ヒゲのニッカを水割りで … バー「ペルル」(鷺ノ宮)
午後8時前には夕食も終わり、Nkさんの携帯に「今どこ?」という問い合わせメール。すると「ちょうど『ペルル』に入ろうとしたところです」という返信があり、私も「ペルル」に向けて出発です。
「ペルル」の店内には、カウンター中央部にギターの上手なSzさん、そして奥にNkさんというふたりが先客として座っています。「こんばんはぁ」とマスターやみなさんにあいさつしながら、奥のNkさんの横に座ります。
「それじゃ、(ウイスキーの)水割りをお願いします」と注文したところ、Nkさんが「これを一緒にどうですか」とキープされているブラックニッカのボトルをすすめてくれて、それをいただくことにしました。Nkさんは、ビール(スーパードライ大瓶、800円)を飲んでいたようですが、ハイボール(ウイスキーの炭酸割り)に切りかえです。
個人的なジャパニーズ・ウイスキー・ブームはまだ続いていて、現在自宅での晩酌にはサントリー角瓶、そして単身赴任寮でのチビチビ飲みにはニッカのブラックニッカ・クリアブレンドと、日本を代表する両社のウイスキーを楽しんでいるところなのです。
この店のボトルであるブラックニッカは、正式にはブラックニッカ・スペシャルという、昭和40(1965)年から続いているブランドです。「ヒゲのニッカ」という愛称もついていますが、このボトルに描かれたヒゲのおじさんは、キング・オブ・ブレンダーズと呼ばれる、ウイスキーのブレンダーの姿なのだそうです。ニッカウイスキーの創業者である竹鶴政孝氏は、ウイスキー作りにおいてブレンドという作業がいかに大切かを常々説いていた。そしてその想いの理想像としてラベルにキング・オブ・ブレンダーズの姿をしるしたのだそうです。水割りにして薄めても、しっかりとこのウイスキーとしての味わいが残るいいお酒です。
それはそうと、カウンターの中のお嬢さん。はじめてだと思うんですが。「そうそう。今日から手伝いに来てくれたアズサさんです」とマスター。アズサさんはこの近くの私立大学の学生さんで、現在20歳。土曜日だけのアルバイトなのだそうです。
さて、Nkさんは実は鷺ノ宮よりは下井草が最寄り駅。西武新宿線の駅でいうと鷺ノ宮よりもひとつ所沢寄りの駅です。とはいえ、このあたりの駅は、それぞれとなりの駅から両サイドの駅が見えそうなぐらいの距離なので、自転車での移動が可能なのです。
その下井草には、長浜ラーメンの「御天(ごてん)」や、その「御天」の経営するバー「GOTEN'S BAR」があり、Nkさんも毎日のように入りびたっているのだそうです。「飲んだ後にラーメンを食べるのは良くないとは思ってるんですが、ついつい食べてしまうんですよ」とNkさん。飲んだ後は、どういうわけだかラーメンが食べたくなるんですよねぇ。私も、たくさん飲んだ帰りには、よくラーメン屋さんに引っかかっちゃいます。
お客さんも、いつもの常連さんを中心にだんだんと増えてきて、Szさん得意のギターの音色も響きはじめます。
さっきの「川名」といい、ここ「ペルル」といい、お盆の最中でも常連のみなさんたちはちゃんとやってくるんですね。だからお店も休めないのか…。
結局、午後11時まで3時間。途中で新しいボトルも1本入れて、今日は2人で7,100円。たっぷりと楽しんだ盆休み2日目でした。Nkさんどうもありがとう!
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