おすすめはハラミとナンコツ … やきとり「たつや」(恵比寿)
恵比寿での仕事を終えて、仕事仲間たちと4人で「たつや」です。店の前に立つと、ガラリと引き戸が開き、中から出てきた店のおにいさんが「4人? じゃ、地下でどうでしょう。携帯電話も使えますよ」と、入口右手の地下への階段を指し示してくれます。グループでやって来ると、こうやって地下へ案内されることが多いのです。
この「たつや」。赤羽もびっくりの午前8時開店。朝から飲み始めることができるのです。しかも、閉店は翌日の午前5時! な~んと1日21時間もの営業時間なのです。
そんなこともあって、カウンターが主体の1階フロアは早い時間から年配のお客さんが多くて、われわれがやってくる午後6時前くらいにはもうほとんど満席状態なのです。しかし、地下のフロアは、たしか午後5時のオープンなので、1階が満席になってから、じわりじわりと地下にもお客さんが増えていくのでした。
まずはそれぞれホッピーや生ビールをもらって乾杯です。
注意しないといけないのは、この店では生ビールや日本酒などの飲みものが高いということ。生ビールは中ジョッキが710円。日本酒は大徳利が1,000円なので、普通のお店の感覚でおかわりを繰り返すと、お勘定のときにビックリということになるのです。
したがって、最初の1杯を生ビールで乾杯したら、それ以降はホッピー(410円)に切りかえてチビチビとやる。あるいは、ホッピー好きな人であれば、最初からホッピーですっ飛ばすというのがいいと思います。ちなみに、ホッピーは赤黒そろっています。
お通しのキンピラゴボウをつっつきながら、おつまみを選びます。やっぱり「たつや」といえば、まずは「ガツ刺し」(340円)でしょう。それと「やきとり盛合せ(5本)」(800円)ももらっときましょう。どっちも2人前ずつね。やきとりは塩でお願いします。
それにしても、やきとりも高くなりましたねぇ。1本160円ですか。夜中も営業してるから、その分、割り増し的な価格設定になってるのかもしれませんね。
「ガツ刺し」は、丸い深皿に細切りになったガツ(豚の胃袋)が盛られ、酢醤油がたっぷりと張られています。上にはこれまたたっぷりと刻みネギがのり、皿の縁には練りガラシが添えられています。いろんな流儀があるんでしょうが、私はいつもこのカラシを酢醤油の中に落として、グリグリとかき回し、全体を一体化した状態にしてから食べはじめるようにしています。こうすると、最初から最後まで、同じような味わいでガツをいただくことができるのです。
「やきとり盛合せ」は、ハツ、カシラ、レバー、タン、ツクネで1人前。塩焼きと指定して、レバーとツクネが入っているところに、店の自信のようなものを感じますね。レバーは素材が、そしてツクネは下ごしらえがしっかりしていないと、なかなか塩焼きでは出せませんもんね。
飲みものも随時おかわりしながら、食べものも人気の「川エビ」(450円)のほか、やきとりもハラミ、ナンコツを2本ずつ塩焼きで追加します。この店のやきとりの中では、私としてはハラミとナンコツが最もおすすめです。
ひとりでチンマリと飲むときのおすすめとしては、まずホッピー(410円)とガツ刺し(340円)を注文する。するとお通し(400円くらいなのかな?)も出てくるので、1杯目のホッピーはこれらでいただき、ホッピー(410円)をおかわりするときにハラミとナンコツ、そして好みに応じてレバーなんかを、それぞれ1本ずつ塩焼きしてもらう(160×3=480円)。これで「ごちそうさん」と席を立てば、お勘定は2,000円ちょっと。毎日飲める額ではありませんが、ま、これくらいなら許容範囲かな、というところではないでしょうか。
われわれのほうは、さらにハラミをもう1回と、タンシタ、ギンナンをそれぞれ2本ずつ追加です。ハラミはやっぱり人気がありますね。
今日は約2時間過ごし、4人で10,680円(ひとり平均2,670円)でした。どうもごちそうさま。
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