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最後はネギ鍋!? … どじょう「駒形どぜう(こまがたどじょう)渋谷店」(渋谷)

泥鰌(どじょう)の旬は夏。その時期になると体内にたっぷりと卵を抱いて、身もぷっくりと実においしそうになるのです。毎年大体夏場をねらって泥鰌鍋をいただいていたのですが、今年は出かける機会がありませんでした。

しかし、こう寒くなってくると、今度は純粋に燗酒のつまみにあったかい泥鰌鍋をつっつきたくなってきますよね。そんなわけで今日は「駒形どぜう渋谷店」です。泥鰌鍋というと有名なのは浅草の「駒形どぜう」と「飯田屋」のほか、深川・高橋(たかばし)の「伊せ喜」、両国の「桔梗屋(ききょうや)」と、下町エリアに集まっていて、東京西部地区ではここ「駒形どぜう渋谷店」が唯一といっていいくらいの泥鰌屋さんなのです。

最初はまずはビール(スーパードライ、中ビン、580円)をもらって「どぜう鍋」(1,400円)を注文します。すぐに出されるお通し(280円)は野菜の煮物の小鉢。待つこともなく「どぜう鍋」も出てきました。横には刻みネギがたっぷりと入った四角い箱の薬味入れが置かれます。「どぜう鍋」の泥鰌はすでに下ごしらえが終わっているので、ネギをたっぷりとのせて、あったまったらもう食べられるのです。

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ビールとお通し / どぜう鍋 / 薬味入れ

同じ「駒形どぜう」でも、浅草店のほうは炭火が使われていますが、ここ渋谷店はガスの火。江戸風情ということでは炭火のほうに軍配が上がるのでしょうが、割り下が煮立ってからの火力調整という面では、調整可能なガスの火のほうがいいように思います。トロトロと小さい火で煮ながらチビリチビリと楽しめますもんね。

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ネギをのせてできあがり / 燗酒 / 柳川鍋

「どぜう鍋」が食べごろになったところで、燗酒(伏見「ふり袖」本醸造、550円)もいただきます。

渋谷店は若干の改装を加えて、以前は座敷席だった2階もすべてテーブル席になったのだそうです。1階もすべてテーブル席ながら、2人がけ、4人がけと何タイプかのテーブル席があって、グループのお客さんのみならず、ひとりで鍋をつっついているお客さんも多いのです。

続いては「柳川」(1,200円)をいただきます。先ほどの「どぜう鍋」は、泥鰌を丸ごと並べた、いわゆる「丸鍋」のスタイルで自分で火を通しながらいただきますが、「柳川」は割いて開いた泥鰌を並べたものをゴボウとともに割り下で煮て、最後に玉子でとじたもので、調理場で完成させてから出てくるのです。泥鰌とゴボウ、さらには玉子の組み合わせは非常に良くて、もし泥鰌嫌いの人であったとしても、「柳川」ならばぜったい大丈夫なのではないでしょうか。

おなかもけっこう落ち着いたところで「どぜう唐揚げ」(650円)と「どぜうくりから揚げ」(330円)を注文。「どぜう唐揚げ」のほうは文字通り小さい泥鰌を丸ごと唐揚げにしたもの、「くりから揚げ」のほうは泥鰌の中骨の唐揚げです。おそらく「どぜうさき鍋」(1,400円)や、先ほどの「柳川」なんかで使う開いた泥鰌の中骨を利用しているから値段も安いんでしょうね。これがまたビールにぴったりのつまみになるのです。

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どぜう唐揚げ / くりから / ネギ鍋!?

極めつきは「ネギ鍋!?」。こんなメニューはないのですが、「どぜう鍋」の泥鰌が減ってきたところで、ネギと割り下をたっぷりと追加していきます。終わりのほうになるにつれて、ネギの割合がどんどん増えてきて、最後には「ネギ鍋」状態になってしまうのでした。

2時間強の滞在は、ふたりで7,590円(ひとりあたり3,800円程度)でした。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月25日(火)の記録》

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コメント

一人でも行きたくなるどじよう鍋
2月3日夕渋谷店に年寄の与太郎が
うかがいますのでサービスをして下さい。
お願いいたします。

投稿: 森本国昭 | 2007.02.03 14:31

一人でも食べたいどじよう鍋
2月3日夕方年寄の与太郎5名で
渋谷店に伺いますので
宜しくお願いいたします。

投稿: 森本国昭 | 2007.02.03 14:44

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受信: 2006.01.02 13:18

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