熱々フワフワ玉子焼き … 居酒屋「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)
横浜でみんなと飲んだあと、自宅最寄りの鷺ノ宮駅に到着したのは午後11時45分。まだ今日なので(笑)、もう1軒寄って帰りましょう。向かったのは、駅前の路地にある居酒屋「ほ里乃家」です。
ここ鷺ノ宮駅もそうですが、西武線沿線の駅前は、まったく駅前という雰囲気じゃないところが多いのです。駅前というと、銀行やスーパーが立ち並び、バスのロータリーやタクシーがずらりと並ぶタクシー乗り場なんて景色を想像します。ところが、西武線の場合、住宅街の中を線路が走り、その途中にどかんと駅があるといった感じなのです。
したがって、駅前の飲み屋街にしても、中央線沿線の飲み屋街は、いかにもそれっぽい路地沿いにずらりと並んでいるのですが、こちら西武線沿線は、住宅街に混ざってポツリポツリ。あまり飲み屋街といったムードではないのです。
「こんばんは」と店内へ。「いらっしゃいませ」と迎えてくれるのは店主。いつもは夫婦ふたりで働いているのですが、今日は(というか、この時間は)ひとりで切り盛り中です。
土曜日の真夜中近くにもかかわらず、店内には先客が3~4人。私も入口近くの席につき、「剣菱(けんびし)」(320円)を燗でお願いします。
燗酒とともに出されたお通し(200円)は、この店でときどき出てくる麩(ふ)の煮付け。これがまた、煮汁の味がしっかりとしみていて、いい酒のつまみになるのです。ところが、今日はなぜか「剣菱」が合わない。なんだか「剣菱」が鼻について、ちっともおいしく感じないのです。1軒目でずっと焼酎を飲んでたからかなぁ。
なんとなくあったかいものが食べたい気分なので、久しぶりに玉子焼(400円)をもらいましょうか。ここの玉子焼きは、注文してから玉子を溶いてつくりますからねぇ。できたてのフワフワが味わえるのです。
その玉子焼きができあがったタイミングで、2本目の燗酒をもらいます。今度は辛口の「剣(つるぎ)」(320円)をお願いします。
玉子焼きは、醤油をかけた大根おろしとのマッチングもよくて、とてもいい酒のつまみとなります。うん。「剣」のほうは大丈夫ですねぇ。なんでだろう??
熱々のうちに玉子焼きを食べ終えて、次はチビチビつつきならが飲もうと「わさび菜漬け」(300円)を注文したのですが、おしくも売り切れ。かわりに「おしんこ」(300円)をもらうことにしました。ここの「おしんこ」は、残念ながら自家製ではなくて、市販の袋入りのもの。しかし、3種類のそれぞれ別々のおしんこを盛り合わせたもので、これはこれでさっぱりといいつまみです。
さすがに12時半を回ると、ひとり、またひとりと帰りはじめ、最後には私ひとりになってしまいました。とはいえ、私もあとおしんこ1切れ分、お酒もおちょこに1杯分ぐらいしか残っていない。
それじゃ、私もボチボチと引き上げますか。腰をあげたのは12時45分ごろ。ちょうど1時間の滞在で、今日は1,540円でした。どうもごちそうさまでした。おやすみなさ~い。
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