ホタテの網焼き … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)
「ホルモン」を出て、沼袋駅から電車に乗ったものの、なんだかちょっと飲み足りない。そうか。今日はビールを大瓶にしたかわりに、焼酎を1杯しか飲んでないからなぁ。よしっ。もう1軒にしましょう。(と、強引に理由をつけてハシゴ酒に持ち込むのが呑んべの悪いクセですなぁ…。)
自宅最寄り駅のひとつ手前、都立家政(とりつかせい)の駅に降り立ったのは午後7時20分。向かうはいつもの「竹よし」です。
「こんばんは」と店内に入ると、右手カウンターには常連のTmさん。そして左手のテーブル席では、若い男性2人客が酒と肴を楽しんでいます。私もTmさんの手前に座り、まずは燗酒をお願いします。燗酒は「菊正宗」(400円)と「菊水」(450円)の2種類があり、後者が辛口です。私はいつも「菊正宗」をもらっているのでした。
お猪口は、竹ザルにずらりの中から好きなものを選びます。口の広がった、安定感のあるタイプが好きで、いつもヒラメの絵が描かれた酒器を選んでいるのですが、今日はちょっと毛色を変えて、糸尻が高く、器が横に広がった小ぶりなもの(平盃)にしてみましょうか。この形状を、文だけで説明するとむずかしいですね。藪蕎麦(やぶそば)をご存知の方は、あの猪口に近い形状を思い浮かべていただければいいのですが…。
今日のお通し(200円)は、小さい小鉢に盛られたエビとマグロのミニ山かけ。エビは茹でたもの、マグロはぶつ切りが、それぞれ数切れずつ。醤油をたらし、グリグリっとかき混ぜていただきます。
さて。なにを作ってもらいましょうか。Tmさんからは、「塩辛をのせたヤッコがうまいよ。沖縄のスクガラス豆腐みたいで」とすすめられますが、なにしろさっき「ホルモン」でヤッコを食べたばかり。他のものがいいなぁ。あ。ホタテがある。これにしましょう。ホタテ網焼き(550円)をお願いします。
Tmさんと店主は、小平にある魚市場を30日に見に行ってみようという話で盛り上がっています。新潟に本社がある市場で、いい魚がおいてあるらしいのです。「海のないところに魚市場というのもおもしろいですねぇ」と聞いてみると、「いやいや。今は物流がいいから、むしろ新潟との県境とか、そういう山の中で取引されることも多いんですよ」とTmさん。へぇ。そんなもんなんだ。
出てきましたよ。ホタテです。貝柱と肝は焼いて、そしてヒモの部分は別に小鉢に盛られて、こちらは刺身でいただきます。ん~。焼いた貝柱は、さすがに歯応え・香り・味わいが広がりますねぇ。刺身もうまいが、焼いたホタテもまたうまい! お酒、おかわりください!
「30日には、きっといい魚が入ってるから、来てみてくださいよ」とTmさん。ほんとですねぇ。ここの魚介類は、いつもは築地で仕入れてるらしいのですが、小平ではどんな魚が仕入れられるんでしょう。楽しみです。
それじゃ、明日も仕事なので、今日はこの辺にしておきますか。午後8時半まで1時間強の滞在で、1,550円でした。どうもごちそうさま。また30日に来ますね。
店を出て、鷺ノ宮駅方面に向かいます。強かった風もおさまってきたので、しばらく行っていない「魚幸」を視察(?)してから帰りますか。この店は、店の前におすすめメニューが出されているので、中に入らなくてもなにがあるかわかるのです。
おぉ。竹の子メニューがずらりと並んでますねぇ。竹の子刺身、竹の子土佐煮、わか竹煮、竹の子醤油焼、竹の子と三つ葉のおひたし、竹の子味噌田楽が各500円。竹の子天ぷらが600円、竹の子と海老のはさみ揚げが800円などなど。竹の子は大好きだなぁ。
あ。そうそう。「魚幸」は、その名のとおり、基本的には魚料理屋さんなので、あおりいか刺身(800円)、関あじ刺身・たたき(各700円)、鯛カブト焼(950円)などの季節の魚メニューももちろんありますからね。カウンター割烹風のこの店にも、また来てみなきゃいけないですね。
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