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輸入制限の影響がここにも … たん焼き「忍(しのぶ)」(四ツ谷)

金曜日です。四ツ谷付近での仕事終了後、仕事仲間と3人でちょいと飲んで行くことになりました。メンバーのひとりが新婚さんなので、早く帰らないといけないということで、「じゃ、長居しようとしても、長居することができない店に行こう!」と向かったのが、牛タンのお店「忍(しのぶ)」です。

5時半だけど、どうかな。ごっつい感じの木製の引き戸をよっこいしょと開けて店内へ。「いらっしゃいませぇ」「3人ですけど…」「はいはい。こちらのテーブルにしますか。それとも、奥の座敷にしますか」。おぉ。まだいっぱい空いてるじゃない。この時間帯なら、まだ大丈夫なんだ。奥の座敷なんて上がったことがないから、そこにしてみましょうか。

下駄箱に靴を入れて、奥の座敷に入ります。座敷には6人掛けの座卓が、左右にひとつずつ。なるほどねぇ。こんな造りになってたんですね。今のところは、このスペースには先客はおらず、われわれ3人だけです。

「左側の手前のほうに座ってください」と店のおにいさん。見ると、左側の卓には「予約席」の札が立っていて、奥側の、本来3人分のスペースのところに、4人分の取り皿などがセットされています。その手前に空いている3人分のスペースに陣取ります。「コートなどは、こちらふたつのフックをお使いください」。フックは壁沿いにずらりと並んでいるのですが、そのうちの奥2つ分だけを使うようにとの説明です。なるほど、そうやって詰めていかないと他の人のがかけられませんからねぇ。

席についたところで、おにいさんから、「今日は込み合うことが予想されますので、1時間半の制限時間ということでお願いします。それと、牛肉の輸入制限の関係で、何品かのメニューには制限を設けさせていただいています。ゆでたんはひとり2枚、たんしちゅうはひとり1枚、たん焼きはひとり0.5人前ということでお願いしておりますので、3人さんですと、ゆでたんは2人前、たんしちゅうは1人前、たん焼きは1.5人前以内でお願いします」という注意事項の説明があります。そうかぁ。牛丼屋さんのみならず、こんなところにも牛肉の輸入制限の影響が出てるんですね。

それじゃ、まずは生ビール(中ジョッキのみ、650円)を3つお願いしますね。(ちなみに、瓶ビールは、中瓶(500ml)が600円です。)

すぐに生ビールを持ってきてくれたおにいさんに、先ほどの制限付きの品々を制限いっぱいまでいただくことにしました。しかし、考えてみると、これまでも3人ぐらいで入っても、ゆでたん、たんしちゅう、たん焼きはそれぞれ1人前ずつぐらいしかたのんでなかったので、むしろ今日のほうがたくさんたのんでるかも…。貧乏性なもので、「制限つき」と言われると、ついその枠いっぱいまでたのんじゃいたくなるのでした。

さっそく「ゆでたん」(810円)です。「味はついていますので、そのままお召し上がりください」と、いつものように説明が入ります。ちょいとワサビをつけて、まずひと口。そうそう。このとろけるやわらかさが「忍」の「ゆでたん」ですねぇ。胡椒がピリッと効いて、いい味です。

「ゆでたん」を食べ終わるころあいで、「たんしちゅう」(890円)が出てきます。タンの形状としては「ゆでたん」も「たんしちゅう」もまったく同じ形です。「たんしちゅう」のほうは、シチューという名のとおり、デミグラスソースで煮込まれて出てきて、「ゆでたん」のワサビのかわりに、練ガラシが添えられているのです。口の中でのとろけ具合は「ゆでたん」と同様。これまたクセになる一品なのです。

それぞれ生ビールをおかわりして、「たん焼き」(810円)にそなえます。「たん焼き」は、焼かれたタンそのものもさることながら、添えてある白菜のお新香がまた絶品なのです。このお新香だけ注文することができないのかなぁ、と思うぐらい。

あと、さらし玉ネギ(400円)をお願いします。「は~い。サラタマひとつぅっ!」と、おにいさんから厨房に注文がとおります。このサラタマも、さっぱりとしてて好きなのです。

われわれの奥側を予約していた4人組もやってきて、向こう側の卓にもお客さんが入ってきました。

6時半をまわったところで、おにいさんから「ラストオーダーになりますが、追加はございますか」と確認が入ります。なるほど。入店1時間でオーダーストップとなって、1時間半で次のお客さんに席を譲るという流れになってるんですね。「ありません」と答えると、おにいさんがいったん離れ、しばらくすると伝票を手に戻ってきました。「すみませんが、お会計を先にお願いします。8,400円です」。ひとり頭、2,800円ですね。

こうして、落ちついて飲むことはできないものの、おいしいタン料理を味わって、6時45分ごろには店を出たのでした。入ったときはガラガラだった店内も、すでに満席状態。ただし、店外の待ち行列はまだできてませんでした。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年2月27日(金)の記録》

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コメント

私は 忍で調理担当しております。
いつも ご利用頂き大変ありがとうございます 私もHPは良く利用します その都度お客様が作って頂いたHPも目を通す様にしています。 内容は翌日オーナーに伝えております。
この度の 輸入に関しまして量を制限させて頂きましたが、関係者の方々のご協力を得まして何とか仕入れのめどが立ちましたので通常どうりに戻させて頂きました。 
その節は大変申し訳ありませんでした、 

オーナーもパソコン勉強中です いつも(本当にありがたい)と申しております。 
本来でしたらHP掲載して頂いた方にお礼のmailお送りしたいのですがなかなか出来ず申し訳なく思っております。

こちらの都合でわがままばかりですが、 味を守りより一層のサービス向上目指し従業員一同頑張ってまいります。。。!

どうか今後とも忍をごひいき頂きますようお願いいたします。

大変簡単ではありますが代表して御礼申し上げます。
                       鳩場 寛秀

投稿: たん焼 忍 (従業員) | 2004.03.15 06:20

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受信: 2005.10.26 03:08

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