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再開おめでとう! … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

1ヶ月ほどお休みしていた「秋元屋」が、昨日、11月1日に再開しました。私自身は昨日は横浜だったので、再開二日目の今日、行ってみることにしたのでした。

掲示板によると、初日の昨夜は大盛況だった様子。今日は祝日前なのでもっと多いかなぁ。もしかしたら座れないかも。なんて思いながら西武新宿線・野方駅を出ます。時刻は午後9時ジャスト。

どうかなぁ? と店をのぞき込むと、まず店主のあったかそうな笑顔が目に飛び込んできます。いやぁ。まずはひと安心。や。カウンターの奥のほうは空いてますね。よかったよかった。さっそく開けっ放しの入口から「こんばんは」と店内に入ります。「あ。いらっしゃいませ」と迎えてくれる店主もうれしそうです。

コの字カウンターの一番奥に陣取り、ヨッちゃん(店を手伝っている女性)にも「久しぶりです。よかったですね」とあいさつをしながら、まずサッポロラガーの大ビン(480円)をいただきます。

ググゥ~ッと1杯目のビールを飲み干して、店内の様子を確認します。再開にあわせて、壁のメニューを新しく作り直したんですね。でも、それ以外は変わっていない。あ、ゆき子さんがいないか。

しばらくして、焼き台から手があいた店主が「なんにしましょう?」と声をかけてくれます。「レバ生(300円)をお願いします」。「はい」とニコッと笑った店主、「ちょうどこれでレバ生は終わりです。今日はいいレバーが入ったんですよ」とのこと。

店主が冷蔵庫からレバ生を取ってきてくれて、「“”さんと違って、あらかじめ切ってますが」なんて笑いながら出してくれます。レバ生は、いわゆるレバ刺しです。これはまた、血管の穴もくっきりと見た目もきれいな、本当にいいレバーですねぇ。さっそく小皿にゴマ油+塩を用意し、まず1切れ、プリンといただきます。ックゥ~ッ。うまいっ! うまいですよこれ!

ここは一発「特製ハイボール」(300円)をいただきますか。「特製ハイボール」は、いわゆる昔の下町風ハイボール。ハイボールの素で味付けしているよ~く冷えた焼酎をグラスに入れて、そこにニホンシトロンの炭酸をそそぎ込みます。氷は無し。シュワワワワァ~ッと派手に泡が立ったハイボールが目の前に出てきます。「女性に人気があるんで、ジョッキからグラスに変えました。そのかわり値段も下げたんですよ」と店主。

それじゃ、やきとん(1本100円)もいっときますか。テッポウは味噌で。あとナンコツとコブクロと。それと、新たにメニューに加わってるチレもお願いします。「ナンコツとコブクロは塩にして、チレは味噌で焼いてみましょうか」。そうしてください。なにしろ店主自身が大のもつ焼き好きなので、店主のおすすめに従っておくとほぼ間違いはないのです。

そのやきとんを食べるころには、もうすっかり以前と同じ感じにくつろぎます。まわりで飲んでるお客さんたちも、まるでずぅ~っと毎日飲んでいたかのよう。

テッポウの味噌焼きがうまいのは当然のこととして、チレ(脾臓)もいいですねぇ! さっと火を通した程度に仕上がっていて、プリプリ感はレバーよりも強い。レバーの場合は、外がプリッとしていて、中はトロリととろける感じなんですが、チレはズゥ~ッとプリプリした感じです。

となりに入ってきたお客さん。いきなりチューハイと、それとは別に生(き)のキンミヤ(焼酎)をグラスでもらって、チューハイをチェイサーに、キンミヤをぐいぐいとやりはじめました。これはすごい!

そのお客さんがポテトサラダ(280円)を注文すると、ヨッちゃんから「ポテトサラダ、これで終わりです」と声がかかります。しまったなぁ。ポテトサラダも楽しみにしてたのになぁ。久しぶりの「秋元屋」は、見るもの、聞くものみんな食べてみたい状態です。

そこへ、向こうのお客さんから「マカロニサラダ」(280円)の注文が入ったので、「じゃ、私も!」と便乗注文。ついでに「トリハイ」(トリスのハイボール、280円)もいただきます。「トリハイ」と「マカロニサラダ」なんて、この組み合わせだけ見ると、まるで「ブリック」で飲んでるみたいですねぇ。っかぁ~っ。久しぶりの「トリハイ」がうまいっ!

「焼きコロッケください」と注文の声がひびきます。「はいっ」と店主がコロッケを取りに来たところで「こっちも1個」とまたまた便乗注文です。「焼きコロッケ」(180円)も、「秋元屋」ならではのメニューですね。最初のころは、「買ってきたコロッケを炙ってるだけですよ」なんて店主も恥ずかしそうに話してたのですが、いまやすっかり看板メニューのひとつです。

「焼きコロッケ」が出てきたところで、「トリハイ」もおかわり。この「トリハイ」、最後にピッと絞ってくれるレモンピールがよく効いてて、飲むほどに、酔うほどに、ますますスイスイと喉をとおってしまう危ないお酒なのです。サントリーの中でも1、2を争うくらい安いウイスキーなのにねぇ。うまいんですよ、これが。

今日はこの辺にしとこかなぁ、と思いながらもついつい「トリハイもう1杯ね」。

目の前でヨッちゃんがウズラの玉子の殻をむいています。「普段は下ごしらえして置いておくんだけど、今日はちょっと間に合わなかったの」。むきたての玉子を串に刺して焼くというのがいいじゃないですか。私も1本ください。それとハラミも1本。(ともに1本100円)

ところがこのウズラ。店主が冷蔵庫までほかのネタを取りに行ってる間にボッと燃え上がった炎に炙られて、真っ黒になってしまったのでした。「すみません。最後のウズラだったのに」と店主。ん~。残念だけどいいですよ。次回の楽しみにとっておきます。じゃ、今日はかわりにチキンボール(120円)をもらいましょ。

やぁ、おいしかった。たっぷりと1時間40分。休店前とちっとも変わらない「秋元屋」に大安心しながら、ゆっくりとくつろぎました。お勘定は2,900円。「どうもごちそうさま」と店主とガッシリと握手して店をあとにしたのでした。

なお「秋元屋」の再開情報は「寄り道Blog」や「レバサシ日誌」の各サイトにもありますので、あわせてご覧ください。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年11月2日(火)の記録》

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