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アジ酢で一献 … 魚料理「魚がし(うおがし)」(鷺ノ宮)

なんだか魚が食べたいんだけど、今日はとっても寒くて「川名」や「竹よし」まで行く元気が出ない。もうちょっと近くとなると「鳥八」か「魚がし」か。今日は久しぶり(2年ぶりくらい)に「魚がし」に顔を出してみることにしましょう。

「こんばんは」と入口引き戸を開けます。店内は右手に4~5人かけられるカウンター、左手には4人用のテーブル席がふたつ。先客はおらず、カウンターのちょうどまん中あたりに腰をおろします。

前は大将とおかみさんのふたりで切り盛りされてたんだけど、今は無口な大将ひとり。その大将が「いらっしゃいませ」とさっそくお通しの準備に入っています。「お酒をください。燗で」。こう寒いと、まずビールって気持ちにもなりませんね。(注: 奥で物音がしてたので、おかみさんもいたようです。)

すぐにお通しといっしょにお酒(おそらく「富貴(ふうき)」)が出されます。なにはさておき、まず1杯。ッフゥ~ッ。あったまりますなぁ。

ここのお通しは300円という値段ながら必ず3種盛り。今日は左から順にバイ貝、アンキモ煮、サザエの3種です。ん? このバイ貝には爪楊枝を付けてくれてるんだけど、身がパンパンに張っていて殻から引っ張り出せないぞ。「殻を割りながら食べてみてください」と大将。どれどれ。なるほどこの殻はそんなに固くないので、すぐにパリパリと割れます。ちょうど玉子の殻くらいの固さなんです。そうして出てきた身を爪楊枝でエイッ。あ。途中で切れちゃった。まずは今取れた身をいただいてと…。いい味ですねぇ。お酒もチビリ。さらに続きの殻を割りながら、貝の先っぽまでぜ~んぶいただきます。

続いてはアンキモ煮。普通アンキモというとさっと湯がいたものを醤油でいただいたりするのですが、これはすでに味がついています。さっきのバイ貝の先っぽのほう同様、これも箸先にちょっとつまむだけでお酒がクイクイいけますねぇ。

「なにかお造りしましょうか」と大将。あ、そうだ。一所懸命お通しに取り組んでいましたが、魚が食べたくて来たんでした。え~と。今日のメニューはアジたたき、生ウニ、イクラ、サンマ(刺)などが各700円、カレイ、カンパチなどが900円、そしてヒラメ昆布締めや真ダイなんかが1,000円ですか。他にはヌタが500円に、お、アジ酢(500円)がある。これにしましょう。

シメサバ風に軽く酢で〆られたアジが出てきて、醤油をちょいとつけながらいただくようなものを想像して注文したのですが、出てきたアジ酢は、どっちかというと酢の物。小鉢にキュウリや岩ノリ(生)といっしょに盛られて出てきます。期待とは違ったものの、これはこれでうまいですねぇ。アジ自体の味がいいので、全体がピシッと締まります。「お酒、おかわりをください」。思わずお酒も進みます。

この店は、居酒屋というよりは魚料理屋。定食メニューもあって「竹よし」と似たような感じです。もちろん「竹よし」同様に居酒屋風に飲んでる人はよく見かけるのですが、この店の場合、さらに仕出しもしていることなどもあって、魚料理屋としての色合いは「竹よし」よりもより強いようです。5品3千円のおまかせコースなんかにも引かれてるんですが、まだたのんでみたことはありません。

1時間弱くつろいで、今日は1,700円。ということはお酒がお銚子1本450円だったのかな。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年10月16日(土)の記録》

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