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元は川沿い屋台 … 焼鳥「けい子」(横浜・石川町)

第3回「伊東さんと行く横浜酒場紀行」。洋食の「ホシ」を出て、ひらがな商店街を石川町駅方面に戻り、さらにガード下を抜けて線路の反対側へ。すぐ右手にはつまみが全品350円均一の小料理屋風居酒屋なども並んでいてなかなか良さげ。その先の路地を右折し、JR石川町駅の下を流れる中村川の川っぷちへ。本日の2軒目は、この川沿いにある焼鳥屋「けい子 リバーサイド」です。

店の外観は、まるで普通のマンションの1室のよう。入口扉も普通の住宅風で、となりにお持ち帰り用の窓口がなければ普通の家みたいです。「こんばんは」と店内に入る伊東さんの後ろにくっついて店内へ。店内もまるで普通の家風で、入ってすぐのところは玄関で、その奥に直線カウンターが店の奥まで続きます。カウンターは12席分程度で、お客さんでいっぱいです。「それじゃ、ここで飲みます」と玄関のところに置かれたテーブルに陣取ります。ここはいわゆる待ち合い席風で、奥のカウンターが空くまでの間、ここで飲み食いしながら待てるようなのです。小さいテーブルの両側に椅子が置かれているので2人でちょうどですね。

「ここはホッピーがありますよ。横浜価格ですけど」と伊東さん。あ。本当だ。普通のホッピーのほかに黒ホッピーも選べるようになっていてセットで450円。「じゃ、私はホッピーを」と伊東さんに伝えると、伊東さんが店主に「ホッピーセットふたつね!」と注文。

ここ「けい子」は、もともとこのすぐ前の中村川沿いで屋台でやってたお店で、最近このビルの中に移ったのだそうです。店主夫婦が切り盛りされているようなのですが、伊東さんによると「けい子」というのは奥さんの名前ではないのだとか。

お通し(サービス)のお新香が出され、「はい。ホッピーセットね」と出てきたのは焼酎がなみなみと入ったコップと瓶入りのホッピー。そして氷がたっぷりと入ったサワーグラスです。この焼酎を半分くらいサワーグラスに移し、ホッピーを注いでクルクルっと混ぜてできあがり。このセットでちょうどサワーグラス2杯分のホッピー割りが作れるんですね。そう考えると450円は高くないかも。「やき屋」の外1中2(ソトもナカも各150円)と同じ値段ですもんね。

「ここは鳥皮(とりかわ)がおいしいんですよ。それもタレ焼きのものが」と教えてくれる伊東さん。じゃ、それを2本いただきます。伊東さんも同じく「とりかわ」のタレ焼きを2本。ふたりで都合4本の鳥皮を注文します。なお焼鳥は「とりにく」「かしら」「とりかわ」「タン」「レバー」「ハツ」「なんこつ」「砂肝」「しろ」「にんにく」が各1本90円で、1本ずつから注文できるし、お持ち帰りもできるようです。

出てきた「とりかわ」は、タレのてかり具合もよくて見るからにおいしそう。間にネギをはさんだ焼き方というのもおもしろですねぇ。どれどれ。なぁるほど。表面はカリッとしていて、噛みしめるとジューシー。タレもいい味です。

店内のカウンターはますます盛り上がっていて、しばらくは空きそうにない状況です。駅から近いということもあって、いつも大人気なのだそうです。今日はおすすめの「とりかわ」をサクッといただいて終了。約45分の滞在でふたりで1,260円(ひとりあたり630円)でした。「とりかわ」から類推するに、他の焼き物もおいしそうですね。今度またじっくりと来てみたいと思います。

「どうもごちそうさま」。「は~い。奥さんにもよろしくね!」と店主。伊東家はご夫婦で常連さん。本当は奥さんのほうが先に来ていたお店なんだそうです。伊東さんが教えてくれるお店は、単に伊東さんが「行ったことがある」というレベルではなくて、それぞれのお店の常連さんであるところがすごいところですねぇ!

店情報

《平成17(2005)年4月26日(火)の記録》

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