トロリとレバーステーキ … バー「PURE(ピュアー)」(野方)
「おいらせ」を後に、都立家政商店街をぐ~んと南下。「ピュアー」に入ります。午後7時半過ぎのカウンターだけの店内は、手前に男女2人連れ、中央に以前にもお会いした常連さんご夫婦のご主人が座っています。その後ろを「すみません」と通り、カウンターの一番奥側に。
ありゃ。エアコンは結局買い換えちゃったんですね。店内のほかの部分とは不釣合いな新品のエアコンが、奥の壁の上部にデンと据えられています。(事の詳細は前回記事を参照ください。)
やぁ。カクテルメニューも夏から秋へと変化してますねぇ。梨(ナシ)のカクテルが出てきました。1杯目は、その梨のカクテル「ハッピー・プリンセス(Happy Princess)」(630円)をいただきましょう。
「はいはい」と、いつもニコニコ顔のマスターが、さっそく梨の準備にとりかかります。この店の大きな特長のひとつとして、『フルーツを使うカクテルには、必ずフレッシュ・フルーツを使う』ということがあげられます。だから店内にはいつもあふれるほどたくさんの果物があるのです。言ってみれば当たり前のことなんですが、最近のおしゃれなだけのバーではそういう様子(使うための果物が積み上げられてたりするところ)を見かけないお店もありますよね。
「はい。ハッピー・プリンセスです」。コクッとひと口、口に含むと、梨の風味が口の中、鼻の奥に広がります。う~む。このところ、ちょっと涼しくなってきたこともあって、初秋を感じますねぇ。
居酒屋のつまみで季節を感じることが多いのですが、ここ「ピュアー」では、カクテルで季節を感じることができるんですね。
お通し(310円)は、シュリンプ・カクテル(海老のケチャップソース添え)です。
さ~て。今日は1軒目をつまみセーブ気味にしたため、まだお腹がすいている。実はインターネットでここ「ピュアー」を検索していたときに「おぽんちNote♪」というブログを発見しました。このブログの作者は、「ピュアー」のごく近所に住んでる若い女性のようで、「ピュアー」で出される食べものメニューの様子が写真付きで記録されているのです。このページを見て、一度「ピュアー」の食べものメニューも食べたいなぁと思っていたので、今日はとてもいい機会です。
今月の食べものメニューの一番てっぺんにあるのが「牛レバーのガーリック・ステーキ」(650円)。なんとねぇ。もつ(内臓)好きの私にぴったりのメニューではありませんか。さっそくマスターに注文します。「このレバーはおいしいですよ。おすすめです」と、いつにも増してニコニコ顔のマスターです。
入口近くの男女2人連れの男性は席を立ち、常連さんらしき女性だけが店に残ります。なにやら仕事関係の打ち合わせを兼ねたお食事会だったようで、仕事も終えてすっかりくつろいだ様子です。
そして、中央付近に座っていた男性のとなりには、以前お会いした奥さんもやってきて、すっかり常連さんたちばかりの雰囲気になってきました。
さぁ、出てきました。「牛レバーのガーリック・ステーキ」です。650円という値段から、レバニラ炒めなんかに入っている程度のレバーを想像していたのですが、さにあらず。大きな丸皿の中央にドカンとすえられたレバーステーキは厚さ約1.5センチ。大きさも12センチ四方はあろうかという大きさで、その名のとおりたしかにこれはステーキです!
横にはフランスパンも添えられて、これはもうメインディッシュ。
いっしょに出してくれたフォークとナイフを両手に握り、大きなレバーにナイフを入れます。そしてまずひと口。オーブンで焼き上げられたレバーステーキは、表面はカリッとしていて、そしてそのカリッとした表面の部分を歯が破ると、プチンとはじけるようなその中はまるでフォアグラのとろり感。いや、さすがにフォアグラにはかなわないものの、それにかなり近いとろり感です。これはうまいっ!!
