて、ポツンとここだけ営業しているのだ。

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 午後5時過ぎの店内には先客はおらず、いくつかあるテーブル席の1卓に座り、まず「生ビール(中ジョッキ)」(480円)と、「今日のさしみ」から、「ショウサイフグ」(400円)を注文した。

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 すぐに出される生ビール。

 店は店主お一人で切り盛りされているようだ。

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 追いかけるように出されたのは、「ふくしょうゆ」と「もみじおろし」。

 さすが下関。ふぐ料理用のポン酢醤油まであるんですね。

 説明書きを見てみると、山口県萩市特産の「だいだい」果汁が入っているんだそうな。

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 そして「ショウサイフグ」がやって来た。

 これはもう、見るからに美味しそうですねぇ!

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 『角打ち風の酒場』と聞いていたんだけど、この「ショウサイフグ」をはじめ、入口横の卓上にずらりと置かれている料理は、普通の居酒屋と変わらない。

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 生ビールに続いては、岩国の地酒「五橋 上撰辛口(1合)」(300円)をいただく。

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 合わせるつまみとして、「ねぎめんたい」(300円)と「ポテトサラダ」(300円)を注文した。

 先週、八戸の「せんべろ酒場 やまじゅう」でいただいた「明太ポテトサラダ」が、とても美味しくていいつまみになったので、ここでもそれをやってみようというねらい。

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 さっそくポテトサラダに明太子をのせて一緒にいただく。

 おぉ~~っ。やっぱり明太子とポテトサラダは合うねぇ!

 さらに明太子をのせたポテサラに、「ふくしょうゆ」をちょいとつけていただくと、これまた旨し! ぜひお試しあれ。

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 日本酒の2杯めとして、黒板に『今しか飲めない』と書かれているお酒の中から、『夏』と書かれた「東洋美人 本生酒 槽垂れふなだれ 十の風」(400円)を注文すると、。ワイングラスで出してくれた。

 ふくらみがあるというか、このお酒が嫌いな人はまずいないだろうと思わせてくれる味と香り。いいねぇ。

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 壁際の棚には、オール150円で袋菓子のつまみもならんでいる。

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 その下の段には、缶詰も並んでますねぇ。

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 3杯めの日本酒は、『今しか飲めない』の『秋』、「雁木がんぎひやおろし純米」(600円)。

 これも深いねぇ。香りもいい。

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 これらの日本酒は、利酒師でもある店主自らが、足で探してくるそうだ。

 県外の人のために山口の地酒を、そして地元の人のために全国の銘酒を揃えている。

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 つまみとして「冷や汁(鯛)」(200円)を注文すると、「菜っぱだけの汁ものですけど、いいですか?」と店主。

 「いいです。メニューの中で、これだけがどんな料理かわからなくて。ぜひ食べてみたいんです」と答えると、小さなお椀に入った「冷や汁」を出してくれた。

 普通に出汁をとったあと、最後に鯛の骨を加えて仕上げているんだそうな。

 具材は本当に菜っぱだけ。

 「私の場合、猛暑の夏は、これが唯一の救いなんですよ」と店主。

 冷蔵庫でしっかりと冷やされた「冷や汁」は旨みが素晴らしい。

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 雁木、冷や汁、雁木、冷や汁、……と、無限ループにおちいってしまった。

 強過ぎるぐらいの旨みを、菜っぱがうまくおさえてくれるんだなぁ。

 この菜っぱ、ひと煮立ちしたら火を止めて、シャキシャキ感を残すのがポイントとのこと。夏には欠かせない料理なんだって。

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 ゆっくりと2時間ちょっと楽しんで、今宵のお勘定は2,980円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和6(2024)年9月10日(火)の記録》

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店情報: sake bar「北市屋(きたいちや)」(下関)

  • 北市屋 店名: sake bar 北市屋(北市屋酒店)
  • 電話: 090-2008-1612
  • 住所: 750-0025 山口県下関市竹崎町3-4-6
  • 営業: 17:00-22:00、日祝休
  • 場所: JR下関駅から徒歩7分(500m)。
  • メモ: 2017年(平成29年)にオープンした角打ち風の酒場。元は1921年(大正10年)創業の酒屋、「北市屋酒店」だったが、2013年(平成25年)に閉店。その酒店の三代目店主だった池田竜夫さん(利酒師・焼酎利酒師)が、閉店から4年後に、自ら店主となって現在の酒場を開店した。定番メニュー以外のメニューは日替りで、手書きの黒板に書き出される。
    〔定番〕
    《日本酒》酒一合(五橋 上撰辛口 or 長門峡 上撰)300・(熱燗)350。
    《焼酎(水割り・お湯割り・ロック・ストレート)》黒霧島(芋)300、二階堂(麦)300、れんと(黒糖)400、富乃宝山(芋)500、朝日(黒糖)500。
    《ビール》サッポロ黒ラベル生(中ジョッキ)480・(小グラス)320、スーパードライ350ml400。
    《酎ハイ》レモン350、ライム350。
    《ウィスキー(ロック・ストレート・水割り・ハイボール)》デュワーズ400。
    《梅酒(ロック・ソーダ割り)》梅の宿400。
    《ノンアルコール》ノンアルコールビール250、コーヒー(ホット)300、ウーロン茶200、オレンジジュース300。
    《壁の短冊メニュー》とらふく ひれ酒500、酒ハイボール400、酒ロック400、神戸ハイボール450、北市屋ハイボール400。
    〔日替りの黒板メニュー(2024年9月10日の例)〕
    《日本酒》東洋美人 本生酒 槽垂れ400、雁木ひやおろし純米600、東洋美人 大辛口600、(福島)楽器正宗fp 600、五橋 純米大吟醸 馨嘉600、(静岡)開運 純米 山田錦600、天美 純米辛口 辛天600、天美 純米600、(宮城)乾坤一 純米吟醸600、(福島)永寶屋 辛口600、(高知)酔鯨 吟麗プレミアム600。
    金雀 純米大吟醸 有機1,000、十四代 本丸 harmony 1,200、金雀 純米 山廃800、農口尚彦 観音下800、新政 木桶 純米 エクリュ800、菊姫 山廃 純米600、獺祭スパークリング(1本)2,000、純米大吟醸 獺祭45 700。
    《焼酎》いいちこフラスコ800、いいちこスペシャル700、萬膳500、なかむら500、富乃宝山500。
    《料理》キジハタ刺身500、イシガキダイ刺身450、ショウサイフグ刺身400、赤イカ刺身450、あつあつトロトロ焼きぶた450、牛すじ煮込み400、ねぎめんたい300、ポテトサラダ300、梅きゅう納豆300、きゅうり浅漬150、もずく酢150、ガーリックトースト200、ひややっこ150、煮卵しょうゆ漬け100、イカ塩辛250、白ごはん200、焼きおにぎり200、冷や汁(鯛)200、湯どうふ250、白菜浅漬100。(2024年9月調べ)

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