霧のカクテル … バー「PURE(ピュアー)」(野方)
「竹よし」での夕食会を終えて、Skさん、Hsさんと3人で近くのバー「ピュアー」で二次会です。
土曜日、午後10時過ぎの店内は、入口近くに常連の女性客Eさん、その向こう側に男性客と、先客はおふたり。われわれ3人はカウンターの一番奥あたりに陣取って、思い思いのカクテルを注文します。
私は今日の1杯目は「マイ東京(My Tokyo)」(580円)をいただきましょうか。
「マイ東京」はウイスキーベースのカクテルで、ウイスキー、オレンジキュラソー、ライムジュースを3:2:1の割合でカクテルしたもの。昭和39(1964)年、東京オリンピックを記念して行われたカクテルコンテストの優勝作品なのだそうです。
日本の都市の名前が付いたカクテルは「ヨコハマ(Yokohama)」くらいだと思っていたのですが、こんなカクテルもあったんですね。実は、今日の昼間、別件でこのあたりを通ったついでに、店の外に張ってあるカクテルメニューをじっくりと見ていて気になってたカクテルだったのでした。
3人それぞれのカクテルが出された後、お通し(310円)としてクラッカーにのったチーズが出てきました。さっきまでお魚系だったので、このちょっとした乳製品がなんだか新鮮でうれしいですね。
2杯目のカクテルは「ジャマイカ・ラム・ミスト」(520円)。これはマイヤーズ・ダーク・ラムをミスト・スタイルにしたものです。
マイヤーズ・ラムというのは、ジャマイカの砂糖農園主だったフレット・ルイス・マイヤーズが造ったラムで、通常はダーク・ラム(濃厚で香り豊かなタイプ)のことを指します。近ごろ、同じマイヤーズ社から、もっとライトなホワイト・ラムが売られるようになったため、それとあえて区別するときにダーク・ラムという表現が使われるようです。
ミスト(Mist)・スタイルというのは、ロック・グラスにクラッシュド・アイスをいっぱいに詰め、その中にお酒を直接注いで作る方法を指します。言ってみればオン・ザ・ロック(On the Rocks)の一種なんですが、クラッシュド・アイスのほうが冷却力が強いので、グラスの表面にうっすらと霧(Mist)のように細かい水滴がつくことから、この名が付けられたのだそうです。
なにしろロックなので、アルコール度数はかなり高い。これをチビチビとなめるようにいただきながら、Skさんのテレビ出演の話、Hsさんの「野方の女神」(=前回の「シェリーな彼女」)の話と、次々と楽しい話に花が咲きます。
楽しんでいるうちに真夜中(午前0時)になり、花小金井まで帰るSkさんの電車がなくならないうちにお開きにしました。マスターに「お勘定を」とお願いすると、特に事前にたのんでおいたわけではないのに、ひとりひとり別々に計算してくれていて、ひとり分ずつ小さい紙が渡されます。私は1,410円。みんな2杯ずつくらい飲んだので、だいたい似たようなところです。どうもごちそうさまでした。おやすみなさ~い。
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