大瓶ビールが440円 … 立ち飲み「天下(てんか)」(川崎)

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 3年ぶりの川崎、3年ぶりの立ち飲み「天下」である。

 店に着いたのは午後3時半。

 平日の、こんな早めの時間帯でも、そこそこお客さんが入ってるのが、さすが「天下」ですねぇ。

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 店に入ってすぐ左側の、L字カウンターの短辺のところに立ち、まずはアサヒとサントリーの大瓶が選べる「ビール(大)」(440円)を、ちょっと珍しいサントリーのほうでもらって、最初のつまみはもちろん「湯豆腐」(250円)である。

 大瓶ビールが440円というのが、まずすごいですよね。

 633mlの大瓶ビールの値段は、その酒場の大衆度を測るうえで大きな指標。税込みで600円より安ければ、かなり大衆度が高いと見ていいのですが、440円というのは、他ではあまりお目にかかったことがないほどの安さです。

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 そして「湯豆腐」。何度も書きますが、ここ「天下」と、呉「森田食堂」、新開地「赤ひげ 姉妹店」の湯豆腐が、私の中での『三大湯豆腐』。行けば必ず食べたい一品なのだ。

 支払いは、品物と引き換え払いのキャッシュ・オン・デリバリー。「瓶ビールと湯豆腐で690円です」と、今回の注文での支払額を教えてくれる大将に、その場で現金払いである。

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 奥に向かって細長い造りの店内は、左手の厨房を囲んでL字の立ち飲みカウンターがあり、反対側の右手の壁際にも、立ち飲みカウンターが造りつけられている。

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 メニューは、店の両側の壁に貼り出されていて、その品数はあまり多くない。

 しかしながら、メニュー上の「刺身」(500円)や「焼魚」(250円)は1種類ではなくて、それぞれ何種類かずつが用意されているので、実際の品数はこれよりも多い。

 今日の料理が、カウンターの上段にずらりと並べられている他、刺身類は、厨房内の冷蔵陳列ケースに並んでいるので、それらを見て選ぶことができるのだ。

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 「湯豆腐」に続く、2品めのつまみとして注文したのは、これまたこの店の名物料理のひとつ、「鳥もつ煮」(360円)。

 「鳥もつ煮」は、生の状態の鶏モツが、1人前ずつに分けて冷蔵庫に準備されていて、注文を受けてからフライパンで調理してくれるのだ。

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 ちょうど大瓶ビールも飲み切って、次は「角ハイボール」(260円)をもらう。

 大瓶ビールも安かったけど、この「角ハイボール」も安いよねぇ。

 「チューハイ」が310円なので、それよりも「角ハイボール」のほうが安いってことだ。

 もっとも、「チューハイ」がジョッキで供されるのに対して、「角ハイボール」はちょっと大きめのグラスで出されるので、量は「チューハイ」のほうが多いのだが…。

 ついでに言うと、「生ビール(中)」が390円、「清酒一合」が270円と、飲み物全般が安いのだ。本当にありがたいことです。

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 「鳥もつ煮」の中には、必ず「キンカン」(卵として産む前の卵黄)が入っていて、これがちょっとだけ半熟気味に仕上がっているのが美味しいんだなぁ。

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 久しぶりの「天下」で、もうちょっと飲みたいところではあるが、午後5時から別の飲み会が予定されているので、入店から1時間後の、午後4時半には飲み終えた。

 品物と引き換え払いでの支払い合計は1,310円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年11月12日(火)の記録》

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もつ・魚・鶏に青果も … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

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 まずは毎年恒例の「川名」のウィンターバケーションのお知らせです。

 店主がホノルルマラソンに参加されることに伴って、「川名」は2024年12月2日(月)~17日(火)の16日間、お休みとなります。

 営業再開は、2024年12月18日(水)の午後4時からです。

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 金曜日の今日は、仕事帰りに「川名」へとやって来た。

 店に着いたのは午後4時50分。まだ5時前なのに、もう夜のような暗さである。

 「川名」は店頭で販売しているお持ち帰り用の焼鳥も人気があり、店内では普通の居酒屋として飲食が楽しめるのだ。

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 今日もカウンター席の真ん中あたりに座らせてもらって、まずは「ホッピー赤」(440円)を注文すると、サービスで出される「お通し」は、ミカン。

 「川名」のお通しは、必ず果物。

 家では果物なんて食べないという男性常連客が多かったので、せめて「川名」に来た時ぐらいは果物を食べてもらおうと、サービスで果物を出すことを始めたんだそうな。店主の思いに頭が下がります。

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 「ホッピー赤」というのは、多くの店でいうところの『白ホッピー』のこと。

 白ホッピーの王冠の色が赤くて、黒ホッピーの王冠は黒なので、「川名」では、それぞれ「ホッピー赤」、「ホッピー黒」と呼んでいるのでした。

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 その「ホッピー赤」で喉を潤しながら、カウンター内の壁に掲げられているホワイトボードに手書きされた日替りメニューを確認する。

 今から14年ほど前に、メディアパルから出版された、「もつマニア」、「さかなマニア」、「とりマニア」の監修をさせていただいた際、その3冊すべてに掲載されている唯一の酒場が「川名」だったのでした。

 つまり、もつも、魚も、鶏も、すべてがそろってるってことですね。

 さらには、お通しのフルーツからも推測できるとおり、果物や野菜などの青果物も充実していて美味しいのです。

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 『今日はどれから始めようかなぁ』とかなり迷って、まずは魚、「昆布しめさば」(374円)をいただくことにした。

 その「昆布しめさば」はもちろんのこと、添えられているカイワレ大根やイチゴも、これまた美味しいんだよなぁ。

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 とそこへ、「はいっ、これも食べて」と、店主が「焼き芋の蜂蜜かけ」も出してくれた。

 この甘ぁ~い焼き芋までもが、いいつまみになるんだから面白いよねぇ。

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 すぐに「焼酎のみ(なか)」(396円)もおかわりである。

