ウマヅラの肝酒 … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)
「川名」を出て、このあと用のある青地さんは帰宅。残る3人(呑んだフルさん、にっきーさんと私)はタクシーで「竹よし」に向かいます。もともとフルさんが、『ぜひ「川名」「竹よし」に』とおっしゃってたことに加えて、先ほど寄り道さんから『フルさんからのメールに気づかず、「竹よし」に来てしまいました。Ykちゃん(=小悪魔、都立家政の姫)とふたりで飲んでます』というメールをいただいたのです。
「川名」→「竹よし」間は、タクシーで行くと10分かかるかどうかという距離。あっという間に到着します。「こんばんはぁ!」と入った店内では、カウンターの奥のほうで寄り道さんとYkちゃんが飲んでおり、我われは手前側に陣取ります。まずは日本酒をもらって乾杯。それぞれ会ったことがあるメンバー同士なので、すぐに話が盛り上がっていきます。
ガラリと入口引き戸が開いて入ってきたのは常連のOjさん。「竹よし」はこの連休中、休みなしで営業中なので、YkちゃんやOjさんといった常連さんたちもいらっしゃるんですね。そのOjさんのお土産のカラスミがみんなのところへ出てきます。横に添えられた大根スライスと一緒に食べるとおいしいのだというので、さっそくやってみます。なるほど。カラスミのねっとりとした感じが、大根のシャッキリ感といい組み合わせです。
店主(マスター)が新たなメニューを書いて、カウンターの正面の壁に張り出します。「肝酒(ウマヅラの肝)」(600円)。お。そんなのあるんですか。いいですねぇ。じゃ、私はそれをください。「お酒は一ノ蔵でいきましょうね」とお酒を温めはじめます。それとは別にウマヅラの肝が入った小皿が目の前に。ほぉ。この白っぽいピンクが魚の肝ですねぇ。ちょっとこれだけをまずつまみにいただきましょうか。トロリとした肝を箸でやわらかくつかみ、醤油をちょいちょいとつけていただきます。くぅ。とろけますなぁ。これはうまいや。
聞けば寄り道さんはこのウマヅラを刺身(800円)でいただいたのだそうです。「おいしかったですよぉ」と寄り道さん。「肝がたっぷりと入ってて、刺身を肝醤油で食べていただいても、まだたくさんの肝があるんです。それで肝酒(きもざけ)を作ってみようかなと思ったんですよ」と店主が説明してくれます。
一ノ蔵の熱燗もできてきました。ちょっと大きめのガラスの猪口(ちょこ)にウマヅラの肝を少し入れて、熱燗を注ぎ込みます。肝のアブラ分がさっとお酒の表面に広がり、熱の加わった肝はくずれるくらいにやわらかくなります。ど~れどれ。まずひと口。うっまぁーっ。はい。みんなもどうぞ。カウンターのみなさんにお猪口を回し飲みです。
「この店の刺身の盛り合わせを食べたかったんです」とフルさんが刺身盛り合せ(1,000円)を注文します。
ちなみに、今日のメニューでは単品の刺身はマグロ中トロ(900円)、カンパチ(800円)、ホウボウ(600円)、タイ(600円)、アジ(刺身、ナメロウ)(600円)、生クジラ(刺身、ユッケ)(850円)、ウマヅラ(800円)、平貝(700円)がならんでいます。刺身盛り合わせはこれらの中から店主におまかせの5品盛りになるのです。今日は生クジラ、タイ、中トロ、ホウボウ、カンパチの5品です。もう見るからに美味しそうですよねぇ。
私はカウンター上のママさんの大皿料理から、身欠きにしん(ミガキニシン)と竹の子の煮物をいただこうかな。ニシンは焼き魚で食べてもおいしいけど、こうやって身欠きニシンとして乾かしたものを煮たのもいいなぁ。
まだまだ飲みたいところですが、さすがに今日はちょっと控えめにしておこうかな。それじゃみなさん、お先に失礼します。フルさん途中でごめんなさい。ぜひまたご一緒させてくださいね!
後日談となりますが、フルさん、にっきーさんはこのあと「ピュアー」まで遠征されたのだそうです。また、当日の費用もフルさんにたくさん払っていただいたそうで、本来こちらが歓迎する側なのに申しわけありませんでした。m(__)m>フルさん
(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
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