毛沢東もビックリ? … 中華料理「三陽(さんよう)」(横浜・桜木町)
野毛の「三陽」です。この店は「毛沢東もビックリの餃子」「周恩来も驚くラーメン」といった店頭の看板が強烈な印象のため、いかにも「怪しげな中華料理屋」って感じなのですが、野毛界隈では人気のお店の1軒で、店内はいつも満席状態。店の外で飲んでる人も多いのです。
ここに書くのはこれがはじめてですが、実はこの店は2度目の訪問。前回は店の外側に設けられた「ビアガーデン」と呼ばれている野外席で飲み食いしたのですが、今回は「ビアガーデン」には2組ほどのお客さんが陣取っており、「どうぞ店内へ」と店の中へと案内されました。よしっ、と店に入ってすぐのカウンターに座ろうかとしていると「おふたりさん、まん中のロイヤルボックスにどうぞ」。ぬわに。ロイヤルボックスぅ~。
店内は左手のカウンター席のほかに、右側壁沿いには壁にペッタリと作り付けの2人がけテーブル席が3つありロイヤルボックスと呼ばれてるようです。実際にそのテーブルに行ってみると、ちゃんと「ロイヤルボックス」という張り紙があるのがおもしろい。
さぁ座ろうとしているところへ、カウンターの中の店主から「おふたりさんで、ビール1本、餃子2人前にネギトリでいいっ?」と勢いよく声がかかります。普通はこの勢いに押されて「はいっ」と思わず応えてしまうところですが、さすがに今回は2度目なので「餃子は1人前でいいです」とやんわりと防御。
どうやらこのビール、餃子、ネギトリというのが、この店のおすすめのセットのようです。これでひとしきりいただいて最後にラーメンでしめるのが比較的定番のパターンみたいですね。
テーブル上にはすぐにビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、500円)と、お通しのバクダン(揚げたニンニクの甘味噌ダレ)が並びます。このバクダンがうまいんですよねぇ。
お通しのバクダンは個数が少なめ。あっという間になくなって、今度は正式メニューのバクダン(100円)を注文です。正式メニューの方も、お通しと同じ小皿で出されるものの、盛りがたっぷりで、個数も多いのです。
続いて出てきたのはネギトリ(600円)です。これは鶏の唐揚げに白髪ネギが添えられたもの。熱々の揚げたてをホフホフとほお張るとビールがすすむこと! 餃子(1人前7個で400円)は、店の看板にも「毛沢東もビックリの餃子」とうたわれている一品。ニンニクたっぷりで実に刺激的な味わいなのです。
ビールがなくなるとすぐに「ビールおかわりですか?」と次のビールが出てくる商売熱心さ。(笑)
カウンターの中からは「コラーゲンたっぷりの焼豚(チャーシュー)はどうですか?」と声がかかります。すぐ横のカウンター席に座っている男性3人組からも「ロイヤルボックスに座ったらチャーシューを食べなきゃね!」と笑顔で合いの手が入ります。そうそう。前回食べたチャーシューが本当にとろとろでおいしかったですからねぇ。
その3人組が食べてるネギっぽいのはなんでしょう? え? ミソ和えですか。カウンターの中にいる店のおにいさんから「ネギのヌタですね」と補足説明が入ります。じゃ、それをひとつお願いします。
カウンター席と、その背後のテーブル席は人ひとりが、身体を横にして、やっと通れるかどうかのせまさしかないので、すぐにうちとけちゃうんですねぇ。これもこの店のおもしろいところかも。
出てきたミソ和え(400円だったかな?)は、まさにイカとネギのヌタ。ネギがたっぷりと大きいので、食べごたえがありますねぇ。
やぁ。食べた食べた。お勘定をお願いすると「ちょっと待ってね。スープを出すから」と、ネギ入りのスープを出してくれました。飲んだ後にいただくスープは大好き。あぁ。このスープもいい味が出てますねぇ。きっとラーメンもうまいんだろうなぁ。
バクダン / ネギトリ / 最後にスープ
お勘定はふたりで3,200円(ひとりあたり1,600円)でした。どうもごちそうさま。
・店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)
| 固定リンク | 0
コメント