 写真を見て、『氷入りにしては、ナカの量が少ないんじゃない?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このジョッキは、ホッピージョッキではなくて、ちょっと大きめの生ビールジョッキ。けっこうな焼酎の量なのです。

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 「昆布しめさば」に添えられているカイワレ大根が、ピリッと辛くて、数本ずつをチョイチョイとつまみながら、ホッピーをくいくい。

 結局、この「昆布しめさば」と、おまけで出してくれた「焼き芋の蜂蜜かけ」で、ホッピー2杯(最初のセット+ナカ1杯)を飲むことができました。

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 3杯めとなる「焼酎のみ(なか)」(396円)をもらうと…。

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 これで瓶のホッピー(そと)も無くなった。

 ソト1・ナカ3なんだけど、ジョッキが大きいから、よそで飲むソト1・ナカ4以上に酔う感じがする。

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 その3杯めのホッピーに合わせていただいたのは、「豚ミミ串」(165円)、「豚皮串」(165円)、「ササミ串」(154円)、「鳥中おち串」(165円)の4種4本。

 「ササミ串」以外の3種は、「川名」以外では見たことがないなぁ。

 特に「豚ミミ串」と「豚皮串」が、病みつきになるほど美味しいのだ。

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 あっという間に4本の串を食べてしまい、もう1品、大好物の「鯛カブト焼」(275円)を注文した。

 炭火で焼きあげた「鯛カブト焼」が275円で食べられるというのは、瀬戸内の酒場でもないかも!

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 その「鯛カブト焼」の『つまみりょく』に、3杯めのホッピーも飲み干して、続いては「礼文島こんぶ焼酎」(440円)を、ソーダ割りでいただいた。

 どういう造り方になっているのか、詳しくはよくわからないが、甲類と乙類が混和された焼酎なんだそうな。

 「川名」には、旨みたっぷりの、焼酎の「めかぶ茶お湯割」(396円)もあるので、ちょっと期待していたのだが、この「礼文島こんぶ焼酎」は、残念ながら「めかぶ茶お湯割」ほどの昆布の旨みは感じないなぁ。むしろサラッとした甲類焼酎に近い感じ。

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 いつものように、『タイのタイ』も無事にゲット。

 他の魚にも、同じ部位はあるんだけれど、やっぱり『タイのタイ』の形が美しいですよねぇ。

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 ゆっくりと2時間半ほどの酒場浴。

 席料110円が加わってのお勘定、3,080円をPayPayで支払って店を出た。

 やぁ、美味しかった、楽しかった。どうもごちそうさま。

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《令和6(2024)年11月15日(金)の記録》

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懐かし旨しイギス豆腐 … 居食屋「声聞(せいもん)」(今治)

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 今治の居食屋「声聞」で、「お通し」として出されたのは地元の郷土料理「イギス豆腐」。

 イギスというのは、今治市周辺の海岸で夏場にたくさんとれる海藻の名前。

 このイギスと、生の大豆粉を、だし汁で煮溶かして、エビや、人参・ごぼう・しいたけなどの野菜類も加えて、寒天のように固めたものが「イギス豆腐」なのだ。

 「残っとったエビなんかも全部入れたけん、今日のイギス豆腐は具が多いよ」と笑う女将さん。

 いやいや、それがとてもいいつまみになって、ありがたい。

 イギス豆腐、ここから20キロほどのところにある、故郷のわが家でも、夏場にはよく出されてたなぁ。すごく懐かしい味です。

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 土曜日の今日、居食屋「声聞」に着いたのは、まだ明るい午後5時過ぎ。

 それでもビルの奥のほうにある「声聞」の入口あたりは、ちょっと薄暗くて、提灯の明るさが映えてますねぇ。

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 開店直後の店内には、先客として、いかにもご常連らしき高齢の女性客がお一人。

 その方が、5人分ほどのカウンター席の右端に座っていたので、私は左のほうに座らせてもらって、まずは「ビンビール(大瓶)」(650円)。

 アサヒとキリンが選べるところを、父が好んで飲んでいたアサヒをもらって、グッと喉を潤したタイミングで、冒頭でご紹介したお通しのイギス豆腐が出されたのでした。

 イギス豆腐にアサヒビール。懐かしくて、美味しいなぁ。

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 「声聞」には、卓上に置かれた印刷メニューの他に、日替りのおすすめメニューが、手書きのホワイトボードに書き出されている。

 この日替りメニューが季節感もたっぷりで、見ているだけでワクワクするのだ。

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 そんな日替りメニューの中から、「地アジ刺身」(800円)を選ぶと、「今日は『なめろう』じゃけど、ええですか?」と確認が入って、「地アジなめろう」を出してくれた。

 アジは『なめろう』にしても美味しいんだねぇ!

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 大瓶ビールも飲み終えて、いつものように故郷(松山市柳原)の地酒「雪雀」(450円)を注文すると、女将さんが、「もしよかったら、これ飲んでみん?」と、同じく愛媛(東温市志津川)の地酒「小富士」の冷酒を勧めてくれて、それをいただくことにした。

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 目の前でトトトッと、枡にあふれるまで注いでくれる冷酒。

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 初めて飲んだお酒だけれど、すっきりと飲みやすくて、これもいいですねぇ。

 女将さんのお勧めに従って良かったよ。

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 カウンターの上段には、大皿のおつまみがズラッと並んでいて、その中に美味しそうな「鮭かま焼き」があったので、それを注文すると、温め直して出してくれた。

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 故郷の地酒「小富士」に続いては、先月、5人で来たときにボトルキープした、麦焼酎「二階堂」の一升瓶を出してもらって、炭酸割りでいただく。

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 つまみに「イシジャコ唐揚」(600円)を注文すると、「これから揚げるので、ちょっと時間がかかる」ということで、それを待つ間用の「枝豆」を出してくれた。