「すみません。赤ワイン(520円)をお願いします」。思わずたのむ赤ワイン。まいったなぁ、これは。「レストラン&バー」という看板にいつわりなしですね。
「Rmちゃん。この人がこの店のことをインターネットに書いてる人だよ」。マスターが、入口近くに座っている女性に話しかけます。「えぇ! そうなんですか」なんてことで、入口側と奥側で、以前と同じような感じで、常連さんご夫妻をはさんで話がはじまりました。
聞けば、そのRmさんと呼ばれた女性もブログをおもちとの事。へぇ、そうなんだと思ってるところへ、その女性がシェリーを注文。なぬ? シェリー!? 件の「おぽんちNote♪」の中でも、その作者の女性がシェリー好きだということが書かれているのです。もしかして…。
確認してみると、やっぱりそうだったのでした。そうですか。あなたが「シェリーな彼女」でしたか。ネット上で、互いに読んでることも知らずに互いの記事を読みあってて、こうやって現実世界で会うというのもおもしろいもんですねぇ。
そんな「シェリーな彼女」、Rmさんとお話をしていると、マスターが「アレキサンダーズ・シスター(Alexander's Sisters)」というカクテルを作ってくれました。
「アレキサンダーズ・シスター」は、名前でもわかるとおり「アレキサンダー」の姉妹版カクテルです。違いはベースがブランデーからジンになったことと、副材料のクレム・ド・カカオがクレム・ド・グリーンになっていることの2点。淡いクリームグリーンで、見た目もとってもきれいです。
Rmさんはシェリーをおかわり。ご自分でも書かれているとおり、やはり相当なシェリー好きなんですね。
思わぬ出会いと、トロリととろけるレバーステーキで2時間ほど楽しんで、今日は2,110円でした。
Rmさんのブログ上でのこの日の様子はこちらです。
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「豚肉の腸詰」は、いわゆるソーセージ風のものが出るかと思いきや、たっぷりの白髪ネギの上に、スライスした腸詰を揚げたものが盛られ、食べるときにちょっと辛子味噌をつけて食べるもの。腸詰の甘さと味噌の辛味が絶妙のバランスです。
「プリ海老マヨネーズ」のほうは、その名のとおりプリッと揚がった海老の揚げ物に、マヨネーズと赤い一片がのせられて、見た目もかわいらしい。海老とマヨネーズは合いますよねぇ。
ナスと豚肉の煮物はいかにも台湾風の煮物で、野菜もたっぷり。そして豚足(とんそく)。ここの豚足は煮込んだ豚足なのです。ゆでて冷やした豚足を酢味噌でいただく食べ方はよくしますが、こういう煮込んだものはあまり見たことがないですねぇ。豚足の皮の部分もトロトロで、口に含めば骨以外の部分がチュルンとはずれてしまう。
じゃ、飲みもののほうも紹興酒をもらいますか。さっそくおねえさんを呼んで、何種類かある紹興酒の中からおすすめの「淡麗紹興酒 陳年(黒ラベル)」(600mlボトルで2,500円)を紹介してもらいます。「陳年」というのは陳○年と書いて○年物という意味なのだそうです。ビンごと燗してもらって出てきた紹興酒には「陳年5年」と書かれているので、5年物なんですね。
海老チリ、カニ玉の2品は有名品ですから、説明の余地はないですね。期待どおりの味わいです。「手羽先の醤油煮」は、煮込んで冷ました手羽先を、食べやすい大きさに切って出される一品。温かくして食べてうまいもの、冷ましてうまいものと、その料理によって切りかえてるのが台湾料理のおもしろいところですねぇ。今日は食べてません(この店のメニューにあるかどうかも未確認です)が、シジミの醤油煮なんかも、冷まして出される台湾料理のひとつです。
でもって、われわれが選んだのは「牛肉かけご飯」と「焼ビーフン」。そして「雲呑(ワンタン)酢(580円)」です。「焼ビーフン」はよ~くダシ汁を吸った細麺。パリッと揚げた雲呑(ワンタン)にとろりと甘酢餡がかけられた雲呑酢。そして、「牛肉かけご飯」は深皿に盛られたご飯の上に青椒肉絲(ちんじゃおろーす)をのっけたような一品。すっかり満腹です。


そしてカンパチ。カツオ(戻りガツオ風)、本マグロのトロと、脂がのった刺身が続きましたが、なかなかどうして、このカンパチも見るからに脂がのっています。身もしっかりプリッとしていて、いいですねぇ。
10貫の内容は、マグロ(インドマグロ)が5貫(トロが3貫に赤身が2貫)に、エビ、タイ(真鯛)、イカ(モンゴウイカ)、玉子、穴子が各1貫。何度かの変更をへて、最近はこの内容で安定してきているようです。


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