カウンターは15分で満席! … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
日曜日。例によって早い夕方に近所の図書館に向かいます。図書館を出たのはちょうど午後4時。その足で向かったのは「川名」です。ガラリと引き戸をあけて店内に入ると、すぐに新しいおねえさん(名前をまだ知らない)から「いらっしゃいませ」の声が飛びます。
開店時刻の4時を回ったばかりだというのに、店内はすでに2人ほどの先客(それぞれひとり客)がカウンターで飲んでいます。
私も、入り口に一番近い席(店内では「1番」と呼ばれている席)に腰をおろします。いつもなら、ここでホッピーをいただくところですが、昨日かなりたくさん飲んじゃいましたので、今日はやわらかめにしておきましょうか。「生グレープフルーツサワー(320円)をお願いします」。
すぐに酎ハイのジョッキと、絞り器にのった半個分のグレープフルーツが出されます。それと同時にお通し(サービス)のオレンジも。
グレープフルーツをグリグリと絞っている間にも、ひとり、またひとりとお客さんが入ってきて、4時15分にはカウンター7席は満席。それでも入ってくる客足はとだえず、後ろのテーブル席も埋まりはじめます。
ちょうどカウンターが人でうまったころ合いで、本日のおすすめメニューのホワイトボードにも灯ががともります。
なるほど、今日の刺身は、まぐろぶつ(280円)、ホタテ刺(220円)、うるめいわし刺(280円)ですか。お。サザエ(つぼ焼き、180円)がある。刺身は後にして、まずはサザエをもらいましょ。
この店のすごいところは、注文の間違えがほとんどないないところ。満席に近いお客さんから、つぎつぎと注文が入るのに、それが出ていくときには、「はい。マグロブツ。3番さん」とか、「マーボ豆腐。C卓左」と、カウンターの中からスパッともっていくべき場所の指定付きで料理が渡されます。他のお店だと、「煮込みたのんだの、だれだっけ」なんて店の人が確認する声が響いたりするのですが、ここではそういうのを聞いたことがないような気がするなぁ。
来ましたよぉ、つぼ焼きです。なにしろ、焼き鳥を焼いている炭火の焼き台で、たった今焼きあがったばかりのサザエですからねぇ。アチッ。こりゃまた、殻まで火傷(やけど)しそうなほど熱い! おしぼりで押さえながら、中の身をクルクルっと取り出します。
ひゃぁ~っ。うまいっ! サザエも、春から初夏にかけてが関東地方の旬らしいですからねぇ。今日は今年の初サザエです。
あっという間にサザエを食べ終えて、ウルメイワシの刺身(280円)を注文します。
出てきたイワシの刺身。身がおっきい! ウルメイワシを刺身で食べたのははじめてかも。真イワシや小イワシ(カタクチイワシ)なんかはよく食べるんですが、ウルメイワシは、どっちかというと小型のものを固く干しあげた、いわゆる丸干しで食べることがほとんどでした。ふ~ん。アブラののりは、真イワシほどではなくて、さっぱりとした味わいですねぇ。
今日は、すでにテーブル席もいっぱい。奥の小上がりにも続々とお客さんが入り始めています。店長によると、昨日の土曜日もお客さんがいっぱいだったそうです。
さあて。私は昨日もたくさん飲んだので、今日はこれくらいにしますか。どうもごちそうさま。お勘定は819円(780円+税)でした。
| 固定リンク | 0
コメント