 これが、地元・今治産の枝豆なんだって。

 豆の旨みが濃くていいですねぇ。素晴らしい。

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 さぁ、「イシジャコ唐揚」もできあがってきた。

 見た目でわかりますよねぇ。呉でメンパチ、福山でネブトと呼ばれているテンジクダイです。今治ではイシジャコと呼ぶんですね。

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 なかに卵が入ってるのも嬉しいですねぇ。

 日替りのおすすめメニューには「小いわし天ぷら」もあって、どっちにするか、すごく迷って、「イシジャコ唐揚」にしたのでした。

 イシジャコは仕入れは安いけど手間がかかって大変な魚なんだそうな。それでもそれを出してくれる酒場があるのが、とてもありがたいことだと思います。

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 すぐに麦焼酎「二階堂」の炭酸割りもおかわりだ。

 女将さんは呉造船でも働いていたことがあるとのことで、呉の街のこともよくご存知だった。

 その女将さんを手伝って、一緒に店を切り盛りしている若い男性は、中国から来たコウちゃん。去年の10月頃に店に入り、前にこの店を手伝っていた中国人のおねえさんから、短期間だったけど引継ぎを受けて、今に至っているとのこと。

 「できるだけ女将さんを支えたいです」と話してくれるのが嬉しいではありませんか!

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 予約の4人客がやってきて、これから店が忙しくなりそうなところでお勘定をお願いした。

 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は4,500円でした。どうもごちそうさま。

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《令和6(2024)年7月27日(土)の記録》

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元祖もつカレー煮込み … 「金の字(きんのじ)支店」(新清水)

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 仕事で清水に来るようになって、今年で5回め。

 初めて「金の字」の「もつカレー煮込み」(1本140円)をいただくことができました。

 串に刺した豚腸のカレー煮込みなんだけど、清水のご当地名物になるだけあって、美味しいですよねぇ。

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 清水には、JR清水駅近くの「金の字 本店」(1950年創業)と、静岡鉄道・新清水駅近くの「金の字 支店」(1985年創業)の2店舗があって、今日やって来たのは「金の字 支店」のほう。

 名物の「もつカレー煮込み」は、「金の字 本店」の初代、故・杉本金重きんじゅうさんが、満州にいたときに知ったカレーと、名古屋の土手煮をヒントに、独自に考案したオリジナル料理なんだそうです。

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 今日の宿泊先のホテルは、JR清水駅のすぐ近くなんだけど、「金の字 本店」がいかにも満席っぽく見えたので、歩いて10分(約750m)ほどの「金の字 支店」へとやって来たのでした。

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 店に着いたのは午後5時半。

 「ひとりです」と入ると、カウンターの奥のほうの、ちょうどテレビ前となる席に案内してくれたので、間髪入れず、「ビール大」(700円)と「もつカレー煮込み」(140円)を2本注文すると、あっという間にそれらが出された。

 ちなみに「ビール大」は、サッポロラガービール大瓶の他に、キリンラガービール大瓶も選べます。

 箸袋に『がんばったね』と書かれているのもいいよね。なんだかいやされる。

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 同じように、目の前のメニューにも、『お仕事ご苦労様です』と書かれている。

 自分自身のことを考えてみても、酒場に来るのは、ほとんどの場合、仕事の帰り道。

 当たり前のことなんだけど、その時に『がんばったね』とか、『お仕事ご苦労様です』と迎えてくれると、とても嬉しいよねぇ!

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 ほっこりとした気分に浸りながら、この店ならではらしき、「あか」(170円)と「しろ」(170円)を1本ずつ注文すると、「ごめんなさい、『しろ』は品切れなんです」と、カウンターの後ろの壁にある、売り切れを示す表示板を指し示してくれた。

 おぉ~っ、午後4時開店から1時間半後の、この段階で、すでに「しろ」の他に、「すなぎも」(140円)と「鳥なんこつ」(170円)も売り切れてるんですね。

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 それじゃあと、「しろ」の代わりに注文したのは「レバー串」(140円)。

 「あか」はタレ焼きだけど、「レバー串」は塩焼きかタレ焼きが選べるとのことだったので、タレ焼きにしてもらった。

 「レバー串」(写真手前)は肝臓、「あか」(写真奥)は脾臓(チレ)である。

 ちなみに売り切れていた「しろ」は、胃袋(ガツ芯、豚ミノ)のようです。

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 「ビール大」を飲み切って、次にいただいたのは「焼酎」(400円)のお茶割り。

 「焼酎」の銘柄は麦焼酎「博多の華」で、飲み方は、ロック、水割りなども選べるのですが、せっかくの清水(静岡市)なので、お茶割りにしてみた次第です。

 「お茶は冷たいのでいいですか?」と聞かれたので、即座に「はい!」と回答した。

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 店内には大勢のお客さんがいて、どんどん注文が入るので、売り切れの品も増えていく。

 次に注文しようかなぁと考えていた「おしんこ」(300円)がまず売り切れ、『もうあと2本ぐらい、おかわりしようかなぁ』と思っていた店の名物「もつカレー煮込み」も、午後6時前には売り切れた。

 むしろ、最初に「もつカレー煮込み」を2本いただくことができて、ラッキーだったぐらいだ。危なかったなぁ。

 売り切れとなった最後の「おしんこ」は、となりのお客さんの注文。出されたのは『きゅうり漬け』だった。

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 次なる焼き物として、「もつやき」(140円)と「とり串」(140円)を1本ずつ、タレ焼きでもらい、卓上の一味唐辛子をかけていただいた。

 この「もつやき」が、おそらく「もつカレー煮込み」と同じ素材である、豚腸だ。

 東京だと、その豚腸が『シロ』なんだけど、この店の「しろ」とは別物のようですね。

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 串焼きを食べ終えてから気づいたんだけれど、お皿にもちゃんと「金の字」の文字が入ってる。

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 「もつカレー煮込み」2本に、串焼き4種4本をいただいて、ちょっと野菜系のつまみも食べたくなってきた。

 この店のメニューに載っていて、明らかにわかる野菜系は、「おしんこ」(300円)と「生やさい」(600円)なんだけど、前述のとおり、「おしんこ」はすでに売り切れ。

 近くの席の何人かが注文している「生やさい」は、各種生野菜の盛り合わせサラダのようだ。

 メニュー上で、その両者に挟まれるように「酢みそあえ」(600円)というのがあるんだけれど、これももしかすると野菜系なのかなぁ。

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 さっそくその「酢みそあえ」を注文してみると、たっぷりの玉ねぎスライスに、鶏肉も、これまたたっぷりと盛られた一品がやって来た。

 「見た目はちょっと地味だけど、身体にいいよ! お酒にも合うし」と女将さん。

 いやいや、見た目だっていいですよ。とっても美味しそう!

