鶏のレバーはトロリンと … 焼鳥「末広(すえひろ)」(横浜・桜木町)
「先日の立石オフ会のお返しとなる横浜迎撃オフ会の打ち合わせをG.Aさんとやる予定なんですが、よろしければ一緒にどうですか」。そんな伊東さんのおさそいを受けて、胸をはずませながら一次会の店、野毛の「末広」へと出かけていきます。
- G.Aさん:「Gaily Amaha の 未熟な舌 過敏な腸」の作者の方。このサイトの一部分として人気の「至高のはらわた」や、毎日更新の「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記」、ブログの「不言実食/逝くまで何軒食えるやら」などがある。
- 伊東さん:「伊東さんと行く横浜酒場紀行」(横浜駅周辺編、西横浜編、元町編、中華街編、保土ヶ谷編、横濱バー編)で、横浜の酒場をいろいろと教えていただいている師匠。
仕事がちょっと長引いたため「末広」に着いたのは午後7時半前。さすが金曜日の夜で、外は雨模様なんですが傘をさして空席待ちをしている人たちがいるような状況です。大丈夫かなぁ。私も入れないんじゃないかなぁ。店内をのぞき込むと左手にあるカギ型カウンター(左右逆のL字)の一番手前角のところでG.Aさん、伊東さんが飲んでいます。「こんばんは。遅くなってすみません」。カウンターの奥の人たちがキュキュキュとつめてくれて、あっという間にひとり分の空席ができあがりました。外で待ってるグループ客のみなさんには申しわけないけどお先に失礼!
まずはおふたりが飲んでいたビール(キリンラガー)をついでもらって乾杯です。
「ここはまず刺身がうまいんですよ。すみません、刺身1人前追加お願いします」と伊東さんがカウンター内の店主に注文してくれますが、「刺身は売り切れました」という返事。残念! 「じゃ、これを食べてください」と、おふたりがつっついていた刺身のお皿をこっちに寄せてくれます。鶏肉(ささ身かなぁ?)の刺身と、鶏レバーの刺身が盛り合わされているのですが、特にそのレバーのうまそうなこと。豚や牛などのようにピリッとエッジが立った感じではなくて、全体がトロリンととろけそう。これはうまいですねぇ。
それにしても、ここはお客がひっきりなし。カウンター席もその後ろに並ぶテーブル席も人でいっぱいです。
焼き物は2本で1人前。G.Aさんの「なにしろモツがうまいですよ」というおすすめにしたがい、モツと皮、ナンコツを焼いてもらいます。モツはレバーっぽい食感の部位と、もうちょっとプリッとした食感の部位がけっこうびっしりという感じでならんでいて、自慢のタレとの相性も抜群です。「先にレバーもいただいたんですけどね。これもまたいいですよ」と伊東さんとG.Aさんとが大絶賛。なるほどねぇ。だからこそこうやっていつも満席なんですね。
この席からは焼き台の様子がよく見える。炭火焼かと思いきや、さにあらず。焼き手は女性で、横に置かれたタレがいかにも年代ものっぽい感じ。このタレがうまいんですね!
カウンターの上にある特製味噌をつけて食べるのがまたいいのだそうです。味噌にすりおろしたニンニクや生姜、七味唐辛子などを混ぜ、鶏がらスープと酒で煮つめたものなのだそうで、実に深い味わいです。この味噌は、店によって少しずつ味が違うものの、横浜の焼き鳥屋では定番のようで、どのお店に行ってもたいてい置いているのです。
この近くの焼き鳥「若竹(わかたけ)」(「三陽」のすぐとなり。「福田フライ」の向かい)も人気のお店。野毛地区には他にもいい焼き鳥屋がたくさんあるようです。他の店にも行ってみないといけないですね。
横浜迎撃オフの骨子も決まって店を出ます。まだまだ野毛の夜は続くよ!
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