雨をもいとわず … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
日曜日なんだけどジトジトと雨。東京はまだ梅雨入りしてないんだけどなぁ。
そんな雨も夕方には少し弱くなってきたので、夕食前の小散歩です。向かう先はもちろん「川名」。こんな天気だからお客さんも少ないのでは…、なんて思いながら開けっ放しの入口から店内へ。わぁ。それでも多いですねえ!
午後5時ジャストの店内は、カウンターはもちろんいっぱい。A卓は予約席になっていて、C卓にいるのは、いつもはカウンターにいるはずのイトウさんと役者さんのお二人です。私も、かろうじて空いてたB卓に座り、お通し(サービス)のメロン2切れを持ってきてくれたミィさんに生グレープフルーツサワー(336円)を注文します。
この店の常連さんたちには、どういうわけだか生グレープフルーツサワーを飲んでる人が多いので、私もマネしてこのところは生グレープフルーツサワーなのです。
さて、つまみはと。前に店を手伝っていたヨウさんもそうでしたが、ミィさんも飲み物を出してくれるのと同時にレシートを取り出して、ニコッと「ご注文は?」のモードに入るので、一品目は早く選んでおかないとね。
どれどれ。今日の刺身(各294円)はマグロのブツ、山かけと、イワシ…。お。ホタテ貝がある。しかも殻付きです。まずはこれにしましょうか。以前、このホタテのキモがおいしかったですからねぇ。
生グレープフルーツを絞りいれて、ちびちびと飲んでいるところへホタテ刺身の到着です。ありゃ残念。今回のはキモが小さいですねぇ。そのかわりに、ということなのか、横にマグロブツが数切れ添えられています。こいつはうれしい。
この早い時間帯は、常連のお客さんが多くて、そのうちの何人かがお土産を持ってきてくれたりします。そういう場合は、店主がチャチャッと取り分けて、みんなにおすそ分けをしてくれることが多いのです。「ひとり一皿ずつ取ってね。テーブルにも回してね」と言いながら出てきたのは竹の子です。よく見かけるような形ではなくて、見かけは1枚の板状になっていて、それが縦方向にスイスイと細切りに切り分けられている。1切れ1切れは、ちょうど1本の割り箸と同じぐらいの太さで、長さは割り箸の半分ぐらい。へぇ、こんな食べ方もあるんだ。
続いて出てきたのは梅干です。うわぁ。これはまた、昔風の本当の梅干で、しっかりと塩辛いし、スッパァ~ッ! チビチビとかじるだけでつまみになりますねぇ、これは。
カウンター6番のお客さん(前回私と相席になった常連さん)からは、「実は今日スズキの大きいのが田舎から届いてね。持ってこようかと思ったんだけど、明日が休み(「川名」は月曜が定休日)だからかえって迷惑をかけるんじゃないかと思って…」。店主やまわりのお客さんたちからは「大丈夫だよ。みんなでいっせいに食べればすぐなくなっちゃうよ。なんなら今から取りに帰ってもいいよ(笑)」なんて声がかかります。
生グレープフルーツサワー(336円)をおかわりして、つまみにはゴーヤサラダ(189円)を注文します。
ちょうど先週の「ためしてガッテン」(NHK)が「活かす! ゴーヤー効果」という内容だったので、なんだかゴーヤにひかれたのでした。番組の中では、「うまみ+苦み=コクになる」ので、沖縄ではゴーヤー料理にカツオ節は不可欠と紹介されていました。沖縄ではカツオ節の消費量が、全国平均の実に7倍にもなるのだそうです。
そして出てきたゴーヤサラダは…。なるほどちゃんとカツオ節がかかってますねぇ。薄~くスライスされたゴーヤは、シャキシャキと歯ごたえも抜群で、本当においしい。夏場に、食欲がないときにでも、これならさっぱりと食べられそうですね。
午後6時まで、ちょうど1時間の滞在で今日は1,155円。どうもごちそうさまでした。
たのんではいませんが、今日は焼き物の種類が多く、サンマ、カマス、ホタテ、サザエなどが各231円でした。
そうそう。「川名」は6月14日(月)から23日(水)までの10日間、アーリー・サマー・バケーションで休暇だそうです。年末も、早めの休暇で正月は営業していたように、夏も早めに休暇をとって、お盆も営業なのかな。そうだとうれしいですね。
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コメント
「川名」の6月の休みはハワイ島でのハワイ・マラソン、12月の休みはオアフ島でのホノルル・マラソンです。もちろん完走するそうですよ。この時期に休みを取るため、盆と正月も休み無しだそうです。
投稿: 巨匠 | 2004.06.14 09:27