豚足で1杯 … 豚料理「味珍(まいちん)」(横浜)
9月末が締め切りの仕事が無事終了し、今日は横浜駅界隈で打ち上げ会。10月からは別の場所で、別の仕事にかかわるメンバーもいることから、送別会も兼ねた盛大な会となりました。
その会が終わったのが午後9時。ウイークデイ(木曜日)ということもあって、ほとんどのメンバーはここで解散し、二次会に行く若手たちは横浜駅西口北側の濃い地域に繰り出して行きます。
私も明日のことを考えて、みんなと一緒にど~んと繰り出すことは止めておきましたが、せっかくの横浜(横浜駅)なので、ひとりで「味珍」で締めて帰ることにしました。
「味珍」は、横浜駅西口北側の公衆トイレのある横丁「狸小路」のまん中あたり。通り沿いに向かい合って2軒、4店舗があるのです。なぜ2軒なのに4店舗かというと、向かい合う本店と新店にそれぞれ1階と2階があって、それぞれが独立したお店になっているからなのです。
私自身、最初に行ったのが新店1階、2回目が本店1階。そして、今日が3回目の「味珍」なのです。今日はどの「味珍」にしようかなぁ。通りからのぞき込んでみると、新店1階は4~5人の入り。ここは店が小さいので、4~5人入ってるとかなりこんでる感じになります。本店1階は、奥のほうでL型に曲がったところには3人くらい先客がいますが、入口から続くLの長辺のところには1人しか先客がいない。ゆったり入れそうだから本店1階にしましょうか。「こんばんは」。
「いらっしゃいませ。お鞄はこちらにどうぞ」。カウンターの手前からふたつ目あたりに腰掛けようとしていると、目の前の階段下のスペースのあたりを店のおにいさんが指し示してくれます。本店1階は店主とこのおにいさんの2人で切り盛りしているようです。
さっそく、常連さんたちが“やかん”と呼ぶ焼酎(350円)を注文し「尻尾はまだありますか?」と念のため確認してみます。この尻尾が人気メニューのようなのです。案の定「尻尾は売り切れました」という答え。「じゃ、豚足をお願いします」。
「味珍(まいちん)」は、表の看板に「豚の味珍」と書かれているとおり、中華風に調理した豚の珍味(ちんみ)が食べられるのが特徴。メニューには豚の頭、耳、舌、胃、 足、尾の六種 があり、それぞれ700円です。
その豚足が届く前に、座るとすぐに出される小皿に練ガラシとお酢を入れて、ツケダレを作って待つのがこの店のお約束。グリグリとかき混ぜているところへ、お皿にたっぷりと盛られた豚足が出てきます。豚足は小さくひと口大にカットされていて、箸でつまんで食べやすい。これを用意しておいたタレにちょいとつけていただくのです。あぁ~、うまい。この店にしかない味なんですよねぇ。
「辣白菜(ラーパーツァイ)」(白菜の漬物、300円)ももらっとこうかな。酸っぱ辛いこの漬物が、コラーゲンたっぷりの豚料理の合いの手にはぴったりなのです。
お酒(「富翁」)もあるみたいなので、今度は燗酒で豚の珍味をいただいてみなきゃなんて、すでに次回の計画が頭をよぎります。
今日はサックリとこのあたりで終わりますか。45分程度の滞在。焼酎1杯と、豚1品、漬物1品で、1,350円でした。どうもごちそうさまでした。
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コメント
初めまして。
本当はずっとまえからhamadaさんのHPは覗き見してました。
味珍、いいですよね。小生は学生時代・・・うーん2ン年まえですか、そのころ初めて行きました。始めはビックリです。な、なにゆえこのような奇妙奇天烈なメニューが並ぶのか?!
しかしその時がこの、のんべぇ太郎の第一歩だったのかもしれません。
味珍は足しげく通っているお店ではないのですが、事あると顔をだす店です。ですから馴染みって訳でもありません。
小生は、横浜駅側の急な階段を上った2階の店専門です。そこの白髪まじりの親父がなんか好きです。
投稿: のんべぇ太郎 | 2004.10.17 21:45
コメントありがとうございます。>のんべぇ太郎さん
それにしても「味珍」の2階への階段は急ですよね。
酔っぱらって下りるときは危なそう。
あの階段を転がり落ちちゃうような人はいないのかなぁ…。
投稿: 浜田信郎 | 2004.10.18 05:06
浜田さん、お返事ありがとうございます。
さすがに転がり落ちる人は見たことないですが、帰りはちょっと怖いですよね。
考えるに、多少飲みすぎてもあの階段を見ると、シャキッとするのかもしれません(笑)
投稿: のんべぇ太郎 | 2004.10.25 23:45