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 ボリュームたっぷりの「酢みそあえ」に、さらにもう1杯、「焼酎」(400円)のお茶割りをおかわりした。

 写真の左上は、残しているほんの1切れの「もつカレー煮込み」。売り切れて、もうおかわりができないことが分かった時点で、『最後はこの1切れで締め括ろう!』と、大事に残しているのです。

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 飲み終える前に、ちょいとお手洗いをお借りすると、その壁はオードリー・ヘプバーンだらけ!

 トイレがすごく清潔に掃除されているところも、名酒場のあかしですねぇ。

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 お皿に残るカレールーまで、できる限り残さずいただいて、2時間ほどの酒場浴。

 今宵のお勘定は2,970円でした。どうもごちそうさま。

店情報

《令和6(2024)年11月19日(火)の記録》

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店情報: 「金の字(きんのじ)支店」(新清水)

  • 金の字 支店 店名: 金の字 支店
  • 電話: 054-352-2817(予約可)
  • 住所: 424-0821 静岡県静岡市清水区巴町12-3
  • 営業: 16:00-21:00(20:45LO)、日祝休
  • 場所: 静岡鉄道・新清水駅より、徒歩約1分(36m)。
  • メモ: 昭和60(1985)年創業。カウンター席15名、テーブル席30名。現金のみ。JR清水駅近くの「金の字 本店」は昭和25(1950)年創業。
    〔料理〕もつカレー煮込み140、もつやき140、とり串140、レバー串140、すなぎも140、あか170、しろ170、鳥なんこつ170、ねぎま170、つくね170、かしら中串210、はつ中串210、たん中串210、バーベQ中串210、手羽先(3個)600、豚なんこつ600、若どり(たれ・塩)800、たん大串850、ポークステーキ(たれ・塩)1,200、おしんこ300、酢みそあえ600、生やさい600。
    〔飲物〕日本酒(1合)450、冷酒700、ビール大700・小400、生ビール大1,300・中700・グラス400、ハイボール700、焼酎グラス400、梅酒グラス400、焼酎ボトル3,000、オレンジジュース250、コカコーラ250、ウーロン茶250、ノンアルコールビール400。
    (2024年11月調べ)

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6時までの早割がお得 … 居酒屋「さがみ」(横浜)

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 午後3時の開店から、午後6時までに注文することができる「早割セット」(980円)は、写真の料理4品に、選べるドリンクが1杯付いて980円と超お得!

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 料理4品は月ごとに替わるそうで、今月は「旬のお刺身(今日はブリ)」、「イワシフライ」、「しめじと小松菜のおひたし」、「かぼちゃサラダ」。

 ドリンクは、生ビール、日本酒、焼酎(芋・麦)、ハイボール、レモンサワー、ウーロンハイ、緑茶ハイ、酎ハイから選ぶことができるが、生ビールを選んだ場合のみ+100円となる。

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 水曜日の今日、横浜駅相鉄口のすぐ近くにある「IZAKAYA さがみ」に着いたのは午後5時。

 天候が雨ということもあってか、先客は少なく、カウンター席の一番奥の席に座らせてもらった。

 カウンター席の椅子が、二人分ずつのベンチシートになっているのも面白いよね。ひとり客は少なくて、むしろ二人連れのほうが多いということなんだろうか。

 店内は、このカウンター席の他に、テーブル席や半個室の席もあって、全114席というから、けっこうな大箱店だ。

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 さっそく「早割セット」(980円)を「生ビール」(+100円)で注文すると、すぐに「生ビール」と「お通し」(200円)の「ごぼうサラダ」が出された。

 なるほど、「早割セット」の場合でも、「お通し」は別途出されるんですね。

 冒頭でご紹介した、「早割セット」の料理4品は、5分ほどで出されたが、それを待つ間の「お通し」と考えると、ちょうどいいかもね。

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 喉も乾いていたので、1杯めの「生ビール」はアッという間に飲み切って、2杯めは、通常390円のところ早割で250円で飲むことができる、芋焼酎「さつま白波」をソーダ割りでもらう。

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 「早割セット」のみならず、飲み物にも「早割サービス」が用意されていて、こちらも開店から午後6時までの間なら、「生ビール」、「日本酒」、「焼酎」、「サワー類」などを、グンとお得に飲むことができるのだ。ありがたいですねぇ。

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 「早割セット」の料理4品が、けっこうボリュームフルなので、2杯めの芋焼酎ソーダ割りでも、まだ食べ切れない。

 現在の時刻は午後5時40分と、まだ早割タイムなので、もう1杯、今度は「酎ハイ」(通常390円)を「早割サービス」(250円)でいただいた。

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 店には通常のグランドメニューに加えて、日替りメニューも用意されている。

 その中に『数量限定』の「金目カブト煮」(420円)というのを発見したので、「早割セット」の料理4品に続いては、これをいただくことにした。

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 その日替りメニューの裏側(日付が入ってるので、たぶんこちらが表)には、今日の「おすすめ鮮魚」として「金目鯛刺身」(880円)も載っている。

 金目鯛の身を、こうして刺身で出したあと、そのカブトを「金目カブト煮」として出してくれるから、『数量限定』になってしまうんだろうな。

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 そして大きなお皿で出された「金目カブト煮」が、でっかいこと!

