松山に帰省 … 大衆食堂「つるかめ」(新宿)
日曜日。ちょうど「よじあき」(開店時刻の4時に「秋元屋」)されていた寄り道さんと「今日の夜行バスで帰省する予定です」なんて携帯メールのやりとりをしていたところ、「じゃ、出発まで新宿で飲みましょうか」と新宿まで出てきてくれることになりました。
夜行バスの出発時刻は午後7時過ぎ。ちょうど12時間で松山に到着します。個人的に寝てる間に旅をするというのが距離感を感じなくて好きなので、昔から夜行寝台列車などを使うことが多いのです。夜行バスの場合、費用が安いというのも大きいですよね。その分呑み代が増えますから。(笑)
新宿・思い出横丁の中にある大衆食堂「つるかめ」に到着すると、すでに寄り道さんはいらっしゃっていて、サッポロ黒ラベル大瓶(600円)を飲みながら、フラメンキン(牛肉のガーリック味天ぷら、400円)をつっついています。
「わざわざ出てきていただいて、すみません」とあいさつしながら寄り道さんのとなりへ。私も同じくビール(サッポロ黒ラベル大瓶、600円)をもらって、つまみには「ソイのあたま」(400円)を注文します。
ここ「つるかめ」では、「ソイ丼」(500円)という丼が名物。“ソイ(soy = 大豆)”という名前のとおり、大豆とひき肉のカレー煮に、ちょっと厚めに切ったハムと一緒にごはんの上に乗せたものが名物「ソイ丼」なのです。そして、私がたのんだ「ソイのあたま」は、その上に乗ってる具の部分だけをつまみでもらうというものなのです。牛丼と牛皿の関係のようなもんですね。
「はい。ソイ・ヘッドひとつね!」と店の人は符丁で通します。「ソイのあたま」というメニュー上の名前よりも、符丁の「ソイ・ヘッド」のほうがかっこいいですよね。「ソイのあたま」は銀色の楕円皿に盛られて、たっぷりと出てきます。
この「フラメンキン」や「ソイのあたま」の400円という単価は、この店のつまみの中では高いほうの部類に入ります。「思い出横丁」はすっかり観光地化していて、新宿の中にあってもけっこう単価が高いお店が多いのですが、その中にあってここ「つるかめ」は非常に良心的な価格設定のお店なのです。
ビールがなくなったところで、チューハイ(350円)をそれぞれ1杯ずつ。古くから続くこの店の焼酎は、もちろん金宮(キンミヤ)焼酎です。
どうもごちそうさま。お勘定はひとり1,350円ずつでした。
寄り道さんが高速バスの乗り場で見送ってくれる中、松山に向けて出発。すごくお忙しいそうな中でやっとお休みだった日曜日なのに、お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。>寄り道さん
バスは中央高速を西へと向かい、双葉SAで一休み。ここで夏のほうとう(冷しほうとう)と言われる「おざら」(450円)をいただいて、軽く寝る前の腹ごしらえ。後は高速バスで一気に四国へ。目が覚めるともう松山です。朝ごはんは松山駅構内にあるじゃこ天実演販売とうどんの「かけはし」(前回)で「じゃこ天うどん」(390円)をいただきました。一晩の間に、山梨の冷しほうとうから、四国のじゃこ天うどんへと変わるところが夜行便のおもしろいところですね。
おざら / じゃこ天うどん / 生家の窓から見える瀬戸内海
台風接近中の東京地方も気になるものの、私はしばらく四国でのんびりしよう!
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