宝酒造から壜入りチューハイ
「ちょっとお土産を持ってきたんだけど、みんなで飲んでみようか」。酒場詩人・吉田類(よしだ るい)さんが、手提げ袋の中からなにやら取り出します。んー。なんだぁ、これは。小さいビンが3本。「宝酒造から9月20日に発売になる瓶入りのチューハイなんだけど、今日、『散歩の達人』編集部にお試し版が来たんで、もってきたんですよ」と類さん。
瓶入りのチューハイは、1本ずつ種類が違っていて、1本がチューハイの原点と言われる「焼酎ハイボール」の味わいを追求したという「クラシック」。そしてそれをシリーズ展開した「レモン」と「グレープフルーツ」です。
吉田類さん / 新製品 / 栓抜き
発売からしばらくの間は、もれなくオリジナル栓抜きももらえるのだそうです。そのオリジナル栓抜きでさっそく3本の栓を抜いて味見会です。
瓶の容量は280ml。チューハイ用のグラスに入れてちょうど1杯になる分量です。
うーん。レモンはちょっと甘いなぁ。グレープフルーツはなかなかいいですねぇ。でも一番いいのはクラシック。これはみんなが一致した見解でした。ただ、アルコール度数が6%というのはいかにも度数が低すぎる。ビールに毛がはえたくらいですもんね。
「そうでしょう。このクラシックに焼酎を足して飲むというのがいいんじゃないかと思ってね。それを『散歩の達人』にも書こうかと思ってるんですよ」と類さん。
先ほどのレモンの甘さと考えあわせると、おっさんたちがガッツリと酔うために飲むというよりも、ビール代わりに軽く飲むというあたりをコンセプトに開発されてるんでしょうね。
宝酒造のホームページ内のニュースリリースにも、この瓶入りチューハイのことが書かれてるんですが、その中に「焼酎ハイボール」の説明があって、これがおもしろいので、そのまま引用しますね。
※ 焼酎ハイボール
昭和20年代後半に東京・下町の大衆酒場で、「焼酎+炭酸+店独自のエキス」で作られた「焼酎ハイボール」が誕生し、50年経った今でも同地域を中心に飲みつがれています。現在の「焼酎+炭酸+果汁」で作られるチューハイは、この「焼酎ハイボール」を起源としており、チューハイという言葉自体も「焼酎ハイボール」を語源としていると言われています。
「このことを書いた『散歩の達人』が出るのは1ヶ月くらい先だから、先にネットに書いてみてよ」と類さん。じゃ、ちょっと書いてみます。 …と、そんなわけで、急にこの記事ができている次第です。(笑)
・「帰り道は、匍匐ぜんしん!」
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