念願の肉吸いを初体験 … 駅前居酒屋「幕笑(ばくしょう)」(御坊)

1年ぶり2度目の御坊(和歌山県)。
やって来たのは、御坊駅前にある駅前居酒屋「幕笑」だ。

「ひとりです」と店に入ったのは午後5時過ぎ。
入口の近くにはカウンター席もあったが、「こちらへどうぞ」と案内されたのは、店の奥に並ぶテーブル席のうちの二人用テーブル席だった。

まずは「キリン一番搾り」の「生ビール メガジョッキ」(790円)を注文。
「生ビール 中ジョッキ」なら490円、中瓶ビールは590円だ。

合わせるつまみは「たこわさ」(390円)。
お通しはないようなので、まずはすぐに出てきそうなものをと思って「たこわさ」を注文した次第。
さっぱりとしているのに『つまみ力』が高い。やっぱり旨いよねぇ。最初の一品にぴったりだ。

ちなみに注文は、QRコードを読み込んでスマホからでもできるし、店員さんに直接伝えてもOKなハイブリッド型。
各テーブルの調味料置き場にはハンドベルも置かれていて、これで店員さんを呼ぶこともできるようだ。

まだ「たこわさ」が残っているのだが、スマホメニューに『残りわずか』と表示されていた「うつぼの揚げ煮」(590円)を注文すると、ほとんど待つこともなく運ばれてきた。

細切りにして濃いめの味付けで煮たウツボを、注文を受けてからカラッと揚げたもののようだ。
旨みが実に素晴らしい。これはいいねぇ。これまで食べたことのない感覚のウツボ料理である。

「生ビール メガジョッキ」を飲み切り、続いては「陸ハイボール(メガ濃いめ)」(880円)を注文。
ところが持ってきてくれたお姉さんが、
「あ。間違えた。角を注いでしもた。飲める?」とひと言。
せっかく作ったメガジョッキを無駄にするわけにもいかないので、
「飲めます! 角ハイボールも好きです!」と元気よく返事していただいた。
なにしろ「陸ハイボール」に目覚めたのはつい先々週。
それまでは自分の中ではハイボールと言えば、圧倒的に角だったからなぁ。

テーブル席が並ぶこの空間のさらに奥には小上がりの座敷席もあり、そちらはすでに何組かのグループ客で賑わっている。
昨年2月に御坊へ来たとき、この場所には「てんぷら酒場SHIN」があった。
その跡地に、ほぼ居ぬきの形で2025年4月10日にオープンしたのが、この駅前居酒屋「幕笑」のようだ。
ちなみに平日の昼間(11:00~14:00)は「駅前めん処 つるつる亭」という『うどん店』として営業し、午後5時以降に駅前居酒屋「幕笑」として営業するという、二毛作スタイルでの運営となっている。

「角ハイボール(メガ濃いめ)」を飲み終え、いよいよ満を持しての「陸ハイボール(メガ濃いめ)」(880円)である。
今度は間違いなく「陸」がやって来た。やっぱり美味しいよなぁ。
ちょうど今、朝ドラの『マッサン』が再放送されていて、山崎の地を推す社長と北海道にこだわるマッサンのやり取りなど、サントリーとニッカの、日本のウイスキーの歴史が感じられて面白い。
……あ、「陸」はキリンだった。

そんな「陸ハイボール」に合わせるつまみは「うどん屋の肉吸い」(690円)。
大阪のうどん屋に「肉吸い」という、「肉うどんの麺抜き」のような料理があることは知っていたが、実際に注文するのはこれが初めてだ。

丼で出された肉吸いは、甘みのある出汁が印象的な小さな鍋もの風。
一緒に出される小鉢に、もし生卵が添えられていたら、小さなすき焼きと言ってもいいぐらいだ。
これはもう汁好きの私にはたまらない。まさに自分好みの味である。

卓上に一味と七味の両方が置かれているのもありがたい。

甘い肉吸いには、唐辛子は必須だよねぇ。

時間が経つにつれて店内のお客さんも増えてきた。
みなさんの注文を聞いていると、人気があるのは「紅ショウガかき揚げ」(490円)。
見た目にも鮮やかな赤色で、なかなかインパクトがある。
串カツにも紅ショウガがあるぐらいだから、関西では揚げた紅ショウガが親しまれているのだろう。

ゆっくりとたっぷりと3時間ほどの酒場浴。
お勘定の3,340円をPayPayで支払って店を出た。

『思っていたより安かったなぁ』と改めてレシートを確認すると、なんと「角ハイボール(メガ濃いめ)」の分が入っていないではないか!
いやぁ、間違えたとは言うものの、角ハイボールもしっかり美味しくいただいたのに、かえって申し訳ないなぁ。
どうもありがとうございました。
























































































































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