横浜駅近くのホテルに宿泊したら、神奈川県内で利用できる地域クーポン「いざ、神奈川!」がもらえた。
各地に出張したとき、この地域クーポンが使えるお店を探して、そこに出かけてみるのも最近の楽しみの一つになっている。
地域クーポンがあるからこその新店開拓と言えるだろう。
「鳥貴族」も「いざ、神奈川!」が使えるお店の1軒のようなので、今日はそこへ行ってみることにした。
1985年に東大阪市で創業し、現在は全国に600軒以上の店舗を展開しているチェーン居酒屋ながら、私自身は今回が初訪問。どんな酒場なのか楽しみですねぇ。
店に着いたのは開店から15分後の午後5時15分。
入口で「ひとりです」と告げると、「おひとり様、33番席にご案内をお願いします」とホールを担当している店員さんに伝達され、焼き台前のカウンター席に案内された。
この時刻なら余裕で入れるかと思いきや、全74席の店内にはすでに大勢のお客さんが入っており、今は空いているテーブル席にも予約が入っているようだ。
席に着くなり、「飲み物はお決まりですか?」と聞かれたので、ついさっき、「鳥貴族」の公式サイトで予習したばかりの「メガ金麦」(350円)を注文した。
さらに「こちらがスピードメニューです」と、目の前の小さなメニュー表を指し示してくれたので、その中からは「キャベツ盛」(350円)と「ホルモンねぎ塩ポン酢」(350円)を注文。
勝手に出てくる「お通し」がない代わりに、この「スピードメニュー」に8品ほどの料理が並んでいて、自分の好きなものを選ぶことができるんですね。
「キャベツ盛」はゴマ油を足してもらうこともできるそうなので、足してもらった。
ちなみに「キャベツ盛」は1回注文すると、それ以降のおかわりは無料なんだって。
飲物も料理も、すべてが350円(319円+消費税)均一というのが「鳥貴族」の大きな特徴のひとつ。
席に座って最初の注文は、お店の人がとってくれるが、あとは目の前に置かれたタブレットで注文する仕組み。
タブレットだけだと一覧性が悪いのだが、それとは別に印刷されたメニューも置かれているので、そちらでメニュー全体を眺めながら探すことができるのもありがたいところだ。
「ホルモンねぎ塩ポン酢」も出てきた。
この料理には、コリコリ食感の銀かわ(砂肝の表面の皮)や、弾力感のある鶏ハツが使われていて、豚モツや牛モツとは違う味わいと食感が感じられる。
こりゃぁいいつまみですねぇ!
午後5時20分を回ると、もうお会計をして店を出るお客さんも現れてきた。
チェーン居酒屋ながら、小学生以下のお子様を対象としたキッズドリンク等のメニューもあって、ファミレス風に楽しむこともできるようで、サクッと食事だけで利用する人もいるようだ。
それでも入ってくる人のほうが圧倒的に多くて、午後5時40分には満席のコール。入口の外には席が空くのを待っているお客さんたちもいる様子。
聞きしに勝る人気店のようですねぇ。
タブレットから、「鳥貴族」の名物という「もも貴族焼たれ」(2本350円)を注文すると、出てきた「もも貴族焼」のでっかいこと!
ブラジルに居たときによく食べていた『シュハスキーニョ』(ブラジル風の串焼き)ぐらいある。
おぉ~っ。もも肉がやわらかくて旨い!
いま座っている33番席のちょうど目の前が焼き台で、私が店に入ってから席を立つまでずっと、『社員 ながさこ』さんが『焼き』を担当されていた。
チェーン居酒屋であっても、焼き台を担当するにはやっぱり、それなりのスキル(力量)が必要なんだろうな。
「もも貴族焼」がボリュームたっぷりなので、途中でちょっと味変したくなった。
テーブル上にはなんの薬味も置かれていないので、改めてタブレットを確認してみると、「薬味・その他」というタブの中に、一味、山椒、塩、醤油などがあって、そこからサービス(無料)で注文できるようになっている。
爪楊枝、塩、山椒、一味の4種がセットになった「薬味セット」というのがあったので、それを注文すると、小さな専用のトレイに載った「薬味セット」がやってきた。
「もも貴族焼たれ」の『たれ』には、一味唐辛子も合うけど、山椒粉も合うなぁ。
「メガ金麦」を飲み切って、同じメガジョッキで供される「メガハイボール(ジムビーム)」(350円)を注文したら、とても残念なことに、出てきたときにはすでにジョッキの7分目ぐらいの量になっていた。(上の写真が出てきた瞬間のものです。)
おそらく注いだ時にはメガジョッキのフチまで炭酸の泡でいっぱいだったんだろうが、席に持ってきてくれるまでの間に、その泡がすっかりなくなってしまったんだろうなぁ。
ジョッキの中に入っている氷も多いので、実際に飲める量は、「メガ金麦」よりもグンと少ない。
この「メガハイボール」の注文は失敗でした。
つまみとして、メニューに『大好評』と書かれている「ふんわり山芋の鉄板焼」(350円)を注文。
小さな鉄板鍋で出された熱々の「ふんわり山芋の鉄板焼」は、ホントに『ふんわり』と仕上げられた『山芋とろろ』の上に、海苔、マヨネーズ、そしてウズラ卵の黄身。
『この山芋には、絶対に燗酒だ!』ということで、日本酒「松竹梅 豪快 純米酒(カップ酒)」(350円)を熱燗で注文。
すると、本当に熱燗のカップ酒を、それがちょうど収まる湯呑みを受け皿にして出してくれた。
カップが熱いので、湯呑みごと持ちあげてそのままいただく。
っくぅ~~~っ。いいねぇ。
予想どおり、「ふんわり山芋の鉄板焼」との相性は抜群だ。
店内はずっと満席状態が続いている。若い女性同士のグループが多いのも特徴のひとつかもしれない。女性同士でも入りやすくて飲みやすいんだろうな。
『おかわり無料』の「キャベツ盛」。最初から盛りが多かったので、おかわりすることはできなさそうだが、自分のように『つまみを一品食べ終えてから次の一品を注文する』というタイプの呑兵衛にとっては、次のつまみが出来上がってくるまでの間をつないでくれる、とってもいいつまみになる。
この「キャベツ盛」を時々思い出したようにつまみながら、最後までゆっくりと過ごすことができました。
最後は充実した『ご飯もの』の中から、「とり白湯(ぱいたん)めん」(350円)をもらって締めようと考えていたのだが、もう満腹。もう入りそうにない。
こうなると逆に350円均一が厳しく感じるなぁ。
たとえば『自慢のガラスープ』だけを100円ぐらいで出してもらって〆ることができると、とっても嬉しいのに。
でもこの350円均一が「鳥貴族」ならではの経営戦略。例外を作るといけませんね。
今夜はここで終了といたしました。
お勘定の金額は目の前のタブレットでも確認することができて、飲み物3点、料理4点の合計7点で2,450円。
店頭のレジで、「いざ、神奈川!」のクーポンで支払って店を後にしたのでした。
どうもごちそうさま。
・店情報 《YouTube動画》
《令和5(2023)年2月21日(火)の記録》
最近のコメント