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さっそくマーボ豆腐 … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

正月も2日目となりました。年末年始のお休みも、今日も含めてあと3日。あっという間ですねぇ。そんな中、今日も今日とて夕方の散歩をかねて「川名」へ。

わが家から「川名」までは、歩いて10分強ぐらいなので、ちょうどいいぐらいの距離なのです。昨年までは、逆方向にもつ焼きの「鳥芳(とりよし)」もあったのですが、閉店しちゃいましたからねぇ。

「川名」についたのは、ちょっと遅め(?)の午後5時半。わぁ。今日は、昨日とうって変わってお客さんが多いですねぇ。カウンターはいっぱい、テーブル席も一番奥のC卓以外いっぱいと、まるで昨年の大晦日の日と同じような状態です。

そして、そのC卓に陣取って、お通しのリンゴを持ってきてくれたヨウさんに、「ホッピーね」とたのむのも大晦日と同じです。

すぐにホッピー(320円)を持ってきてくれたヨウさんに、昨日覚えたばかりの「マーボ豆腐」(320円)をさっそく注文します。きっとできあがるのに少し時間がかかるだろうから、「ホウレン草」(140円)ももらっておこうかな。

そのホウレン草は、予想どおりあっという間に出てきましたが、その量の多いこと。おひたしにして、絞りかためたものの直径が8~10センチはあろうかというホウレン草の束を、幅4~5センチぐらいにカットしたかたまりがそのまま小皿に盛られ、上にカツオブシがふりかけてあります。つまり、直径8~10センチ、高さ4~5センチの円筒が、皿の上に横になった状態で乗ってるって感じなのです。

これに醤油をさっとかけて、天辺(てっぺん)のほうから少しずつ取りながら、シャクシャクといただきます。ホウレン草の根に近い部分まであるのがいいですね。

ちょうどナカ(ホッピーの焼酎部分、320円)をおかわりしようかというタイミングで、マーボ豆腐も出てきました。ひとり用の土鍋に入れられたマーボ豆腐は、中華料理のマーボ豆腐のような赤いものではなくて、見た目は白い。

さっそくチリレンゲで小鉢に少し取り分けて、口に運んでみます。

なるほどなぁ。これはこれで中華風なんだ。中に入っているのは、普通のマーボ豆腐と同じぐらいの大きさに切られた豆腐とネギにひき肉。それとハルサメが入っています。それらを中華スープっぽい味つけのスープで煮て、最後にとろみをつけたもののようです。

いつものマーボ豆腐だと、ついついご飯がほしくなってしまう味なのですが、このマーボ豆腐は、やさしくとろみがあるスープ豆腐風で、これだけでいくらでも食べられそうな一品です。

ちょうどそこへ、昨日マーボ豆腐を教えてくれたバンダナのおにいさんが(トイレに行くために)通りかかったので、「これ。うまいですねぇ」と声をかけたところ、「そうだろ。まわりの人にも次々にすすめてるんだよ。けっこうボリュームがあるのに、帰るころには腹にたまっていない。カロリーも低くていいんだよ、これは」と笑顔です。見れば、カウンターの彼の席にも、いつものようにマーボ豆腐の鍋が置かれている。今日も食べてたんですねぇ。

今日は、このマーボ豆腐を食べ終えるまで、約1時間弱の滞在。お勘定は1,218円(1,160円+税)でした。年のはじめに、新しいおすすめメニューができたのがうれしいですねぇ。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年1月2日(金)の記録》

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