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 カブトの切り口のところを見てみると、その厚みもすばらしい。これはうれしいなぁ。

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 ボリュームたっぷりの「金目カブト煮」に、「酎ハイ」も飲み切って、LINEの友達登録でもらえる特典、「ドリンク1杯無料」で、「日本酒(日出盛ひのでざかり)」(通常520円)の熱燗をいただいた。

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 この店のLINEを友達登録すると、他にもいくつかの特典があるようです。

 ちなみに現在の時刻は午後6時半。実は入店時から、このLINE特典があることには気がついていたのですが、『6時を過ぎて、早割サービスが終わってから、この特典を使うことにしよう』と、今まで保留していたのでした。

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 午後6時を過ぎたころから、仕事帰りの人たちと思われるお客さんも増え始め、カウンター席にも、男性ひとり客が、ひとり、またひとりと入ってきた。

 私のとなりのベンチシートに座ったお客さんが注文したのは「海鮮かき揚げ(小)」(380円)。

 小サイズなのに、出てきた海鮮かき揚げのでっかいこと!

 普通サイズの「海鮮かき揚げ」(680円)だと、いったいどんな大きさのものが出てくるんだろう?!

 それにしても美味しそう。「海鮮かき揚げ」はこの店の看板メニューのようだ。

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 「金目カブト煮」も、まだまだ食べてる途中ですが、『タイのタイ』ならぬ、『金目鯛の金目鯛』も無事にゲット!

 くるんと丸みを帯びてるのが可愛らしいですね。

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 「日本酒(日出盛)」の燗酒も飲み終えて、次は『お一人様1セット限定』の「秋の地酒飲み比べセット」(500円)をもらう。

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 出されたのは、宮城の「あたごのまつ ひやおろし 特別純米」、山形の「裏・雅山流がさんりゅう 芳華ほうか 本醸造」、和歌山の「紀土きっど ひやおろし 純米吟醸」という3点セット。

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 「秋の地酒飲み比べセット」のトレイにも、3種の地酒の説明書きが書かれているので、それも見ながらいただく。

 宮城の「あたごのまつ」は、3種のなかで一番クセがない。どんな料理にも合いそうだ。

 山形の「裏・雅山流」はフルーティー。本醸造でこのフルーティーさなんだから恐れいる。

 和歌山の「紀土」はいいバランスだなぁ。他の両者のちょうど間ってところか。日本酒度非公開っていうのも、面白いですね。

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 「秋の地酒飲み比べセット」で締め括って、3時間弱の酒場浴。

 お勘定の2,700円を、PayPayで支払って店を後にした。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和6(2024)年9月25日(水)の記録》

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店情報: 居酒屋「さがみ」(横浜)

