泥酔初め!? … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)
「ピュアー」を出て、今日が初日の「竹よし」へ。ガラリと引き戸をあけ、Ykさんとともに「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と店に入ります。店内では店主とママさんがすでにスタンバイしており、新年のあいさつを返してくれます。
Ykさんは例によって生ビール。私も1杯目は生ビール(500円)をいただこうかな。
つまみのほうは刺身の盛り合わせ(1,000円)からいただきましょうか。年始でまだ市場がはじまっていないため、メニューの品数はそれほど多くありません。刺身はマグロ(800円)、ヒラマサ(600円)、カツオタタキ(500円)、イカ(500円)、ホッキ貝(550円)くらい。刺身の盛り合せにはカツオタタキ、ヒラマサ、マグロ、ホッキ貝、サーモンが盛り付けられています。
「これは日本酒かな」とつぶやくと、すぐにママさんが冷酒(「高清水」の小瓶、600円)を出してくれます。
「おめでとう!」と常連さんたちがやってきます。みなさんカウンターに座ったり、後ろのテーブル席に座ったりとだんだんとにぎやかになってきました。
後ろの男性ふたり連れは「みそ味タラ鍋」(800円)を注文しています。あったかい鍋もうまいだろうなぁ。鍋系のメニューは「湯豆腐」(600円)、「カニ雑炊」(850円)。そしてお正月らしく「お雑煮」(500円)もあります。
刺身のあとはイカワタ(400円)を注文。これはイカワタの塩辛みたいなもので、ルイベ状に凍ったものが出てきます。凍ったままの状態でもおいしいのですが、とけてトロトロしてきてもまたうまいのです。
「お正月だからマスターも飲んで」と店主にも冷酒をすすめながら、こっちもグイグイと飲みすすみます。
先ほど行った「ピュアー」と、ここ「竹よし」は、昨年1年間で来た回数がもっとも多いお店です。なにしろ家から近いですからねぇ。こういうお店で飲んでいると、たっぷりと飲んだあとに満員の電車に揺られて帰って来るのが億劫(おっくう)になってきます。仕事が終わったあとの酒場で、うんと楽しい気分になっているのに、もう1回電車に乗るとまた仕事の気分に戻っちゃったりするんですよね。
「なんだか今日は刺身をつつきたいなぁ」というときに、ふと立ち寄るのがここ「竹よし」なのです。まだまだママさんが本調子ではなくて、店主ひとりでやってることが多いため、お客さんが多いときなどには待ってないといけないことなどもあるんですが、そこは近所の気楽さ。「ゆっくり酒でも飲みながら待っとくか」みたいなもんで、もうわが家まで帰ってきてるのと同じような気分になってしまっているのです。
なにしろお客さんのほうも近所に住んでいる常連の方々が多いので、気心も知れているし、変な酔っぱらい方をする人もいない。いろんな点で安心できる場所なのです。
いつも店主が気にされてるのは「私ひとりでやってることが多いので、インターネットに書かれてるのを読んで、どんないいお店かと思ってたずねてきてくださった人に対して行き届かないことも多い。みなさんが失望されてるのではないかなぁ」ということです。「普通の店で普通にくつろげる気楽さ」がこの店のいいところだと思ってますので、みなさん、過剰な期待を抱かないようにお願いしますね。
「普通の店」とはいえ、昨年1年間を振り返ってみても、特に夕食会の場などで普段は食べられないような魚をいただくことが多いのもこのお店です。たとえば生ミンク鯨、礼文島のバフンウニ、沼津産の5キロ超の大ガツオ、生タラバのカニすき、活けじめのアンコウ、フグの白子などが去年の夕食会で出てきた食材の一部です。
いつもは「竹よし」で飲んだ後、最後のシメで「ピュアー」に行くことが多いのですが、今日はその逆。「ピュアー」が一次会で、「竹よし」が二次会ですね。
店には大常連のIwさんもいらっしゃって(というか、電話して来ていただいて)ますます盛り上がっていきます。私も冷酒を次々におかわりです。「大海老姿焼き」(600円)もいただきますか。こうして注文する品以外にも、ママさんがちょいちょいとつまみを作ってくれたりします。
今日は結局午後11時ごろまで思いっきり、まさに泥酔初めの状態まで飲んだのでした。お勘定はふたりで7,400円でした。あぁ。気持ちいい。ここまで飲めるのもご近所酒場の気楽さならではでしょうか。しかしこれだけ飲むと、明日はつらいだろうなぁ。二日酔い初めになっちゃうかも…。
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