日本酒でもつ焼き・アゲイン … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
三連休最後の今日は「秋元屋」です。店についたのは午後5時ちょうどくらいなのに、もう店内は6~7割の入り。コの字カウンターの空きが多い部分に座ろうとしていると、店主から「あちらにHsさんが…」と声がかかります。「あ。こんにちは」とさっそくHsさんのとなりへ移ります。
「まずはビールをお願いします。小ビンで」。すぐにサッポロ黒ラベルの小ビン(320円)とグラスが出てきます。トトトッとグラスに注ぎ、Hsさんと小さく乾杯をしてググゥ~ッと飲み干します。フゥ~ッ。この1杯目のビールのうまいことといったら!
今日も開店と同時に入ってきたお客さんたちからのもつ焼きの注文が、すでに山とたまっているようなので、しばらくはもつ焼き以外のつまみで過ごしましょうね。え~と、ガツ酢(180円)をお願いします。
いつものように年配のひとり客もいれば、若いカップルもいる。この広い客層が「秋元屋」の特徴のひとつでもありますね。
さあ。店主のもつ焼きの手もすいてきたようなので、こっちももつ焼きを注文しますか。レバとハラミ、そしてテッポウを1本ずつ。テッポウは味噌で、あとは塩でお願いしますね。(もつ焼きはすべて1本100円)
注文が終わったとたんに、まわりのお客さんたちからも次々にもつ焼きの注文が入り、またもや店主は大量のもつ焼きの山との格闘です。いやいや。焼き台の上は常にもつ焼きがずらりと並んでいて活気があっていいですね。
そう! 先日「ホルモン」(沼袋)で普通酒の燗を試してみて、見事にもつ焼きと合うことを発見したところなので、飲み物は日本酒を試してみたいんです、この店でも。しかもずらりと居並ぶ銘酒ではなくて普通のヤツね。
この店の普通のお酒は「菊正宗」です。1合が280円。2合だと550円。2合でお願いします。「は~い」という返事とともに、煮込み鍋の横のヤカンで燗がつけられます。
「これくらいでどうでしょう」とヨッちゃん(店を手伝っている女性)が1杯目をお酌してくれます。さっそくお猪口で受けてツゥ~ッと流し込みます。ッカァ~ッ。うまいっ! いい温度ですよ!
「や。おいしそうですねぇ。私も日本酒をいただこうかな」。横で見ていたHsさんも日本酒に移ります。こうやって夏から秋に向かっていって、とてつもなく暑かった日々を乗り切ると、なんだか燗酒がなつかしいですよねぇ。
まずはレバが出てきました。ほら。やっぱり合うよなぁ、もつ焼きに日本酒。ただし、この場合の日本酒は、純米とか吟醸ではなくて、ごくごく普通のアル添酒であるところに注意が必要です。
ハラミもさることながら、なにしろよく合うのがミソ味のテッポウです。考えてみれば、味噌と日本酒とはもともと相性がいいので、こりゃ当たり前かもね。
燗酒で身体も温まったところで、今度はトリハイ(トリスの炭酸割り、280円)をもらいますか。つまみはポテトサラダ(280円)をお願いします。
チビチビとトリハイをなめながらHsさんとの会話を楽しみます。こういうときにはウイスキーハイボールが合うんですよね。Hsさんも知らぬ間にトリハイに移行です。Hsさんは「ペルル」でもメーカーズマーク(バーボン・ウイスキー)をキープされていて、それをハイボール(炭酸割り)で楽しまれているそうですので、もともとハイボール好きなんですね。(詳細は「寄り道Blog)」で。)
もう1杯トリハイ(280円)をいただいて、7時半になったところで「次に行きましょうか」とHsさんと席を立ちました。今日のお勘定は2,190円でした。
店主から「これからおふたりで『ピュアー』ですか」なんて笑顔で見送られながら店をあとにしたのでした。
| 固定リンク | 0
コメント