つまみもうまい … ビアホール「ビアライゼ98」(新橋)
「ここのビールを飲むと、これまでのビール観が180度変わる」とまで言われた伝説のビアホール「灘コロンビア」。その「灘コロンビア」で17年間修業をし、今は亡き注ぎ師匠直伝の技を引き継いだ松尾光平氏が平成5(1998)年に独立して開店したお店が新橋の「ビアライゼ98」です。今日はその店でビールを楽しもうと、飲み仲間4人と集結。
まずはやっぱり普通の生ビール(アサヒ樽生、580円)で乾杯でしょう。
なぜ「ビアライゼ98」のビールが飲みやすいのか。それは炭酸ガスの抜き方の適切さなのだそうです。注ぐときに炭酸ガスを抜くことによって泡を立てるのですが、あまり抜きすぎて泡を立てすぎると気が抜けてしまう。あまり泡を立てないでビールの中に炭酸ガスを残してしまうと飲みにくくなってしまう。このバランスをうまくとっていくことがおいしさの秘訣なのだとか。しかし、このやり方をするためには、二度注ぎ(一杯になった泡を一度切ってから、さらに注ぐ)が必要なのだそうで、ビールが出てくるのには少し時間がかかります。
つまみです。この店の名物である「コロッケ」(530円)と「メンチカツ」(700円)はまず押さえておかなきゃね。コロッケはごくごく普通のポテトコロッケなのですが、まるでクリームコロッケのようにトロッととろけます。横にポテトサラダが添えられてるのもいいですねぇ。メンチカツにはデミグラスソースがたっぷりとかかっていて、まるでハンバーグのよう。ザクッと切って口に含むと濃厚な味わいが広がります。おぉ。ビール、ビール。
次々とビールもおかわり。つまみは「フィッシュ&チップス」(740円)と「ニラ玉オムレツ」(580円)ももらいましょうね。チップスは揚げたて。自家製なんですね!
コロッケ / メンチカツ / フィッシュ&チップス
普通のビールも4人で10杯ほど飲むと飽きてきてスタウト(720円)をもらったり、バスペールエール(840円)や地ビール(690円)をもらったり。「ラムの煮込み」(840円)もいいですねぇ。
ニラ玉オムレツ / スタウト / ラム煮込み
店内はずぅーっと満席で、我われも2時間経過したところで終了です。各種ビールを取り混ぜて4人で16杯に前述のつまみの数々で、今日は4人で13,720円(ひとりあたり3,430円)でした。
(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
・店情報
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コメント
期待に胸膨らませ、早くから予約をし楽しみに行ってきましたが・・・
少なくとも私は、伝説の職人さんの注ぐすばらしいビールを味わうことは出来ませんでした。
それどころか、残念ながらあまりにひどい、ありえない店でした、とお伝えせざるを得ません。
客に思い切り舌打ちする店員、何度呼んでも注文も取りに来ない、やっと来てもちょっと待ってくださいの連発。一体いつまで待ったら良いのか?という完全な放置プレイが延々と続き、10年以上ぶりで集まった仲間との楽しくなるはずの会が、盛り上がるどころか、文句と怒りだけの最悪の会となってしまいました。
やっと運ばれたビールも、泡を思い切りこぼしながら持ってくるし、雑に置くので、肝心な泡はずいぶん減ってしまっていて・・・。
料理の配膳も雑で、料理をテーブルにこぼす始末。
結局、1時間半いて、泡のしぼんだビールを2杯しか飲めませんでした。
うまいものをうまい状態で供する気持ち、客を喜ばそうとしう思いがわずかでもあれば・・・。
最高の技術を持った職人さんだとしても、集まった客を楽しませることが出来ないのであれば、お金を取る資格はないと思います。
客を見ず、ひたすらビールを注いでいるだけであれば、単なる技術自慢に過ぎず、それは職人のエゴでしかありません。
美味しいとかまずいとか以前の、明らかに素人以下のお店でした。
伝説の職人さんですか・・・伝説は伝説のまま、楽しみに取っておけば良かった、行くべきではなかった、と後悔しています。
投稿: フランソワ | 2009.05.30 15:16