  • IZAKAYAさがみ 店名: 横浜西口 居酒屋さがみ (IZAKAYA さがみ)
  • 電話: 050-5589-5886(予約はこちら)、045-319-2734
  • 住所: 220-0005 神奈川県横浜市西区南幸1-5-25
  • 営業: 15:00-23:00(22:15LO)(祝日は22:00(21:30LO)まで)、日休
  • 場所: 横浜駅相鉄口徒歩1分
  • メモ: カウンター席とテーブル席で全114席、半個室あり、全席禁煙。カード可、電子マネー可、QRコード決済可。公式ホームページ公式食べログ公式HOTPEPPER公式ぐるなび
    〔お通し〕お通し200。
    〔早割/お得セット(開店から18時まで)〕
    《早割セット》お料理4品+ドリンク1杯付き980(生ビールは+100)(お料理4品は月替わり、ドリンク1杯は生ビール(+100)・日本酒・焼酎(芋/麦)・ハイボール・レモンサワー・ウーロンハイ・緑茶ハイ・酎ハイから選ぶ)。
    《早割サービス》中生ビール520→390、日本酒(日出盛)520→290、麦焼酎いいちこ・芋焼酎さつま白波・ウーロンハイ・緑茶ハイ・酎ハイ・レモンサワー・ハイボール390→250。
    〔日替りメニュー(2024年9月25日の例)〕
    《おすすめ鮮魚》天然インドマグロ トロ刺身880・赤身刺身780、サーモン刺身780、平目刺身880、金目鯛刺身880、シマアジ刺身880、ブリ刺身680、つぶ貝刺身680、スズキ刺身780、新サンマ刺身980・塩焼き980、あん肝ポン酢680。
    《おすすめ一品》〈(旬)秋の味覚〉茄子の生姜醤油680、まいたけ天ぷら680、カキフライ5個680、さつまいもバター480、新サンマ塩焼き980、新サンマ開き焼き980、揚げ銀杏680。〈数量限定〉手羽大根煮680、あら煮450、太刀魚塩焼き780、太刀魚唐揚げ780、カンパチかま焼き780、ブリかま焼き880、金目カブト煮420。
    《おすすめドリンク》生しぼりカボスサワー450。
    〔飲物〕
    《ビール(キリン一番搾り)》中ジョッキ520、メガジョッキ780、瓶ビール中瓶580、ノンアルコールビール(キリン小瓶)380。
    《ウイスキー(メガジョッキ+120)》角ハイボール420、ラッキーハイボール390、コークハイボール390、ジンジャーハイボール390、リアルゴールドハイボール390、陸ハイボール450。
    《焼酎(ロック・水割り・お湯割り・ソーダ割り)》〈芋〉さつま白波390、黒霧島420、一刻者480。〈麦〉いいちこ390、中々480。〈米〉八海山もろみ取り500。〈泡盛〉久米仙420。
    《ホッピー》ホッピーセット(白・黒)550、追加焼酎(中身)330、追加ホッピーボトル(白・黒)330。
    《サワー(メガジョッキ+120)》酎ハイ330、ウーロンハイ390、緑茶ハイ390、ジャスミンハイ390、梅干サワー390、レモンサワー390、ライムサワー390、カルピスサワー390、シークァーサーサワー390、柚子蜜サワー390、りんご酢ハイ390、グレープフルーツサワー390、リアルゴールドサワー390、ガリハイ390、生レモンサワー420。
    《梅酒・果実酒 他》梅酒(ロック・ソーダ・水割り・お湯割り)480、杏露酒(ロック・ソーダ・水割り・お湯割り)480、カシス(ソーダ・オレンジ・ウーロン)480、翠ジンソーダ390。
    《日本酒(1合グラス)》くどき上手ばくれん超辛口(山形)吟醸620、越乃景虎 名水仕込(新潟)特別純米780、いづみ橋 黒ラベル(神奈川)純米680、南部美人(岩手)特別純米720、四万十川 土佐淡麗仕込(高知)純米吟醸590、日出盛(京都)本醸造520、浦霞 本仕込(宮城)本醸造590、本日のおすすめ地酒(日替り7種ほど)700~1,000。〈飲み比べセット(1人1セット限定)〉日本酒飲み比べセット(3種)500。
    《地酒》、
    《ボトル各種(キープ2ヶ月)》〈芋〉黒霧島(900ml)2,980。〈麦〉いいちこ(900ml)2,980。〈甲類〉宝極上(700ml)2,200、ウイスキー陸(500ml)3,980。〈ボトル用割りもの〉各種ソフトドリンクデカンタ(700ml)380、カットレモン330、梅干し1個100、ホッピーボトル(白・黒)330、氷・水・お湯・炭酸翠0。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶(ホット・アイス)330、緑茶(ホット・アイス)330、ジャスミン茶(ホット・アイス)330、コーラ330、ジンジャーエール330、リアルゴールド330、カルピスウォーター330、カルピスソーダ330、オレンジジュース330。
    〔料理〕
    《刺身》升盛り(数量限定1人前)780、まぐろ780、真鯛680、かんぱち780、〆さば680、炙り〆さば680、さざ波盛(おまかせ3貫3種2~3人前)1,400、荒波盛(おまかせ3貫5種3~4人前)1,800、豪快盛(おまかせ3貫8種4~5人前)2,500。
    《寿司》おまかせ握り寿司(5貫)780、手巻き寿司(3種)780、細巻き(3種)980、刻みわさび巻き440。
    《揚げ物》(名物)海鮮かき揚げ680・(小)380、若鶏の唐揚げ680・(ハーフ)380、チキン南蛮680、マグロ竜田揚げ580、アジフライ(1枚)400、いか唐揚げ480、ポテトフライ480、ちくわの磯辺揚げ380、なんこつ唐揚げ580、ごぼう唐揚げ480。
    《あたたかい一品》だし巻き玉子550、もつ煮込み480、さつま揚げ480、揚げ出し豆腐420、ホッケ焼き680、サバ文化干し580、おつまみチョリソー580、炭火炙りベーコン520、和風しらすピザ600、チーズ春巻330、ソース焼きそば580、塩焼きそば580。
    《冷たい一品》枝豆330、オニオンスライス330、ポテトサラダ330、塩キャベツ330、うずらの味玉330、冷奴330、板わさ480、冷しトマト380、もろきゅう330、たたきキュウリ330、きゅうり一本漬け330、なす一本漬け350、しらすおろし330、たこわさび330、いかの塩辛330、梅水晶380。
    《サラダ》気まぐれドレッシングの野菜サラダ580、豚しゃぶサラダ680、さがみの海鮮サラダ780。
    《炭火串焼き(1本から注文可、塩・タレ)》ねぎま200、レバー200、かわ180、はつ200、豚バラ200、しろ200、かしら180、月見つくね350、おまかせ串焼き5本盛り800。
    《お食事》おむすび(2個 梅と鮭)330、焼おにぎり(2個 味噌汁付)330、お茶漬け(梅または鮭)380、ソース焼きそば580、塩焼きそば580、ミニ釜揚げしらす丼480、チャーハン780、あさりの味噌汁330、しじみの味噌汁330、アイス330。
    〔コース(1~20名)〕(当日注文可)飲み会コース(前菜三種盛り、お刺身四種盛り、焼き物、揚げ物盛りの4品+飲み放題2時間)3,200/人
    (2024年9月調べ)

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タイ天ぷらの出汁かけ … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

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 今年1月に来て以来、9ヶ月ぶりの「赤ひげ姉妹店」である。

 その間、3月と9月にも神戸に来る機会はあったのだが、どちらも「赤ひげ姉妹店」が定休日の水曜日だったのでした。

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 アーケード商店街の中にある店に到着したのは、午後3時半。

 カウンター席の一角に腰を下ろし、まずは「瓶ビール(大)」(540円)と「湯豆腐」(190円)を注文した。

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 自分の中での『三大湯豆腐』の一つが、この店の「湯豆腐」。

 残る二つは、「森田食堂」(呉)と「立飲み 天下」(川崎)の湯豆腐だ。

 いずれも味のついた出汁つゆで煮込まれているタイプの湯豆腐で、つゆが旨いのだ。

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 湯豆腐をつまみにビールで喉を潤しながら、ゆっくりとメニューを確認する。

 なにしろ店の中の壁にずらりと短冊メニューが並んでいるので、すべてを見るには時間がかかるのだ。

 鮮魚のメニューは、その日の入荷によって張り替えられる。

 今日は「マグロの造り」(350円)、「たいの造り」(380円)、「かつおたたき」(390円)、「はもの湯びき」(400円)、「ぶりのとろ造り」(450円)、「はまち造り」(380円)が並んでいる。

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 「さらしくじら おばけ」(350円)や「たい皮ポンズ」(280円)、「イワシ煮付」(250円)、「さかなのあら煮」(280円)などにも引かれるなぁ。

