新年の新開地で酒場浴 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

神戸での仕事を終えて、新開地のアーケード街をテクテクと歩いてやって来たのは、地下鉄・新開地駅からほど近い、「赤ひげ 姉妹店」である。
私にとって、すでに『神戸での行きつけの酒場』となっている感がある、
午後6時過ぎの店内は、仕事帰りの呑兵衛たちで活気にあふれている。運よくカウンター席の奥のほうに空きを見つけ、滑り込むことができた。

席に着くなり、まずは「瓶ビール(大)」(560円)を注文すると、ホールを担当する店員さんの「ワンビアグラ!」と告げる小気味よい掛け声。これをを聞くと、「あぁ、新開地にきてるなぁ」と実感が湧いてくる。
『ワンビアグラ!』というのは、「瓶ビール(大)1本にグラスが1つ」という、この店ならではの注文の符丁なのだ。

冷えたビールをグラスに注ぎ、グイッ。
ッカァ~~ッ! 毎度のことながら、仕事終わりのこの最初の一杯がたまらない。

つまみの1品めも、迷うことなくこれに決めている。この店名物の「湯豆腐」(250円)だ。
ここの「湯豆腐」は、私の中での「三大湯豆腐」のひとつ。丼の中に鎮座する豆腐、そして何よりこの絶品の出汁ツユが旨いんだよなぁ。
豆腐をレンゲで切り分けて、出汁と一緒にすくって口に運ぶ。
じわぁ~っと身体の中に染み渡る旨味。冷たいビールと熱い湯豆腐のコントラスト、これがまた最高なんだ。

「湯豆腐」を綺麗に食べ終えて、続いて注文したのは、冬場の神戸に来たからには外せない名物料理、「かす汁」(280円)である。

壁にびっしりと並んだ短冊メニューの中にこれを見つけると、冬の訪れを感じずにはいられない。
運ばれてきた「かす汁」は、細切りのニンジン、大根、コンニャクがたっぷりと入り、仕上げの刻みネギが彩りを添えている。
酒粕の芳醇な香りが鼻をくすぐり、一口啜れば、身体の芯からポカポカと温まっていくのがわかる。まさに「飲む暖房」といった趣で、これまた立派なつまみになるんだなぁ。

大瓶のビールを飲み切ったところで、次なる飲物へ。この温かい「かす汁」に合わせるなら、やはり日本酒だよねぇ。

「酒」(410円)を熱燗でもらう。銘柄は、地元・灘の「白鶴」。

酒粕の旨味を湛えた「かす汁」と、灘の辛口の酒。合わないわけがないよねぇ!

さぁそして! 「赤ひげ 姉妹店」に来たからには、これを食べずに帰るわけにはいかないのが、『天ぷらの出汁かけ』だ。
どの天ぷらでも『出汁かけ』にしてくれるのだが、今日は「海鮮かきあげ」(300円)を『出汁かけ』でお願いした。
天ぷらをお椀に入れ、その上からたっぷりと湯豆腐の出汁ツユをかけてもらうスタイル。
サクサクだった衣が出汁を吸って、徐々にトロトロになっていくのを楽しみながらいただくのが堪らないんだよねぇ。

ちょうど燗酒もなくなったので、この『出汁かけ』に合わせるべく、「麦焼酎」(350円)の水割りを追加注文した。

麦焼酎の銘柄は、これまた白鶴酒造の「世話女房」。
熱々の「海鮮かきあげ」の出汁かけと、冷たい麦焼酎水割りの対比も嬉しいよねぇ。

ゆっくりと2時間近くの「酒場浴」。今宵のお勘定は2,150円。
この充実した内容で、このお値段なんだから、本当に恐れ入るよねぇ。
なお、支払いは現金のみなので、訪問される方はご注意を。

あぁ、今夜も美味しかった。どうもごちそうさま。神戸に来たら、また必ず寄らせていただきます!



















































































































































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