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さっぱりとトマト割り … 居酒屋「茶や(ちゃや)」(野方)

「竹よし」での夕食会を終えて、フラフラと都立家政の商店街へ。今日は同じ方面に帰るメンバーがいないので、ひとりで二次会に向かいます。夕食会の後、バー「ピュアー」に行くことが多いのですが、今日は、前に四次会で行って、あまり記憶が残っていない(汗)「茶や」にもう一度行ってみることにしましょう。「ピュアー」と「茶や」とは、同じ通りの同じ側。ほんの数軒分離れているだけです。

引き戸を開けて店内に入ると、白髪の店主と、ショートヘアーのおかみさんが「いらっしゃいませ」と迎えてくれます。午後10時前の店内は、先客は右手のカウンターにひとり。私と同じぐらいの年配の男性です。

店内は、右手が“Γ”の形をしたカウンターになっていますが、奥の短辺の部分には、お酒のボトルなども置いているので、もしかすると縦の直線部分だけ使っているのかも。先客は、縦の一番奥の部分に座っています。私も、一番手前あたりに陣取ります。この直線部分には、6~8人ぐらい座れるでしょうか。左手にはテーブル席が並んでいます。

さて、なにをもらいましょうか。カウンターのこちら側(入り口側)に座ると、目の前には自家製果実酒がずらりと並んでいます。この中からいただいてみようかな。「自家製プラム酒(400円)をお願いします。」「う~ん。プラム酒はちょっとできが悪いんですよ」「そうなんですか。じゃ、梅酒(400円)をいただこうかな。ロックでください。」「はいはい」と梅酒のフタが開けられ、ロックグラスに注いでくれます。仕上げに、お酒の中に漬け込んでいる大きな梅をひとつ。

カラカラカラと氷を回して、まずひと口。はぁ。ちょっと甘いけど、おいしい。

お通し(たぶん300円)は、小鉢に盛られた「肉ジャガ」です。「煮込みすぎて玉ネギがとろけちゃいました」と店主。おかみさんは、横のほうでやわらかく笑っています。楽しく明るいご主人に、控えめな奥さんといった感じです。

ガラリと引き戸が開いて、これまた同じ年配ぐらいの男性ひとり客です。カウンターの中央あたりに座ります。向こうの男性もそうですが、今日は土曜日なので私服姿ですが、普段はきっと背広を着た会社員なんだろうなぁ、といった風情です。近所に住んでる人たちなんでしょうね。

メニューは壁にずらりと並んでいます。一番安いつまみは「いかわた」の300円。それ以外は400円のつまみが多くて、「冷やっこ」「肉豆腐」「冷やしトマト」「牛スジ」「おひたし(いろいろ)」「らっきょう(酢・塩)」などなど。「牛スジ、ください。」「今、牛スジが切れてるんですよ。月曜日には入るんですが…」と店主。そうかぁ。それは残念。

「じゃ、タラコを焼いてください。」「は~い」。メニューでは「たら子(生・焼) 600円」となっているものです。

飲みものはと。…。「トマト割り」(400円)なんてのがあるなぁ。おそらく焼酎のトマトジュース割りなんだろうけど、どんな味なんだろう。ちょっと飲んでみましょうか。

またまたガラリと引き戸が開いて、今度は女性客です。「こんばんはぁ」と店主夫婦に声をかけながら、奥の男性客のとなりへ。どうやら、奥の男性客の奥さんのようです。ご夫婦そろって、店主夫妻と親しげに会話を交わしているところをみると、かなりの常連さんのご様子。「竹よし」や「ピュアー」もそうですが、ご夫婦でいらっしゃるお客さんが多いのです。

さぁ、トマト割り。へぇ。これはほとんどトマトジュースそのものですねぇ。ある意味、危ないお酒かも。トマトジュースなので、スクリュードライバ(オレンジジュース)のような甘みはないのですが、冷たい飲み口が心地よく、ついククゥ~ッと飲んじゃいそうです。でも、普通の酎ハイと同じ濃度ですからねぇ。要注意です。

タラコ焼きも出てきました。表面を炙(あぶ)る程度に焼いたタラコを、厚さ4~5ミリ程度にスライスしたものが、刺身のようにお皿に並んでいます。炙られてちょっと白っぽい外側からジワッと赤身が増していって、内部はほとんど生。カツオのたたきのような状態ですね。ん~。ちょうどいい塩加減で、いいつまみですね。

「ここは何時に開くんですか?」「7時半から8時の間ぐらいに開けるんです。」「終わりは?」「だいたい2時か3時ぐらいなんですけど、お客さん次第ですね」と笑っています。定休日は日曜日だそうです。

「焼そば・うどん」(500円)、「茶や ぞうすい」(600円)、「茶や鍋」(650円)など、食事系のメニューもありますが、生ものは「まぐろ」があるぐらいです。

やぁ。トマト割りがさっぱりとおいしかったですねぇ。どうもごちそうさま。1時間強の滞在で、1,700円でした。

「それじゃ、お先にぃ」と席を立つと、店主夫婦に加えて、3人のお客さんたちがそれぞれに「おやすみなさぁ~い」と笑顔で見送ってくれました。とってもいい気持ちで、家路についたのでした。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年7月10日(土)の記録》

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「竹よし」を出て、沼袋まで帰る青地さんと都立家政駅で別れ、Ykちゃん(小悪魔改め都立家政の姫)とともに都立家政商店街を南下します。Ykちゃんの家はこのまままっす... [続きを読む]

受信: 2005.03.31 07:51

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