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真夜中のやきとり屋 … 居酒屋「八千代(やちよ)」(中野)

川名」を出た吉田類さん、青地さんと私の3人は、まっすぐ大通り(中杉通り)まで出てタクシーを拾います。「青梅街道から中野に向かってください」。そうか。ここから中野に行こうとすると早稲田通りから向かうか、青梅街道から向かうしかないんですね。よく知ってれば住宅街の中を抜けていく小道もありそうですが。

もっとむずかしいのはこれから向かおうとしている「八千代」の側。「八千代」があるのはまるで住宅街の一角で、まわりに他の居酒屋なんてちっともありませんからねぇ。

しかし、類さん、青地さんはすでに「八千代」の常連さん。迷うことなくタクシーを誘導し、「八千代」のすぐ近くのちょっと広めの道路でタクシーを降ります。

狭い路地に入り住宅街の中のY字路の角にあるのが「八千代」。まわりの住宅街とくらべても、ここだけがポツンと異質で、となりのマンションもまるで「八千代」を避けるような風情で建っているのです。

8人で満席の店内は、普通の入口側は人がいっぱい。もう12時近い時間なのに、みなさんがんばってますねぇ。逆に言えば、それだけ地元の人たちが多いお店ということでしょうか。いい店は大体地元の人たちにも愛されてて、まず地元の人たちでいっぱいになりますもんね。

「向こうから入る?」とたずねてくれるこの女性が順ちゃんか。私はこの店2回目ですが、前回、はじめてきたときにはいらっしゃらなかったので今日はじめてお目にかかります。その声にしたがっていったん外に出てY字の先っぽのところにある焼き台を回って逆側へ。お勝手口か裏口かといった扉から店に入ります。

「おぉ。類さん久しぶりだねぇ」。深川の各店同様、ここでも類さんは人気者です。

8人で満席となるカウンターだけの店内の一番こちら側の隅に3人でならんで腰をおろし、まずは燗酒(菊正宗、290円)でスタートです。

順ちゃんはBS-iの「吉田類の酒場放浪記」の中では和服に割烹着姿で登場してますが、今日は洋服にネクタイ姿。でも、後日寄り道さんに聞いたところでは順ちゃんはネクタイ姿でいることのほうが多いのだそうです。でも、甲高い笑い声とニコニコ笑顔はテレビのまんま。

さらにおもしろいのは、今日はカウンターの向こうのほうに「酒場放浪記」の収録のときにもいらっしゃった男性客、女性客がいて、一番端っこにいる私から見ると、ちょうど鏡に写して「酒場放浪記」を見てるような感じです。(番組の中では、逆に向こうの男性客、女性客がこっち側にいて、カメラが向こう側にいたのでした。)

こんな夜中なので、もうやきとりを注文する人もほとんどいなくて、焼き台を担当するお父さんも手持ちぶさたそう。途中からは、小さいくぐり戸をくぐって、ついにカウンターの中へ来てしまいました。

私の場合、1軒目の生グレープフルーツサワー4杯ですでにすっかりできあがっていて、なにを飲んでなにを食べたかもほとんど覚えてない状態で気がつけばもう午前2時。ほとんどウトウト状態で先にお勘定してもらいます。

ワイワイと楽しく過ごして今日は1,700円。「それじゃお先に!」と店を出て、中野駅から我が家までタクシーで1,700円。中野あたりで夜中まで飲むと、飲み代とタクシー代とかおんなじか…なんて妙なところに感心しながら帰宅したのでした。

後日談ですが、青地さんもこの後すぐに帰宅され、今はちょっと遠く(府中方面)に住まれている吉田類さんはなんとこのあと自転車で帰宅されたのだそうです。う~む。類さんおそるべし!

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月4日(金)の記録》

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