遅れて“よじかわ” … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
昨夜の夕食会の二次会でのこと。またまた「じゃ、明日は“よじかわ(4時に「川名」)”ね」という話になります。酔った勢いとはいえ「よ~し」とそれに同調する人は7~8人。そんなに入れないよ、と心配してしまいます。
あけて日曜日の今日。息子のサッカーの試合を見に行ったり、家族での~んびりとテレビを見たりして過ごしながら、ふと気づくと、にっきーさんから「あれれ…。だれもいません」という「川名」店内からのメールが届いています。メールは4時過ぎ。今はもう5時が近い。その後の様子を確認してみたところ寄り道さんがいらっしゃってふたりで飲んでるとのこと。「それじゃ、私も向かいます」と自宅を出発します。きっといっぱいで入れないから、いつでも行ける私なんかは今日はやめとくか、なんて勝手に判断したのがよくなかったようです。やっとのことで「川名」に着いたのは5時半でした。
「いらっしゃいませ」とカウンターの中の店主に迎えられた店内は、この時刻になるとやや空きが出てきています。第一波のピークが過ぎ、7時ごろの第二波までの間のささやかな休息期間といったところでしょうか。
そんな中、B卓(みっつ並んだ4人用テーブルのまん中)には大の男がギュッと詰めあって3人。にっきーさん、寄り道さんの他に、新年早々の酔っ払いツアーにおつきあいいただいた熊さんも同じテーブルを囲んでいます。ありゃありゃお久しぶりです、なんて言いながら、ただでさえ狭い空間に割り込んでいきます。
今日はミィさん(女店員さん)はお休みらしく、サイさん(同じく女店員さんだけど、まだ日が浅くて、ミィさんほど日本語が上手ではないのです。)が注文を取りに来てくれます。いつものように生グレープフルーツサワー(336円)を注文し、それを用意してくれている間に今日のメニューの確認です。
「今日はマグロがすごかったんですよ。ものすごいトロが入ってましたから」と寄り道さん。「これで最後だからって、こんなトロをもらったんですよ」と見せてくれる熊さんのお皿には、真っ白く見えるほどのきれいなトロが2切れ。ひゃぁーっ、うまそぉ! これがあるから「よじかわ」じゃないとダメなんですよねぇ。早いものは開店後数分のうちに売り切れてしまう。そして今日のおすすめの品ほど早くなくなっていくのです。
それじゃ私はホッキ貝刺身(336円)をいただこうかな。生グレープフルーツサワーを持ってきてくれたサイさんにホッキ貝刺身を注文します。
「川名」の刺身は基本的に294円(280円+税)。ときどきこの枠内におさまらない刺身があるようで、そういうときに336円(320円+税)という値段がつくのです。これより高い刺身は見たことがない。つまり私が知ってる範囲では刺身は294円か、336円というふたつの価格帯しかないのです。ということは294円は「普通に仕入れることができました」、336円は「こいつは高かったんです」という店主の気持ちが表れているんじゃないでしょうか。実際、336円の品をたのんでみてはずれだったことはありません。
ほら来た、ホッキ貝。トンと置かれたホッキ貝の貝殻の上にたぁ~っぷりのきれいな刺身です。どうよ、このコリコリ感。そしてこの量。うまいなぁ。
身動きもできないほどの狭い空間ながらみんなと話をしているととても楽しくて、酔うにつれて狭さもあまり気にならなくなってきます。
生グレープフルーツサワー(336円)おかわり! それと、豚軟骨煮込み(231円)もお願いします。
豚軟骨煮込みは、もつ煮込みなんですが豚の軟骨(食道のところ?)も入っているのが特徴で、シロのクニュクニュ感と、ナンコツのコリコリ感とが合わせて楽しめる一品なのです。これも人気の品で、早い時間に来なければ売り切れてしまいます。だからみなさん早い時間帯にやってくるんですね。
熊さんもサワーをおかわり。おかみさんが「5杯目ですから、今日はここまでにしましょうね」とサワーを持ってきてくれます。なるほどちゃんと見てるんですねぇ。
そこへ店主が「これどうぞ」とマグロブツと水菜の和え物(サラダ風)を持ってきてくれます。「どうもありがとうございます」。狭い席に大の男4人がギュッと縮まって飲んでるのでサービスしてくれたのかなぁ。さらにはムール貝も出してくれます。やぁ、おいしい。
「こんばんは」とあいさつしながら入ってきたのは、荻窪在住で、「やき屋」の大常連さんでもある巨匠さんです。巨匠さんはカウンターの7番へ。
さぁ、じゃわれわれは巨匠さんと入れかわるように席を立ちますか。時刻は午後7時半。私はちょうど2時間の滞在でしたが、本当に「よじかわ」だったにっきーさんは3時間半の滞在。参加者が多いかと思って、最初に遠慮したのがよくなかったですね。どうもすみませんでした。>にっきーさん
私のお勘定は1,239円。今週もまた日曜日の「川名」を堪能して新しい週を迎えるのでした。
(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
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