シメは“鯛めん” … 立ち飲み「徳多和良(とくだわら)」(北千住)
田端を出て、タクシー3台に分乗して北千住へ。向かうは立ち飲みの名店、割烹くずしの「徳多和良」です。ネットや雑誌等々に登場する頻度も高いこのお店、行ってみたい、行ってみたいと思いつつ、実際に行くのは今日がはじめて。楽しみだなぁ。田端~北千住間は意外に近くてタクシー代も1,800円ほど。
店内は左手が直線の立ち飲みカウンター、右手は長方形の立ち飲みテーブルが2卓、店の奥に向かって並んでいます。カウンターには先客がずらりと並んでいて、我われは右手のテーブル席2つをぐるりと囲みます。
まず飲み物ですね。ビール、日本酒、芋焼酎、サワー類とずらりとならんだドリンクメニューは315円均一。これはうれしいですねぇ。「抹茶(まっちゃ)割りがおすすめですよー」という声にしたがって、私も抹茶割り(315円)をいただきます。焼酎は下町スタンダード「金宮(キンミヤ)」です。
そしてつまみ。黒板にずらりと手書きされた品々はほとんどの品が315円。左下の方に何品か420円もの、525円もの、そして1品(かぶと蒸し)のみが630円です。驚くべきはその内容。なんと315円でありながらモドリカツオの刺身や、タイの松皮造りなどの刺身類、アジのさんが焼きや白魚のかき揚げ、穴子天ぷらなどの品々が並んでるのです。なるほど。これを称して「割烹くずし」なのか。どれもうまそぉ。
幹事役の祝(いわい)さんが、まとめてチャカチャカっと注文してくれて、まず目の前に出てきたのは「万願寺唐辛子(まんがんじ・とうがらし)」(315円)です。以前、舞鶴(まいづる)に出張したときに食べたなぁ。真っ赤で大きな唐辛子は、実は全然辛くないんですが、何本かに1本、「あたりっ!」ていう辛さのものがあったりするそうなのです。焼きたての万願寺唐辛子もさることながら、横に添えられてる味噌がうまいなぁ。これだけでお酒が飲めちゃいます。
続いて出てきたお椀は「ハモ煮物椀」(420円)です。骨切りされたハモの身がぽってりと浮いたお椀。汁がうまぁーっ。
万願寺唐辛子 / ハモ煮物椀 / イワシ生姜煮
さらには「イワシ生姜煮」(315円)、「タイ松皮造り」(315円)、「白魚玉子豆腐(しらうお・たまごどうふ)」(315円)と続きます。どれも315円には思えないよなぁ。人気があるのもわかります。そして「国産シシャモ」(315円)、「アジさんが焼き」(315円)、「シメサバ」(315円)。シメサバの断面の美しいことといったら!
タイ松皮造り / 白魚玉子豆腐 / 国産シシャモ
アジさんが焼き / シメサバ / タイめん
シメはjirochoさん絶賛の「タイめん」(525円)。店に入ったときから「最後は絶対タイめん食べるから、とっといてね」と店主にお願いしていた一品です。なにしろお出汁がうまいのに加えて、タイのアラもたっぷりと入って、しかも紅葉オロシのピリッと感がよく効いて進む進む。これ、つまみにもなりますねぇ。
午後10時前に入店し、午後11時過ぎまでたっぷりとたっぷりといただいて、会費はひとり2千円ずつ。信じられない低価格です。ぜったいまた来ようっと!
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