六本木にも! … 居酒屋「三州屋(さんしゅうや)」(六本木)
「六本木にも三州屋を発見。大きな扉を開けて店内に入ると、右手にはテーブル席20数席、左手には16人分くらいの小上がりの座敷。そしてそして、客同志が向かい合わせになるカウンターが店の真ん中に、ドーンとあるのです。ちょっとめずらしいレイアウトではないでしょうか。しかも、このカウンター、足元にしきりがないので、うっかりすると対面に座ってる人の足をけっとばしそうです」。呑んだフルさんのこんな書き込みが「居酒屋紀行掲示板」に書き込まれたのは、もう数年前の話になります。
「三州屋」といえば、メディアへの登場回数の多さでは銀座。そのほかに酔客の多い新橋や神田、さらには飯田橋、蒲田、八重洲などにも同名の店が並んでいるのですが、六本木にも「三州屋」があろうとは。これはぜひ行ってみなければ! と思いつつも、なかなか六本木界隈に出かける機会がなくて、今まで来てしまったのでした。(「三州屋」の各店舗情報についてはこちらをどうぞ。)
今日はラッキーなことにその六本木界隈での仕事。何人かの飲み仲間と集結して、かねてから懸案の「六本木三州屋」へと向かいます。
まわりはおしゃれな街、六本木。行き交うおねえさんたちもツンとすました都会の雰囲気。界隈に各国の大使館なども多くて、外国人も多い町。こんなところに本当にあるのか「三州屋」。
六本木交差点から芋洗い坂を降りて、この角を曲がるのかな? うわぁーっ。あったぁーっ。これはまぎれもなく「三州屋」だ。
はためく白い大きなのれんをかき分けて店内に入ると、フルさんの書いてあるとおり、両側向かい合わせになった直線カウンターが店の中央をずどーんと貫いています。両側向かい合わせとはいえ、真ん中が一段高くなっており、明らかに右は右側、左は左側と明確な区別があります。その直線カウンターに仕切られるように右にテーブル席、左に座敷席と両側に展開した店内。一番奥側が厨房スペースになっているようです。
我われ6人は左側、座敷席のテーブルを囲みます。
参集したのは、我われの仲間うちではこの店の第一発見者(?)でもあり、最近、ソーシャル・ネットワーキングサイト「mixi(ミクシィ)」で活躍中のフルさんと、同じく「mixi」のノンベェさん、そしてブログ界(?)からは「深川的日常」のTakahashi-iさん、「帰り道は、匍匐ぜんしん」のここっとさん、それに「書くのは苦手だけど飲むのは好き」というH氏と私の6人です。
まずはビール(サッポロラガー、大瓶)をもらって乾杯です。お通しは小鉢にたっぷりのシラスおろし。これだけでしばらくはいけそうですが、せっかくの「三州屋」なので、ぜひ「とり豆腐」(500円)は押さえておきましょうね。ひとりに1つずつお願いします。
「とり豆腐」は、言ってみれば鶏の水炊きを丼鉢に盛ったものです。それぞれの「三州屋」はチェーン店ではなくて、のれん分けで増えていったらしいのですが、なぜかこの「とり豆腐」はどの店にもあっておいしいのです。内容は店によって微妙に違っていて、透明なスープもあれば、白濁したスープもあり。春菊が入っている店もあれば、ネギだけの店もある。もちろん「とり豆腐」という名のとおり、鶏肉と豆腐は必ず入っています。
さぁ、来ました「とり豆腐」。この店のはやや白濁したスープに、たっぷりの刻みネギです。いっしょに出される小鉢の醤油(つけダレ?)につけていただくのですが、この小鉢の中身を全部丼に入れてしまって食べる人もいらっしゃいます。どっちもそれぞれおいしくて、好みに応じてってとこでしょうか。
このあと、金宮焼酎をボトルでもらい、それぞれ炭酸割り(チューハイ)や水割りで。つまみのほうも「どじょう丸煮」(620円)や「たらこ」などを追加し、ますます呑んべモードに。こうなるともう六本木にいることは忘れちゃいますね。正しき大衆酒場の世界です。
6時半から9時過ぎまでたっぷりと楽しんで、お勘定は6人で1万5千円(ひとり2,500円ずつ)ほど。まさに『六本木にも「三州屋」あり』を再認識した夜でした!
(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
・店情報
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