ウツボやぶれて鯨鍋 … 土佐料理「そのまんま」(新橋)
先日、吉田類さんと飲んでたときに「新橋に土佐料理のうまい店があるんだよ。ウツボのしゃぶしゃぶが最高だねぇ」という話があり、さっそくその土佐料理屋「そのまんま」に呑んべたち7人(吉田類さん、伊東@横浜さん、呑んだフルさん、にっきーさん、くまさん、ここっとさん、私)が集結です。
まずは生ビール(中ジョッキ、650円)をいただきながら、メジカ(ソウダカツオ)を焼いたものからスタートです。メジカには、すだちを絞って、その皮もちょいとすりかけていただきます。貝はサザエとチャンバラの2種。チャンバラは食べ終わったときに残る貝のフタが刀の形に似てるからそう呼ばれるのだそうです。あぶりものは太刀魚の干物と目刺し。卓の中央についている炭火で、ちょっと炙る程度でいただきます。
メジカ / サザエとチャンバラ / 太刀魚と目刺し
さらにはカツオのハラス。これは生から焼いていきますが、火が通るとプクンと膨らんでくる身がとってもおいしそうです。
そこへ出てきたのが、土佐料理の代表格「カツオのたたき」! 皮ごと焼いて大きくスライス。ミョウガ、ニンニク、タマネギがたっぷりと、カツオの身がまったく見えないくらいに盛られてるのが本場ならでは。これはうまいっ!
カツオのハラス / カツオのたたき / 「桂月」
カツオのたたきが出てきたタイミングで日本酒に切り替えます。類さんおすすめの土佐の酒「桂月(けいげつ)」を一升瓶で。売価5,500円のところ、女将さんが「類ちゃんの紹介の人たちだから、これはサービスだ。お礼は類ちゃんに言って」といただいてしまいました。ありがとうございます。このお酒がまた、土佐のお酒には珍しくあっさり系で、進むこと進むこと。
そして本日のメイン、鯨鍋の登場です。実は今日はウツボ料理を食べようという企画だったのですが、昨夜関東地方を通過した台風11号の影響で、高知県地方も漁ができなかったそうなのです。
鯨のうねす / 野菜 / 鯨鍋
しかし、急きょ変更となったこの鯨鍋のうまいこと! 酒の進むこと!
店内はテーブル席のみで、小上がりの席は人数に応じていろんな組み合わせにできるようです。ハチキンの女将さんはバリバリの土佐弁。
メニューの下のほうには「お断りの儀」なんてのがあって、「料理の遅い時はお酒だけ飲みよって下さい。」「店のやり方に文句は言わんとって下さい。」「つけはせんとって下さい。」「当店の気に入らん人は出て行ってもらいます。」「いつも笑顔で楽しいお酒の席にして下さい。」と書かれています。(笑)
午後7時からはじまった宴席は、午後10時過ぎまでたっぷりと3時間続きました。お勘定は7人で63,000円(ひとり9,000円)と値段もそれなりに高かったです。
(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
・店情報
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