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 そんな多くのメニューの中から注文したのは「玉ひも煮付」(280円)。

 合わせる飲み物は「酒」(350円)。熱燗でいただいた。

 「酒」の銘柄は「白鶴 上撰 きりっと辛口」である。

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 奥に向かって細長い店内は、入口を入って右手の厨房に沿ってカウンター席がある他、左手の壁際にもカウンター席が設置されている。

 店の奥のほうはテーブル席になっているんだけれど、たまたま今は、テーブル席にはお客さんは入っていません。

 グループで来た場合にはもちろん、このテーブル席に通されますが、一人で来ても、あえてカウンター席ではなくて、こちらのテーブル席に座られるお客さんもいるようです。

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 続くつまみは、おでんの「牛すじ」(190円)と「ねぎま」(190円)。

 「牛すじ」もまた、この店に来たら必ず食べたい逸品なのだ。

 「ねぎま」は、ネギとマグロ。おでんの他に、「焼きねぎま」として食べることもできます。

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 そんなおでんに合わせて注文したのは、「麦焼酎」(330円)の水割り。

 この店の焼酎の飲み方は、湯割り、水割り、ロック。残念ながら、ソーダ割りはありません。

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 おでんの具材(牛すじ&ねぎま)で、1杯めの麦焼酎水割りを飲みきって、すぐに2杯めをおかわり。

 麦焼酎の銘柄は、先ほどいただいた日本酒と同じ白鶴酒造の「世話女房」。この水割りがものすごく飲みやすくて、スイスイと進んでしまうのが困りものなのだ。

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 そしていよいよ〆を飾るつまみは、満を持しての「たいの天麩羅」(290円)。

 これをこの店ならではの『出汁かけ』でいただいた。

 この店の天ぷら類は、もちろん普通に出してもらうこともできるのだが、『出汁かけ』というオプションを選ぶことによって、天ぷらに湯豆腐の出汁をかけて出してもらうことができるのである。これが間違いなく旨いっ!

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 「たいの天ぷら」はもちろん、『出汁かけ』のつゆも、いいつまみになるので、半分ぐらい食べたところで、3杯めの麦焼酎水割りに突入である。

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 ゆっくりと、たっぷりと、3時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は3,020円。

 いやぁ、美味しかったなぁ。9ヶ月ぶりに来ることができて本当に良かった。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年10月22日(火)の記録》

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辛味噌の焼きおにぎり … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)

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 八戸での夕食は、今宵もやっぱり「せんべろ酒場 やまじゅう」だ。

 もうすっかりハマってしまってますねぇ。

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 奥に向かって細長い店内の両側に並んでいるカウンター席の一角に腰を下ろし、今日も「19時まで、おひとり様1セット限り」で注文することができる「せんべろセット」(1,100円)でスタートだ。

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 「せんべろセット」の3つのコースの中から、ドリンク3杯とおつまみ2品がついた「超せんべろコース」を選び、ドリンクの1杯めは生ビール(単品363円)を、『おつまみA』からは「冷奴」(単品132円)、『おつまみB』からは「月見とろろ」(単品198円)をもらうことにした。

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 もちろん今日も、グルメメディア「ヒトサラ」のクーポンをスマホで提示すると、無料サービスされる「枝豆」(単品198円)もいただきました。ホントにありがたいよねぇ!

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 この「枝豆」をつまみに、まずは「生ビール」をグビッといただく。

 ウィ~~~ッ、最初のビールの喉ごしがたまらんね。

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 「冷奴」には、カツオ節がトッピングされており、皿のフチには、おろし生姜も添えられている。

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 「月見とろろ」は、小鉢にたっぷりの『とろろ』がつがれ、その上に卵黄。それとは別に醤油+ワサビの小皿が添えられる。

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 これをグルグルっとかき混ぜていただきます。

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 1杯めの「生ビール」はすぐに飲み切って、ドリンク3杯の2杯めとして、芋焼酎「幻の露」(単品363円)のソーダ割りをもらった。

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 ここ「やまじゅう」には、グランドメニューの他に「青森ご当地グルメ」のメニューもあって、南部地方の「十和田バラ焼」(638円)、「八戸せんべい汁」(638円)や、津軽地方の「いがめんち」(638円)、「黒石つゆやきそば」(638円)などが並んでいる。

 グランドメニューに並んでいる料理が、いちばん高くても「牛すき焼き」などの418円なのと比べると、「青森ご当地グルメ」はちょっと高いようにも感じるが、それでも638円ですからねぇ。この周辺の一般的な値段と比べると、十分に安いぞ!

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 芋焼酎のソーダ割りも飲み切って、「超せんべろコース」の最後の1杯として、今度は麦焼酎「白水はくすい」(単品363円)のソーダ割りをもらった。

 最近は、乙類焼酎(芋焼酎や麦焼酎などの本格焼酎)も、ソーダ割りでいただくことが多くなっている。ソーダ割りにすることで、味や香りが感じやすくなる気がするのだ。

 芋焼酎「幻の露」も美味しかったし、この麦焼酎「白水」もいいですねぇ!

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 店に入った午後6時前は、店内はすいていたのだが、6時半を回るころには、かなりにぎわってきた。やっぱり若いお客さんが多いなぁ。

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 「超せんべろコース」の3杯と2品+クーポンの「枝豆」を食べ終えて、追加で注文したのは、地元・八戸の地酒、「純米 蔵物語」(363円)の燗酒だ。

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 ここ「やまじゅう」のドリンクは、「超高級レモンサワー」(418円)以外は、363円均一。

 青森の地酒4種も363円均一なのが嬉しいよねぇ!

