« スパイスぴりっと … 骨付鳥「一鶴(いっかく)」(横浜) | トップページ | 店情報: 居酒屋「和(かず)」(横浜・杉田) »

定番メニューを極めるぞ … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

長かった連休(7連休)も今日で終了。明日からは仕事再開です。今日は個人的に連休の打ち上げ(?)でもやりますか。「じゃ、帰りに菖蒲(しょうぶ)と柏餅(かしわもち)を買ってきてね」なんて、「こどもの日」のおつかいまでたのまれながらわが家を出発です。

「川名」に到着したのはちょうど午後5時。例によって満席です。土日も連休も関係ないですねぇ、この店は。店主は「みんなが来るから開けなきゃしょうがないんだよ」と言い、客は客で「開いてるから、来てやんなきゃ悪いだろうよ」なんて、お互いに言い合いながら、いつものとおり、いつもの顔ぶれが集まってくるのです。

さてと。かろうじてテーブル席の一番奥に座れそうなので、あそこに相席させてもらいましょう。よっこいしょっと。こんばんは。相席させてくださいね。

私が席に座るよりも早く、すでにおしぼりとお通し(オレンジ2切れ)が出されて、いつものおねえさんが横でスタンバイです。「今日は、生グレープフルーツサワー(336円)をお願いします」「は~い」。このおねえさん。すっかり顔なじみにはなったんだけど、いまだに名前がわかんないんです。

まずはカウンターの常連さんたちに名前をしっかりと覚えてもらって、その人たちが「○○ちゃん、お酒おかわりね」なんて名指しで注文するようになってくると、こっちも「なるほど、○○ちゃんという名前なのか」とわかるようになってくるのです。今のところは、名前で呼んでる人がまだ1~2人しかいなくて、しかもちょっと判別しにくい。ミィさんとか、ニィさんとか、そんな風に聞こえるんだけどなぁ…。

トンとチュウハイ(焼酎+炭酸+氷)のジョッキが置かれ、それとは別にスクイザー(絞り器)にのせられた半個分のグレープフルーツが出されます。これをギュッコロ、ギュッコロと自分で絞りいれて生グレープフルーツサワーに仕上げるのです。

おねえさんは、私のすぐ横にレシートをかまえて、注文のスタンバイです。え~とねぇ。今日はヤリイカ(294円)からいきますか。

すぐに出てきたヤリイカは、体内の卵ごとさっと湯がいて冷ましたものを、注文を受けてから輪切り方向にぶつ切りにして、刺身風に盛りつけたものです。そうかぁ。普通のイカ刺しもさることながら、卵といっしょに食べるのもうまいんですよねぇ! 刺身醤油でいっただきまぁ~す。

ん~。うまいっ。それにしても、毎回いい意味での驚きを感じさせてくれるのが実にうれしいですね。このヤリイカ。やや小ぶりとはいえ、2ハイ分ですからねぇ。これで294円というのがものすごい。やりますなぁ、店長!

さてと。今日の2品目は、ホワイトボードメニュー(今日のおすすめ)ではなくて、カウンター上部の短冊メニュー(定番の品々)から選びますか。去年までは、ほとんどホワイトボードメニューばかりを注文していたのですが、今年に入って、マーボ豆腐(399円)にはじまって、前回の湯ギョウザ(399円)と、これまた予想外のビックリ品が出てくることが多いのです。今日はマーボナス(336円)をいってみましょうか。

相席のおにいさんは、ずっと漫画本(週刊誌)を読みながら飲んでいたのですが、ふっと顔をあげて「生グレープフルーツサワーはおいしいですか?」と話しかけてきました。「えぇ。私は好きですよ。甘みがグレープフルーツの分だけなんで、甘ったるくないんです」。そうなんです。特に居酒屋チェーン店などでレモンサワーやライムサワーを注文すると、やたらと甘いサワーが出てきたりして閉口することがあるのですが、ここのサワーは、生グレープフルーツを絞り込む前は、甲類焼酎と炭酸だけ。つまりほとんど無味無臭の状態なので、グレープフルーツを入れても、その分の甘み、酸味が加わるだけなのです。

そのおにいさんは、生グレープフルーツサワー(336円)と、ゴーヤチャンプル(336円)を注文です。じゃ、私もついでに生グレープフルーツサワーをおかわりしましょうか。

出てきました、マーボナス。ふ~む。量は336円とは思えないほどあるものの、質的には比較的普通ですねぇ、これは。味も普通においしいマーボナスです。

すごいのは、前のおにいさんのとこに出てきたゴーヤチャンプルです。お皿に山盛りのゴーヤ・スクランブルエッグといった品物です。豆腐は入ってないように見えるけどなぁ(*1)。それにしてもすっごい。ゴーヤだらけって感じです。おにいさんもちょっと驚いている様子。

私がマーボナスを食べ終わっても、おにいさんはゴーヤチャンプルをつっつき続け、結局、最後には玉子部分は完食したものの、ゴーヤはけっこう残しちゃってました。

それじゃ、6時にもなったし、私はこの辺で腰をあげますか。お勘定は1,302円でした。どうもごちそうさまでした。

菖蒲と柏餅。忘れないように帰らなきゃね。(笑)

(*1: 豆腐はちゃんと入ってました。くわしくはこちら。)

店情報 (前回)

《平成16(2004)年5月5日(水)の記録》

| |

« スパイスぴりっと … 骨付鳥「一鶴(いっかく)」(横浜) | トップページ | 店情報: 居酒屋「和(かず)」(横浜・杉田) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 定番メニューを極めるぞ … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷):

» 満腹! ゴーヤチャンプル … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷) [居酒屋礼賛]
土曜日です。例によって夕方の図書館散歩のあと「川名」に向かいます。店についたのは [続きを読む]

受信: 2004.05.23 13:54

« スパイスぴりっと … 骨付鳥「一鶴(いっかく)」(横浜) | トップページ | 店情報: 居酒屋「和(かず)」(横浜・杉田) »