白物・赤物とりまぜて … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
金曜日です。今日も今日とて、都内での仕事を終えて、午後5時40分には西武新宿線・沼袋(ぬまぶくろ)駅で途中下車です。行こうとしているのはもつ焼き「ホルモン」です。
沼袋界隈には、ほかにも「やっちゃん」(至高のはらわた、居酒屋大好き)や「四文屋」。さらには「奥様公認の店」と看板に掲げた大衆酒場「萬両」をはじめとする大衆酒場や大衆食堂の数々が並び、それぞれ心惹かれているのですが、なかなか新規開拓にこぎつけられずにいるところなのです。
さあ到着。手前側のカウンターに空きがあるみたいなので、こっちの入り口から入りましょうね。こんばんは。
焼き台のところから「いらっしゃいませ」と振り返った店主、いつものように奥にいるおかみさんに向かって「お客さんよぉっ!」と声をかけます。するとおかみさんが「いらっしゃいませ」と言いながら、おっとりとあらわれるのです。どんなにお店が忙しそうなときでも、おかみさんは常にゆったりと構えていて、見ているこっちもフッと肩の力が抜けるんですねぇ。これもこの店がくつろげる一因かも…。
そのおかみさんに、いつものようにビールの小瓶(310円)とおしんこ(100円)を注文します。ビールはサッポロ黒ラベル。今日のおしんこはキュウリです。
焼き物も、これまたいつものようにレバーとコブクロのちょい焼きを2本ずつ(もつ焼きは1本100円)お願いしますか。レバーの赤、コブクロの白の対比も鮮やかに、醤油味でプリプリと楽しめるのが、このちょい焼きです。
この一連のセット(ビール小瓶、おしんこ、レバーとコブクロのちょい焼き2本ずつ)は、このところ来るたびにズゥ~ッと注文している品々です。この一連のセットで810円ですからねぇ。これで、ビールを大瓶(490円)に変更すれば、このセットだけでも十分に楽しむことができるぐらいです。この場合、全部で990円。まさに千円札1枚でOKという感じですね。
しかし、今日は週末。もちろん、これだけでは終わりませんよぉ。となりに入った新しいお客さんに、おかみさんが焼酎を注ぎに来たついでに、私も焼酎(210円)をもらいます。
そして焼き物はオッパイにアブラ、テッポウを1本ずつ、塩で焼いてもらいます。これらは、どっちかというと白い系統のモツで、「白物(しろもの)」とも呼ばれます。
このあたりで、お店は満席。さすが金曜日の午後6時過ぎですねぇ。焼き台の上にも、串がいっぱい並んでいます。
焼き台があくまで、ちょっと焼き物は後回しにして、ここらで「月見」(250円)でももらいますか。
「月見」は、山芋の千切りに、ウズラ玉子の黄身、青ノリをのせて、醤油をかけた小鉢です。これを、グリグリとかき回して、トロトロの状態にしてから、ズズゥ~ッとすすり込むようにしていただくのです。全体的にねっとりしているものの、口の中でかむと、千切りの山芋のシャキシャキとした食感。実にいいつまみです。
焼酎のおかわりをお願いしますね。出てきた焼酎は、上の表面張力の部分をすすった上で、カウンター上に用意されている梅シロップを注いでいただきます。
と、ここでうちのカミサンから、携帯へメールが入ります。実は今日はカミサンの誕生日。なんだか忙しいらしくて、「明日、土曜日にお祝いしようね」ということにしていたのですが、予定が変更になったので、今日もこれから出かけられるとのこと。とはいえ、この店は満席で合流できないので、7時半に鷺ノ宮駅で待ち合わせとしました。
そうやって、ちょっとメールのやり取りをしたりしている間に、焼き台の上も少しは空いてきたようです。ほんじゃ、カシラ、ナンコツ、タンを1本ずつ。今度も塩でお願いします。
さぁ。今度のもつ焼きは、見た目も赤く、「赤物(あかもの)」と呼ばれます。(実はナンコツは分類上「白物」なんだそうですが、見た目は赤いですよねぇ??)
やあ、おいしかった。どうもごちそうさま。お勘定は2,080円。午後7時まで、1時間20分ほどのもつ焼きタイムでした。
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