鮎ごはんで一献 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)
金曜日です。仕事が終わって「竹よし」に到着したのは午後10時40分。遅い時間になっちゃいましたねぇ。「こんばんは」と店内に入ると、カウンターの奥には常連のふじもとさん。金曜日は必ずいらっしゃいますねぇ。私もカウンター中央付近に腰かけ、まずはビール(スーパードライ、中ビン、500円)からスタートです。
今日のお通しは小鉢にアジ酢。見た目もきれいに木の葉型に盛り付けられています。
さて、今日はなにがあるかな。まずは正面のホワイトボードをチェックします。刺身は本マグロ脳の身(900円)、豊後水道の寒サバ(600円)、飛び魚(500円)、タイ(600円)、カンパチ(600円)ですか。刺身以外のホワイトボードメニューはアサリ酒蒸し(500円)、カキふわふわ焼き(550円)、平貝(700円)は刺身か照り焼きで。さらにはタラ白子(550円)、アンキモ(550円)、穴子押し寿司(850円)も載っています。ホワイトボードの下には熊本直送の馬刺し(800円)と生クジラ刺し(800円)の短冊も出ています。う~む。これは迷う。寒サバにも惹かれるし、飛び魚もうまそうだし、カンパチもいいよなぁ。え~い。迷ったときの刺身盛り合せ(1,000円)だ。お願いしますね、マスター。
せっかくですから他のメニューもご紹介しておきましょうか。ホワイトボード以外のメニューは紙に墨で書き出されているのですが、こちらもホワイトボードほどではないものの、けっこうこまめに書き換えられています。
まず天ぷらですが、天ぷら盛り合せ(1,000円)を筆頭に野菜天盛り合せ(700円)、芝エビのかき揚げ(700円)と並びます。山菜の天ぷらは1個200円でタラの芽、ふきのとう、こごみ、うるい、白まいたけがそろっています。
焼き魚は「新物」と書き添えられた鮎(500円)にはじまり笹カレイ(600円)、エボダイ(600円)、サンマ天日干し(500円)、沼津産アジ開き(500円)、ブリカマ(600円)と続きます。甘鯛(700円)は酒蒸しか姿焼きが選べます。鯛カブトの酒蒸し(600円)やギンダラのあら煮(650円)もいいですね。
そしておつまみ的なメニューとしてマグロ山かけ(600円)、自家製のイカ塩辛(350円)、味付けイカワタ(400円)、ウド酢味噌(400円)、山芋千切り(350円)、焼き空豆(400円)、茶碗蒸し(600円)、アスパラ焼き(500円)、冷奴(350円)、炒りギンナン(400円)がラインナップ。他にも1貫ずつ注文できるにぎり寿司(1貫100円~)や、ごはんセット(400円)もあって、土日には食事にいらっしゃるお客さんも多いのです。
さぁ、出てきました。刺し盛りです。じゃ、菊正宗(400円)を燗でお願いします。
刺し盛りはタイ、カンパチ、マグロ脳天、飛び魚、そして生クジラの5点盛りです。紅白混ざり合って見た目も華やかですねぇ。
「鮎も出はじめたんですねぇ」なんて話をしていると、「そうだ。鮎ごはんを作ってみようか」とママさん。以前の夕食会のときにもカキご飯を炊くときに登場した炊飯専用土鍋が出てきます。普通の土鍋よりも丸っこくて、中蓋があるのが特徴でしょうか。この土鍋で炊くと、おこげが美味しいのだそうです。
プシューと湯気が出てきて鮎ごはんのできあがり。どんと鍋のままカウンター上に置かれた鮎ごはん。その鮎の骨を取って身をほぐした後、ふじもとさんが全体を混ぜ合わせます。いい香りですねぇ。
これはこの鮎ごはんだけでもつまみになりそう。お酒のおかわり(400円)をお願いします。今日はお猪口も最初から「鮎」と書かれたのを選んでるんですよねぇ。
「はいどうぞ」と出してくれた鮎ごはんをちょっと食べてはお酒をチビリ。これはいいなぁ。「鮎ごはんって生まれてはじめて食べましたけど、おいしいですねぇ」と言う私に、「私だってはじめて作ったよ」と笑うママさん。マスターやママさんといっしょにいただきました。
楽しく過ごすうちに気がつけばもう12時40分。どうもごちそうさま。今日のお勘定は2,500円。都立家政駅で電車に乗るふじもとさんと別れ、トコトコと家路についたのでした。
おいしかったなぁ、鮎ごはん。
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