クサヤ・スペシャル … バー「ペルル」(鷺ノ宮)
土曜日です。家族との夕食も終えて、ふらりと鷺ノ宮の町に出かけます。大体、夕食前にちょっと出かけて晩酌代わりに2~3杯ひっかけて、家に帰って夕食ってパターンが多いのですが、今日は逆ですね。たまにこういうときがあって、この場合は食後のナイトキャップとして自宅のすぐ近くの酒場に行ったり、「ピュアー」や「ペルル」などのご近所バー(ネイバーフッドバー)に出かけることが多いのです。今夜は「ペルル」です。
「こんばんは」。ん? なんだこの臭いは…。「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくれる店主(マスター)は、手をベタベタにしながら干物をむしって小皿に盛っている。なるほどクサヤか!
カウンターにずらりと並ぶ常連さん。この店は平日も土曜日も関係なく常連さんであふれてますよねぇ。カウンター中央には「寄り道Blog」作者の寄り道さんが座っています。寄り道さん自身、この店の大常連さんですもんねぇ。まったく違和感なくまわりになじんでます。寄り道さんは土曜日もお仕事なので、きちんとしたスーツ姿。「こんばんは」とそのとなりへ。「お客さんがお土産で持ってきてくれたそうなんですよ」と状況を説明してくれる寄り道さん。
「ムロアジはもう出てますから食べてみてください。これからトビウオのほうを焼きます」とマスター。その言葉に、寄り道さんとは逆側に座っている常連さんから、「はい。どうぞ」とムロアジのクサヤの小皿が差し出されます。
マスターはまだクサヤと対戦中なので、アズサちゃん(土曜日に店を手伝っている女性)にグラスを出してもらって、ひとまず寄り道さんの「メーカーズマーク」をいただいて乾杯! クサヤとバーボンという一見とんでもない組み合わせなんですが、これが不思議と合うんですねぇ。ま。発酵系のつまみは意外といろんなお酒に合いますもんね。
寄り道さんの「メーカーズマーク」がなくなり、新しいボトルが入ります。この店で新しいボトルを入れると「トリカブトの儀式」というのがあって、口開けのてっぺんの部分を小さいグラスに1杯分、マスターが毒見してくれる(?)のです。「手がこんな状態だからね」とクサヤにまみれた手を出すマスター。そうか。新品のボトルを持つことができない状況なんですね。代わってアズサちゃんがニューボトルのトリカブトの部分を小さいグラスに注ぎ、「はい。マスター」と手渡します。
トビウオのクサヤもできあがってきました。これはまたムロアジにくらべるとずいぶんと肉厚でしっかりとしてますねぇ。ふ~ん。ムロアジほどの繊細さはないものの、こっちもおいしい。それにしてもこれだけ満席のお客さんがいならぶ中で、クサヤが嫌いな人がひとりもいないというのがおもしろいなぁ。アズサちゃん(21歳、大学生)も「おいしぃ」なんて言いながらクサヤを食べてるし。
「残ったのは、お酒に漬け込んで置いておきましょう。2~3日してきてもらえると、おいしくできあがってますよぉ」と支度をはじめるマスター。……。平日は横浜にいるから来れないし!
ナイトキャップでちょっとだけ飲む予定が、寄り道さんを筆頭とする楽しい常連メンバーと過ごす時間はあっという間に過ぎて、気がつけばもう閉店時刻(23:30)。どうもごちそうさま。お勘定は寄り道さんの分といっしょになっていてふたり分で6,000円でした。「ボトル代が入ってますから」とた~くさん出してくれた寄り道さん。本当はそのバーボンもた~くさんいただいてるのに、すみません。どうもありがとうございました。
(同じときではありませんが、この後、できあがったクサヤの酒漬けをいただいた記事が「寄り道Blog」にありますので、あわせてお楽しみください。また、エンテツ(遠藤哲夫)さんの「ザ大衆食」にちょど「八丈島のくさや」という記事が出ましたので、こちらもどうぞ。)
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コメント
濱田様、ご無沙汰しています。
くさやのレポートに言及いただき、恐縮です。雑な人間なもので、メモが散逸し詳しいレポートができないのですが、ま、あの臭そうな写真だけでもご覧いただけたらというところでして。
しかし、見た目も悪く臭いもひどいものはウマイ、というのは、くさやの場合は当りのようですね。
これからもよろしくお願い致します。
投稿: エンテツ | 2005.06.24 00:29
>エンテツさま
ザ大衆食、いつも楽しみに拝見してます。
ちょうどこれを書いてたときに、ザ大衆食にも「八丈島のくさや」の話が登場したのでビックリするやらうれしいやら。すぐにリンクさせていただいた次第です。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
投稿: 浜田信郎 | 2005.06.25 14:48