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 つまみには、これまた毎回注文している、『お一人様一本まで』という限定品の「とうふ田楽」(33円)と「こんにゃく田楽」(33円)をもらった。

 この田楽には、青森らしい「生姜みそ」をかけてくれていて、それがとっても合うのだ。

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 「純米 蔵物語」を飲み終えて、次も八戸の地酒、「八鶴」(363円)と、それに合わせるつまみとして「〆さば(八戸港)」(308円)を注文しようとしたのだが、今日は入荷がないのか、スマホ注文の「〆さば」のところが灰色になっていて選べない。

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 改めてフードメニューを確認し、『醤油』か『辛味噌』の味付けが選べる「焼きおにぎり」(198円)を『辛味噌』のほうで注文した。

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 今日座っているカウンター4番席からは、ごくわずかなすき間から厨房の様子を見ることができる。

 なにげなくその様子も見ていたら、自分が注文したものと思われる「焼きおにぎり」が、焼き台の上にのせられた。

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 だいたい焼きあがったところで、表面にたっぷりと『辛味噌』をぬって……

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 ゴォーーッとバーナーで炙って、『辛味噌』に焼き目をつけたらできあがり。

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 「お待たせしました、焼きおにぎりです」と持ってきてくれた。

 この辛味噌! ニンニクも唐辛子も効いていて旨いねぇ!

 他では食べたことがない味だ。「やまじゅう」に来たら絶対に食べるべき逸品かもしれないなぁ。

 つまみにもなるし、〆の食事にもなるというのが、これまた嬉しいではありませんか。

 一昨年の8月に初めてここに来て以来、ここでいただいたすべての料理にハズレなし。これはすごいことですよね!

 それにしても、「〆さば」がなかったからこそ、たどり着くことができたこの逸品。「〆さば」にも感謝ですね。

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 今夜もゆっくりと2時間半ほど楽しんで、お勘定は2,090円でした。

 どうもごちそうさま。また来ます!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年9月3日(火)の記録》

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うなぎ蒲焼はしきれ!? … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

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 会社帰りに「川名」に来たら、これまでに見たことがないメニューがあった。

 それは「うなぎ蒲焼はしきれ」(330円)。

 なんだ、これは?

 『うなぎの蒲焼』は大好きなんだけれど、『はしきれ』ってなんだろうね?

 しかも330円と、うなぎにしては激安ではないか!

 こりゃ注文してみるしかないなぁ。

 『うなぎの蒲焼』は時間がかかるだろうから、それを待つ間用に「豚ガツ酢」(275円)も注文しておこう。

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 そんなことを思いながら「うなぎ蒲焼はしきれ」と「豚ガツ酢」を注文すると、なんと! 「うなぎ蒲焼はしきれ」のほうが先にやって来た。

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 なるほどこの料理は、冷蔵ケースに入っている「うなぎはしきれ」を、温め直さずにそのまま出してくれるから早いんですね。

 しかしながら、味わいは『うなぎの蒲焼』そのもの! これは美味しいではないか!

 店主によると、この「うなぎ蒲焼はしきれ」は大人気で、すぐに売り切れるんだそうな。

 あれば必ず注文したい一品ですね。

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 金曜日の今日、「川名」に着いたのは午後4時半。

 カウンター7席の中央あたりに座ると、すぐに「お通し」(サービス)のオレンジ2切れとお手拭きが出された。

 最初の飲み物として、「ホッピー赤」(440円)を注文。これは『白ホッピーのセット』のこと。白ホッピーの王冠の色が赤いので、「川名」では「ホッピー赤」と呼んでいるのだ。

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 「川名」ではホッピーも、ちょっと大きめの生ビールジョッキで出してくれるので、焼酎の量が多いのが嬉しいんだなぁ。

 そのホッピーを飲みながら注文したのが、「うなぎ蒲焼はしきれ」と「豚ガツ酢」だったのでした。

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 「うなぎ蒲焼はしきれ」を追いかけるように、「豚ガツ酢」もやって来た。

 あららぁ~~っ、これも間違いなく美味しいですねぇ。さすが「川名」だ。

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 すぐに1杯めのホッピーを飲み干して、「焼酎のみ(なか)」(396円)をもらう。

 普通に注ぐと、ソト1・ナカ3のペースになるんだけれど、ジョッキが大きい分だけナカ(焼酎)の量も多いので、よその店でソト1・ナカ4を飲む以上に酔っ払うんだなぁ。

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 冒頭でご紹介したホワイトボードの日替りメニューに加えて、各席には飲み物や串焼きのメニューも出されています。

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 さらにカウンターの上部には、短冊メニューもずらりと並んでいて、この中に大人気の「ポテトサラダ」(484円)や「トマト玉子焼」(990円)などのメニューも含まれています。

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 壁にはボトルキープ用の「宝焼酎」(700ml、1,980円)や芋焼酎「一刻者いっこもん」(一升瓶、4,620円)、その割り材などのメニューも掲示されている。ちなみにボトルキープの期間は3ヶ月です。

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 メニューだけじゃなくて、クスッと笑ってしまうような標語も掲示されているのが、「川名」の面白いところですよね。

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 ソト1・ナカ3の3杯めとなる「焼酎のみ(なか)」(396円)をもらって、つまみには、これまた大人気の「牛すじ煮込」(374円)を注文した。

 「川名」は店内飲食のみならず、店頭でもお持ち帰り用の串焼きや煮込みを販売しているので、うっかりしていると、お持ち帰りのほうで煮込みが売り切れてしまったりするのだ。

 この「牛すじ煮込」もまた、早めに注文しないといけない一品ですね。

 一緒に煮込まれている根菜類、特にゴボウがとっても旨いのだ。

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 「牛すじ煮込」の強烈な『つまみりょく』に、3杯めのホッピーもすぐに飲み切って、「酎ハイ(生レモン)」(440円)を追加注文した。

 この酎ハイも、ホッピーと同じ生ビールジョッキで出してくれるので、ボリュームたっぷりなのがいいよね。

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 ゆっくりと、たっぷりと、3時間ほど楽しませてもらって、席料(110円)も加わっての今宵のお勘定は2,761円。

 PayPayで支払って店を出た。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和6(2024)年10月25日(金)の記録》

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