花火の日に牛煮込み … 大衆酒場「岸田屋(きしだや)」(月島)
土曜日なのに、さらに言えばお盆なのに仕事で幕張方面。せっかくここまで来たから、帰りは月島あたりで飲んで帰ろうと、駅を降りてみると人の山、山、山、……。なんと今日は東京湾花火大会の日だったんですね。やられたぁ。
先に着いてるはずのにっきーさん、ここっとさんに確認のメールを入れてみると、すでに目的の「岸田屋」に到着しているとのこと。「3人分の席を確保してるので早く来てください」ってことで、人ごみをよけつつ月島商店街を進みます。たくさんあるもんじゃ屋の前は、どこも行列。人気があるなぁ。
「岸田屋」に到着したのは午後6時半。ここも表に2~3人待っている状態です。その横をすり抜けて、ガラリと店内へ。店内は「コ」の字型のカウンターに加えて、右手の壁に作りつけのサブカウンターがあり、先発隊のふたりはそのサブカウンターの一番奥で飲んでます。「ごめん、ごめん。お待たせぇ」と、確保してくれていたイスに腰をおろすと、さっそくサッとビール(キリン一番絞り、大ビン)をついでくれます。「カンパーイ!」。プハーッと飲むこの1杯が幸せですよねぇ。
目の前にはすでに肉豆腐(650円)と辛子明太子が出ていて、私が到着すると同時に、にっきーさんが店のおねえさんに、この店の名物、牛煮込み(450円)を注文してくれます。
さっそく目の前にあった肉豆腐をつっつくと、これがまたいかにも東京下町風の濃い、甘みの強い味つけでいいつまみ。にっきーさんいわく、「翌日のすき焼きのような味ですよね」。ほんとほんと。煮汁の染み込み具合がいいですよね。ごはんにのせてもうまいかも!
ビールやレモンサワーを注文すると、持ってきてくれた女将さんが「せまくてすみません」と笑顔を見せてくれます。とても忙しそうなのに、母娘(おやこ)でニコニコと気持ちのいい応対に、心もなごみますねぇ。
牛煮込みはさすがに東京三大煮込みとも四大煮込みとも言われるほどの定番の味。昔はもっと油っこくて、こってりしていたようにも思いますが、今のほうがすっきりとしていて女性にも人気がありそうです。いろんな部位が入っているのがここの煮込みの特徴なんですよね。
肉豆腐(食べかけ) / 辛子明太子(食べかけ) / 牛煮込み
午後8時までの1時間半を楽しんで、3人で5,900円(ひとりあたり2,000円弱)でした。
(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
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コメント
岸田屋大好き人間のkiyoさんでーす。岸田屋には25年近く通っています。平均しますと、月に3回ほどですのでまだ1000回は通ってないことになりますね。悩みは誰を連れて行っても喜ばれることでして、その輪がだんだん広がり、入り辛くなっていることでしょうか?でも、皆に美味しいといわれると至極の瞬間を迎えてしまうのです。なぜこんなに長く通っているのだろうを、総合的に判断しますと、まず料理が丁寧で味付けがよい、女将さん義理の妹さん娘さんをはじめ皆さんの感じが良い、お店の内装がレトロ(特に努力はしてないようですが)、お客さまが皆さん楽しく飲食をされていて、楽しくない会話が少ない、長年通っている常連が常連ぶらない、いかにお金を持っていようと会社で偉くても同一条件で並ばないと入れない。まだまだ沢山ありますが続きは、お店でお会いしたときに小出しにさせて頂きます。
投稿: 田中清文 | 2008.04.14 13:17