« 新宿屈指の老舗 … バー「イーグル」(新宿) | トップページ | 店情報: パブ「ザ・ライジング・サン(The Rising Sun)」(四ツ谷) »

皿鉢料理の夕食会 … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「竹よし」の夕食会も、今回で43回を迎えました。自宅からトコトコと店に向かっていると、向こうからこちらに向かって歩いてきたのは、このところ精力的にご自身の活動エリアを広げられているここっとさんです。あれ? どうしたの? 「え? 「竹よし」、こっちじゃないですか?」 ……。逆です。

彼女はよくご自分のことを「方向音痴」と書かれてますが、正確にははじめてのお店に地図を見ながら行くのが苦手なだけで、1度正確なルートで行ったことがあるお店にはほぼ間違いなくたどりつけるようなのです。「竹よし」は彼女にとって2度目の訪問ではありますが、前回、鷺ノ宮(さぎのみや)駅から「ペルル」を経由して、裏道を通って「竹よし」に来られたので、本当の最寄り駅である都立家政(とりつかせい)駅からのアプローチは今回がはじめてなんですね。こうやって一度行ってしまえば、次からはきっと大丈夫でしょう!

「こんにちは」。お店に着いたのは夕食会の開始時刻である5時の5分前。まだだれも到着しておらず、我われが最初のお客となりました。「いらっしゃいませ」と迎えてくれるマスターとママさんは、今日の料理の最終仕上げ中。

第43回夕食会のテーマは『高知・伝説の名物料理「皿鉢料理」』。「皿鉢(さわち)料理」というのは大皿に刺身、押しずしやのり巻き、焼き物、揚げ物、蒲鉾、羊羹などを盛り合わせた高知の宴席にはかかせない料理なのだそうです。

まずは例によって勝手に生ビールをついで、ここっとさんと小さい乾杯でスタートです。飲んでる間にひとり、またひとりと続々と今日の参加者が来店。徐々に徐々に大きい乾杯になっていきます。

皿鉢料理さぁ、出ました「皿鉢料理」。大皿に盛り込まれているのは刺身がヤガラ、カツオのたたき、カツオの刺身、キビナゴ、キンメダイにノレソレです。焼き魚はこれまた高級魚ノドクロ(赤ムツ)! それにジャコ天、ハモ天が加わります。これはまた見た目もきれいですねぇ!

これに合わせるお酒は、すべて高知の酒。「酔鯨(すいげい)」(特別純米)、「土佐鶴(とさつる)」(純米)、「司牡丹(つかさぼたん)」(本醸造)の3種類です。

皿鉢料理まずはすっきり、さっぱりと淡白な白身魚ヤガラから。そして穴子の稚魚、ノレソレ。これもまた味わいは比較的淡白でチュルチュルと食べやすいのです。次は白身ながらアブラのたっぷりとのったキンメダイ! こっちの大皿にはヤガラの頭が飾られてますが、もうひとつの大皿に飾られているのはキンメダイの頭。目がでっかい!

よ~し。いよいよカツオ。まずは刺身をいただいて、そしてニンニクのたっぷりと入ったカツオのたたきです。っくぅ~っ。酒もうまいっ!

ノドクロひとしきり刺身をいただいたところで、ノドクロの焼き魚です。大皿盛りの料理なので、焼き立てではないのですが、冷めた状態でも身がトロッとやわらかいのがさすがですねぇ。「こうやって口を開けてみると、喉のところが黒いからノドクロっていうんですよ」と店主がノドクロの口を広げて見せてくれます。

それにしてもこの皿鉢料理っつうやつは、お酒が進みますねぇ。なにしろお皿にのってるもののすべてがつまみですから!

今日はあらかじめ盛り付けられた料理ばかりだから、マスターも楽なんじゃない? と思ってみてみると、マスターはいつもと同じようになにやら料理を作っている。しばらくして出てきたのはたっぷりのカツオのアラ煮、キンメダイのカブトの煮物とアジの刺身、そしてなんとフグの皮です!

サクランボお仕事の都合で遅れていた都立家政の小悪魔・Ykちゃんも登場。「庭で採ってきた」というおいしそうなサクランボを持ってきてくれました。

最後はおこげもおいしい豆ご飯で締めて、第43回の夕食会も終了です。

「竹よし」を出て、2軒目は都立家政駅近くの大衆やきとり「かっぱ屋」。空豆や梅キューなどでビールやお酒を飲みますが、後で携帯で撮影した画像を見てみると、なぜかハムエッグまでたのんでいる。う~む。酔っててよく覚えていない…。

大活躍してくれているのは、本日夕食会初参加の金魚屋さん。いや。本当のお名前が金魚屋さんというわけではないのです。ご夫婦で参加されて奥様が「金魚屋豊天」、ご主人が「黒酢」と書かれたTシャツを着ていたので、みんなから「金魚屋さん」と呼ばれてるのでした。この金魚屋奥さんが、頭に赤いバンダナ姿でチャキチャキと宴会の場を仕切ってくれるので、我われはもう一方的に楽しむだけ。本当にお世話になりました。

さらには電車で下井草へ。本日の3次会は「Goten's Bar(ゴテンズバー)」です。にっきーさんとも合流し、ポテサラに鉄鍋餃子。かなりのメンバーが3次会まで一緒に流れてきて、帰りはみんなタクシー。ちゃんと帰れたかなぁ…。やぁ。よく飲みました。

(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月14日(土)の記録》

| |

« 新宿屈指の老舗 … バー「イーグル」(新宿) | トップページ | 店情報: パブ「ザ・ライジング・サン(The Rising Sun)」(四ツ谷) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 皿鉢料理の夕食会 … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政):

» ノドクロとアマダイ … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政) [居酒屋礼賛]
第44回となる「竹よし」の夕食会はメインをノドクロ(赤ムツ)として、わきをアマダイや岩ガキ、関サバなどなどがかためるという豪華コース。 参加したメンバーは、カウンターの奥から金魚屋さん夫婦(なぜ金魚屋さんというかについては前回の夕食会記事をごらんください)とその友人のDさん。そしてhopperさん、寄り道さん、私。後ろのテーブル席にはまりっぺさんたち3人連れと、しげるさんに、大長老のSさんです。 ... [続きを読む]

受信: 2005.07.17 11:27

« 新宿屈指の老舗 … バー「イーグル」(新宿) | トップページ | 店情報: パブ「ザ・ライジング・サン(The Rising Sun)」(四ツ谷) »