15分1杯勝負!? … 立ち飲み「酒寮キンパイ西口店」(横浜)
西横浜の「加一」を出て、再び横浜駅へ。「前回行った立ち飲みのキンパイ。西口側にも系列店があるんですよ」と伊東さん。そちらもいつも人がいっぱいでにぎわっているのだそうです。
相鉄線・横浜駅の改札を出たところが、横浜駅の出入り口でいうと『みなみ西口』。ここを出るとかなり濃い商店街である「西口五番街」に入ります。おぉ。このあたりは実にゴミゴミとした雰囲気で、酒場好きには良さげな場所のように思えますねぇ。
「ここです、ここです」と、ビルの一角にある小さい入口の前に立つ伊東さん。入口の上の看板には「立飲み処 酒寮キンパイ」と書かれています。「あれ? お客さんが少ないなぁ」といいながら先に立って店に入っていく伊東さん。
店内はPの字型のように奥に行くほど広がっていて、Pの左奥側が厨房および注文スペースになっている。Pの内側には壁に沿って周囲に立ち飲みカウンターがすえつけられているほか、Pの広いところの真ん中にも柱があって、その付近に立ち飲みテーブルが置かれています。ただし、先客は4~5人程度。
左手奥のレジカウンターの前に行くと、中にいる女店員さんらしきおねえさんから「9時までなんですよ」と声がかかります。現在時刻は8時45分。あと15分か。「じゃ、1杯だけ」とおねえさんに断って、伊東さんはレモンサワー(290円)を注文します。それじゃ、私はキンパイ樽酒(250円)をお願いします。その場で飲み物を受け取って料金を支払います。
奥には男性もいて、この人が料理などを担当している様子。ふたりで切り盛りしてるのかな。
レジカウンターの上には紙製の短冊がずらりとぶら下げられているのですが、これがまた年季が入って、茶色く変色している。そのメニューはイワシ刺身・天ぷら・煮付け、まぐろなかおち、もつ煮込み、枝豆、漬物、とりからあげ、はんぺんフライ、しらすおろし、あげギョーザ、いかさし、冷奴、ちくわ天ぷら、とりささみチーズ、ハムカツ、串カツ、アジのフライ、ポテトサラダ、さつま揚げ、いか沖漬けとかなり豊富で、値段も200~400円くらい。揚げ物が多いというのも特徴かな。
先ほどの「加一」でもチューハイ、レモンサワーが280円で驚いたのですが、ここも290円。横浜にも安いところはあるんですねぇ。しかも、このチューハイが焼酎と炭酸とをよく冷やしておいて、氷無しで作るというかなり東京下町風なのです。おもしろいなぁ。
「普段はまさに人がひしめいてるという言葉がぴったりくるくらいお客さんが多い店なんですよ」と伊東さん。そのお客さんたちが閉店を前にして波が引くようにいなくなった後なんですね。
立ち飲みカウンターの壁には「禁煙」と書かれた張り紙が張ってありますが、そんなことはまるで知らないような素振りで先客のみなさんたちはタバコをふかしています。お客が多い時間帯は本当に禁煙になるのかも。この狭さでみんながタバコを吸ったら、ものすごい煙になりそうですもんね。
ちょうどお酒を飲み干したくらいのタイミングで午後9時。店のおねえさんから「閉店で~す」の声がかかり、みんなが窓口へとグラスを返しに行きます。我々も「ごちそうさん」とグラスを返し店の外へ。
この界隈は探索するといいお店が多そうですねぇ。楽しみです。
今回もまたどうもありがとうございました。近いうちにまた第3弾をよろしくお願いします。>伊東さん
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