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たっぷり食べて、たっぷり飲んで … 台湾料理「龍(りゅう)」(東小金井)

このところ毎年、盆と正月に上京されるNさんを迎えて、今年も東小金井で飲み会です。幹事で小金井市在住のEさん、そしてS新聞のOさんも含めて4人で集まったのは、Eさん行きつけの台湾料理屋「龍」です。

ここはラーメン屋でもあり、中華の定食屋でもあり、そして飲むこともできるといったお店。美人のおねえさん(きっと店主)と厨房担当の若いおにいさんの2人で切り盛りしていて、店内はカウンター席とテーブル席で合わせて20名くらいのキャパシティでしょうか。

まずは生ビール(中450円。ちなみに大は620円)をいただいて乾杯です。お通しで出てきたのは油でさっと炒めたようなピーナッツ。ちょっとしっとりした感じのピーナッツをかじりながら、それぞれ近況報告です。

注文したつまみは「豚肉の腸詰(580円)」、「骨付豚足の煮込み(800円)」、「プリ海老マヨネーズ(600円)」と、名称はわかりませんがナスと豚肉の煮物です。最後のは「ナスが入った料理で、あまり辛くないの」という注文に対して、おねえさんが選んでくれたものなのです。(その後の調査によりますと、この一品は「茄子の辛薬味煮」だそうです。)

豚肉の腸詰「豚肉の腸詰」は、いわゆるソーセージ風のものが出るかと思いきや、たっぷりの白髪ネギの上に、スライスした腸詰を揚げたものが盛られ、食べるときにちょっと辛子味噌をつけて食べるもの。腸詰の甘さと味噌の辛味が絶妙のバランスです。

プリ海老マヨネーズ「プリ海老マヨネーズ」のほうは、その名のとおりプリッと揚がった海老の揚げ物に、マヨネーズと赤い一片がのせられて、見た目もかわいらしい。海老とマヨネーズは合いますよねぇ。

茄子の辛薬味煮ナスと豚肉の煮物はいかにも台湾風の煮物で、野菜もたっぷり。そして豚足(とんそく)。ここの豚足は煮込んだ豚足なのです。ゆでて冷やした豚足を酢味噌でいただく食べ方はよくしますが、こういう煮込んだものはあまり見たことがないですねぇ。豚足の皮の部分もトロトロで、口に含めば骨以外の部分がチュルンとはずれてしまう。

骨付豚足の煮込みじゃ、飲みもののほうも紹興酒をもらいますか。さっそくおねえさんを呼んで、何種類かある紹興酒の中からおすすめの「淡麗紹興酒 陳年(黒ラベル)」(600mlボトルで2,500円)を紹介してもらいます。「陳年」というのは陳○年と書いて○年物という意味なのだそうです。ビンごと燗してもらって出てきた紹興酒には「陳年5年」と書かれているので、5年物なんですね。

話題のほうも、携帯端末の話から、ブログの話、さらにはコトラーの経済学の話や人材育成の話、高齢社会の話などなど、どんどん膨らんでいきます。(台湾料理も含めて)中華料理というのは、こうやってガンガン話しながら飲み食いするのにとっても向いているように思います。大きな皿から、小皿に取り分けて食べるので、ある意味、全部が鍋料理みたいな雰囲気になるからなのかなぁ…。

経済学の話といっても、そんなにむずかしい話ではなくて、「新規顧客を得るためのコストは、既存の顧客に満足してもらうコストの5倍。満足させることに失敗して失ってしまうと、同程度の利益を得るためには16倍かかってしまうんだって」なんてことを、最近の時事問題と合わせながらおもしろおかしく語り合ったもので、他の話題もだいたい同様です。

つまみも次をたのもうということになり、「海老チリソース煮(1,200円)」「カニ玉(900円)」「手羽先の醤油煮(500円)」を追加注文です。この店のメニューには、普通の皿のほかに、小皿料理なんてのも用意されていて、こちらをたのむと通常の半分ぐらいの量で出てくるみたいです。1~2人ぐらいでチンマリと飲むときにはうれしいですね。

紹興酒も、同じものをもう1本おかわりです。

手羽先の醤油煮海老チリ、カニ玉の2品は有名品ですから、説明の余地はないですね。期待どおりの味わいです。「手羽先の醤油煮」は、煮込んで冷ました手羽先を、食べやすい大きさに切って出される一品。温かくして食べてうまいもの、冷ましてうまいものと、その料理によって切りかえてるのが台湾料理のおもしろいところですねぇ。今日は食べてません(この店のメニューにあるかどうかも未確認です)が、シジミの醤油煮なんかも、冷まして出される台湾料理のひとつです。

追加した紹興酒も残り少なくなったところで、食事物の注文です。もともと麺類や定食類などもたくさんある店なので、食事系のメニューも豊富です。個人的に気になったのは、「水ぎょうざ(450円)」や「胃袋入りそば(650円)」「大腸入りそば(680円)」などなど。特に“胃袋入り”とか“大腸入り”という文字は、もつ(内臓)好きにはたまらぬ響きですねぇ!

牛肉かけご飯(左上は雲呑酢)でもって、われわれが選んだのは「牛肉かけご飯」と「焼ビーフン」。そして「雲呑(ワンタン)酢(580円)」です。「焼ビーフン」はよ~くダシ汁を吸った細麺。パリッと揚げた雲呑(ワンタン)にとろりと甘酢餡がかけられた雲呑酢。そして、「牛肉かけご飯」は深皿に盛られたご飯の上に青椒肉絲(ちんじゃおろーす)をのっけたような一品。すっかり満腹です。

午後5時半から9時まで。たっぷりと3時間半楽しんで、今日は4人で17,800円でした。ちなみに、本日のところは居酒屋風に飲んでたのはわれわれと、最後のほうにわれわれの後ろのテーブルに座った2人連れの2組だけで、他はラーメン屋、定食屋として食事をしに来たお客さんでした。飲まずに食べるだけでも楽しめるお店のようです。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年8月15日(日)の記録》

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