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お粥もさることながら … 中華料理「謝甜記(しゃてんき)」(横浜・元町中華街)

横浜の酒場通・伊東さんに連れられて、またまた横浜中華街にやってきました。伊東さんと言えば、だれも知らない隠れた名店に連れて行ってくれることで有名(?)なのですが、今日はなんと中華街の有名な行列店、「謝甜記」です。

伊東さんは「こんばんは」といかにもなれた風情でお店に入り、例によってメニューもなにも見ないで「ビールと海老シュウマイね。シュウマイは4個でいい」と店のおにいさんに注文し、顔をこちらに向けて「もちろんモツも食べますよね?」と確認してくれます。「はい。いただきます」と答えると、「それとモツ野菜炒めと鶏の唐揚げね。あと、カキ炒めも!」と一気に注文です。

ビールは中華街らしいラベルのサントリーモルツの中瓶(525円)。「えびシュウマイ(鮮蝦焼売)」(4ヶ、347円)(ちなみに8ヶは683円)はすぐに出てきます。

「モツ野菜炒め(時菜炒牛肚)」(1,418円)は、漢字表記を見るとわかるとおり牛の胃袋、それも第2胃袋のハチノスを青菜と一緒に炒めた料理です。この店は中華粥で有名なのですが、モツ炒めもうまいなぁ。

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瓶ビール / えびシュウマイ / モツ野菜炒め

店は1階がテーブル席、2階は宴会用の席になっているのだそうです。その2階から、この店の女将さんであるアイ子ママが降りてきて、伊東さんととっても親しげに言葉を交わしています。なんでも、伊東さんが若いころに、アイ子ママの自転車の後ろに乗せてもらって、この界隈で遊んだりしていたのだそうです。さすが伊東さん。こんな「超」が付くくらいの有名店でも、大常連さんなんですね。

続いて出てきたのは、これも伊東さんおすすめの一品、「梅みそ付き とりの唐揚げ(梅醤炸花鶏)」(1,260円)です。なにしろ特徴的なのは「梅みそ」。言葉だけからはねっとりとした味噌状のものを想像してしまいますが、これがなんと液体。小皿に「梅みそ」を取ろうとすると、「そうではなくて、梅みその小鉢の上に唐揚げを持っていって、そこに梅みそをかけるのがいいんですよ」と伊東さん。なるほど。こうするとたっぷりと「梅みそ」をかけても、流れ落ちた分はまた小鉢に戻るのでムダがないですね。この「梅みそ」によって、ちょっと甘酸っぱくなるのがいいですねぇ。

「ネギとカキの炒め(姜葱炒鮮蛎)」(1,575円)は、冬場だけの季節もの。トロリととろみがついた大皿にはカキがたっぷり。アツツッと口に含むと、フルフルのカキの食感。んーーーー、カキの中華風もいいっ!! 「熱い間に食べなきゃ」なんて言いながら、パクパクと何個もいただいてしまいました。

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梅みそ付き とりの唐揚げ / ネギとカキの炒め / さしみ(魚片)

最後は満を持しての「三鮮ガユ(三鮮粥)」(788円)です。「刺身もつけてねー」と注文する伊東さんに、まずその「さしみ(魚片)」(210円)から登場です。これは白身魚の刺身なのですが、お粥のトッピングなんだそうです。

そして「三鮮粥」が出てきました。この店の中華粥は鶏や干貝柱、乾燥カキなどからていねいにとったダシで炊いてあるのだそうです。出てきたての熱々のうちに、伊東さんが先ほどの「さしみ」をほり込んでグリグリとかき混ぜます。すると「さしみ」の表面がさっと白くなっていきます。「はい。できたよー」という言葉を受けて、小鉢に取り分けていただくお粥のうまいこと。「三鮮粥」というのは海鮮粥のことで、サザエ、イカ、白身魚の3種の具が入ってるから「三鮮」というようです。

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三鮮粥 / グリグリっとかき混ぜて / 出来上がり!

金曜日、午後7時半からちょうど1時間の滞在は、4人で7,698円(ひとりあたり1,200円弱)でした。人気のお粥は、さすがにおいしかったです。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月25日(金)の記録》

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