枝つき干ぶどう … バー「ペルル」(鷺ノ宮)
「ホルモン」を出て、西武新宿線で鷺ノ宮駅へ。せっかくですから、もう1軒寄っていきますか。鷺ノ宮駅界隈でいうと、居酒屋「ほ里乃家」が今週いっぱいはまだ年始休みです。今日は「ペルル」をのぞいてみましょうか。
「こんばんは」「やぁ、いらっしゃい」とマスター。午後7時を回ったばかりなので、ちょうど店が開いたところですね。マスターも、カウンターの中でまだ準備をしている状態です。お客は私とほぼ一緒に入った男性と私の2人だけ。どっちかというと、遅い時間帯のほうがお客さんが多い店のようですからねぇ。
渡されたおしぼりで、手や顔を拭きながら、ウイスキーの水割りをお願いします。この店では、銘柄を指定しない場合は、「これでいいですか」という確認が入って、ブラック・ニッカ(350円)が出されるようです。
このブラック・ニッカは、ボトルをキープすると4,500円。1本のボトルから、定量だと、ちょうど20杯の水割りを作ることができます。この店の場合、水などは常にカウンターの上に出されていますので、別の費用は発生しない。したがって、キープの場合の1杯あたり単価は225円程度(1杯売りの65%以下)ということですね。しょっちゅう訪れる人にだと、やっぱりキープのほうがお得なようです。
つまみメニューの中に「枝つき干ぶどう」(300円)というのがあるので、これをもらってみましょう。もうひとりのお客さんは、「ブルーチーズ」(500円)を食べてて、これもおいしそうです。
ちびちびとウイスキーをいただきながら、「となりが別の店になりましたねぇ」という話題になりました。この「ペルル」のとなりが、女将さん一代で40年続いた、もつ焼きの「鳥芳」だったのですが、昨年の11月末をもって閉店したのです。12月からは、「鳥芳」の内装を比較的そのまま継承した新しいお店がオープンしています。
「いやぁ、ブッちゃんの大声が聞こえてこないのが寂しいねぇ」とマスター。そうですねぇ。比較的もの静かな女将さんとは対照的に、ブッちゃんのべらんめえ調の大声が店内に響き渡ってましたもんねぇ。そうですか。となりのこの店まで聞こえてましたか。
水割り(350円)のおかわりをもらいましょうか。
マスターから「こんなのあるけど、食べてみる」と、小皿に盛られた野沢菜漬けがサービスされます。
う~む。ジャパニーズ・ウイスキーの水割りには、漬け物まで合っちゃうのが不思議なんですよねぇ。ま、ジャパニーズ・ウイスキーそのものを、「基本的に度数の高い高級麦焼酎の古酒だけど、寝かせるときにホワイトオークの樽を使ったもの」という風に受けとめれば、焼酎に合うものならば、ジャパニーズ・ウイスキーにもきっと合うとも言えますけどね。スコッチのようなクセ(主として「香り」のクセ)がないですからねぇ。
こうして約1時間楽しんで、今日は1,000円。「ごちそうさま。今年もよろしく」と店を後にしたのでした。
そうそう。いつもはお手伝いの女性も来るのですが、今日はたまたま風邪のためお休みでした。
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